2006年06月16日(金)
ブロンズィーノ
 本名はアーニョロ・ディ・コジモ・ディ・マリアーノという長ったらしい名前ですが、ブロンズィーノ(青銅の)と呼ばれる16世紀のマニエリスム(様式派・技法派とでもいうのでしょうか)画家の御大です。
 フィレンツェでコジモ・デ・メヂィチの庇護を受け、様々な仕事をしており、白磁のような肌をもつ女性像は、冷たさと優雅さを持った洗練のきわみとでもいいましょうか。代表作としては、やはりあまりにエロチックだとして物議をかもしたというヴィーナスの寓意画(「エロイカより愛をこめて」をご存知の方は、はじめてエロイカが登場する時に出てくる絵画です)ですが、コジモの妻であったトレドのエレオノーラの肖像画のゴージャスな衣装もなかなか印象的です。後世、墓が発掘された時、エレオノーラはこの絵に描かれた衣装をつけて埋葬されていたそうです。
 ブロンズィーノの肖像画の背景に、このエレオノーラの衣装の柄をはりつけてみました。 

2006-06-16 19:20 | 記事へ | コメント(8) | トラックバック(0) |
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マニエリスムというと、ヘンテコなものという認識しかないのですが、こちらもまたそういう風情をかもし出していますね。
 もちろん私はアノ場面を連想します、少佐ファンとしては『エロイカ』初期のエスパートリオは抹消したい気持ちが大きいのですが。そういえば、「カトゥルス」の名を初めてきいたのもあの話でした。
妻の肖像画、そのドレスを妻のなきがらが身につけて眠る。
ロマンティックなのか、怖いのか、自分でも分からない気分になりました。
芸術家の感性はさっぱりですが、私のような素人に理解されるようでは芸術家ではないのだろう…ということで。
まあ納得(笑)
ルネッサンスーメディチ。
どちらも特殊な時代の特殊な形。
在るべくしてあった、その時代だけの偶然というか…それも感慨深いです。
真奈美さま
確かに「エロイカより・・」の最初の部分は、とっても苦しいですね。作者も、いまだ方向性を決めかねているとおいったところが見えますが、しょっぱなにあの絵を出してきたところは・・いかにも・・ですよね。システィーナ礼拝堂も、少佐が「男の裸が一杯だ」とクサっていたし・・。

 翠雲さま
コジモ大公の妃の遺骸は、本当に絵画そっくりの衣装で出たそうですが、もしかしたら、この肖像画は、日本で言う「死に絵」つまり追悼画であったのではないか・・などと思っていますが、西洋美術の専門家方は、そんなことな〜んにも言っていないので、素人考えでは違うかも。
西洋ではデスマスクもとりますしね。
日本人の発想では、ありえませんし。
エレオノーラ・ディ・トレドの絵、見ました。
昨年「エレオノーラと子息の肖像」が日本にきた時に、絵の近くにこのドレスと同じ布地が飾ってありました。豪華ですごく重そうな布で、劇場の緞帳とか古いホテルのカーテンみたいです。
ユメリアさま
ドレスの復元、見られたのですね! そうか・・緞帳みたいなのか・・そういえばそうですね。来て歩くには重いような気がしますが、奥様だからいいんでしょうね。こえrで満員電車にのるわけでもないし・・・。嗚呼、発想が貧困だ〜。せめて飛行機くらいイメージしろよって?
2006年06月22日(木) 23:05 by ユメリア
ドレスの復元、ではなくて500年も経っているように思えないくらい良い保存状態の当時の布だったと思います。大事に保管してあったのでしょうね。
ユメリアさま
すごいですね! ホンモノですか!
この絢爛たる衣装をつけてあらわれたら、墓を発掘した人たちはびっくりしたでしょうね。
 ・・う〜ん・・だからちょっと西洋の考古学は、コワイんですよね。ナマナマしくて。
 教会のすみなどに並んでいる石棺も、ナカミが入っているので、なんとなく怖いです。巨大な石棺が、「以前調査された時に、この王様は赤毛だったってわかったそうです・・」なんて聞いたら、やっぱり・・うむむむ・・・。
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