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情報セキュリティーの第一人者である神戸大学院の森井教授がインターネットセキュリティーの最新情報を詳しく解説するサイトです。
2016年09月28日(水)
第92回 パスワードに関する誤解
ネットで利用されるポイントが盗まれるという事件が続いています。3年前の「第20回 なぜ、知らない間にポイントが盗まれる?」でも取り上げました。それが今でも続いているのです。

2016-09-28 10:00 | 記事へ |
2016年09月14日(水)
第91回 ブラクラ
ブラクラをご存知でしょうか。漫画やアニメのほうのブラクラ(ブラック・ラグーン)ではありません。ブラウザクラッシャーの略語としてのブラクラです。ブラウザとはウェッブを見るためのツール、つまりソフトウェアです。Windows10におけるエッジ(Microsoft Edge)や以前のインターネットエクスプローラー(Internet Explorer)、クローム(Google Crome)、ファイヤーフォックス(Firefox)、サファリ(Apple Safari)等です。一般の人にとって、インターネットで一番よく使うソフトウェアといって良いでしょう。そのブラウザのソフトに異常な動作を起こさせる行為がブラウザクラッシャーです。たとえば、パソコン自体の動作を止めて何も入力できなくなったり(フリーズ)、ウィンドウが無限に立ち上がったりします。つまりブラウザがクラッシュ(潰れる)するのです。これはウェッブが使われ出した20年以上前から問題となり、最近ではその対策も進み、その言葉自体あまり聞かれなくなりました。

2016-09-14 10:00 | 記事へ |
2016年08月31日(水)
第90回 「なりすまし」のご注意!
なりすまし」とは他人のふりをすることです。以前はブログで、今ではツイッターやフェイスブックで芸能人等の有名人のふりをして、時にはデマを流すことで問題になりました。自分が好きな芸能人のふりをして悦に入る人もいたようです。インターネットが流布する以前にも、有名人になりすまして詐欺をはたらく事件は数多くありました。しかし直接、顔を合わしたり、声を交わしたりする社会、いわゆる現実(地縁)社会ではテレビや新聞、雑誌等で、その有名人の写真や音声は広く行き渡っていることが通例であり、なりすますことは、熟練の詐欺師でない限り、非常に困難だったのです。今、インターネットの時代になって、容易になりすますことができるようになりました。正確に言えば、一般の人の情報リテラシと呼ばれる、インターネットの知識が乏しいことから、容易に騙されてしまうのです。つまり本人がインターネット上で公表できる情報のほとんどすべてを、なりすましを行う人が容易に取得可能な時代となり、インターネット上で本人とまったく同じように振る舞うことが可能だからです。

2016-08-31 10:00 | 記事へ |
2016年08月17日(水)
第89回 ネットの情報に騙される子供たち
昨年度の政府(内閣府)における青少年のインターネット利用調査で、高校生では99%以上がインターネット利用しているという報告がなされました。そのほとんどがスマートフォン(スマホ)を使っての利用であるとも報告されています。これは驚くべき結果でもなく、十分想定できることでしょう。逆に高校生にもなってインターネットが利用できない環境に置かれているほうが問題であるといってよいでしょう。小学生でもインターネットを利用している割合が60%を超えています。授業でもインターネットを使うわけですから、この数字は当然なのかもしれません。それでも学校以外で多数の小学生が使っているという現実があるのです。小学校でも5,6年生の高学年になれば、スマホや携帯電話を持っている人も少なくなく、この数字に納得できるかもしれません。しかし小学校低学年でもインターネットを利用する割合が激増しているのです。一昨年の東京都の調査ですが、小学校3年生でも半数近くの人がインターネットを利用している、利用したことがあると回答してます。確かに自分専用のスマホや携帯電話を持っている人は10%前後なのですが、親や兄弟のスマホやタブレットを利用しているのです。ゲーム機器を利用して、インターネットを利用している人も同数程度です。小学校低学年の保護者は「スマホを持たせていないからインターネットでのトラブルに巻き込まれる危険性がない」とは言い切れないことに注意しましょう。

2016-08-17 10:00 | 記事へ |
2016年08月03日(水)
第88回 平成28年度情報通信白書
「白書」という言葉を聞いたことがあるでしょうか。白書とは政府がそれぞれ省庁の施策やその成果について、広く国民全体に知らしめるための報告書のことです。大雑把に言えば、この白書を読めば、日本の国が何をどうしようとしているのかの方向性がわかることになります。インターネットに関わる情報通信一般に関しては、総務省が情報通信白書として毎年刊行しています。先月末に平成28年度の情報通信白書が発表されました。

2016-08-03 10:00 | 記事へ |
2016年07月20日(水)
第87回 ポケモンGO配信開始
すでにアメリカやヨーロッパの国々では先行していたスマホゲームの「ポケモンGO」が日本でも始まりました。国内では毎日のようにテレビや雑誌で、さまざまなスマホゲームのCMが流れています。今回のポケモンGOは、なぜ話題になるのでしょうか。もちろん、アメリカで爆発的に流行し、6,500万人以上が楽しんでいるという実績も理由ですが、これまでのスマホゲームと大きく異なる点があるのです。それはARを利用したゲームなのです。ARはAugmented Reality(アーギュメンテッド リアリティ)の略で、拡張現実と訳されます。よく似た言葉でVR、Vertial Reality(バーチャル リアリティ)という言葉があります。これは仮想現実と訳されます。VRは人工的に現実に近い空間、つまり映像や音声だけでなく、それらを含めた人間の五感に訴える世界を作り出すことです。ARは現実の空間に、人工的な映像や音声といった付加的な情報を張り付けるものです。ポケモンGOでは、ポケモンというアニメの世界の生き物が、現実の世界に映し出されるのです。つまり、スマホのカメラで現実の風景を撮ると、その中にポケモンが生きているのです。現実の社会にポケモンが隠れており、それをスマホのカメラを通して探し出し、集めていくゲームなのです。まさにアニメの世界と現実の世界を融合したゲームであるところが画期的なのです。

2016-07-20 10:00 | 記事へ |
2016年07月06日(水)
第86回 佐賀県教育委員会の情報漏えいが今までと異なること
JTBからの約680万件という個人情報漏えいで、まだ全容が明らかにされない中、今度は佐賀県の教育情報システムからの教師や生徒の個人情報漏えいという事件が明らかになりました。双方とも結果的に不正アクセスによって個人情報が盗まれたわけですが、大きな違いがあります。それは前者が標的型メール攻撃という、悪意のあるメールを送られて、添付されている実行ファイルを開いてしまい、その結果としてマルウェア(コンピュータウイルス)に感染し、そのマルウェアがひそかに個人情報を会社外のサーバへ送ってしまったことに対して、後者は17歳の少年が積極的に不正アクセスを行ったという点です。

2016-07-06 10:00 | 記事へ |