アルフォンス・デーケン(Alfons Deeken)さんのインタビュー記事が『朝日新聞』2月27日夕刊(追憶の風景)に載った。
すばらしい文章で、涙が出た。
父は、反ナチ運動をしていて、その息子であるアルフォンス・デーケンもナチの障がい者抹殺を批判する文書のタイプ打ちを手伝ったという。
怖かったが、父は「たしかに危険だが、命をかけるべき大切な価値というものがあるのだよ」といった。その影響を受けて、アルフォンス・デーケンは、成績優秀ゆえに、校長にナチの指導者養成学校に推薦されたとき、1分ほど考えて、それを断ったという。「自分の良心に従って行動しなさい」という父の言葉を思い出したからだ。
そのために、教師も級友も彼を非難しいじめた。正しい道を歩むのは時にはつらいということを身をもって知った。
そんなとき、図書館で、日本の26聖人殉教者の伝記を読んだ。父も亡くなる前に、息子がナチの指導者養成学校を断ったことに感謝した。
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アルフォンス・デーケンさんは、もちろん有名な人(イエズス会司祭、上智大学名誉教授、。哲学者)で、1980年代前半から「死生学・死の準備教育」を提唱してきた。
グリーフケア、スピリチュアルケア関係でも先人として有名だ。
まあ、まともな人というのはいるわけで、彼はその一人だとおもう。
ドイツの降伏時に祖父を眼前で連合軍の兵士に射殺された経験があるという。
長崎の26聖人殉教者のことに影響を受けたと聞いて、長崎で26聖人殉教者のことを知った僕は、そうかとおもった。アウシュビッツのコルベ神父のことも長崎で知った。
長崎、よかったな。
日本で、ただしい道を歩んでいる人、金儲けや勝ち組・エリートの道をみずから断る人、自分の良心〈たましい〉にしたがって生きている人はどれだけいるか。
一方で、まともな宗教者、まともな生き方をした人はいる。そこに希望がある。
ぜひ『朝日新聞』の記事、読んでみてください。
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『朝日新聞』2月2日夕刊の連載記事「神と国家の間B 殺すなかれ 貫き『非国民』」という記事がある。
アルフォンス・デーケンの家族がそうであったように、日本でも非国民と言われながら戦争に反対した人、良心的徴兵拒否をした人はいた。
陸軍に召集されたとき、クリスチャンである矢部喜好は、聖書の言葉をもって徴兵を拒否し、禁固2ヶ月の刑にされ、国賊と呼ばれた。その後も看護兵というかたちでなんとか加担性をへらそうとした。そういう人はどんな時代にもいる。とても少数だけど。
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