ニックネーム:とみ
1961年3月生まれ。東京スカイツリーの近くに在住。幼児の育児(妻と分担)と仕事との綱渡りで日々を過ごしています。

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倉地久美夫
2012年02月19日(日)
倉地久美夫 - 逆さまの新幹線('12円盤)10'LP-6曲/約28分

 昨年リリースのサウンドトラック「庭にお願い」は'06年ライヴ音源だったので、実質的には'07年スタジオ録音作「スーパーちとせ」以来久々の新作。昨年の録音だがアナログ10インチ(LPとシングルの中間サイズ)という不思議なフォーマットでのミニアルバムで、6曲中5曲がアコギのみでのインスト、1曲の歌ものは「蘇州夜曲」のカヴァーという、なんとも不思議なつくりとなっている。インスト5曲のうち「太陽光パネル」、「逆さまの新幹線」、「アクセスポイントと風景」の3曲はは筆者の知る限りでは初めて聞くタイトルで、「中央公園」は既発表アルバムでもインスト曲、「夜霧の嬉野」は既発表時は歌ものだった。歌もの曲をインスト化したといってもいつも通りのポロポロ(時々”ガシャッ”としたアクセントが入る)したギタープレイは変わらずなので、カラオケバージョンのようにも思われる余白が狙いなのだろうか。

2012-02-19 07:41 | 記事へ | コメント(0) | トラックバック(0) |
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UNIVERS ZERO
2012年02月18日(土)
LIVE:UNIVERS ZERO - 2012年2月11日(昼)吉祥寺スターパインズカフェ

 UZは1977年発表の1stをたぶん翌年くらいにフールズメイト(まだイースタンワークスとは言っていなかったと思う)の通販で購入して以来、2010年発表の「Clivages」までずっと新譜をリアルタイムで聴き続けてきた、自分の音楽史においては特別な存在のひとつ。その初来日公演は、「Clivage」と同メンバー:Denis(ds)、Berckmans(basson他)、Bude(cla他)、Chevalier(key)、Lauwers(vln)、Evers(b)で、土夜+日昼夜の3回ステージという形で実現した。私は日曜の昼公演のみ観戦である。前売りで6番とかなり若い整理番号だったので最前列の左よりBudeの真ん前で見ることができた。Budeの足元にセットリストがあったのだが、メモとか取っていないので不正確ながら「オリジナルアルバム発表年代順に」この日の演奏曲を並べると以下の通り(SE的なものは除いて)。
 Dense (Ceux du Dehors) 本編ラスト
 Toujours plus a l’Est (Crawling Wind)アンコール
 Presage (Uzed)
 Bruit Dans Les Murs (Heatwave)オープニング
 Xanantaya (The Hard Quest)
 Variations on Mellotronic’s Theme (Implosion)ドラム&ベースレス編成
 Apesanteur (Clivages)
 Straight Edge (Clivages)
 Les Poires Perdues (未発表曲)
とまあ、3rd以降のアルバムからほぼ1曲づつ(「Rhythmix」からは採用曲がないが)という、見事にベスト盤的な選曲の約100分間の演奏であった。オリジナル発表時に現行のダブルリードとシングルリードの2管フロント編成だったのは最新の「Clivages」収録曲だけなのでそれ以外の曲ではライヴ用の新アレンジということになるのだが、これが実に丁寧きわまりない。Berckmansはバスーンとイングリッシュホルンとオーボエ(さらにツインkey編成の原曲場面ではピアニカも担当)、Budeはクラリネットとバスクラとソプラノサックスの各3本を、中尺曲以上ではほとんど1曲の中で細かく持ち替えていて必ず3本すべて使わないといけないノルマを課しているのではないかと思わせるほどだったが、そのことが楽曲展開になんとも効果的な抑揚をつけてくれる。もちろんDenisを初めとしたフロント2管を支えるバンドアンサンブルも「現役チェンバーロックバンド」としての緻密さと勢いを感じさせるもので、申し分なかった。「歴史的なバンドの再編&旧曲演奏の再演」にはそれなりの意味がないと聞き手としては困ってしまうが、このUZの演奏は期待値を確実に上回っていた。今回の充実した来日公演をきっかけにぜひ近未来的には(keyが共通メンバーである)UZのライバルバンド?であるプレザン公演が実現されてほしいものである。

2012-02-18 14:50 | 記事へ | コメント(0) | トラックバック(0) |
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STEVEN WILSON
2012年02月11日(土)
STEVEN WILSON - Grace For Dreaming('11年KSCOPE)2CD-7曲/39'43+5曲/43'27

3年ぶりとなる2ndソロ作。ジョーダン・ルデス(key)、パット・マステロット(ds)、ニック・フランス(ds)、ニック・ベックス(b)、トレイ・ガン(b)、トニー・レヴィン(b)、スティーブ・ハケット(g)、テオ・トラヴィス(sax/fl)といった豪華ゲストを迎え、自身もvo/g/key/bを担当し、全編密度の濃いバンドサウンドが展開される。ポーキュパイン・トウリーや前作ソロに比べ、e-gの比重が減って「尖った」音が少なく、キーボードもローズやメロトロン的な音が目立ったり、弦楽オーケストラが加わった曲があったり。DISC2-M4の22分の大曲ではクリムゾンの「リザート」にインスパイアされていることを本人自身が認めている(ユーロ・ロックプレス誌51号)通り、70年代前半の英プログレッシヴ・ロックが有していたメロディラインの取り込みと、ジャズ(+クラシカル)な要素を現代性を有した洗練された形で融合した上で、展開の中にはメタル〜ダークなロックな凶暴性もちらりと見せてくれる。。。というような全体像の美しさは、アプローチに相違はあっても、結論としてはいつもながらのウイルソンの職人芸で、「完成度的には」申し分ない(が筆者的な絶対評価としては「シグニファイ」を超えるものではない)。なお、様々なフォーマットでのリリースがなされている。

2012-02-11 13:01 | 記事へ | コメント(0) | トラックバック(0) |
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DAVE WILLY & FRIENDS
2012年01月28日(土)
DAVE WILLY & FRIENDS - Immeasurable Currents('11年 ALTROCK)12曲/43'33
 シンキング・プレイグのベーシストだったり、リーダープロジェクト?のハムスター・シアターではマルチ器楽演奏を担当したりしていたデイヴ・ウィリーのソロ作品。ウィリーの父親のテクストによる歌もので、ヴォーカルをメインに担当するのはデボラ・ペリーで一部曲ではイレイン・ディファルコという、アメリカ西海岸カンタベリーレコメン界?の両歌姫を起用しているのが最大のセールスポイントになるだろうか。器楽サポートも、デイブ・カーマン、マイク・ジョンストン、故ヒュー・ホッパーなどの豪華メンバー。楽曲によりジャズ・ロック編成だったり、チェンバー編成だったり幅があるため、まさしくシンキング・プレイグやヒュースコアの再編的なバンドアンサンブルが展開されたり、女声を主役に器楽を控えめにサポートしたまとめ方がされたものがあったり。約30年間この手の音楽をコンスタントに練り上げてきたウィリー及び参加メンバーの力量を見事に集約した作品で、近年傑作が途絶えていたこのジャンルの久々の大傑作。

2012-01-28 09:20 | 記事へ | コメント(0) | トラックバック(0) |
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KINGS OF BELGIUM
2012年01月21日(土)
KINGS OF BELGIUM - Tres Fort('11年 OFF)12曲/51'21
X-Legged-Sally解散後もコンスタントな活動を続けるギタリストのPierre Vervloesemがギターではなくベースを担当し、Gil Mortio(g/key)と組んでいるインストトリオユニットの2ndはバンド名からは逸脱する?新ドラマーMorgan Agrenを加えての編成で制作されている。スウェーデンで2日間で録音されたものを、ブリュッセルでVervloesemがミックスを行い仕上げられている。叩きまくり・弾きまくりの疾走ハードロック展開で立ち上がるが、中盤以降はVervloesem主導ユニットらしい変化球の連続に魅了されることになる。各人ズラシまくりの骨折変拍子アンサンブル曲、レコーディング後の編集主体で作成されたと思われるような音響曲、ポップだったりユーモラスだったりスカだったりクリムゾンだったりの多彩なモチーフの展開。。。と過去のVervloesemのソロ作/プロジェクト作と共通しつつ、モルガンのパワフルなたたきぶりもあって、説得力でも最高水準に仕上がっている好作品。

2012-01-21 16:34 | 記事へ | コメント(0) | トラックバック(0) |
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BRIAN ENO
BRIAN ENO−Drums Between The Bells('11年BEAT RECORDS \2,000)16曲/53'02
 近年コンスタントな新作リリースが続くイーノだが、本作は詩人リック・ホランドのテクストの歌または朗読(イーノ、ホランド他、計9名がクレジットされているが、検索していて見つけたインタビュー記事 http://ro69.jp/feat/brianeno201107?p=1#ftop によると「近所の人」に参加してもらったらしい)、イーノの演奏/プログラミング/編集による音楽がつけられたもの。ゲスト器楽参加は一部曲でのギターとヴァイオリンに限られている。なお、アルバムには複数のバージョンがあるらしく、聞いたのは「日本盤ボートラ1曲追加の1CD仕様」で、主な別仕様は「インストミックスバージョンセット2CD」のようだ。イーノの長年の多彩なキャリアを反映した、バラエティに富んだ曲調でアルバム構成がなされており、アンビエント〜ヒーリング的なもの、イーノのヴォーカルを生かしたシンプルな歌ものポップ、メタリック〜インダストリアルな展開が、最新のテクノロジーを適切に使いこなして完成度高く(また絶妙のセンスでの余白を残して)練りこまれているのは素晴らしい。

2012-01-21 16:33 | 記事へ | コメント(0) | トラックバック(0) |
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HOVEN DROVEN
2012年01月14日(土)
HOVEN DROVEN - Rost('11年Westpark)12曲/43'28
スウェーデンのエレクトリック・トラッドグループの、前作ライヴアルバムからは5年ぶり、スタジオ作としては7年ぶりとなる久々の新作7th。メンバーは4th以降は不変のフィドル/sax/b/g/dsの五人で、基本路線的にもこれまでと変わらず。12曲中トラッド表記は2曲のみで残り10曲はメンバーが作曲を分担したオリジナル曲というクレジットにはなっているが、全編で主にフィドルが奏でるメロディラインはスウェーデントラッドをモチーフとされていることは共通。初期の頃のような「ヘドバン・ヘヴィメタル」ということは4th以降なくなっていて、主にフィドルの相方を努めるギターのきわめて大きな表現のふり幅でアルバム構成のメリハリがつけられているのが最近の特徴だが、本作ではこのギターのうまさ・渋さが際立っている。初期と変わらないソリッドなメタルの刻みやリフ、セミアコ風のさりげないカントリー&ウエスタン風のバッキング、それぞれに引き込まれる。少なくとも4th以降では最高作ではないか。なお、バンドのHPがリニューアルされており、サンプル映像等も豊富にリンクされているので興味のある方はぜひhttp://hovendroven.com/

2012-01-14 13:57 | 記事へ | コメント(0) | トラックバック(0) |
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BESH O DROM
ベシュ・オ・ドロム-ダウン・ザ・ガーデン('11年アオラ・コーポレーション\2,625)11曲/39'25
 ハンガリーのミクスチャーワールドミュージックポップ?バンドの6年ぶり5th。本作での正式メンバークレジットは女声/vo&per/sax&kaval他/g/b/チェンバロン(ダルシマー)/アコーディオンの7人。日本盤では本編M2のリミックステイクが追加。例によってのバルカン・ジプシー・ミュージック的なメロディラインを軸に、高速変拍子バンドアンサンブルが展開される。前作ではサローギ・アーギとミツーラの2女声を起用していることも特徴的だったが、本作では新たな女声がクレジットされているものの活躍割合としてはかなり少なくなったので女声ファンには物足りないかもしれないが、ヴォーカルバートで男声の比率も高いところはちょっと土着っぽくなったかな。ただしインストの比重も強まっていて、従来作では聴けなかったシンセ的な音色が目立つので、アンサンブルの風合いは若干変化している。いずれにしてもトラッド枠からは逸脱したエンターテインメント性は良くも悪くも変わっていない。

2012-01-14 13:55 | 記事へ | コメント(0) | トラックバック(0) |
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UNIKO
2011年12月10日(土)
DVD:KIMMO POHJONEN/SAMULI KOSMINEN /KRONOS QUARTET-UNIKO
('11年MAJOR)NTSC/本編ライヴ約65分+ボーナスインタビュー約15分

キンモ・ポーヨーネン(アコーディオン)、サムリ・コスミネン(エレクトロニクス)のデュオユニット”クラスター”と言えば、個人的にはトレイ・ガン&パット・マステロットとのジョイントプロジェクト「KTU」での'04年の来日公演の記憶がまだ残るが、実は同年にはクロノスSQとのジョイントプロジェクト「UNIKO」がフィンランド・ヘルシンキで初演ライヴを行っている。クロノスは'05年にチェロのメンバーチェンジがあったが、UNIKOプロジェクトは継続されスタジオ録音でのCDが本年始めにリリースされている。で、本DVDはその'04年の初演ライヴの映像作品(もちろんクロノス側は旧メンバー)である。
 たぶんかなりの大会場、イメージスライドやライティングにも凝ったビジュアル映えするステージング、多数のカメラを切り替えた映像、音質、共に申し分ない。楽曲はクレジットによると、キンモとサムリの単独もしくは共同作曲のみ、キンモのエフェクトを駆使したアコーディオンと時折混じるうなり声、ステージ上は控えめなドラムパットの操作のみなので見かけ上の演奏にはあんまり貢献していないように見えるサムリだがたぶんサンプリングやプログラミングやエフェクトで見かけ以上の役割を果たしているのだろう。。。というあたりはいつもながらのクラスター。これに弦楽四重奏が絡むということなのだが、予想以上にうまく使われている。ほとんどの場合主役はアコーディオンだが、テンポの速いパートでは精緻なアンサンブルを、ゆったりメロディアスなパートではピチカートが多用され、キンモが提示する印象的なメロディラインが実に色彩豊かに広がっていく印象で、組曲形式での60分超を見事に構成してくれる。私の見た・聴いた範囲でのキンモ関連作品中で最高作品。

2011-12-10 08:25 | 記事へ | コメント(0) | トラックバック(0) |
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POCKET ORCHESTRA
2011年12月04日(日)
POCKET ORCHESTRA - Phoenix('11年 Altrock/マーキーベル・アンティーク \3,465)2CD-8曲/79'03+9曲/79'22※11月末発行ユーロロックプレスVOL.51でのレビュー原稿加筆

'05年に'78-79年+'83年のスタジオ音源が「Knebnagauje」のタイトルでリリースされたg/b/ds/key/管/cello6人編成バンドの、タイトル&ジャケ違いリマスター再発にあたるのがCD1。CD2は今回新発掘の'80-84年のライヴ音源集、という位置づけでのカップリング。2CD全体のマスタリングはプレザン等でおなじみのUdi Koomranが担当している。後期COW的RIOサウンド、マフィンズにも近い新感覚のジャズロック風味、SMMやピッキオをさらに歪めたようなごちゃまぜお茶目なユーモラス感覚...が混じり合う、05年に私も初めて聴いた際にはその高水準ぶりに驚いた記憶があるが、改めて聴きなおしてもやっぱり素晴らしい。既存バンドで一番近いのはあえて言えばSMMかな。CD1スタジオ盤での複雑かつ高密度なアンサンブルの魅力は今回のリマスターでワンランクアップして伝わってくることは高く評価できるが、ライヴ盤の方は音質的にかなり落ちてしまい正直単独での絶対評価はキツイテイクも多い。ライヴではスタジオ盤収録曲もアレンジ/展開がかなり異なりキテレツなインプロパートも多く含まれ、スタジオ盤以上にバンドの多面性は体感できることは確かなので、この部分は新作というよりも「長めのボートラ」として割り切った方が良いかな。

2011-12-04 13:27 | 記事へ | コメント(0) | トラックバック(0) |
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THE FLYING LUTTENBACHERS
THE FLYING LUTTENBACHERS-Infection and Decline('10年Karkia Mistika/ugEXPLODE)12曲/78'23※11月末発行ユーロロックプレスVOL.51でのレビュー原稿加筆

 初めて聴いたユニットだが'91-'07にかけてWeasel Walter(ds他)が時期により様々なフォーマットで率いていたユニットの、b×2を加えてのインストトリオ編成期'01年発表アルバムのリマスター再発6曲/47分に、今回の再発で'01-'02年のライヴ録音集6曲/31分を新たに加えての再発。なお、それでも本編スタジオ録音部分はリマスターと言っても、発掘ライヴ録音部分よりも音質はスタジオ部分の方が悪い(本編は元サウンドがジャンクにつぶされていているのかな)。ツインbはクレジットでも"earth bass""air bass"と表記されているが、分担がはっきりしていて出音としてはぼぼギタートリオに等しい印象。Walterは最末期YBO2のアメリカライヴでゲストドラマーの経験もあるらしいが、サウンドの傾向としてはYBO2やRUINSのノイジー&ジャンク&高速変拍子サウンドをよりテクニカルインスト化(要するに是巨人化?)したというところか。ハイライトは本編ラストの"De Future"で、原曲の骨格を忠実にキープしたアンサンブルと展開を保ちつつも、このバンドの持ち味と魅力を見事に吐き出している15分間。私の知る限りMAGMAカヴァー演奏としては最高傑作群にランクする。

2011-12-04 13:26 | 記事へ | コメント(0) | トラックバック(0) |
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1870
1870-Pogo('11年Luna Negra)6曲/47'05※11月末発行ユーロロックプレスVOL.51でのレビュー原稿加筆

 初めて聴いたユニットの新作。メキシコで活動する、ホルン×2、オーボエ、エレクトロニクスという特異な四人編成による、ロック的な要素はほぼ皆無なチェンバー音響展開。全編ストイックな基調は統一され、暗黒色も強い。管楽器のアコースティックアンサンブルによるメロディラインはいかにも現代音楽的な無調のものが中心。。。ただ曲によってはメキシコらしいゆるいトラッド性を加味したメロディラインがかぶるのが救いか。これに、生per&打ち込みperによるリズムアンサンブル(もしくはズラしや歪み)だったり、ノイズや音響処理の付加、といった諸要素の絡み合い度合いの変化付けで楽曲の展開とアルバム構成がなされている。難しいアプローチに対し丁寧な取り組みが伺える力作。

2011-12-04 13:24 | 記事へ | コメント(0) | トラックバック(0) |
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2011年サイパン旅行(9)レストラン:360
2011年12月03日(土)
 今回の旅行メモの最後は、11月7日と10日、ランチライムに2回利用した店。前述のジェントルブルックと同じビルの最上階の8Fにある、「1時間にフロアが360度一周する展望レストラン」です。http://www.360saipan.com/(英文のみ)

 ランチタイムは12.99$のセットメニューが定番もの4種・日替わりで2種用意されています。11月7日に頼んだものは、日替わり2種それぞれ−豚肉のソテーにチーズを載せたもの(ライス添え)、白身魚のグリル(ライス添え)のランチセットに、生ビールバドワイザー@4$×2、グラスワイン白5$、チョコレートムース3.99$、コーヒー3$、10%のサービス料加えて、計51$。11月10日もランチセットで日替わりの白身魚のフライ(スパゲティ添え)、もうひとつの日替わりの肉料理が売り切れということで定番セットから、ハンバーガーをメインとしたものを選択。これに、生ビールバド@4$×2、グラスワイン白5$、同ワイン赤5$、レインボーアイス(アイスムリームケーキ)5.99$、コーヒー3$、10%のサービス料加えて計58$でした。

 私自身このような「展望”回転”レストラン」の利用経験そのものが生涯で初ですが、想像以上に眺望良かったです。ゆっくり回転する間に移り変わる海側と山側の景色とのコントラストも面白いし、8階という高さも景色を楽しむにはちょうどよい感じ。フロアレイアウトも「1200円のランチセットを食する環境」としては十二分にゆったりしています。子供には子供椅子を出してくれました。料理と料金だけのコストパフォーマンスではジェントルブルックの方が1割上かもしれませんが、眺望料金分としても適価だと思います。

 料理は、「素材を活かしつつしっかり味つけしたおいしい洋食」というジェントルブルックとかなり重なるものと、そこからエスニック〜無国籍テイストを加えた感じのものが混在していましたが、どれも水準以上でした。日頃全く食さない「ハンバーガー」も、ちゃんとしたパンとハンバーグとソースでちゃんと作られると美味しい料理なんだということを今さらですが認識しました。HPにはランチ、ディナー共にバラエティに富んだメニューが紹介されていますが、テーブルに置かれたinfoによると、夕食時は日替わりで特別割引テーマがあるようです(ピザの日とか、テックスメックスの日とか)。夕暮れに訪れるのも良いかとは思いましたが、今回の滞在時は日没が17時45分くらいで夕食には時間が早すぎたことと、また日没後に子供連れで夜道を歩くのもイヤだったので利用しませんでしたが、ワールドリゾート再訪の機会があればジェントルブルックと共にぜひ再利用したい店でした。

2011-12-03 09:40 | 記事へ | コメント(0) | トラックバック(0) |
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2011年サイパン旅行(8)レストラン:ジェントル・ブルック・カフェ
11月8日のランチライムに利用しました。滞在しているワールドリゾートホテルからは徒歩5分くらいの8階建てオフィスビルに1Fに位置するレストランです。店のHPは以下 http://gentlebrookcafe.jimdo.com/。外観、内装共に良い意味でちょっとなつかしいアメリカンな雰囲気、客席配置もゆったりしていて椅子もちょっと大きめだったので(子供用チェアもリクエストしたら出てきたかもしれませんが)子供も普通の椅子にそのまま座らせました。頼んだのは、バドワイザーライト生4.5$、グラスワイン白7$、グラスワイン赤7$、子供用オレンジジュース1$、ランチハンバーグ(ライス付き)10$、ランチCODステーキ(ライス付き)12$、チョコレートサンデー2$、コーヒー1$で合計46.5$だったので、50$を支払いました。
 HPでの店からのトップメッセージでステーキとハンバーグとクリームコロッケに言及されていたので、ハンバーグとクリームコロッケを注文したのに、クリームコロッケは「切らしている」ということで残念。代わりに頼んだCODステーキはシンプルな調理で決して悪くはなかったけど他メニューよりも割高な魅力までは感じられなかったかな。ハンバーグは(スタイルは違いますが)知る限りにおいては、絶対的にもコストパフォーマンスからしても、つばめグリルと同等レベルには評価できる美味しいものでした。メニューラインアップもかなり幅広く、キッズメニューも充実しているようなので、ワールドリゾート再訪時にはまた利用します。

2011-12-03 09:37 | 記事へ | コメント(0) | トラックバック(0) |
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2011年サイパン旅行(7)レストラン:ふるさと
2011年11月27日(日)
 11月9日の夕食で利用した和食系居酒屋です。店のHPは http://www.furusato-happiness-re.com/index.html。この店は椅子席と座敷席が半々になっているレイアウトで座敷席が使えたので子供には楽でした。頼んだのは、クーポンサービスのグラス生ビール×2、追加の生ビールハイト、日本酒(山田錦純米酒)、赤グラスワイン、ポテトサラダ、きはだまぐろの刺身、野菜のてんぷら、マヒマヒのフライ、焼き鳥レバー、おにぎり、クリームあんみつで、計約68$だったので、約10%を加えて75$を支払いました(レシートもらい損ねたので明細は失念)。

 私的な和食系居酒屋の最低条件であってほしい「禁煙で純米日本酒の燗酒が飲めて子供連れ可」という日本では極端に高いハードルがクリアされているだけでもとりあえず満足。ただ一昨日の鳥秀えんでも思いましたが、サイパンの近海まぐろは種類にもよるのでしょうが、きはだまぐろ系中心ということだとそのまま刺身で食するのは決してベストな食べ方ではないのは日本と同じですね。食べた中ではマヒマヒのフライが、アジフライ的な調理のされ方でしたが特に美味しかったです。

2011-11-27 15:36 | 記事へ | コメント(0) | トラックバック(0) |
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2011年サイパン旅行(6)レストラン:アグライア
 11月8日の夕食で利用しました。店のHPはhttp://www.aglaia-saipan.com/で、日本人オーナー&日本人シェフによる無国籍創作料理店です。当然椅子席しかありませんが、ソファになっている席が使えたので、子供にも楽でした。頼んだのは、コロナビール×2、白グラスワイン、砂肝の唐揚げの和風サラダ、グリーンパパイアのチャンプルー、アヒカツ(マグロの生焼きカツレツ)パイナップルチャーハン、ウベ(紫イモ)のアイスクリーム、コーヒー、で計約59$だったので、約10%を加算した65$を支払いました(レシートもらい損ねたので明細は失念)。

 どれも満足できましたが、看板メニューらしいアヒカツは外側のカリッとした感じと中側のミディアムな美味しさとそれぞれ楽しめてどこかでまた出会ってみたい料理でした。パイナップルチャーハンもパイナップルがごろごろ入っているのは当然ですが、スパムやナッツもふんだんに入って大人も子供も気に入りました。野菜も美味しく取ることが出来たし、バランスの取れたおススメできる店です。

2011-11-27 15:34 | 記事へ | コメント(0) | トラックバック(0) |
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2011年サイパン旅行(5)レストラン:鳥秀えん
ホテル以外でのレストラン利用、昼食3回、夕食3回についてこれから記していきますが、結論から言うとどの店も決して悪くはなかったです。何より「どんな店でも店内は完全に禁煙」であることは、タバコアレルギーが年々益々激しくなっている我々夫婦にとっては大変ありがたいことでした。昼食3回は滞在ホテルのワールドリゾートからの徒歩圏内の店、夕食3回はいずれもガラパンの店で「日本語OK、送迎無料」の店です。滞在エリアが「夕日のきれいな地区」なので夕暮れに合わせて隣のホテルでやっているバーベキューとかも考えたのですが、滞在時の日没がサイパン時間1745頃(日本時間だと1645頃)と夕食にはやや早めということもあって、「滞在ホテルのビーチで夕暮れを見た後で、お店の送迎でガラパンに向かって1830頃に夕食スタート」を選択していた次第です。なお、特に子供食は頼まず、大人食からの取り分けです。

 3回の夕食の最初、11月7日に利用したのがこの和食系居酒屋。店のHPはないようですが、各種の情報サイトには掲載がいろいろありますのでガラパン商店街のURLを引用しておきます http://www.lovesaipan.net/en.html。店内それほど広くありませんが、子供連れということで掘りごたつ式の座敷席に案内されたので十分にくつろげました。頼んだのは、クーポンサービスのグラス生ビール×2、追加の生ビールハドワイザー4$、グラス赤ワイン6$、マグロとアボガドサラダ12$、フィッシュケラグエン10$、刺身盛り合わせ18$、焼き鳥レバー1.75$、焼き鳥ネギ間1.75$、おにぎり(2個+味噌汁付き)4$でサービス料10%を加えて計63$でした。料理のコストパフォーマンスとしては日本的な感覚からしても水準というところ。ただ今日のおススメがホワイトボートに書いてあるのですが、そこから頼んだ「近海もののアジのたたき」「もつ煮込み」が”ありません”といわれたのがとても残念。刺身盛り合わせは近海のまぐろ系のもの中心でした(撮った写真ブレていて見つらいです)。和食ということで日本酒を合わせたくなるところですが、せっかく用意されている純米酒1種類は「4合瓶単位でないと供されない」とのことで断念せざるを得なかったのもマイナス点でした。

2011-11-27 15:32 | 記事へ | コメント(0) | トラックバック(0) |
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2011年サイパン旅行(4)ジョーテンショッピングセンター(エビスヤ)
2011年11月23日(水)
 ワールドリゾートホテルへの滞在価値を高めてくれていたのが、ホテルから道路を挟んだ真向かいにある(交通量多いので押しボタン式の歩行者用信号利用必須)複数棟からなるジョーテンショッピングセンターです。

 前述の通り今回のホテルでは「食事なし」のため、センター内の手作りパン&お弁当店「エビスヤ」に毎朝700の開店直後頃に行って調達していました。8年前にもダイビングの帰りにダイブショップの人が連れて行ってくれたので利用経験のある店です。店のブログ http://saipanebisuya.blog49.fc2.com/ はあまり更新されていないので心配でしたが、全く変わらず健在でした。食パン、ロールパン、サンドイッチ、調理パン、おにぎり、お弁当などが、店内奥で作られていて、この時間では次々と「焼き立て、作り立てのパン」が出てきて、ローカルの人が次々に買っていきます。食パンとかロールパンとかで昨日作られて売れ残ったものはちゃんと別枠でディスカウントされていたのも素晴らしいですね。店内にはイートインスペースもあり、コーヒーやスープもその場で飲めるほか、缶ドリンクや日用品や食材(ブログで入荷情報等あり)なども売っていましたが、何故かビール系飲料が「アサヒアクアブルー(発泡酒)」しかなかったので、イートイン利用はしてません。毎朝買っていたのは1つあたり1ドル強〜2ドル弱のサンドイッチと調理パン。これを毎日ちょっとずつチョイスを変えて3個くらい買って部屋に持ち帰って3人で分け合って食べていました。サンドイッチも美味しかったですが、調理パンがふっくらしていて、特に絶品でした。また、前述のマニャガハ島に行った後の昼食では、手早く済ませたかったので、おむすび(娘には好物の梅干し、親はスパム)と、手づくりデザートのショーケースの中から「バナナクレーブケーキ」(甘さ控えめな上品な仕上がり)とを組み合わせての部屋食で利用したりと、使い勝手のある店でした。

 センター内でやはりほぼ毎日(娘が昼寝中などに)買い物に訪れていたのがサイパンでは最大級らしいスーパーマーケット。朝食にパンと共に食すフルーツ入りのヨーグルトやローカルバナナ、大量に消費するミネラルウオーター、シャワーの後には欠かせないビール、会社へのおみやげ等を買っていました。物価的に日本とそんなに変わりませんが、やはり税法の違いでビールの安さは際立ちます。最廉価のハド缶だと1.35$。。。で久しぶりに飲みましたが、やっぱりこの味正直そんなには好きではありません(お店で飲む「ドラフト」はイヤミがなくて許せるんですが)。もちろん、アメリカ、日本、韓国を中心とした各国ブランドのいろんなビールは売られていますが、いつも家で飲んでいるエビスやモルツは(たぶん輸出商品としては力を入れていないのか)ありません。最近日本で飲んで美味しかったハワイ産の地ビールであるコナビールとかおいてないかなあ。。。と探したのですがこれもありません。結局有名無名の2$前後のややプレミアムっぽい「瓶ビール(小瓶)」をあれこれ買って(ホテルに栓抜きがなかったので2.55$で栓抜きもこのスーパーで買って)試していましたが、ここでのベストは日本でドラフトでは飲んだことがあるベルギーのヒューガルテンホワイト(2.39$)でした。後述のレストラン含め、サイパンでの飲食において「食」には不満は感じませんでしたが、「飲」はちょっとネックでしたね。

2011-11-23 04:51 | 記事へ | コメント(0) | トラックバック(0) |
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2011年サイパン旅行(3)マニャガハ島
2011年11月20日(日)
 サイパン最大の観光スポットの無人島に10/9(水)に行ってきました。私も初訪問となります。最もメジャーな行き方はこの島の管理を任されているターシ・ツアーズ http://www.tasi-tours.com/managaha_top/ の定時運行の大型船で向かうパターンのようですが値段は大人1人38$。一方でそれ以外の「ボート送迎」は複数の店がほぼ1人15$の料金を掲げていて、価格差につられて後者の格安送迎を利用してみました。利用日前日にホテルのロビーにおいてあった観光情報誌 http://www.nachan.jp/ に掲載されているショップの中の一つ http://www.nachan.jp/leisure/sh.html に電話して、ワールドリゾートのピックアップ時間を900と告げました。

 当日は時間通りにピックアップ、別のホテルに宿泊されていた日本人家族連れとの混載で、「トラックの荷台(青天井)」に乗せられました。車で15分ほどでガラパンのビーチのショップ(というかテント)について、料金を支払い帰りのボートの時間を聞かれます。このショップで保有しているボートはたぶん1台しかないのでしょう、島への往復をボートが繰り返しています。先客に団体客がいたりしたので、ビーチで30分くらい待ったでしょうか。その間、子供をビーチ沿いのホテル(フィエスタだったのかな?)のトイレに連れて行けたりしたのでかえって良かったかもしれません。このショップ「シュノーケルセット、ドリンク、クーラーボックス、ビーチマット無料」とのことで、偽りは一応なかった(ドリンクはポカリスエットの缶)のですが、シュノーケルセットには「足ひれ」がなかったのが残念です。ようやく出発のボートでは、我々以外に別の女性3人客が同船。。。というか、我々は普通のボート送迎ですが、女性3人は巨大なビーチマット(みたいなもの)につかまってボートに引っ張られての移動で大変そうでした。船に乗っている時間は10分くらいなので過去のボートダイブ時に船酔いしたことのある私も問題なく快適でした。

 島に着いたのは1000頃。1人5$(大人のみ)の入島料を支払い、後はフリー。島内は休憩所/売店/食堂/トイレ等の設備は予想以上には整備されていたようですが、シャワー以外は特に利用しませんでした。ビーチゾーンにも木々が茂ってもいて適度な日陰もあり過ごしやすい環境でした。区切られた「遊泳ゾーン」は人で溢れかえっていましたが、波穏やかな浅瀬でもすぐにサンゴ礁の岩場になっていて、魚はワールドリゾートのビーチの10倍くらいでいっぱいいますが、素足で歩くのはかなり危険。幸い大人は二人ともクロックスタイプのサンダルをはいて来ていたので、サンダル履きでシュノーケルマスクを付けて楽しみました。子供も持ち込んだ「浮き輪+水メガネ」で興奮気味でした。

 出発前に予約しておいた1200に桟橋に戻ると、”5分遅れ”で迎えのボートが来て、今回は我々3人だけでガラパンのビーチに戻りました。ビーチにはホテルまでの送迎車がすでに手配されており、帰りは何故か高級なチャータータクシー。。。と、結果的に格安のボート送迎で今回は特に問題ありませんでした。ただ、行きにしても帰りにしても、ショップの状況で時間が安定しないので、安全優先ということになるとターシツアーズの方が何かと良いのでしょうね。

 ホテルに戻ってちゃんとしたシャワーを浴びてからホテルの部屋で昼食を取って子供はその後昼寝、という行動を今回は取りましたが、子供がもっと大きければもうちょっと島での滞在時間を取って、ボートシュノーケリングとかのオプションを付ければもっと楽しめたかもしれません。ビーチエントリのシュノーケリングだけだったら、2003年に経験したマリアナ・リゾート&スパ・ホテルのビーチの方が浅瀬でのサンゴとかカラフルな魚のほうが豊富だったかも。

2011-11-20 19:58 | 記事へ | コメント(0) | トラックバック(0) |
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2011年サイパン旅行(2)ワールドリゾートホテル
2011年11月19日(土)
今回宿泊したホテルです。到着した際、娘が「おかしのくにだね!」と感想を述べたメルヘンなエントランスが迎えてくれました。韓国資本とのことですが、フロントにはかなりコンスタントに日本人スタッフの方もいたので、不明点とか気軽に聴けて良かったです。

■客室

 「全室オーシャンビュー」というフレコミですが、「低層階(2〜3F)」「中層階(4F〜)」「高層階(7F〜)」でカテゴリーが違うらしく、最廉価なツアーのため提供されたのは2F。ベランダからの眺めを示しますが、1階の共用部分のせり出した屋根で半分くらい隠れており、海も椰子の木でマスクされています。まあ想定通りなので文句はありません。1度だけですがすごくキレイな「虹」も見れました。でも、予算に余裕があれば、中層階以上指定の方がよいでしょうね。

 部屋の広さとしては不満なし。ベッドはツインなので、子供の転落防止からくっつけようとしたらベッドの間にある小テーブルは動かせないみたいで、やむなく写真のような段差のある状態でくっつけて過ごしていました。それ以外の室内設備はリゾートホテルとしては標準的なものでしたが、特に評価できる点として、冷蔵庫は「毎日2本の無料ミネラルウオーター」がサーブされる以外は空っぽ、木製の扉に覆われているのでモーター音が気になることもありませんでした。ハンドルシャワーのお湯の出方がすごく安定しているのが、子供連れにはなにより嬉しいところ。家族全員ノドが弱いので空調は日頃から控えめな我々は、室内のエアコン温度の設定はほぼ29度としていましたが、この状態で持ち込んでいた温湿度計表示は26度・75%前後で快適に過ごせました。ただ、難もいくつかあって、まずは「インストラクション不足」。部屋には別に空気清浄器?加湿器?らしきものもあったのですが(LG製)表示がハングルのみで使い方分からず。また、セイフティBOXには全く説明書きがなかったのでフロントに問い合わせたり。またベッドサイドのデジタル時計が狂っていたので直すようにフロントに言っても改善されず。壁に掛け時計がかかっていてこの時間は正確なのですが、夜寝るときには秒針の音が気になったので、寝るときにははずしてクローゼットに入れていました。あとスーパーで瓶ビールを買ったのに「栓抜き」がなくて、フロントに聞いても「ありません」とのことだったので、スーパーで追加購入しました。

■プール&ビーチ

このホテルの最大の売りは、ホテル宿泊客以外にも有料(半日・ランチ付50$)開放されている、サイパン最大級のプール設備を備えた「ジャングルウェーブ」です。ホテル宿泊客はチェックインからチェックアウトまで無料で利用できるということで、4泊5日の滞在中、3日間利用しました。主なゾーンとしては、「4つのウォータースライダー」「波のブール」「川のブール」「子供用の浅いプール」「普通のプール?だけど巨大なワニやヘビの浮き具が浮かんだやっぱり子供中心のプール?」の5つで、それ以外にもホテル宿泊客専用のプール(いつもガラガラで時々団体客が「水球」をしていた)が1つありました。ウォータースライダーのうち半分は浮き輪に乗って滑ることが指定されていたり、波のプールと川のプールも浮き輪に乗ることが前提。その他にも大人から子供までのライフジャケットを無料で貸し出してくれたりするので、私のように泳ぎが苦手な人でもかなり楽しめます。「子供用の浮き輪」はないので持ち込んで使っていました。

また、ホテル専用ビーチでも、シュノーケルセットやペダルボートや子供用の砂遊びセットを貸し出してくれ、プールとビーチで長時間飽きません。ビーチの遊泳エリアはサンゴ礁の岩場も少ない割には透明度もあり魚も結構いて、波も穏やか。子供にも持ち込みの浮き輪と水メガネで魚を見せることができました。このビーチの範囲ではバナナボートなどのモーター付きのマリンアクティビティがないのものんびりしたい我々にはありがたかったです。また、夕日の時間(この時期1745くらい)には毎日ビーチに出てチェックしていましたが、いつも雲が多くてなかなか良い夕焼けには出会えず、その中ではベストなものをアップしておきます。

■レストラン

 今回のホテル滞在は「食事ゼロ」のツアーなので、ホテル内レストランを利用したのは最初の10/6(日)夕食でのブッフェレストランの1回のみでした。大人1人32$(大人同伴の子供はチェックイン時にもらえるカード提示で無料)でドリンクも生ビール(ミラー)/ワイン(白&赤・銘柄等は不明)を含めて含まれるという内容です。この日は中心料理が「しゃぶしゃぶ」ということで全テーブルにはカセットコンロがセットされていました。後でフロントで質問したらこの時期は日曜と水曜がしゃぶしゃぶで、それ以外の曜日は特段の特長はないブッフェとのこと。しゃぶしゃぶの具材は、牛肉、エビ、カニ、ムール貝、豆腐、野菜、うどん等の材料を、ポン酢ともみじおろしで食すオーソドックスなものです。それ以外にはサラダ、前菜、各種お寿司、そば、プチケーキ各種にアイスクリーム。海外ホテル(韓国資本)のブッフェとしてはかなり和食にシフトした内容でありがたかったです。別レストランで韓国料理と洋食があるので結果的にそうなっているのかもしれませんが。質としては「握り鮨」(まぐろ・えび・いか)は酢が利きすぎていて明らかにNGでしたが、他は悪くなくて、この料金からすればコストパフォーマンスは高いと思います。ただし「毎回ここだと食べ過ぎて親子でお腹こわすかも」と思い、今回は1回のみの利用に留まりました。大食漢の方や、同伴の子供は複数人いるような家族の方には特に良いと思います。
 なお、他にもレストランは3箇所あるはずなのですが、全く「アピール」がされていないのが不思議でした。

■その他の設備など

 客室の冷蔵庫が空っぽなこともあって、ホテル1Fの売店にはお土産だけでなく、飲み物や部屋で食べられるおやつ的なもの。カップめんなど豊富に売っていました。が、後述するスーパーが近くにあるので、この売店で買ったのは「コインランドリー1回分用の洗剤:1.50$」のみに留まりました。コインランドリーは大型の洗濯機が3台と乾燥機が2台あり、結構使っている人がいました。25セント硬貨が洗濯機は5個、乾燥機は4個必要です。終了時間とかの表示がなかったのが難点でしたが、洗濯40分くらい、乾燥30分くらいだったと思います。

 なお、このホテル「4歳以上はキッズプログラム無料(昼食にまたがる場合の昼食料は有料)」とのことでしたが、今回は娘がまだ3歳なので利用できません。4歳以下では1時間15$のベビーシッターのサービスもあるとのことでしたが、今回は天候にも恵まれプール&ビーチで家族3人で楽しく過ごせ、その反動で昼食後は子供も昼寝していた(その間に親は交替でスーパーで買い物とか)たので、全くその必要はありませんでした。

 ただしもし「1日中雨」だったりすると、幼児と室内で遊べるような施設はほとんどなかったので(卓球台とかビリヤードとかくらい)その場合にはキッズプログラムとか利用したくなったかもしれません。

 また、ロビーに宿泊客が(たぶん)自由に使ってよいパソコンがありましたが、韓国語OS版(WindowsXP)でした。宿泊客全体としても6割くらいが韓国の方で、2割が日本人。残りの1割づつを韓国/日本以外のアジア圏の方と、非アジアの方で分け合うというような感じだったです。ホテル内では現地スタッフ等からは「アンニョンハセヨ」とよく声がかけられていました。

 全体を通して、細かな点で気になったことはいくつかありましたが、総合評価はGOOD。子供が小学生くらいまでの間でサイパンに再訪することがあれば、たぶんまた利用することになるでしょう。

2011-11-19 10:21 | 記事へ | コメント(0) | トラックバック(0) |
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2011年サイパン旅行(1)概要・デルタ
 昨年度に私の年齢が「大台」に突入したので今年度に権利を得た会社のリフレッシュ休暇を利用して、11月6日(日)−10(木)4泊5日でサイパンに夫婦+3歳8ヶ月の娘との3人で行ってきました。子連れ海外旅行は今回が4回目。過去3回は全て夏休みのバリ島でしたが、今回は妻が5日の休みが限界ということでの行き先変更です。サイパンは夫婦では2回目、前回は03年の12月に3迫4日でアクアリゾートホテル宿泊、ダイビングのライセンス取得がメインでしたが、今回はホテル滞在中心のつもりで、サイパンで最もプールが巨大らしいワールドリゾートホテルを選択。AIRは前回はJALウェイズでしたが現在はデルタ航空の2往復しか直行便の選択肢がなく、行きが成田1025発でサイパン着1500(日本時間1400)、帰りがサイパン1635発(日本時間1535)で成田着1920の「高い方」の便を選択。ネットでこのホテル&フライトの組み合わせ料金を比較して、最も格安(食事なし/部屋指定なし)だったパックツアーを利用しました。

行きのフライト。デルタは全く初めてですが、アテンダントもこの便はほぼ半数日本人のようでコミュニケーションも楽でした。オフシーズンながら行きも帰りもほぼ満席。機体は小型機(B757ー200)で、エコノミーのシートレイアウトは3ー3なのは我々にとってはありがたいところ。パーソナルテレビもないので、子供に景色を見せて気をまぎらわしてもらうつもりだったのですが行きは「窓がない」ところの席(3席に1席くらいこのような仕様になっている)にあたってしまい残念。離陸後気流が悪いとのことでサービス開始が遅れ、ドリンクサービスと機内食が一緒になりましたが、供された時間は日本時間で1200頃と丁度よかったです。
事前リクエストしていたチャイルドミールの内容はトマトソース味のスパゲティにミートボールが付いたものとチョコレートパンとプリンと「きのこの山(これもチョコ味)」という甘いものに偏りすぎた内容。通常食はポテトサラダ、海老と野菜の中華飯、チーズケーキもどきのお菓子という量・質共に物足りないものでした。子供が半分残したスパゲティを自分が食べて量的にはちょうど、というところ。アルコールはビール、ワインから選択でき無料ですが、このタイミングとボリュームではそんなに飲めず、私はビール(サッポロ黒ラベル)のみをもらいました。
 フライト時間は離陸から3時間ということで、食事後は自分と子供のトイレ、子供を寝かしながら入国書類を記入していると、もう到着。。。という感じでした。ほぼ定刻のサイパン時間1500(以下サイパン時間表記)に到着でしたが、入国審査には少し前についたらしいソウル便の長い列がまだ残っており、指紋認証も入るので、空港を出たのは1600頃。それでも送迎のガイドさんの話だと「昼便の場合は1時間から1時間半くらいで、夜便はもっとかかるので、今日くらいの時間はほぼベスト」とのこと。送迎は混載ながらワールドリゾートは空港から最初のホテルだったので、到着はすぐで1615頃でした。

 帰国日はホテルのチェックアウトが1200で、ホテルからの出発が1340。空港着が1400で出国審査の列に並んだのが30分くらい(審査後のセキュリティチェックで大人は全員「くつ」を脱がないといけません)。フライトの定刻はサイパン発1635(日本時間1535、以下日本時間表記)で成田着1920のところ、出発時間も到着時間も15分くらい早まりました。帰りは無事に窓のある席で子供も離陸後10分くらいは雲の上の景色を楽しんでくれたようです。帰りは離陸後はすんなりとすぐに1600頃にドリンクサービス(withピーナツ)があってミラーライトビールをもらい、その後1620頃に機内食。チャイルドミールはミートソースのスパゲティのミックスベジタブル添えとぶどうとタルトでこれは行きよりはずっとバランスの取れた内容。通常食はカレー味のポテトサラダと豚肉メインのかけご飯とクッキーで(with私は赤ワインをもらう)、内容的には行きと同レベル。行きも帰りも思いましたが、量的にも質的にもチャイルドミールと通常食とを比較すると、どっちがどっちとも言えないような気がします。明らかに行きはチャイルドの方がハイカロリーだと思いましたし。

 なお、このフライトの組み合わせだと、初日も最終日もそれなりに現地で楽しめる時間もありながら、日本での行動もそんなに負担とならずに、良い旅程だったと思います。旅行の少し前まで、ネットでチェックしていた天候状況では「一日中雨」という日が結構あって心配していたのですが、滞在中は「晴れ時々くもり(毎日数分間くらいにわか雨)・最高気温30度くらい」という比較的良い気候が続いたのは何より幸いでした。

2011-11-19 10:14 | 記事へ | コメント(0) | トラックバック(0) |
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TIME STRINGS TRAVELLERS
2011年11月12日(土)
TIME STRINGS TRAVELLERS - Defreezed Songs('11年 地底レコード \2,500)2CD-9曲/61'09+7曲/69'59

 1stが'95年カセット、2ndが'96年カセット、3rdが'99年CDだった関西を本拠とするユニットの12年ぶり新作4th。「解凍された歌」とのタイトル通り、以前からの未発表曲や'90年代のライヴテイクを含む構成となっている。編成はg/b/ds/key/saxの変わらぬ5人編成だが、前作比ではgがオリジナルメンバーに戻り、saxが新加入。かつゲストとしてvoが3曲、ジャンベ/太鼓が3曲、perが2曲加わる。基本路線はタイトなジャズロック、ということで変わらないのだが、計130分の長尺ということもあって、過去作品以上に幅広い音楽性が発見できるが、これが本来のバンドの姿なのかな? インプロ曲やインプロパートも一部にはあるが、ほとんどの曲は複数メンバーで分担され作曲されたもの。やけにメロディアスでムード歌謡的な情緒も漂わせるサックス、アコギを適度なアクセントとして挟み込むギター、いかにもな80年代風フュージョンデジタルシンセ(筆者は当時この手の音が大キライだったが)が今聞くとかえってベタなキャッチーさが面白いキーボードに、スローな曲でもテクニカルな曲でも確かな力量で支えるリズムセクション、というアンサンブルが新鮮だったり少し懐かしかったり。ゲストヴォーカルを加えた日本語歌詞のを加えた日本的土着なメロディラインを生かした唄もの曲がさらに奇妙な「盆踊りジャズロック」とでも言うべき不思議な世界観を表出させる。

2011-11-12 15:43 | 記事へ | コメント(0) | トラックバック(0) |
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RAVISH
2011年11月05日(土)
KIHLSTEDT,BOSSI AND RATHBUN - RAVISH('09年?twelve cups)15曲/51'02

 C.Kihlstedt(vo,vln他)、M.Bossi(ds他)、D.Rathbun(b他)といったSGMメンバーが集まったプロジェクトで、'04-'08年にダンスや演劇のために書かれた5アイテムの音楽集。アイテムによって参加メンバーは異なるが、ほぼ半分を占める最初のパートはKihlstedt主導で上述トリオにtp/gにチェロを加えた5人のチェンバーロックバンド編成をとっておりKihlstedtのヴォーカルも目立つ。まさにSGMからアートベアーズ要素のみを抽出したような、私個人としてはSGMの中で最も好みの部分だけが培養されたような内容となっており素晴らしい。後半はKihlstedtとBossiまたはRathbunのデュオで両者がマルチプレイ演奏ながらバンド編成の出音ではなく、より室内楽的なアンサンブルで、インスト中心、抽象的なイメージの広がりを大切にした類のお仕事。

2011-11-05 11:02 | 記事へ | コメント(0) | トラックバック(0) |
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LUKAS LIGETI
LUKAS LIGETI - Pattern Time('11年 innova)7曲/56'24

現代音楽の大作曲家リゲティの息子のルーカス・リゲティと言えば'93年にCUNIEFORMからアルバム「Hybrid Beat」をリリースしたジャズロックバンドのドラマーとして、強く記憶に残っていた存在だが、ジャズロックというよりは現代音楽との境界ジャンルでコンスタントな活動を続けていたらしい。本作はp/sax/バラフォン(アフリカ木琴)/b/dsの5人編成で'99年に録音され'01にポストプロダクション処理が行われていた音源を'08年にマスタリングしたもの。疾走テクニカルジャズロック、即興フリージャズ、無調もしくはミニマル現代音楽、サンプリングと音響処理、アフリカ民族音楽が、曲毎に強弱をつけながら混在。部分部分では強くひかれる要素は多い。

2011-11-05 11:00 | 記事へ | コメント(0) | トラックバック(0) |
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PETER HAMMILL
2011年10月22日(土)
PETER HAMMILL - Pno.Gtr.Vox.('11年 FIE)2CD-13曲/68'02+14曲/73'31

今年の来日公演を見に行った際 http://blog.zaq.ne.jp/rotters/article/135/ に会場販売されていた新リリースライヴアルバム。ハミルの長いキャリアの中でも、サポートメンバーを加えない完全なソロ演奏でのライヴアルバムは'92年録音/'99年リリースの「Typical」以来の2作品目ということになる。本作は昨年2010年5月のUKツアー+同7月の来日公演からのセレクションで、CD1がピアノ、CD2がギターと器楽を完全に分けた選曲。CDのクレジットにはどの曲がどの公演かは記載されていないが、日本語公認情報発信ブログ http://inverse.exblog.jp/16402065/ によると、CD1のうち1曲が7月9日のPIT-INNで、CD2のうち4曲が私も見た http://blog.zaq.ne.jp/rotters/article/37/ 7月8日の月見ル君想フからの収録とのことだ。

ここ数年の、復活VDGGと共にヴォーカルも器楽にも一層の充実振りが顕著なハミルのソロ来日公演と同等のクオリティがパッケージ化されているはず、という予想と期待には見事に答えた内容である。録音状態もライヴ感が十二分に伝わる素晴らしいもので、各曲共にスタジオ盤と共に世に残されるべきもう一つのベストテイクとしての価値を有するものだ。特にCD2のアルバムとしての完成度の高さは特筆される。ピアノのCD1はやや大人しめ、ギターのCD2がロックしている曲が多いのはライヴ同様ではあるが、やや残念なのは、実際のライヴ公演では確実にハイライトの一つとなるVDGG曲の収録が(当然意識的な選択だろうが)1曲もないこと(CD2収録の"Ship Of Fools"はVDG曲ということでVDGGとは区別して考えます)。ソロライヴでのVDGG曲では器楽的にかなり斬新な(時によりぐちゃぐちゃに破綻した)演奏が必ず聴かれ、実際本作でもその意味合いから"Ship Of Fools"がCD2と強烈なアクセントとなっているだけに、ピアノ曲での破綻ぶりもCDで再体験してみたかったところ。

2011-10-22 10:15 | 記事へ | コメント(0) | トラックバック(0) |
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TWIN SISTER
2011年10月15日(土)
TWIN SISTER - In Heaven('11年 Domino)10曲/35'32
9ヶ月前に紹介したバンド http://blog.zaq.ne.jp/rotters/article/78/ のフルアルバムとしてはデビュー作となる新作。メンバーは変わらず女声/g/b/ds/keyの5人編成で、レトロ・フューチャーなエレクトロポップが基軸にあるが、本作ではゲスト弦楽四重奏のアンサンブルも加わるので従来作以上にステレオラブを連想させる場面が多くなった印象。一方でデビューEPに特に強かった屈折音響サイケフォーク(HAIL/SNAIL的な)要素はほとんどなくなってしまったのは筆者的には痛烈に残念。女声のキャラはまだまだ微妙に病的な(ツイン・ピークスの明るい場面をどこか連想するような)魅力には溢れており、ギリギリ私の縄張り内に留まっている。楽曲によって「レトロ・ポップ」のモチーフの変化の付け方の強弱が、60年代から80年代のアメリカンポップ〜ロンドンニュー・ウェイヴ〜はたまた昭和歌謡?までの幅を備えているところと、現代音響処理とのミスマッチ的なズレでの面白さが一般的にはアピールポイントになるのかな。

2011-10-15 10:37 | 記事へ | コメント(0) | トラックバック(0) |
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ABOUT GROUP
ABOUT GROUP - Start And Complete('11年 Domino)14曲/47'11
Alexis Taylor(vo/key他)、Charles Hayward(ds)、John Coxon(g他)、Pat Thomas(key)の四人によるプロジェクトアルバムの2nd。ヘイワード参加プロジェクトということで私は聴いたわけだが、世の中的にはTaylorのサイド・プロジェクト的な言われ方が一般的なようだ。Taylorのヴォーカルを前面に立てた、60年代ポップ〜ソウル的な唄ものに、ややジャズテイストなオルガンとギターフレーズとドラミングの、ほとんどは渋いサポートに徹しながら、ほんの時折垣間見える逸脱の輝きも魅力でなかなか好バランス...なところに、違和感のあるSE的なノイズだったりアンサンブルを外したアナログシンセだったりも加えられたりするあたりが面白さを拡大させる。このジャンル詳しくないけど、私が経験した範囲では大友良英アンサンブル+浜田真理子をちょっと連想した。

2011-10-15 10:36 | 記事へ | コメント(0) | トラックバック(0) |
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CARAVAN
2011年10月08日(土)
DVD:CARAVAN - Classic Rock Legends:Live at Metropolis Studios('11年itv studios home entertainment)NTSC 88分
昨年末のスタジオライヴを収めたDVD。私自身最近のキャラバンはあまりフォローしていないし、今世紀に入ってから2度行われた来日公演にも行っていないが、本ライヴのラインアップが現行編成らしく、Pye Hastings(g/vo)、Geoffrey Richardson(vla/fl/g他)、Jan Schelhaas(key)、Jim Leverton(b)、Richard Coughlan(per)に、新ドラマーであるMark Walker(ds) の6人編成。オリジナルメンバーであるコフランがフルセットのドラムを叩ける健康状態でないらしく、このライヴでもコフランはタンバリンを叩くくらいでちょっと痛々しいが、新ドラマーは若々しい勢いでバンドをリードしており、残るメンバーの演奏力も申し分ないので、音楽的なアンサンブルとしては問題なし。
 セットリストは新旧楽曲の組み合わせで構成されている(詳細はHP
http://www.caravan-info.co.uk/#/news/legendsconcertdvd)。パイのヴォーカルが時折りオクターブダウンしていたり、シェルハースのシンセ音に時折り違和感があったり、ラスト大曲"Nine Feet Underground"の後半ヴォーカル(オリジナルではリチャード・シンクレアのパート)はパイではなくレバートンが担当していたり。。。とケチのつけどころはないわけではないが、総合評価としては期待値以上の仕上がりだった。
 ポイントとなっているのは、私自身は映像では初めて接したリチャードソン。中期キャラバンのキーマンだったことはもちろん十分に認識済みだが、ライヴ・エンターテイメント的に想像以上に味わいを出している。本職のヴィオラのフレージングでの健在ぶりは当然素晴らしいが、最近の曲でのリードギタリストDoug Boyleの脱退を補うギター演奏も的確だし、スプーンとかハサミとかを含めたマルチプレイも映像映えしており、これだったらリチャードソンを目当てに来日公演見にいくんだったと今さらちょっと後悔。なお、ライヴ以外の特典映像としては、パイとリチャードソンの10分程度のインタビューがあるが、字幕がないのが語学力のない私としては残念。

2011-10-08 06:52 | 記事へ | コメント(0) | トラックバック(0) |
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SOPIA DOMANCICH
2011年09月24日(土)
SOPIA DOMANCICH - Snakes And Ladders('11年 CRISTAL)16曲/ 44'39
最近は比較的オーソドックスなジャズ領域中心に活動していた印象のある(よって私は聴いていない)key奏者SOPIA DOMANCICHのソロ名義作は、ジョン・グリーブス、ロバート・ワイアット、ヒミコ・パガノッティ他計5人のvoを起用した、かなり意外な仕上がりのアルバム。テクストの一部はvo側から持ち込まれてはいるがJacqueline Cahenなるフランス語での詩の朗読が中心。疾走感のあるジャズロック展開となる曲はきわめて限られており、楽曲の構成は淡々としたトーンのvoとピアノの渋いコラボを基軸に、ゲスト器楽奏者を加えたg/per/ds/エレクトロニクスが彩りを加えたり、フラメンコ的な曲が挟まったりで、声高な主張はないものの印象的なイメージの広がりは豊かな、不思議な魅力が連続する佳作。

2011-09-24 10:04 | 記事へ | コメント(0) | トラックバック(0) |
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MINOKE?
MINOKE? - p.p.a.c.k.('11年 POSEIDON \2,625)11曲/64'15
POSEIDONの廉価版サブレーベルであるVITALからは2作品をリリースしていた、b/ds/sax/key四人編成のインストユニットの3rdというべきか、フルアルバムとしての1stというべきか。帯には「プログレ、ジャズ、ワールドの劇的な融合」とあるが、基調は圧倒的にジャズロックで、中心線は中期ソフトマシーンあたり。クールだがシリアスすぎず、ヒネリをふんだんに盛り込みつつ親しみやすいメロディラインとリフを絡めたアンサンブルを大事にした正攻法のアプローチでの楽曲構築。民族perだったりエレクトロニクスだったり、keyの音色の変化だったりを伴って、曲ごとの雰囲気のメリハリが豊かで、フルアルバムをしっかり構成。tp、vo/fl、vln(藤本美樹)のゲスト参加曲では、アクセントが効き過ぎて別バンドとなっているような印象さえ感じるのが良し悪しか(ゲスト参加ない方がバランスとしては良かったのでは?)。全体としてはVITAL時代比では格段に説得力がアップしている力作

2011-09-24 10:03 | 記事へ | コメント(0) | トラックバック(0) |
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2011年勝沼(3)メルシャン/宮崎園/シャンモリ
 食後は徒歩でメルシャンの勝沼工場へ(シャトー・メルシャンと称している)http://www.chateaumercian.com/winery/へ。見学施設等を全面改装したとのことで、以前は工場に隣接して大きな売店(ワインの無料試飲あり)とか有料のテイスティングバーみたいな施設があったのに、現在はワイナリーツアーの受付カウンターがあるだけ(ツアーには数日前にWEB申し込みしようと思ったんだけどすでに満員札止めだった)で素通りし、さらに徒歩で数分離れたところにあるメルシャン資料館に向かいます。メルシャン資料館は昔の工場&倉庫をベースにした展示施設で内容的には以前見学した状態とそれほど差異はないように思えました。資料館の前に新しく出来ていたガラス張りの建物の中に、ワイン中心の売店、テイスティングバー、カフェ的なスペースが設けられています。無料でワインのテイスティングできるのは日替わり1種類のみ(この日は「長野シャルドネ」)で、他は各種ワインがグラスあたり100円〜600円。メニューにはランチプレートやサンドイッチとかもありましたが、1330頃に我々が入店した時点では食事系のほとんどは売り切れていました。我々が頼んだのは「甲州飲み比べセット3種250円」という白ワインセット2つとチーズケーキ450円とチーズスティック100円。ワインのテイスティングは、この値段のワインなのであんまりピンとくるものはありませんでした。せっかく来たんだから高いワインのテイスティングにしなかったことにちょっと反省。
 さて、メルシャン資料館ゾーンの向かいには以前から由緒のありそうな古い空き家があり、気になっていましたが、今回行ってみたら有料(大人200円、子供100円、未就学児無料)の見学施設「宮光園」http://www.kcnet.ne.jp/~kkyoukai/miyakouen/miyakouen_index.htmlにリニューアルされていました。宮光園とは日本ワイン製造の先覚者の一人である宮崎光太郎の自宅兼ワイン醸造場で、入場時に聞いてみたら、市に寄贈されたことから復元改装して今年の春から見学施設としてオープンしたとのこと。メルシャンのワイン資料館になっている建物は、その後立てられた「第二醸造場」にあたるものなのだそうです。展示内容はワイン資料館と当然かなり重複しますが、2階建ての和洋折衷の面白い建物でもあり、1階の和室の広間で休憩するには良いスペースです。ここで子供が1時間くらい昼寝してくれないかなと願望していたのですが、家を面白がって遊んでしまいダメでした。
 ここを出て帰りのバスの時間まで1時間弱あったので、バス停のちょうど前にあるシャンモリワインのワイナリーに併設されているレストランhttp://www.w-club.co.jp/chanmoris/で、時間をつぶすことに。店内はかなり広くランチ終了時間にもかかわらず満席に近いにぎわいで、ランチセットではサラダとスープがブッフェということもあって雰囲気的にはやや高級なファミレスという感じで、子供連れには違和感のないスペースです。ここでコーヒーとぶどうジュースとぶどうのシャーベットを食しつつトイレ休憩とし、勝沼を後にしました。
 子供はバスに乗ると熟睡。勝沼からの帰路はお座敷列車では時間が遅くなるため、新宿行きの特急かいじでのオーソドックスな移動。勝沼1628発−新宿1753着での日帰り旅行を終えましたが、1時間半の間寝ている子供を抱っこしつづけているのはそろそろ厳しいですね。今後とも、1年に1度はぶどう狩りは恒例にするつもりですが、次回からはそろそろ子供用の専用座席の確保も考えないといけないかな。

2011-09-24 05:25 | 記事へ | コメント(0) | トラックバック(0) |
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2011年勝沼(2)ぶどう狩りと昼食:川口園
 駅前からは「甲州市民バス」を利用して移動。本数少ないのですがちょうど接続時間9分できわめて効率の良い移動となります。なお、我々は運良く乗れましたが超満員で乗れない人も出ていました。子供連れでもあり、今回の勝沼滞在は「バス停:ワイン村河川公園」から徒歩5分以内、かつ過去に利用したことのある施設中心の行動です。
 まずは「川口園」でのぶどう狩り&昼食 http://katsunuma.net/minshuku/kawaguchien/bbq.html へ。ぶどう園には1120頃に到着。ぶどう狩りの料金システムは写真の通りで、全種類だと高くなるし、そんなに量も食べられないので一番安い「ベリーAのみ1人500円」で入園です。ぶどう棚にはベリーAも種なしと種ありがあり、若干味も違うのでそれぞれ1房づつを食して十分に満足しました。入り口で虫よけスプレーをしっかりかけていったつもりでしたが、半ズボンの子供の足は大量に刺されてしまいました。暑い日でもぶどう狩りには長ズボンが必須ですね。
 ちょうと1200頃にレストランへ移動。前日にバーベキューセット二人前で予約しておきました(子供の分は大人からの取り分け)が、帰り際には満席になっていました。バーベキューセット@1,570円(豚肉・野菜・ご飯・味噌汁)のコストパフォーマンスが特に良いというわけではないですが、勝沼のワインを中心とした飲みものの料金設定はまずまず良心的なように思えます。勝沼産の地ビール(大和葡萄酒で作っている500ml・850円)があったので最初にこれを頼んでから、ハウスワイン(丸藤葡萄酒の製造)の小(360ml・1,200円)ボトルを追加。バーベキューは子供も目で調理プロセスが見えるので飽きずに食べてくれるのが良いですね。

2011-09-24 05:24 | 記事へ | コメント(0) | トラックバック(0) |
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2011年勝沼(1)お座敷山梨ぶどう狩り号
 9月18日(日)最高気温32度と暑い中、山梨県勝沼まで3歳の子供&夫婦での日帰り旅行に行きました。勝沼を訪れるのは夫婦は4回目で子供は初です。車のない我が家はJR移動で最寄駅は錦糸町。山梨方面へは錦糸町から直通で行ける(千葉始発)直通での臨時季節列車が年によってあったりなかったりですが、今回は9月の土日祝限定のグリーン指定席快速「お座敷山梨ぶどう狩り号」が錦糸町発901の利用しやすい時間に設定されており、数日前に座席を確保することができました。「お座敷列車」は全く初めての経験。列車内は靴を脱いで座イスと座布団の上に「堀こたつスタイル」で座ります。我々は二人分の座席に3歳児を含めた三人で座るわけですが、座席の間隔的には三人でちょうど良い感じ。リクライニングとかはないので、大人二人だったら通常の特急列車の方がくつろげたと思いますが、幼児連れだったらこっちのスタイルの方がむしろ良いかな。錦糸町では写真の通り車内ガラガラでしたが途中で満席となり、お向かいの人との距離が近いのでちょっと落ち着かないのは止むを得ないところ。また、我々はちゃんと朝食を取ってからの乗車で車内にはミネラルウオーターのみの持ち込みだったのに、回りのみなさんはほとんどの方が大量の飲食物を持ちこんでおり、子供も気になるみたい。。。そのうち耐えられなくなって泣き出したところで勝沼ぶどう郷駅に1046着。改札口では子供にだけキャンディーを配ってくれていて到着後は機嫌を持ち直してくれました。

2011-09-24 05:23 | 記事へ | コメント(0) | トラックバック(0) |
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LIVE:ピーター・ハミル
2011年09月23日(金)
2011年9月22日 代官山「晴れたら空に豆まいて」

 14ヶ月ぶりの来日公演。東京4DAYSの初日に行きました。例によって妻との育児当番の関係もあり、妻の勤務予定がある程度固まるタイミングまで待ってからでないと前売りが買えない私(一応注記しておくと妻もライヴに行くときは私に対して同じような事前承認が必要です)なので、約1ヶ月前の購入時には後半の新宿PIT-INNはすでに売り切れており、この会場での公演しか選択肢がなかったもの。当然購入した整理番号もラストの方ながら、ピアノを弾くのがしっかり見える位置の席には座れました。見やすさ(ステージと客席の位置関係)では昨年の「月見ル君想フ」の方が良かったかな。でも新宿PIT-INNよりは格段に良いです。この会場は初めてですが、程よい満員状態で、過去ハミルを見た限りにおいては一番小さいキャパではないかと思われる贅沢な環境、場内は(会場のポリシーではなくアーティスト側の意向だと思いますが)禁煙というのもありがたかったです。

 昨年の来日公演4DAYSは日替わりのテーマ設定で私が見た日 http://blog.zaq.ne.jp/rotters/article/37/ は、器楽を「ギターだけ」に絞った設定でしたが、今回の制約は「4DAYSで曲を重複させない」ということのみ。ただ95分1本勝負のステージは、ピアノ→ギター→ピアノの流れで、比重としてはかなりピアノに偏っていました。主催者スタッフによるブログにセットリストが当日深夜に早くも掲載されていました http://inverse.exblog.jp/16328717/ ので、丸ごと引用させていただくと以下の通りです。

  1. My Room 2. Just Good Friends 3. Curtains 4. Shell 5. Comfortable?  6. Shingle song  7. Driven 8. Our Eyes Give It Shape 9. Primo on the Parapet 10. Sphinx in the Face 11. Losing Faith in Words 12. Autumn 13. Bubble 14. Friday Afternoon 15. Stranger Still - encore - 16. Time to Burn

 新旧のソロ曲を散りばめつつ、かつ'70年代のVDG(G)曲をオープニングとギターパートのエンディング(M10)という節目においた、非常にバランスの良い、私個人の過去のハミルソロライヴ体験でも最上位クラスにランクされる仕上がりでした。ヴォーカルの近年の充実振りは予想&期待値通りです。全体の3分の1くらいのギターパートについては今回のプログラムのハイライトであるはずのM10を含め、出来は悪くないけど。。。昨年があまりに良かったのであそこまでの奇跡には至らずという印象です。残りの多数を占めるピアノパートは充実振りが目立ちました。ハミルにとっても初めての会場のはずですが、グランドピアノとの相性も良かったのかな。例によって原曲にないフレーズの挿入とか転調とかがふんだんに織り込まれます。全てが成功しているわけではなく完全な不調和で「いくらなんでも。。。」と感じてしまう場面も部分的になくはありませんが、感銘を覚えるパートの方が今回のピアノに関しては圧倒的に多かったです。なお、会場では新作ライヴCD(昨年の演奏集、2枚組でCD1がピアノ、CD2がギター)が先行発売されていました。これからじっくり聴きます。

2011-09-23 07:09 | 記事へ | コメント(0) | トラックバック(0) |
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COMBAT ASTRONOMY
2011年09月14日(水)
COMBAT ASTRONOMY-Flak Planet('11年ZOND)8曲/49'15
ハイペースのリリースが続くJames Huggett(b、prog)リーダーユニット新作で、自分が聴きそびれていた前作と前々作ではElane di Falcoがvo参加も、本作では管楽器他3名を加えたインスト編成に戻っている。バンドHP http://www.zond.co.uk/ にあった本作のアオリ文句は「LOUD BASS、LOUD HORNS 、LOUD DRUMS、MASSIVE RIFFS」とあるがその通り、ヤニック・トップのゼニゲバ化というかひたすらドライブするモノトーンのベースリフを軸に、メタル変拍子プログラミングドラムと、フリージャズ管楽器群、音響エフェクト/ノイズ群の重ね合わせで、その個性は変わらずだが、へヴィさは過去作中では最高。 なお次作4曲ミニアルバム?「Barricades」が既にダウンロードのみで発表済み。新たなゲスト女声を加え、管楽器が不在でgが強調された、近作群ではかなり雰囲気を変えた作品で、"avant/industrial/space metal"のアオリ。ハンドのコンテンツサイト http://combat-astronomy.bandcamp.com/ では過去作品含め楽曲を聴くだけであれば無料で、ダウンロードはもちろん有料だが、「Barricades」のダウンロードのみは購入者が自由に値段を付けられるしくみ。(注:初出 8月末発売「ユーロロックプレス誌50号」掲載レビューを加筆)

2011-09-14 05:06 | 記事へ | コメント(0) | トラックバック(0) |
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KEITH & JULIE TIPPETT
KEITH & JULIE TIPPETT-Live at the Purcell Room('10年Ogun)46'06
それぞれコンスタントな活動は伝わってきてはいるが、夫婦デュオの「Couple In Spirit」シリーズのアルバムとしては'88年/'97年に続く13年ぶり3rdとなる新作。'08年のロンドン・ジャズ・フェスティバルの中でのライヴで、46分インプロ(spontaneous compositonとのクレジット)1曲のみの収録。例によってフリージャズと現代音楽とネイチャートラッド的なフレーズとをp/voの両者が自在に持ち出し、緊張感と時折の安らぎとが交錯し合う、独自な調性での世界が展開される。今更取り立てて新境地のようなものはないが、p/vo以外の、per群/オルゴール/小楽器等が従来作品以上に持ち込まれていることと、ジュリーによる「歌詞」パートが前半、中盤、後半それぞれ好アクセントとなり、構成バランスも取れていることが特徴的な名演であることは間違いなく、価値のあるCDリリース。(注:初出 8月末発売「ユーロロックプレス誌50号」掲載レビューを加筆)

2011-09-14 05:05 | 記事へ | コメント(0) | トラックバック(0) |
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BOOK OF KNOTS
BOOK OF KNOTS-Garden Of Fainting Stars('11年IPECAC RECORDINGS)10曲/40'23
新作3rd、前作と変わらぬ4人のコアメンバー+多数のゲストにより、例によって参加者的にも重複するスリーピータイムゴリラミュージアム(SGM)と共通するサウンドだが、SGM比では表面的なハードコア要素は控えた代わりに、ねじれ・歪み・迷宮・シアトリカル性をさらに一層高めた、まさに「暗黒レコメンチェンバーワールド」が徹底して展開される。作品を重ねるごとにエスカレートする気味悪さは、本作でほぼ頂点と言うか、私の印象としてはちょっとやりすぎ感強い。曲調が良くも悪くも閉塞的過ぎるので、バランス上は前作からコアメンバーに格上げになったCarla Kihlstedtの暗い中にも一輪の華があるvo割合を、もうちょっと増やしてほしかったところ。Carlaがvoのオープニングナンバーなど文句ないのだが。(注:初出 8月末発売「ユーロロックプレス誌50号」掲載レビューを加筆)

2011-09-14 05:03 | 記事へ | コメント(0) | トラックバック(0) |
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OCTOBER EQUUS
OCTOBER EQUUS - Saturnal('11年Atlrock/マーキー・ベルアンティーク\3,000)13曲/46'05
スペインのバンドの、またも発売元を変えての新作3rd。前作からはg/b/key/saxが変わらずでdsが交代、2nd-saxとチェロが加わった7人編成の3rd。レコメン基軸なのはデビューから不変だが、新ドラムのナマり方がさらにカトラー似で、チェロが加わったことでの弦楽器間のフレージングアンサンブルなどでも後期ヘンリーカウとの類似性は一層強くなっている。次第に大編成化を重ね、アンサンブルも展開も緻密さを増しているわけだが、それ以上にロック的なバンドの勢いも増し、表情は前作以上に多面的に広がって全編を飽きさせないで進んでいく。KC的メタリック感、WEIDORJE的ジャズロック感、南欧的大らかさ、といった曲替わりの付加要素がそれぞれ高水準な魅力を伴い絡み合う。日本流通盤帯には「暗黒チェンバー・ロック」とのカテゴリ記載があり、その要素は否定しないが、暗黒要素以外での表現力の向上が評価されるべき。(注:初出 8月末発売「ユーロロックプレス誌50号」掲載レビューを加筆)

2011-09-14 05:01 | 記事へ | コメント(0) | トラックバック(0) |
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BRIAN ENO WITH JON HOPKINS&LEO ABRAHMAS
2011年09月10日(土)
BRIAN ENO WITH JON HOPKINS & LEO ABRAHMAS -Samll Craft On A Milk Sea('10年BEAT RECORDS \2,000)16曲/54'29
昨年リリースされていたイーノの新譜プロジェクト作品で、実は結構異色作だった。日本盤解説 http://www.beatink.com/Labels/Warp-Records/Brian-Eno/BRC-275/ からクレジットを引用すると、
 Brian Eno plays computers
 Jon Hopkins plays piano, keyboards and electronics
 Leo Abrahams plays guitar, laptop and guitaret
  With
 Jez Wiles - Percussion on tracks 4, 5, 6 and 8
とあり、メンバー間の即興により成り立っているらしいが、音からするとイーノはコンピュータ操作でのアンビエント路線中心。Music For AirportというよりはOn Land的なクールな印象が強い楽曲でアルバムが立ち上がるが、次第に他メンバーがノイジー、パンク、そのまんまノイ、ちょっとゼロセット、チープなクラフトワーク...とかな要素を楽曲毎にぶつけてきてアンビエントからは全く外れて落ち着かなくなってくる。1曲が短いので、なんだかジャーマンエレクトロミュージックのオムニバスというか、大昔のSKYレーベルとブレインレーベルのコンピュレーションみたいな? でもアナログではなく現代のコンピュータミュージックのデジタル的な尖り方では基軸が一貫しているのでノスタルジーな印象はない。イーノの絡んだ新譜ではかなり久しぶりに感心しました。でもこれからも繰り返し聴くのは本作よりもMusic For Airportの方だけど。

2011-09-10 09:42 | 記事へ | コメント(0) | トラックバック(0) |
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Shiloh-Sheray,Marco Minnemann
Shiloh-Sheray,Marco Minnemann('11年自主?)18曲/54'43
マルコ・ミンネマンの新プロジェクトは女声voとのデュオユニット名義だが、例によってマルコのマルチプレイ+ゲスト参加もあり、ほぼ全編vo/g/b/key/dsのバンド形式編成での出音となっている。voの女性は初めて聞く名前だけどHP http://shilohsheray.com/ を見た範囲では全く屈折したキャリアは持っていない通常の(?)ポップシンガーのようだ。器楽のアンサンブルもオープニング曲ではマイスパレード的な変拍子癒し系ポストロックの雰囲気もあるが、マルコらしいヒネリの聴いたアレンジは数曲で前面に出てくる以外は総じて隠し味という範囲に留まる。女声を主役とするスローバラードな曲ではアコギやアコピを強調し、器楽主導となるロック性の強い曲ではドラミングとギターの刻みを軸としたアンサンブルをヴォーカルと拮抗させる。両者がほぼ均等に配され、全18曲のアルバムをバランス良く構成している。上手いとは思うけど、個人的な趣味からすると、マトモなポップ過ぎるかな。

2011-09-10 09:41 | 記事へ | コメント(0) | トラックバック(0) |
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PENGUIN CAFE
2011年09月03日(土)
PENGUIN CAFE - A Matter Of Life...('11年 PENGUIN CAFE)11曲/46'42
 PENGUIN CAFEレーベルは、ペンギン・カフェ・オーケストラ(PCO)の主宰者であったサイモン・ジェフが1997年に49歳で亡くなった後、息子であるアーサー・ジェフが発掘音源等の関連アルバムをリリースする会社、だと認識していたのだが。。。本作はこのアーサーが新たに率いるリーダーユニットの1stである。HP http://www.penguincafe.com/ を見てもこのユニットとPCOとは明確に区別されており、演奏メンバーはアーサーを含め12名がクレジットされているがPCOメンバーは存在していないようだ。楽曲はほとんどがアーサー作。器楽アンサンブルの基本は弦楽アンサンブル+ピアノで、これにウクレレ、ハーモニウム、ホイッスルやパイプ、per類が加わるというもの。ライト・クラシックと無国籍ヒーリングトラッドを合体させた曲が多いのはPCOと共通であり、PCOの新作と名うたれても全く違和感はないが、変に縛られることを避けたということなのだろうか。PCOにはほんの時折見られたロック性アプローチが皆無で、その代わりに純クラシカルなアンサンブル曲が挟みこまれているのがPCOとは異なる個性と魅力として光っている。PCOの旧作の聴きなおしと合わせてさらに聴きこめる好作品。

2011-09-03 10:50 | 記事へ | コメント(0) | トラックバック(0) |
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MIKE OLDFIELD
MIKE OLDFIELD - Incatations('11年Mercury)2CD(77'03+54'24)+1DVD
 基本的に私は再発ものには手を出さないようにしているのだが(キリないし時間と金もないし)Moerlen弟のソロ作を聴いた流れで?ついつい買ってしまったデラックスエディション版。もちろんオールドフィールドはリアルタイムでチューブラーベルズ以来の付き合いであり、3rdのオマドーン('75)と4thの本作('78)は別々の意味で頂点をなしている歴史的な大名盤であることは今更言うまでもない。
 Disc1=本編はオリジナルステレオミックスの2011年リマスター。初期三部作の諸要素+当時のエレクトロニクス&ポップ要素も取り込んた密度の濃さが改めて感じられ、特にラストパートでの演奏面の主役であるMoerlen兄のヴィヴラフォンが特に印象的に響く(。。。が一番いいところでマスタリングミスによる音トビがありレーベル側では交換にも応じているらしいが面倒くさいなあ)。ボートラとしては当時のシングル”ギルティ”のリマスター、でこのディスコ曲そのものは結構好きなんだけど一緒には収めてほしくなかったなあ。
 Disc2はアルバム本編の素材だったり、当時のアウトテイクやシングル等アルバム未収録マテリアル集だが、本編に匹敵する仕上がりとなっている曲は残念ながら見出せなかった。Disc3のDVDはDisc2のマテリアルの一部の5.1ch-mixがメインのようだが、現在の自分の環境では聴取不可。映像コンテンツはプロモ2曲と、Incatations50分のライヴ映像だがこのライヴは既発LP/CD/DVDの「Exposed」(Disc1がIncatations、Disc2がチューブラーベルズとギルティ)と同じものなのにその旨の明確なクレジットがない(at Wembly Conference Centerとはあるのでマニアには分かるんだろうけど)のはちょっと不親切。

2011-09-03 10:49 | 記事へ | コメント(0) | トラックバック(0) |
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ROVO
2011年08月28日(日)
ROVO - Rovo Dub('11年 ワンダーグラウンド・ミュージック \2,415)5曲/47'28
 今秋にはシステム7とのジョイントアルバムのリリース&ツアーが予定されているなど、相変わらず精力的な活動を続けるROVOだが、本作は前作「Ravo」全5曲/60分超の素材を使って、M1/2/5:勝井&益子、M3/4:山本がそれぞれにDUB-MIXしたもの。各曲のタイトルも曲順も同じ(タイトルは本編のM1)"Tanger"を例にとると、本作では"Tanger Dub"となっているだけ)。別アルバム名義で別料金を取っているわけだし当然のことながら、大幅な音響処理の付加やアンサンブル上の再構成はアクセントを付けながら行われており、過去のROVO作品の範疇には全く収まらない裏バージョンとなっている。ただ、基本となるモチーフ〜メロディラインの展開の流れは生かされた上での各種処理なので、純粋な独立作品として聴いたとしても、(いわゆるダブ・ミュージックは苦手としている私でも)ROVOファンであれば確実に楽しめる作品に仕上がっている。音響&エレクトロニクス処理をポップ性に結び付けている勝井&益子曲がアルバム全体のトーンを親しみやすくしているが、中盤の山本曲の、実験〜ジャーマン・エレクトロニクス色の強さの際立ちが、アルバムとしての魅力度を高めている。でも最初に聴かれるべきは本編であることは強調しておきい。

2011-08-28 13:01 | 記事へ | コメント(0) | トラックバック(0) |
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山本精一&ACID MOTHERS TEMPLE
山本精一&ACID MOTHERS TEMPLE - Mega Psychedelia('11年AMT \2000)3曲/79'16
 「大サイケ」に続く2nd新作は、2009年12月12日名古屋TOKUZOでのライヴ録音。山本g、津山b、東synth、志村ds、河端一g他、OHPIA(light show)と、ゲストヴォーカル不在であることを除くと前作同様のラインアップ。一応3曲には分かれているが、インプロ的なジョイント演奏の編集版なのだろう。オープニングの10数分は助走で以降は表情を変えながらも全開演奏。器楽5人のバランスが意外なほどにうまく取れており、アルバムの中での展開も絶妙で、あまり高くなかった期待値は遥かに上回って楽しめた。(リアルタイム感がないのでたぶん)サイケ、アート、ブルース、ハード、コスミック、ガレージパンク...な混沌とした60年代後半のロックの魅力を、全編でツインgの役割をうまく分担しつつ、見事に表現している。

2011-08-28 13:00 | 記事へ | コメント(0) | トラックバック(0) |
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一ノ瀬大悟デュオ
2011年08月21日(日)
一ノ瀬大悟デュオ - Mild('11年USAKUMA RECORDS \2,000)7曲
BENOIT MOERLENと同じレーベルからリリースされている、コントラバスの一ノ瀬とガット・ギターの祥によるデュオユニットのデビュー作。完全アコースティックで音響的なエフェクトもなし。出音的には即興性は控えめ、楽曲毎にモチーフを変化させつつ、メロディ的にもアンサンブル的にも、両者の対話的な掛け合いがしっかり構築された聴き応えある音楽展開。レーベルの歌い文句には「唯一無二の音楽性」とあるが。。。アコギとコントラバスが対等の関係ということでの新鮮さを除いては、基本的にはクラシック〜フラメンコを吸収したアコースティックジャズ、というような、テクニカルアコギアンサンブルの正攻法きわまりない王道路線。

2011-08-21 15:59 | 記事へ | コメント(0) | トラックバック(0) |
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BENOIT MOERLEN
2011年08月20日(土)
BENOIT MOERLEN - Rocking Roller ベノワ・ムーラン-ロッキン・ローラー('11年USAKUMA REOCRDS \2,625)8曲/42'02
ゴングジラからは'04年の来日公演以降に脱退してしまったらしいマリンバ/ヴィヴィラフォン奏者Benoit Moerlenだが、1stソロ作がリリースされた。フランス録音だが何故か日本国内の新レーベルからのリリースとなっている。ディスリビューションはおなじみPOSEIDON。サポートメンバーとしてg×2、b、ds×2、perの6人が加わった、合計7人編成。しっかりとアレンジされたリズムの厚い変拍子フュージョンジャズロックで、P.Moerlen's Gong及びBenoit在籍時のゴングジラの流れを直接的に継承したアンサンブルながら、その中心軸には以前のバンドでのそれ以上にBenoitのマリンバによるソフトなメロディラインが目立っている。「想定通りの方向性だが、出来はこちらの期待値よりは確実にワンランク良い」仕上がり。リリースに合わせてソロ+特別プロジェクトでの来日公演があったが見にいけなかったのが残念。レーベルのブログhttp://www.usakuma-records.jp/にレポートがあるが、名古屋でのジェゴグとのジョイントは特に興味深い。この手の人にもっとジェゴグと絡んでほしいんだよね。

2011-08-20 08:24 | 記事へ | コメント(0) | トラックバック(0) |
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2011年バリ島旅行(12)LIVE:スアール・アグン
2011年08月13日(土)
 2011年バリ島旅行ネタの最後です。今回のバリ旅行は基本的にサヌール滞在で、サヌールから離れたのは1度だけ。それが7月20日、民族音楽集団としては、個人的に一番好きかもという存在であるスアール・アグン公演(ジェゴグ=竹マリンバのアンサンブル)の観賞でした。

 スアール・アグンのライヴを見るのは我々夫婦は今回が3度目。最初は2006年東京(ティアラこうとう)でのホール公演。2度目は2007年のバリ島旅行(妻は妊娠中)でサヌールから車で3時間かけて本拠であるヌガラの屋外ステージにて。ヌガラで見るのがベストですが、幼児を連れての3時間移動は考えにくく、当面バリでの再体験は難しいかと思っていたところ、近年(昨年から?)クタの日本人旅行客向け免税店「プラザバリ」の定期公演が始まり、当初は「HIS専用オプション」という形態だったのが、今現在は一般的なオプションになって週3回の公演がある...という事実を知り、現地の旅行代理店経由で事前ネット予約 http://www.bali-travel-tour.com/Jegog-Dinner.html した上で、親子3人で出かけました。食事付き一人$39で、6歳以下の子供は無料です。

 プラザバリに行くのは初めてですが、タクシーでハイアットからは約20分。行きで500円、帰りで600円くらい。行きはプラザバリがタクシー料金を払ってくれます(プラザバリのショッピングカードを作る必要がありますが)。帰りは無料のシャトルバスがあるとのことでしたが、1800に会場に到着した時点で、公演終了直後のシャトルバスはすでに予約で一杯とのことで、有料のタクシーで帰りました。

 プラザバリの客席レイアウトは(推定ですが)(1)食事セットの有料入場者が特等席 (2)食事がセットになっていない仕切られた座席(HISツアー用?)(3)隣接したイタリアンレストラン(クマンギ)のスペースで普通に食事している客 ...ここまでが座って見ることが出来(4)立ち見で遠巻きであっても無料で十分にライヴは楽しめるという配置になっていました。ただし、公演後半で「観客参加型」のプログラムに加われるのは(1)の有料入場者のみだったような? 食事はブッフェでインドネシアン料理のスタンダードな内容+カレー、想定値相応というところ。デザートとしてステージ後半でテーブルまでシャーベットが配られたのが(ちょうど子供がやや公演に飽きたところだったので)助かったかな。ドリンクは別料金でした。ビンタンビール生290円×2人、TWO ISLANDS白ワインデキャンタ2,600円、水100円で合計3,270円。

 ライヴ演奏は1830スタート、2000終了。4年前にヌガラで見た内容をほぼ踏襲したコンパクトバージョンでした。プラグラムは、ジェゴグのみのインスト、女性ダンス入り、男性ダンス入り、ムバルン(ジェゴグを2グループに分けての競い合い)、その後は観客参加型で、まずは竹の筒を渡されてのジョイント、続いてジェゴグの演奏体験。。。最後は(大震災後の配慮?)「明日があるさ」の合唱でおしまい。最高のトランス音楽として聞くたびに興奮するムバルンが非常に短いなど、過去の体験比では物足りなさはあったものの、プログラムが細かく変わり、また後半は子供も参加できる内容だったので、子供もそれなりに楽しんでくれ、周りの他のお客さんに対してもたぶんそんなに迷惑かけずに済んだのは何よりでした。少なくとも、子供と一緒に見たライヴの中では私にとっては最高の音楽体験であったことは間違いありません。このプログラムは、大きくなったらさらに子供も楽しめると思うので、2−3年後にはまたぜひ参加してみたいです。

2011-08-13 09:33 | 記事へ | コメント(0) | トラックバック(0) |
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2011年バリ島旅行(11)ヨガ:マニッ・オーガニック
 子供連れの旅行ではなかなか「自分用の楽しみ」の時間が持てないわけですが、今回はハイアットのキッズプログラム「キャンプ・サヌール」に預けている時間を利用して、ヨガを楽しむことができました。ちなみにヨガに行ったのは私一人で、妻はその時間はマッサージを選択して別行動としました。
 ハイアットでも週に3回ヨガのプログラムがあった(8$)のですが、時間が朝7:30からで、キャンプサヌール利用とのアンドが取れるタイミングでは設定がなく、一昨年も利用した実績のある街中のヨガスタジオまで出かけます。ハイアットからだと徒歩5分くらいの、オーガニックカフェ&ショップの2階。最近店のホームページも出来たようです。http://www.manikorganikbali.com/index.php
 9:30スタートで約90分弱の内容。料金は90,000ルピア(870円)。一昨年の利用時、客は私以外には一人だけでしたが、今回は合計8人の参加があり(夫婦参加2組、女性1人参加が3人、男性1人参加は私だけ)、スタジオ空間に対してはちょうど程良い人数でした。
 ヨガの流れとしては、基本的なポーズをそれぞれ左右1つだけ、しっかりじっくり行う、という内容で、スーリヤナマスカーラのような連続的な動作はほとんどありません。日頃週一回かなりヘヴィなパワーヨガを行っている私ですが、旅行でやや疲れ気味でもあり、ちょうど適当な内容でした。ところで、バリでヨガをするのは今年で3回目ですが、いずれもインストラクターが男性でした。今回の方が指導的には最もわかりやすかったです。なお、日本での一般的なプログラムと比べて、ウオーミングアップ的な時間は短いので、特に体がガチガチの私の場合、意識的な準備が必要でした。
 前回も感じましたが、2階の窓から見える隣の空き地?に育った木々の緑や花や青空の景色や、鳥の声が何とも格別で気持ち良い。タンブリンガン通りに面していることもあって、車の音はちょっと気になるのが難点ではありますが、ハイアットにまた宿泊することがあれば、ここでのヨガはまた必ず日程に組み込むことになると思います。なお、上述のHPには記載がありませんが、店内の貼り紙には「日曜にキッズヨガを始めた」旨の案内がありました。日程があれば来年以降子供を連れて参加してみたいものです。

2011-08-13 09:32 | 記事へ | コメント(0) | トラックバック(0) |
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2011年バリ島旅行(10)レストラン:CUPAK BISTRO
 7月21日帰国直前の最後の夕食に利用したハイアット内のレストランです。ハイアットの「7月のホテルのイベント」チラシに、木曜日はこのレストランで「バビ・グリン・ナイト」であるとの記載があり、前日に予約していました。バビグリンセット2人前で4420円、ビンタンビール小瓶520円、グラスワイン(TWO ISLANDS)白・赤それぞれ930円で、合計6,800円。セットの内容は、スパイシーなスープとバビグリン(ご飯添え)、後はデザートブッフェ(黒米のブディング、カラフルな各種ういろう、揚げバナナ、アイスクリーム)、という内容。
 肝心のバビグリンは、過去の経験での予想を完全に裏切ったもの。スパイシーさ控えめ、かつ内臓部分がなくて、皮の揚げたのは添えられていたけど、それを除けば「上品なローストポーク」的なものでした。デザートブッフェの内容は良かったけど。。。
 なお、前述のPizza Ria同様、ハイアット内レストラン共通のサービスとして、子供には「ぬり絵(クレヨン貸し出し)」が出てきて、裏面にはキッズメニューの記載がありました。セットではなくキッズメニューを組み合わせたアラカルト注文で利用すべきだったのかもしれません。

2011-08-13 09:14 | 記事へ | コメント(0) | トラックバック(0) |
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2011年バリ島旅行(9)レストラン:イザカヤ
 7月20日の昼食に利用。帰国後調べたら日本語のちゃんとしたホームページも用意されていますね http://izakaya-bali.com/index.html。ハイアットからは前述のカフェ・バンブーをさらに南下したところに位置するオンザビーチレストランです。店名に反して、いわゆる和食・居酒屋メニューは一切なく、通常のツーリスト向けメニューでシーフードメニューにやや力が入っているみたい。規模の割にはメニューが豊富です。
 その中から頼んだのは、Ota-Ota(fried vegetables)160円、Spring roll(春巻)240円、Mixed Seafood Bumbu Bali served with steamed rice & homemade bali original sauce 370円、ビンタンビール大瓶280円、白グラスワイン380円、コーヒー60円、アイスクリーム140円で総合計1,620円。オタオタと春巻に添えられた甘辛ソースの味付けなど絶妙で、どの料理も申し分なく、今回滞在のコストパフォーマンス大賞店です。カフェ・バンブー同様、ハイアットにまた泊まることがあれば、必ず再訪します。

2011-08-13 09:11 | 記事へ | コメント(0) | トラックバック(0) |
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