2008年07月13日(日)
1/2吋オープンリールVCR SONY AV-3500
 前の記事でナショナルのNV-3120のことを書いた。
 1/2吋オープンリールのビデオテープレコーダーはNV-3120の他にソニーのAV-3500を保有している。ネットで検索してみたがオークションの出品物の写真が上がるくらいで、そう多くヒットしない。そこでアーカイブスの意味も含めて写真を撮ってみた。
 保有していると言っても、これは購入したものではない。10年ほど前のある日、某大学の研究室が保有していたものを廃棄の際に頂いたのである。高度経済成長期で予算が余っていたのか、とりあえず購入はしたものの、殆ど使用されること無く年数だけが経過していったようだ。まるで新品と思えるほどの備品、ではなく美品である。「ビデオデンスケ」と呼ばれ、発売は1969年。この年はアメリカのケネディ宇宙センターを飛び立ったアポロ11号によって、人類が始めて月面に立った年である。まさに現代科学文明の幕開けの年だ。
 教授から頂いたものはAV-3500本体とキャリングケース、電源アダプターAC-3500、バッテリーBP-20だ。私の趣味で保有しているが、ソニー博物館にある同機よりも綺麗なように思う。

 少しアップして撮ってみた。奥行29p、幅約26cm、厚さ約15cmの本体には5号リールが収まり、RFコンバーターとバッテリーが内蔵されている。非常に機能的、かつ美しいデザインである。

 走行系のカバーを外すと回転ヘッドや固定ヘッドなどが露出する。ベーターマックス同様にヘッドシリンダーは回転せず、上シリンダーと下シリンダーの間の隙間をヘッドが回転するようになっている。

 発売後40年近くになる機械だが、最近の機械のようなチップ部品や微細部品が使用されていないので堅牢だ。電源を入れればモーターが回り、テープが走行する。半世紀近い時を経てもその美しいデザインは私の心を魅了する。
 オークションでは5万円前後で取引されているようだが、そんな安い金額で取引されてはAV-3500が可哀想だ。なんといっても、ソニーが初めてカラー化に成功した家庭用ポータブルビデオであり、単管のテレビキャメラAVC-3500と組み合わせることで、ワンマンでカラー収録が出来た記念すべきポータブルカラービデオカメラシステムだ。

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| 映像制作・撮影技術 |
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