ブライアン・ウィルソンの「リイマジンズ・ガーシュウィン」を聞く。コール・ポーター、アーヴィング・バーリン、ハロルド・アーレン、ジェローム・カーン、リチャード・ロジャース、数多くのスタンダードを書いた人はいるが、僕が一番好きなのはジョージ・ガーシュウィンだ。数ある名曲の中でも「Someone To Watch Over Me」が一番好きだ。そんな名曲も含めて、ブライアンがガーシュウィンの曲を集めてアルバムを作った。これを聞かずして何とする。(そう思うなら、もっと早く買えよ!)ブライアン・サウンド(ビーチ・ボーイズ・サウンド)になったガーシュウィン。何でもガーシュウィンの未発表曲の中から好きな曲をアレンジしていいという許可を遺族から貰ったらしい。道理で「The Like In I Love You」という曲なんか聞いたことなかった。ブライアンのガーシュウィン風オリジナルかと思ってしまった。ビーチ・ボーイズの曲のタイトルがすぐに出てこないので何々風とたとえられないので恐縮だが、いきなりアカペラに近いサウンドで「ラプソディ・イン・ブルー」が始まる。ガーシュウィン好きには、もうそこでKO。オーソドックスなアレンジの「Summertime」、「I Love You, Porgy」、ボサノヴァ風の「’sWonderful」、カリフォルニア・ガール風のロックのリズムに乗せた「They Can’t Take That Away From Me」、3連のバラードになった「I Got A Crush On You」、ホット・ロッド・ソング風にアレンジされた「I Got Rhythm」、1曲1曲書いていけばきりがない。ガーシュウィンへの敬意を込めながら、自分自身のサウンドで表現する、これと同じような事をドクター・ジョンがデューク・エリントンの曲を集めて作った「デューク・エレガント」というアルバムを思い出す。
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