快楽
マニエリスムの大家ブロンズィーノは、コジモ・ディ・メディチの宮廷で、優雅で洗練された肖像画を描きましたが、彼の寓意画として有名なものにキューピッドの武器を奪うヴィーナスという、とっても意味深な絵があります。
キューピッドとヴィーナス(母子であるはずなのですが、なんちゅうこっちゃ!)が、口付けを交わしています。甘い顔をしながら、こっそり武器を奪う女性のしたたかさを表しているとも言われますが、背景には「嫉妬」や「欺瞞」「時間」「快楽」の擬人像が描かれています。その中の「快楽」を取り出して見ました。
少女の顔をしていますが、衣服の下からは爬虫類の下半身が見えているおぞましい姿で、手には蜜のつまった蜂の巣と、ベールの蔭に毒針を隠し持っています。「快楽」の象徴する二面性と危険を表しているのでしょうが、前面に描かれる濃厚なキスシーンよりも妙に印象に残るブキミさで、以前より気になっていました。
半分しか見えない髪形は、同じブロンズィーノが描いたコジモ公の娘「ビア・ディ・コジモ・デ・メディチの肖像」のヘアスタイルを参考にしました。
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2008-10-14 12:18
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コジモ・ディ・メディチの奥さん、トレドのエレオノーラの肖像画が以前日本に来た時に見ました。やはりこんな感じの髪型だったような気がします。
こんばんわ〜♪
ブロンズィーノって、肖像画も端正な絵柄でありながら、なにやら不安感がただようような気がしますね。
エレオノーラの絵をごらんになったんですか♪ あの子供づれの豪華な衣裳のですかね? わあ・・見たいですねえ。