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2007年06月01日(金)
日本は機能不全のIWCから脱退し新機関の設立を!
IWC脱退も辞さず、新機関設立も…日本政府代表が示唆(読売新聞)

 米アンカレジで開かれていた国際捕鯨委員会(IWC)の年次総会は5月31日(日本時間6月1日)閉幕した。

 政府は、日本沿岸のミンククジラについて捕獲枠を求める提案を行っていたが、合意形成が難しいと判断して、自主的に取り下げた。

 日本政府代表の中前明・水産庁次長は総会で、「IWCは機能不全に陥っている。脱退や新機関の設立などの検討を開始せざるを得なくなる可能性がある」と指摘し、2009年の年次総会の開催都市に名乗りをあげていた横浜市の立候補も最終的に辞退した。

 日本が、IWCの年次総会で脱退を示唆する発言をしたのは初めて。水産庁では、具体的な計画があるわけではないとしており、発言については、「IWCが水産資源の持続的利用について考える契機にするための警告」(遠洋課)としている。

 日本は沿岸クジラの捕鯨枠の提案に加えて、捕鯨の文化や伝統などを認めるよう求める決議案を提出していたが、反対が相次いだため、採決する前に取り下げた。ただ、日本などが提案していた、IWCの正常化について話し合う会合については、来年6月のチリ・サンティアゴでの年次総会前に開催することで合意した。

 一方、総会は伝統的に捕鯨してきた地域住民に認めている「先住民生存捕鯨枠」の拡大をデンマークに認める決議を採択した。


 蕪蒸し専用圧搾機さんの記事によくまとまっていたコピペがあったので転載。

424 名前: 無党派さん [sage] 投稿日: 2007/06/01(金) 15:18:17 ID:wX6a+KB4
>>411

 IWCは元々、「捕鯨を計画的に行って、クジラ資源を各国共同歩調で管理しよう」という目的のために設立された。そこまでの鯨乱獲の原因を、「南氷洋まで捕鯨船団を繰り出した日本が原因」と見る向きも多いが、元々はどちらかというと「北米大陸沿岸のミンククジラを絶滅に追い込んだアメリカ」のほうが、クジラ資源減少の要因としては大きい。

 よく言われる調査捕鯨というのは、IWC科学委員会が「クジラの資源管理」のために、生息頭数、繁殖状況、生態を調べるために行っているもので、本来IWCはIWC科学委員会の調査結果に基づく勧告に従う必然があった。「資源管理」がIWCの目的だったからだ。ところが、「例外の承認」や「寄付金」や「ロビー活動」を巡って、環境団体が跋扈するようになってから、IWC科学委員会の「資源管理」に関する勧告は無視されるようになってしまった。

 これは何が問題なのかというと、科学委員会の指摘(このへんは農水省の関連サイトにもあるけど)として重要なのは、「モラトリアムを経た結果、ミンククジラは増加傾向にあり、現在70万頭以上に増えている」ということ。ミンククジラはどちらかというと小型の鯨類で、「小型のクジラばかりを好んで狙ったミンキーという捕鯨手」に因んで付いた名前で、「ミンクのように貴重なクジラ」という意味ではない。

 このミンククジラは1年に3〜4頭ずつ繁殖する。これに対して、頭数の減少が言われているナガスクジラは3〜4年に1頭ずつしか繁殖しない。寿命が長いせいもあるだろうけど。ナガスクジラは1000頭くらいしかいない。だから、ナガスクジラを保護しなければならないのだが、 沿岸のミンク捕鯨が禁止され、ミンククジラが爆発的に増えた結果、増えたミンクは餌を求めて南氷洋に移動。モラトリアムが行われている南氷洋の、ナガスクジラの餌場をミンククジラが荒らすことになってしまった。

 ちょっとスレ違いのうえにめんどいけど、IWC関連には基本情報を知らないで批判してる人が多すぎるようなので、もうちょっとつきあってくれ。

425 名前: 無党派さん [sage] 投稿日: 2007/06/01(金) 15:18:36 ID:wX6a+KB4
>>424
続き。

 だから、ミンククジラはナガスクジラ保護のために間引かなければならない。これがIWC科学委員会の勧告。

 ところが、ミンク保護を言い立てる環境団体(主にグリンピースで、その設立者は著書の中でクジラ保護が寄付好きのアメリカ人に金を出させる絶好の口実であり、金づるである、と自ら告白している)のロビーで、ミンク捕鯨は解禁されない状態が続いている。

 さらに、原住民の伝統文化としての捕鯨を特例として許可する、という項目をたてに、アラスカ在住のアメリカ原住民には「ナガスクジラ捕鯨」が許可されている。1000頭のナガスクジラ、3〜4年に一頭しか増えないナガスクジラを、毎年50頭取らせろというアメリカの例外主張を、これまで日本は自国の伝統捕鯨を認めさせるために賛成してきたんだけど、前回(前々回だったか)の総会では反対に回った。

 日本の沿岸捕鯨は今はツチクジラ(イルカの大きいのみたいな歯鯨類)が中心なのだが、本当はミンククジラも「取らないとマズイ」状況になってきている。これは、ミンク、ツチなどの沿岸鯨類は沿岸漁業で人間の漁船と競合関係にあるから。クジラ一頭で漁船一隻の一日の漁獲高に匹敵する魚を食べる。

 ここ数年、大衆魚だったイワシ、アジ、サンマの値段が軒並み上がってきているのは、「駆除できず、頭数調整を自由に行えない漁業の天敵」に、韓国漁船と沿岸鯨類のダブルパンチが加わってるから。結局は、沿岸鯨類を減らしていかないと沿岸漁業=食卓の単価の上昇に繋がり、ナガスクジラの絶滅に繋がる。

 こうしたIWC科学委員会の勧告は、IWC総会で無視され続けており、科学委員会委員長が「もうやってらんね」と辞任したのもこのへんが原因。

 あまりにも話にならないので、日本、フィンランド他の捕鯨国がIWCを脱退して、きちんとした科学的方法での鯨類管理を……と言ってるのは、これは感情論じゃないんだよ。

427 名前: 無党派さん [sage] 投稿日: 2007/06/01(金) 15:26:47 ID:wX6a+KB4
>>425
結論を端的に言うと、

・ミンククジラを取らないでいたら、増えすぎ
・増えたミンクが餌食い過ぎ
・ミンクに餌場を追われてナガスクジラが絶滅寸前
・増えたミンクに餌(魚)を取られて沿岸漁業(大衆魚単価上昇)がピンチ

 ミンクを保護しすぎて海洋バランスを崩し続けた結果が、近年しばしば耳にするようになった、クジラのスタンピード。群ごと浅瀬に突進して衰弱して死んでしまうというアレ。ああした事象も、餌不足と過繁殖から起きていると説明できる。

 ミンククジラが増えすぎているのは明らかなのに、それを駆除(間引き)することを認めようとしないのは、それを受け入れるとロビー活動をしている環境保護団体が寄付を集める口実を失うから。その環境保護団体のロビー攻勢を受けている反捕鯨国代表がどういう立場かは推して知るべし。

 オリンピック委員会やFIFAと同じようなもんで、IWCとの違いは扱っているものがスポーツかクジラかの違いしかない。

429 名前: 無党派さん [sage] 投稿日: 2007/06/01(金) 15:31:07 ID:wX6a+KB4
>>427

 クジラ保護のシンボルにされているクジラはナガスクジラなんだけど、 そのナガスクジラを絶滅に追い込んでいるミンククジラを増やしていることを、 クジラ保護に狂ってる人々はだいたい理解してない。

 クジラなんか食わなくていいじゃん、関係ないじゃん、と言ってる人々は、「最近、スーパーのイワシ高くね?」「なんでサンマの塩焼き定食が600円?」と文句を言うのだろうけど、そういうの全部繋がってんだよということを、ほんの少し覚えておいてほしい感じ。

 沿岸捕鯨に限れば「貴重品で珍味だから取る」んじゃなくて、「海洋資源のバランスを崩しかねない害獣になりつつあるから減らす」のが正目的。里山から下りてきて畑を荒らすイノシシやサルやクマと、クジラは位置づけ的に同じなんだがなあ。


 ちょっと長いですが、是非読んで、それぞれでこの問題について考えて欲しいと思います。IWC内では感情的に反捕鯨を叫んだり、ダブルスタンダードが普通にまかり通ったり、ロビー活動が執拗に行われたりして機能不全に陥っているので、個人的には日本はIWCから脱退し、新たな機関を設立するなりして科学的な根拠に基づいて生態系しっかりと守りながら捕鯨を再開して欲しいと思います。

・関連ニュース
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2007年6月1日 22時00分 | 記事へ | コメント(4) | トラックバック(11) |
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国際会議でホエール 2007年06月08日(金) 00:26 by あるぱか、ネタの種
ドンドン主張して貰いたい。
鯨のみならず、海洋資源をどうするのか?
真摯な話し合いの場であるはずのIWCだが、一皮めくれば自国の利権や感情論に振り回される非科学的な組織。
カルトの様な集団に付き合うのはもう止めよう。
IWC脱退大いに結構だと思う。
日本政府代表...
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二枚舌、二重基準の欧米が主導する会議なんぞ蹴飛ばしてやれ。いつまでも“国際社会”“国際会議”と念仏を唱えるのはチョウセンナントカ教やセンベイ学会くらいのものだ。日本人が本当にキレたとき、そんな会議など屁のツッパリにもならないんだと思い知らせるべきだ。
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う〜む、「鯨肉の竜田揚げ」を小学校の学校給食でたらふく食ってきた親爺としては、「あのなぁ、これまで踏んだり蹴ったり?されながら人一倍金出しといて、今更の『脱退発言』というのも遅きに失した感が無きにしも非ずだなぁ」との思いで読んだニュースである。1日付エ...
TBありがとうございました。
二枚舌&二重基準は相手にする必要がないと思います。しかもこちらから予算を出してなんて!
nhac-toyotaさん、こんにちは。コメントありがとうございます。

 感情論だけで無く、科学的に見てもIWCは害悪でしか無い存在になっています。そんなものに大量の予算を注ぎ込んでいるのは恥でしかありません。日本はしっかりと正論に基づき、IWCを脱退すべきだと思います。
その新機関には、日本以外にどこが加入してくれますか?
Komazawaさん、こんばんは。コメントありがとうございます。

どこが入ってくれればまともに運営していける機関となるでしょうか?
理不尽な要求を受け入れ、生態系が崩れるのを黙って眺めるのも
和を乱し孤立しないためにも必要と言う意見もあるかもしれません。
機能不全さえ回復されれば日本が脱退する必要は全くありません。
どの様な手段を用いれば、機能不全を改善出来るでしょうか?
Komazawaさんの知恵を貸していただければありがたいと思います。
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