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情報セキュリティーの第一人者である神戸大学院の森井教授がインターネットセキュリティーの最新情報を詳しく解説するサイトです。
2016年06月22日(水)
第85回 JTB個人情報漏えいに思うこと
6月中旬に旅行会社であるJTBから800万件近い大量の個人情報が漏えいするという事件が発覚しました。個人情報とは住所、氏名、生年月日、性別、メールアドレス、電話番号等です。パスポート番号も含まれるということでした。事件の詳しい内容は新聞等の記事に譲るとして、その発端は20代女性社員が標的型メール攻撃を受け、そのメールを開いてしまったことにあります。標的型メール攻撃とは、対象を絞って、攻撃する相手に即したメール内容で、不信さを与えず、騙すことによって、添付ファイル等を実行させ、マルウェア(コンピュータウイルス)に感染させる攻撃です。マルウェアに感染すると、気づかれることなく、サーバ等にも感染を広げ、重要な社内情報等を外部に送ってしまうのです。会社組織に限ったことではありません。個人のパソコンやスマホでも、マルウェアに感染すると、その人の過去のメールや写真が外部に漏れるだけでなく、遠隔操作される場合があります。

2016-06-22 10:00 | 記事へ |
2016年06月08日(水)
第84回 改めてマルウェアに感染しないために
先日、ある自治体の議会事務局でパソコンがマルウェア(コンピュータウイルス)に感染して、議員の個人情報や議事資料等が流出した可能性があると報じられました。報道によると、その議会事務局の事務局長がアダルトサイトを閲覧し、マルウェアに感染したということです。その感染の手口を調べると、アダルトサイトを閲覧中に「パソコンがマルウェアに感染しています。詳しくは〇〇へ電話してください」と書いてあったそうで、そこへ電話して、指示通りに操作するとマルウェアに感染したということでした。

2016-06-08 10:00 | 記事へ |
2016年05月25日(水)
第83回 QRコード
今回、直接的にはセキュリティに関係なさそうなQRコードの話題です。QRコードとは、きっと今、みなさんのまわりにも見かけられる、白と黒のまだら模様のマス目をもった四角形のことです。白と黒の碁目を配した碁盤のようにも見える、それです。その四角形をスマートフォン(スマホ)や携帯電話のカメラで撮影するだけで、ウェッブが表示されたり、文章や絵、写真、あるいは動画や音声まで再生されます。文字や数字を入力しなくても、表示される、まるで魔法のような図形になっています。その原理を説明しましょう。

2016-05-25 10:00 | 記事へ |
2016年05月11日(水)
第82回 熊本地震でのネットトラブル(その2)
熊本地震という災いの中で、LINEを含むSNSの有用性が示されたときでした。特に公の機関や組織ではなく、個人単位で役立つ道具であることが再認識されたのです。LINEではメッセージを送り合う機能だけでなく、相手がそのメッセージを見たことを伝える機能があります。相手がメッセージを見ると、それを伝える機能があるのです。大勢の人が被災地付近に住んでいる人の安否を心配し、メッセージを送りました。このメッセージを受けた人は簡単な操作で、極端には携帯電話やスマートフォンに触れただけで、送った人に通知があり、安否を連絡することになるのです。特に被災地の周辺に住んでいる人にはお互いの安否を確認するためには、友人や親類、あるいは学校、会社の人たちとのグループ通信を行うことによって、容易にお互いの安否を確かめ合うことができたのです。

2016-05-11 10:00 | 記事へ |
2016年04月27日(水)
第81回 熊本地震でのネットトラブル(その1)
熊本、そして大分を中心に九州地方全域にわたる今回の地震による被災者の方々に対してお見舞い申し上げます。今回の震災では、特にSNSでの情報共有の効果が目覚ましく、安否確認でも著しい効果が報告されています。また支援物資の集配情報、避難所等の情報に関しても、スマホや携帯電話を利用してのネット情報が大きな位置を占めていました。さらに、それ以上に親戚家族や友人間の語りがけにより被災者個々の安心感につながり、被災者の健康面に大きく寄与したと考えられます。

2016-04-27 10:00 | 記事へ |
2016年04月13日(水)
第80回 壁に耳あり、障子に目あり
今年の2月、ある大学の幹部級事務職員が勤務時間中にもかかわらず、大学内のパソコンを使ってアダルト動画サイトを閲覧し、その様子を学生が隠れて撮影、ツイッターでの写真として投稿、公開されるという事件が起こりました。この発覚によって事務職員は処分を受けることとなりました。

2016-04-13 10:00 | 記事へ |
2016年03月30日(水)
第79回 気軽に写真を公開する危険性
現在、ほとんどの人が常にカメラを携帯しており、いつでもどこでも写真を撮れる状態になっています。携帯電話やスマートフォン(スマホ)は常に携帯するものであり、それらにカメラが備わっているからです。いつでもどこでも写真を撮れるからといって、何でも写真を撮って良いかというと、もちろん、そうではありません。著作権肖像権もあり、何よりも被写体が人であるならばマナーとして、了解を取ることです。さらにブログやSNS等で公開(掲載)するならば、なおさら慎重にならなければなりません。写真に写っている人物が、その人物とわかる形で掲載するならば、相手の了解をとならければならないのです。

2016-03-30 10:00 | 記事へ |