同僚のO氏は、いつも肌身離さず小さなバッグを持っている。
それもかなり年期の入った小汚いバックなのだ。
中味は何が入っているのか誰も知らない。
でも、大事そうにいつも持っている。
営業で外回りする時も必ず持って出る。
部署ではいつのまにか、そのバッグを『魔法のバッグ』と呼んでいる。
で、本日昼前。
ワタクシが外回りから帰ってきたらば、なにやら事務所がざわついていた。
何事かと思えば、外回り中にO氏のバッグが何者かに盗られたらしいのだ。
ちょっと車を離れた隙に、バッグを盗まれたらしいのだ。
同僚のK氏から事情を聞かされ、ワタクシ思わず。。
拙者:『あんな小汚いバッグなんで盗まれるねん。』
K氏:『シーッ!Oさん、そこに居てますがな!』
グエッ!居てるの知らんかった。。 
ムチャクチャ気まずい空気が流れたのだ。。
K氏:『Oさん、バッグに貴重品とか入ってましたんか?』
O氏:『そ・・そんなたいしたもんは入ってないけど。。』
K氏:『警察に届けた方が宜しいで。』
O氏:『・・・・・。』

夕方、会社に一本の電話が掛ってきたのだ。 
電話の主は、道端の側溝に捨てられていたO氏のバッグを拾ってくれた人からだった。
喜ぶO氏。
早速、お礼方々、K氏と二人で拾い主の所へ急行したO氏。  
30分程したら二人が帰ってきた。
小汚いバッグが一層汚い姿で戻ってきた。 
心配で残っていた営業部員たちの前で、初めて魔法のバッグの中味が公開されたのだ。
ドキドキ!
みんな興味津々。。
まず飲みさしのコーラ(1・5L)が出てきた。
(O氏はコーラ中毒らしい。。)
次に出て来たのが雑巾と間違えそうな薄汚れたタオル。
テッシュの代わりらしく、このタオルで鼻をかむらしい。
(O氏は慢性○炎らしい。。) おええっ
↑知らずにカピカピタオルを触ったK氏が悲鳴をあげてたよ。(笑)
最後に出て来たのは、名刺と薄皮あんぱん3個とエロ本2冊だった。
側溝に捨てた犯人の気持ちが、なんとなく解った気がした。(爆)
|