2007年08月25日(土)
子連れ狼「阿部怪異(頼母)」
「子連れ狼」第3シリーズの内、9話に渡って出演している公儀毒味口役、阿部頼母(たのも)。

凄過ぎるキャラ(俳優・金田龍之介氏)なので書いてみた。

公儀毒味口役とは、その名の通り、徳川将軍が食する前に毒が入っていないか、自分の舌で調べる要職である。

拝一刀親子を江戸入りさせてはならぬ!」と将軍から命ぜられた柳生烈堂だったが失敗し、後任には将軍直々に命ぜられた阿部頼母が担当する事に。
しかし、頼母は、拝一刀だけでなく、柳生烈堂をも毒殺して影の総帥を企むも、その野望は烈堂に勝てるはずもなく、逆に烈堂の策略で、命を落とすはめになる。

「ねんねん さいころ 毒屋の子 すり鉢持てこい 毒作ろ ねんねんころころ ねんころり」
「ねんねん さいころ 毒屋の子 毒を飲んだら ねんねしな 寝たら起きずに あの世まで」

「ひと塗り ふた塗り さんに塗り し塗りで天下はワシのもの」

毒薬作りに励む時は、自分の作った歌を口ずさむ。

阿部頼母の悪事を紹介〜(氷山の一角)
@川で水遊びしている大五郎1人を殺す為に、猛毒を流し、川の水を利用した多くの住民が死亡→失敗
Aマキビシに毒を塗り、寺の住職を羽交い締めで殺し、住職に変装して一刀親子を、毒とろろ汁で、殺そうとした→失敗
B一刀と烈堂がいない間に両方の刀に、毒を塗ったが、肝心な剣先に塗るのを忘れた→失敗
C両者の決戦場である、八丁河原を洪水で殺そうと試みたが、開ける水門が間違ってしまい、江戸の町を洪水させた→失敗

八丁河原の木の上で、「死ねー烈堂!死ねー一刀!」と声援を送るも、張り切り過ぎて、木から落ち、気絶し、一刀と烈堂に助けられ柳生の屋敷に連行、折りしも大五郎が破傷風になり、烈堂から「大五郎を治す薬を作れ」と脅され「訳がわからん!なぜ、虎と狼とワシがここにいるのか」と首を傾げていると「作れんと言うのか!」と烈堂に怒られ、作るはめに。
なぜ、ワシが解毒迄させられるのか・・・」と嘆く。

最後は江戸城内で、烈堂の毒殺を試みるも失敗に終わり、城内に忍ぶ柳生の草に烈堂が「御膳所(将軍の料理を作る所)に火を放て!」と命じ、火災
御膳所の責任者である、頼母に上意が下る(切腹の命令)

役人「ご上意である!」と御膳所で「切腹を命じる!」と読み上げるも頼母は、柳生烈堂がした事と、説明するも「見苦しいぞ!」とはね返される
烈堂からは「死ぬ時は、せめて武士らしく果てるがよい!」と言われた頼母は「嫌じゃーワシは武士ではない!死にたくない!こうなりゃ自分で切腹させられる前に、死んでやるわい!」と、薬と一緒に酒を飲んだが、すぐに吐き出し、酔っ払って寝てしまう。
その一部始終を天井から見ていた柳生の草は、「哀れ!毒も飲めぬとは・・・
夢では烈堂が背後から介錯する為に、刀を振り下ろす。

迎えの籠が到着、「お支度が整いました。いざ!」・・・切腹場へ。
末期の水でございます。2口で飲むのが作法!」
泣きながら水をこぼし、役人から「見苦しいぞ!阿部頼母!」と怒鳴られる。
遺言又は辞世の句あれば、承る・・」と言われ、うなだれ、泣きながら「毒屋の子」の歌を歌い始める頼母。
役人からは「哀れ!お支度を!」「さあ!お支度を!」

「うわぁ〜」
と暴れ出す頼母と、「取り押さえろ!」と役人が怒号し、代りに腹を一刺し。
「嫌だぁ死にたくはない!腹を切るのは真っ平だぁ」・・「斬れ!」。
頼母も負けず斬りかかる役人に対して、斬りかかって、役人が、どんどん死んで行く。
その頃、城内にいる一刀は、空の月を見上げ、烈堂は「怪異、見事果てたか?」と、正座のまま。

ほとんどの役人も死に、よつんばいになっていた頼母が見上げると、そこには元公儀介錯人「拝一刀」の姿があった。

頼母は「あんたの手で・・・あんたや烈堂より先に死ぬとは・・・」と自分の首を一刀の前に出して、介錯された

毒味口役、阿部頼母、どこか憎めない所もあったが、数奇な一生を終えた
「阿部怪異」出演が終わると、8月28日、子連れ狼、涙の最終回である。
2007-08-25 00:00 | 記事へ | コメント(4) | トラックバック(0) |
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2007年08月25日(土) 06:55 by みしゃん
おはようございま〜す

面白く読みました。
あまりに、失敗が多すぎて、
ちょっと、かたをもちたいくらいですが
イヤ、相当な悪だったんですよね。
2007年08月25日(土) 16:07 by Twinkle  コメント削除

おもしろかったです
なんとも間抜けな阿部頼母だったのですね。
悪役が、非道すぎて、殺伐とするドラマとは違い、
どこか、ほっとできます。

>烈堂から「大五郎を治す薬を作れ」と脅され
これもいいですね。
2007年08月26日(日) 18:22 by オオワシは舞い降りた
みしゃんさん こんばんは

悪さでは、時代劇一ではないでしょうか。
嘘をついても顔に出るので、烈堂に睨まれたり、一刀にじっと見られたら、顔をそむけていました。

二人のいない時は、ぼろかすです。
最高のキャラでした。
2007年08月26日(日) 18:31 by オオワシは舞い降りた
Twinkleさん こんばんは

大五郎の足の指に薬を塗って、見事直した時、一刀の前で「このガキ」と言ってしまい、すぐに「このお子」に言い直している場面が面白かったです。

実は、切腹前に頼母は城内で一刀に会ったのですが、「お助けを」と何度も懇願しましたが、何度も無視され、無理と思ったら、「出会え!」「出会え!城内に子連れ狼がいるぞー」と叫ぶと、「お気を確かに!」と側近に連れて行かれたんです。
最期まで、間抜けでした。
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