レポート読みがようやく終った。
レポートを読んでいる間、悲惨なデートDV関係の殺人事件が起こった。
情報をまとめると以下のようになる。
宮城県石巻市で、DV男性(18)が、元交際相手の姉と友人3人を死傷させ、元交際相手(18)を連れ去り監禁した。
DV男性と元交際相手は、2008年夏に交際を始めたが、少なくとも2009年2月以降、元交際相手にDVを繰り返しており、被害者は警察に12回も相談していた。殺害事件の日に被害届けを出す予定だった。
相談内容としては、「交際相手から言葉遣いなどで文句を言われたり、殴るなどの暴力を加えられる」「別れを切り出すたびにダンベルで殴られたり首を絞められたり、たばこの火を押しつけられたりした」というものだった。
09年10月には娘が生まれたが、DVは続き、別れた後も元交際相手の実家に加害男性が押し入って娘を連れ去ろうとすることもあった。死亡した友人女性は、加害者男性が家に押しかけるようになったため、姉妹に頼まれて泊まっていて被害に遭った。石巻署は09年2月と2010年1月に少年に警告し、元交際相手に、暴行や傷害事件として被害届を出すように勧めたが、応じなかったという。加害者男性は、一緒に押し入った17歳の男性に二人の交際に反対する姉と母親の殺人計画を話し、「おまえが殺人の罪をかぶれ」と言い、包丁に指紋を付けさせたという。
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まさに、典型的なDV加害者の行動である。
注目すべきは、この加害者は、何度も加害行為を行い、女性が逃げてもまたうまく言って復縁させ、自分がひどいことをしていると自覚するよりも、二人の交際に反対する姉と母親を恨むと言うような精神状態であったことだ。愛しているという恋愛感覚でいたのだ。失いたくないという執着。DV加害者に典型的な、自分に都合のよい自己中心的な考えである。
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レポートなどにも、学生さんの見聞きした身近なDV的事例がたくさんあった。
ほんの一部であるが、特定化を避けるため、少し加工して紹介しておく。
デブとか役立たずという言葉の暴力をいうし、身体暴力もある。電話に出れないと彼は、「世界で一番無駄な時間を過ごした」という。
電話に出れないことがあると「もう俺に電話してくるな!」と怒る。
携帯を折る。その後優しくなる。
彼女は、彼のパシリのようなことをしている。「・・を買ってこい」といわれればすぐに言うとおりにしている。「好きで、嫌われたくないから」といっている。
「男がひとりでもいるグループのところにはいかないでほしい。女の子ばっかりのグループと遊ぶにしても、報告をしてほしい」と言う彼氏。
ある女性は、彼氏がいるなら、「男性の友人と遊ぶな」というのは当然と思っていた。
「彼女なんだから、俺の理想どおりの女になれ」「俺のほうが忙しいのだから、予定はすべて自分に合わせるように。バイトなんてするな」という彼。
高校のとき付き合っていた彼からあうたびに携帯電話をチェックされた。またいちいち、「今日、○○と楽しそうに話していたね。俺以外の男に笑顔で話す必要ないよね」等といわれ、そういう干渉はエスカレートしていった。
3分ごとに、「今何しているの?」というようなメールが来ていて返事しないと怒られた。
「早く帰れ!」と怒りのメールや電話がよくきている。
彼女が友だちと旅行にいこうとしたときも怒られ、結局彼女は旅行に行くことをやめた。
付き合っている彼から、合コンに参加している彼女に対し、合コンの最中、彼から何度も電話がかかって来た。
ある女性は、自分の彼氏の手帳を持っており、スケジュール管理している。
彼は彼女に「性格を直せ」「服は○○をきろ」といっている。
彼と同棲している。門限が10時で嫌だ。
私が、友人のA(女性)といると、その彼氏は、彼女が本当に女の子といるのか、電話を私に代わるようにいい、私は電話に出て、それを証明した。最初はそれは愛されている証拠だと、私も思った。
彼に携帯を見せろといわれ、見せたところ、彼以外の男性が登録されていたので、その携帯を2つ折で壊された。
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こんなのがいっぱいある。
付き合うと豹変する人。
人間関係をセックスとか金などでしかみれない人。異性間の友情を知らない人。
嫉妬や束縛をしてもいいと思っている。
多くは、DV加害とも自覚していないし、被害者も、付き合っているんだからこんなものと思っている。
石巻市の殺人事件と、多くの「軽いDV」とは地続きだ。
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