マヌエル・ゴドイ
ゴヤといえばマハ! マハといえば、裸のマハと着衣のマハ。同じ姿の衣服の脱着図があるというめずらしい絵はあまりにも有名です。
この2枚の女性像。モデルは誰か?とミステリーにもなり、映画にもたびたびなっているようですが、この絵の注文主であろうと言われているのが、マヌエル・ゴドイで、カルロス4世時代の宰相であった人物(ペネロペ・クルスが出ていた映画でのスケベなおっさん)。
うら若い近衛兵の時代に、王妃のマリア・ルイサに気に入られ、この16歳も年上の王妃の愛人になったとされ、異例の出世をして、25歳で宰相になっています。しかし、王妃の「寵愛」のみを頼りにしていたとは、とても思えぬふてぶてしい人物で、女性関係は常に派手で、王妃とも痴話喧嘩をし、しかも王国を牛耳るという権力者になります。
王妃は、これまたゴヤの筆になる「カルロス4世と家族」の絵の中でイケズ顔のおばさんですが、2人の関係は、多くのスキャンダルと、ナポレオン戦争など国難に見舞われ、国を追われながらも、30年も続き、結局王妃は、彼に見取られて死んだそうです。
ゴヤが描くところのゴドイの肖像画があります。野営地とおぼしき場所で、だらしなく半分寝そべったような形で(足を伸ばせば、あのマハと同じスタイル!)、軍服の前をはだけて座っているのですが、遠景には騎乗の兵士や黒煙を上げる戦場が描かれています。とても緊張感の欠乏した指揮官ですね。
描かれた時期からすると、まだ30歳くらいですが、これからもっと肥満しそうな顎や、腹回り・・といった姿ですので、細身にしてみました。
|
2008-04-25 22:09
|
記事へ |
コメント(2) |
トラックバック(0) |
|
ま |
トラックバックURL:http://blog.zaq.ne.jp/randokku/trackback/1140/
※ブログ管理者が承認するまで表示されません
楽しいヒントをありがとうございました←何か思いついたらしい(^^;
着せ替え人形! 秀逸ですね。ゴヤの時代でも、ヌードの下絵があれば、着物を着せるくらい画家にとってはお安い御用だったかもしれませんが、いまじゃあ、CGで大いにコスプレも出来ますものねえ。誰が着せ替えのお人形になるのかな〜♪