ニックネーム:商売繁盛!元気力UP!の仕掛け人
性別:男
咳OP−AD代表取締役 働人(はたらきんど)商行塾 塾長 【商売繁盛=人生イキイキ元気の素 教えます!】 
2010年12月26日(日)
【小さき庵に夜雨ふる・・無理なき生きさま・・ありのまま】NO138
◆今年の暮れは天気予報なら、曇りのち雨を思わせる暗い話が多い。
流行の一文字表現なら、私の場合・・『消』とか『独』とかになりましょう。

知り合いの印刷会社が清算廃業し、近くの写真屋さんがフイルムDPEのポイントサービスなどを止め、65歳をこえて現役で働く・・人が身近に少なくなって寂しいかぎり・・。

塾生のMailも、気弱で温厚なものしかなく、若いのに覇気がない。これからは・・ガムシャラな仕事はせず、家庭優先、家族を大事にしたい・・そんな、おとなしい年末のご挨拶が多いようです。

21世紀・・デジタル社会は仕事が海外に分散して、ますます正規雇用が少なくなります。ですから自然回帰やアナログ志向の人たちが、順次出現して勢力を増してきました。これは歓迎すべき現象です。

◆来年の4月からテレビはデジタル放送になるので、従来のアナログテレビはアンテナ・チューナーの設備が必要になる・・とのテロップが、常時、画面に流れています。

『テロップが地デジ地デジとせかしよる』大阪市 石田かね子(主婦77歳)
大阪弁川柳コンテスト=なんなん大賞12-28 朝日新聞 声欄

家庭生活のほとんどが・・掃除や洗濯、食事のチンまで・・また、本にしろ写真にしろ・・ナビ=地図にしろ、娯楽ゲームなど・・仕事もしかり・・情報・通信・販売・購入・支払いなど・・計算や記録にせよ・・すべてがデジタル化して、便利な電磁的生活=社会の到来です。・・が・・はたして・・格差のない老後が安心な社会になるのでしょうか・・どうでしょう?

◆便利で楽で、凌ぎ易いデジタル社会は、必ず、不便で苦しくて、大変な生活と、表裏一体の社会構造である・・ことを思い知らされます。

◆その冷酷な現実の一例が大卒・就職難です。
学生は卒業すれば就職(社会参画)のスタートを切ります。つまり学問の目的は、職を得て、社会に貢献すること・・です。
ニモカカワラズ・・今年は卒業生の半数に仕事がありません。
デジタル化し・・ロボット化した情報化社会に、高額な人手や、不採算な工場は不要だからです。

物は溢れかえり、PCをONにすれば、注文・支払い、お届けまで・・あらゆるものやサービスが、人の暖かい言葉や手当てがなくてもすみます。デジタル化とは・・手間や関与の必要がない流通の仕組みなのです。

イッタイ・・安くて便利な、海外市場(中国やインド・・いずれはアフリカまで)で造らせた商品を逆輸入して通販するのに、どれだけの手間が必要でしょう・・?人手など要らないのが本音でしょう。

かって、敗戦の日本が、アメリカへの輸出で繁栄に基礎を築いた・・ソレコソ・・玩具や衣類・カニ・シャケ缶や、クリスマスグッズまで・・ありとあらゆるものを売りまくって、高度成長してきたように・・今度は、日本がアメリカになったように中国を利用しようとしています。
(今の中国は、昔の日本の姿です。オソラク・・10倍のスピードで強力に繁栄し、10倍のスピードで成熟し・・やがて衰退していくでしょう)

◆デジタル=情報化社会は働く人間を要らなくするSYSTEM・・と定義できましょう。

今日一日・・人と会っていながら、誰とも会話しなかった・・例え人と会うことがなくとも、画面やMailで済ませてしまえた・・こうしたデジタルな生活に、なんとなく不安を感じ始めた人たちが、シンプルで、スローな人生。アナログ的な生活設計を求め始めたのは、当然の結果と言えましょう。

◆年末・・知人の紹介で、盲導犬のチャリテイに行きました。
犬の半数は試験に落ちる厳しい訓練を経て、知能指数3歳程度の盲導犬が、献身誘導する姿に・・感動しました。

親爪をとられ、去勢され、オスでもしゃがんでのトイレ訓練・・自分は楽に通れる鉄棒のようなところや階段の前で、キチンとストップして危険を知らせる。
『停まれ・・』と命令されれば1時間でも2時間でも動かない・・
ちょうど3歳の幼児が、目の不自由な人を道案内して歩くようなものです。疲れて長生きできないように思いましたが、反対です。
感謝されて、可愛がられて、かえってイキイキ・・長生きするそうです。
そうした嬉々として凛(リン)とした犬の姿に思わず・・我が身を顧みた次第です。

生涯懶立身      しょうがいを
  騰騰住天真      ありのままに
   嚢中三升米      お米の袋に3升ばかり・・
    炉辺一束薪      ろばたにまきがひとたば
  誰問迷悟跡      悟り悩みのかけらなく
   何知名利塵      かったまけたの利をしらず
    夜雨草庵裡      小さい庵(いおり)に小雨ふる
     双脚等間伸      思切り足を伸ばしてウーンする・・     大愚良寛

有難うございました。また再見まで。(12-28改題・修正)






2010-12-26 | 記事へ |
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2010年12月22日(水)
【10−2=6?・・これを元の10にするには・・?】NO137
◆さても難病=中国依存症・・何とかせねば中ドク症状に・・
  10−2=6?・・これを元の10にするには・・?

日本の政治や経済の不思議は、政権や経営のトップが替わる度に、コバンザメのように張り付く・・御用学者(知識人)の首を挿げ替え、張替え・・この不況や赤字国債の責任を、前任者に転嫁してきたことでしょう。

大学でも同じ。乱立する大学全入時代を迎えて、なお、文科省に媚へつらい、卒業就職難の責任は、政治と経済にある・・といわんばかり。いったい、政治学や経済・経営学を教える教授陣は、自分の所属する大学の経営や、学生の就職について、しかるべき提言(提案)をなしているのか・・どうか?

ただ、これからの受験生諸子への忠告としては、学生募集の・・さもさも・・の広告に惑わされてはならない・・と言うことです。

大事なのは、今までの実績(実行)で評価すること・・

政治・政権・政党の場合・・公約(マニュフェスト)の実行度・・変更や停滞・・軌道修正が、半年ごと、どれだけ変化したか・・第三者機関で厳しく検証・評価する仕組みをつくらねばなりません。
・・そうした怒りの声があがっていい・・時がきたようです。

チナミニ・・1票の格差(5人分で1票)など、一体どうなっているのか。議員の給料や数も多すぎませんか・・。
役人の半分が、いなくなっても、また、スト権をもってストライキをしたところで、世の中・・なんの問題も無くPCーSYSTEMで簡単に対応処理が出来ましょう。

例えば・・公共と称するNHK・・他の民放の公共性とどう違うのか・・なぜ料金を払わねばならないのか・・民営化すると何が問題なのか・・地デジ対応のナビでTVを見たらどうなるのか?

ドダイ・・アンテナやチューナーの類を(国もNHKも)助成する・・というが、それでも、対応しない人から料金を徴収するのでしょうか・・きっとあまり目立ちたくない話題でしょう。(NHKや総務省官僚が、このブログを見たら、中国のノーベル賞受賞の報道を真っ黒に遮断したように、抹殺したくなるはずです)

◆江戸時代・・経済の中心地・・浪華(大阪)は百万の人口を、僅か300人の警察(警備)で、治安したという。商人・町衆の協力があればこそ・・でしょうが、300年前、ソロバンと米の経済社会で出来たことが・・どうして・・宇宙・情報化時代の21世紀・・出来ないのでしょう・・?
人口や若年層が減少し、老齢化社会が始まったのに・・何かオカシイdesune!!

◆昭和のはじめ、世界は大不況で・・『大学は出たけれど・・』の言葉が流行語になりました。そして現代・・2010年・・高校・大卒の卒業生の50%以上が就活にあえぐ12月末・・昭和初期 恐慌以上の『大学は出たけれど・・』現象ですが・・来年以降〜明るい兆しでもあるんでしょうか・・?

◆中国や近隣諸国で安く作れる商品を、日本に逆輸入したところで、国際的な経済や資金(円安)の流れから言って問題はない・・とする学者や経済人の報道があります。

しかし、言いたい。
問題ないのは、貴方(の会社)だけ・・だと。
生活や景況を天気予報のように『晴れ後曇り・・所により一時雨』と日本国中を一括して、いわないでいただきたい。
この私の会社の場合はどうなのか・・あなたの生活(就活)の場合・・どうなのか・・個々・・ひとりひとりの問題と、その格差の集積なのですから・・。

学問は、経過(実験)の検証。類型の体系化である・・と聞きます。
で、あれば・・体系化された時点で、これは普遍的な一般論です。
変化する実社会の、個々の問題解決に、適切な対応ができないことになりましょう。

社会や経済対策に、効果的な奇策(トリック)はありません。
これは確か・・ランチェスター法則でしたか・・商いに奇策なし!

◆さて、算数の10−2=6の問題。
日本の輸入と輸出・・とりわけ中国への工場移転や依存率の高さが疑問?です。中国に持っていって作らせる商品 10の内の2・・その内・・中国で販売する商品が2であれば・・10−2+2=10となります。
ところが、中国で作らせる商品10の内の2・・中国で販売する商品1。そして中国から逆輸入する商品1+他 輸入農水産物2とすると・・10−2+1−1−2=6となります。どんどん日本の経済と生活が苦しくなる・・大学は出たけれどになる・・病名=中国依存症・・解放の妙薬はありませんか・・?
(この日本経済の算数・・間違いであれば幸いですが・・)

◆原則・・どんなものも地産地消・・出来るだけ汗してつくったものを輸出することと、その利益から、本当に必要で日本にないものを輸入する・・入るを図り、出づるを制する・・どうやら・・本来の日本人の知恵が試される、新春となりましょう。

『カネ無くば、無いままに生く我が人生』 八幡浜市 木村 瞳 
  『困ったら老人税を作りゃいい』大船渡市 桃 心地
                 22・12・22 朝日川柳 西木空人選
かたえくぼ  立派な政治家
          生き残ってないか・・・クニマス
           (松原・トーク) 朝日新聞 声欄

有難うございました。また、再見まで。
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2010年12月14日(火)
【宇宙の知的生命体は絶滅危惧種・・!】NO136
Never trouble troble till trouble troubles you..
 (困りごとが君を困らせるまでは、困りごとを困らせるな)英語諺
◆人酒を飲む 酒酒を飲む 酒人を飲む。
◆好きこそものの上手なれ!・・・三省堂ことわざ慣用句辞典・・

◆『わかる』ということと『苦労する』ということは同じ意味なんです。
◆音楽というものは耳で聴くもんじゃない。その人の精神が聴くのです。
◆『もののあわれを知ること』は、心が練れることなんです。・・・小林秀雄 講演集・・

◆年の瀬が迫ると『師走』の言葉が『車走=シャワス』に見えるアナログ人間だから、奉魯愚(ブログ)の出だしも、一番楽な『諺』からはじめたい。

今年はケーブルTVにしたせいか・・時間のあるついで・・宇宙・・天体物理学の解説に見入った。宇宙創成のビッグ・バンやブラック・マターなど新鮮で、その神秘の虜(トリコ)になった。

◆4千年程度か・・文字(アナログ)文明の歴史を持つ人類が、アメーバーや細菌の一匹すら創造できないまま、わずか五十年で、遺伝子の解明やデジタル(電子)分野、月旅行まで開拓する・・この不思議な『好奇心』・・という【?】・・に感動する。

あわせて、幾多の困難を乗り越えて、宇宙にただよう小惑星から、小さな砂粒を地球に持ち帰った『はやぶさ』の、流れ星のような帰還風景に、涙ぐむ自分・・。たかだか小さな探査衛星の冒険を擬人化して・・と想うが・・この不思議な【感動=!!】・・は、いったい、どこから湧いてくるのか・・?

私は・・自分にとって『面白い』・・か・・『役立つ』・・か・・この二つに一つ・・いずれかでないと、興味・関心が湧いてこない・・と思い込んでいた。

しかし、非合理であれ非科学的であれ・・誰もが・・それに、動物とか植物とかを含めて、自然界のすべてのものが、的確な表現が出来ないけれど、仮に『好奇心』を持っている・・としておきます。
すると、生命とか知性とか・・の解けない問題の・・フツフツと湧いてくる・・迷いや思いの束縛から離れて・・スッと安心できるのです。

はこだて未来大学の中垣俊之教授等チームは・・【単細胞・粘菌が最適な鉄道網を設計できることを証明した】設計計画賞を、2010年9月30日・・米ハーバード大学でイグ・ノーベル賞を受賞した。しかも2008年【迷路解明の研究】で認知科学賞の受賞に次ぐ2度目の快挙である。
脳も神経組織もない、単細胞の寄せ集まりが、原始的にせよ知性(思考する)を、情報伝達の行動で証明した・・粘菌万歳!驚きです。

◆この銀河系(宇宙)に、人間のような宇宙人がいるはず・・と思うより、むしろ・・宇宙人は人間だけしかいなくて・・天上天下 唯我独尊・・140億光年の宇宙の中で・・ホントのホント・・ぽつんとたったの一人ぽっち・・
霊長類ヒト上科 人類ホミニーデが、僅か70億(固体)数、水の惑星に棲んでいる・・と自身に確信する心境です。

比較論ですが・・70億個の数は、驚くほどのものではありません。例えば乳酸菌70億は、砂粒サイズに収まります。米粒なら1千億。さしずめパチンコ玉なら1兆個は軽いでしょう。宇宙の中の・・たった70億の宇宙(地球)人は、間違いなく絶滅危惧種に指定されるでしょう。

さて・・冒頭の諺・・にもどります。
【困りごとに困るまでは・・神頼みでよい】(日本の「困った時の神頼み」につなげてみました。
音楽は精神で聴くものです(小林秀雄)・・かおり(におい)を【嗅ぐ】とは言わない。伝統の香道では【きく】という。

◆孤独なればこそ、どこから湧いてくるのか・・ここから・・とはいえないけれど・・イグ・ノーベル的に・・好奇心と涙する(共感)ことの大事を思う・・のです。

有難うございました。また、再見まで。

*イグ・ノーベル賞=人々を笑わせ、そして 考えさせてくれる研究のあたえられる。1991年 英国。

*12月14日15;00PM 改題・改修。禪語『何似生』カジセイに因んで。

2010-12-14 | 記事へ |
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2010年12月10日(金)
【せめて浮世の小道で誤美(ゴミ)が掃ければ・・】NO135
◆千年昔も、千年あとも・・あいも変らずに・・
『人間の歩む大道は、自分の足下のある』・・という話です。

◆随分と昔のことのように思えるが、ビデオデッキやカメラが登場して、テレビに花を添えたのは1970年代。携帯電話の普及で、映像のデジタル時代の幕開け・・と同時に、生産は中国・韓国にシフトする。・・まだ五十年一昔ではない出来事だ。

フイルム(カメラ)がデジタルカメラに駆逐されたのが、1990年。書籍の電子化と電気自動車の変化は2000年から本格化。テレビ放送の切り替え、光ファイバーの普及で、今や、総ての分野でアナログからデジタルへの切り替えが行なわれている。・・デジタル文化は急激に加速し増殖している。

アナログ技術では、世界に群を抜いて日本の優秀さが際立った。しかし、デジタル技術は、その普及に時間差はない。全地球を光のスピードで撹拌して、情報であれ、技術であれ・・アッという間に追い抜き追い越される。

情報は、良いこと・・悪いこと・・価値性や重要度など、一切、関係なく、擁護しようと隠蔽しようと、事の善悪、国境、社会性にこだわらず、急激に拡散する特異性をもつ。

政府によくて国民に悪い公文書・NEWS・・企業によくて、消費者に悪い情報・・など・・など・・その逆もありえるし、人間によくて、他の動植物(地球環境)に悪い・・など・・など・・価値性の基準が消失して情報が等諸国=等社会に・・電子的に撹拌伝播する時代なのである。

◆21世紀を論評するのは五十年早いが、おそらく・・後世、『情報の産業革命』として、21世紀初頭の(大津波のような)デジタル化社会の混乱を記録することになろう。

将来の・・その時(いつかは明言できないのは残念だが)・・四千年のアナログ文明・・(文字の手書き・石碑・本・芸術にまで昇華させた書や俳句)=活字文化を、タッタ五十年あまり・・デジタル化社会に翻弄駆逐されて、バーチャルに耽溺(たんでき)する社会が、はたして・・社会の発展・進化と言えるか・・どうか・・?

ケータイを人間の証明書(アイデンティテイ)か・・はたまた・・証拠物件のように後生大事に握り締める・・そんな社会を、人間的で教養文化にあふれている・・といえるのか・・どうか・・?

◆アナログからデジタルへ・・停電一発で、すべての機能が大混乱をきたす社会・・それが・・吉と出るか・・凶とでるか・・?

◆デジタル的に便利であることは、必ず 不便なことになってくる。
安心なことは、当然 不安な出来事になる。デジタル化することは、便利で不便な・・両刃の剣であることを知らねばならない。

例えば・・自動車にナビがつく。1メートルもたがわずに、車の走るべき、行くべき道を誘導してくれる。人は、そこまで道に迷う者なのか・・? それほど急いで行かねば成らない必要があるのか・・?

反対に・・この便利しごくな装置をタクシーに装着すれば、何処で何をしているのか・・公園の木陰で昼寝していても、言い訳の出来ない監視(管理)装置でもある。

はたまた・・授業や仕事や電車の合間に、ピコピコMailしなければ、生きてゆけないものなのか・・?

人の生きるべき、生活と仕事を、便利に教えてくれる・・双方向デジタル装置の数々が提供されてきたが、これも、立場を変えれば、画一的管理社会のツール進化ではないのか・・。

◆自然界でも、人の遺伝子(免疫)でも、不便で、苦しくて、考えて、努力して、創めて、変化し、そして・・少しだけ・・向上していくものだ。果報は百回を努めて、一つ(程度)報われたら良しとせねばならない・・アナログこそ自然(進化・淘汰)の正道ではないのか・・?

リスクがあり障害があればこそ・・人は努力する。だからこそ素晴しい人生・仕事となるのではないのか・・?

大きく空を見上げて言おう。
つまり、ビック・バン以来・・この広大な140億光年の宇宙で、宇宙人といえるのは『地球人だけ』なのに・・
そして・・どうにか・・200万年ほどのアナログ年月をかけて、ようやく動・植物の素をつくるアミノ酸とか、遺伝子の解析ができただけなのに・・

ただし・・まだ、アメーバ(mijinko一匹)すら創れない人類が、デジタル文明五十年に、悪酔いしているのが、現状であることを・・直視する必要があろう。

◆出典は忘れたが(たぶん碧巌録)・・歩むべき道を尋ねた学者に対し・・老師(趙州従諗ジョウシュウジュウシン)・・答えて・・
『道なら観音院の垣根の外にある・・』壌外底(ショウゲテイ)
『いいえ、そんな小道ではありません。
(人の歩むべき)大道をお尋ねしているのです』
『アア・・大道のことか・・大道なら長安(大都)に通じている』大道透長安・・と。
(サシズメ・・今ナラ国道1号線=東京〜大阪間ノ事デスカ・・)

私の場合・・この人生劇場・・せめて垣根の外の小道を、箒で塵芥(誤美/吾味/五味/ゴミ)を掃ける役柄を演じて活(逝)きたい。

有難うございました。また、再見まで。

*10日(7日)=12月5日分の改題追記・大幅な修正加筆をしました。
*デジタル化社会は、便利(時に不便)になるとは思いますが・・ナカナカ・・好きにはなれません。宇宙で 唯、弧人(ヒトリ)・・『宇宙人=地球人』の『唯我=独尊』を『感動=芸術』で『体感=味読』・・したいと想っています。
*浮世=佛教でいう現世(人間道=娑婆(シャバ)・・六道輪廻(リクドウリンネ)する心の状態をいう)ほかに・・天道(極楽)/修羅(シュラ)道/畜生道/餓鬼(ガキ)道/地獄道がある。





2010-12-10 | 記事へ |
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2010年11月25日(木)
【1平方キロ当り5517人(東京都)・・14.6人(ケニア共和国)】NO134
◆東京都の人口密度は、1平方メートル当り5・5人・・!!!!!
アフリカ ケニアは1平方キロメートル当り14・6人・・!!

ふと、最悪の就活に絡んで、狭い日本。そんなにアクセク・・何処に行く・・と、人口密度を調べて、唖然・・愕然とした。ナント、東京は畳半分に5人(大阪は4人)である。(これでは、立つのがやっと。・・チナミニ北海道は1Ku当り・・どうにか73人・・)参考wikipedia 人口密度・・

◆何が言いたいのか・・【就活氷河期は、今年より来年・・ますます厳しくなる】・・ことが予想されるので、いずれ、転職や自主独立を図るとして、中小企業などに まず就職して腕を磨いてください・・

◆雇用関係の専門家と、これからの景況と雇用見込みについて話した。その帰り道、人口密度はどのくらいか・・急に知りたくなったのです。

◆東京都1u当り5人とか大阪府4人とか・・立つのがやっとの人口密度の中で、どうやって生きていくのか・・それが今回の命題です。

昔の日本と比べ、土地が拡大した訳でもない・・
人口が急激に増加したわけでもない(むしろ・・少子化・老齢者増加)
生産工場と購買力が倍増した訳でもない。(通販による希薄化。国内減少)
それでいて商品(もの)だけは、売れずにあふれかえり、しかもデフレ・スパイラルの悪循環。
内需拡大とか地産地消とか・・いうは易く 実現はナカナカ・・です。

そして、生産拠点が外国に移動し・・どうにか残った国内工場では24時間、ロボットが稼働し・・パートや派遣ばかりの仕事が多くなり・・ソロバンからPCに、人手=手間要らずとなり・・首の切れない議員と役人だけが、順次・のさばる社会・・ライフ・サイクルでいう成熟期から衰退期に入った・・ような日本のはずですが・・生活に危機感が感じられないのは、私だけですか・・?

そこに、どっと大学卒業生があふれてきました。来年、再来年・・ますます卒業はしたけれど・・の浪人があふれます。
しかも、前号で指摘したように、生活にまつわる、すべての分野で、中国製韓国製外国製(逆輸入もある)ばかり。

自分の身にまとう何%が、国産でしょう?・・
豊かさについて・・幸せについて・・安心について・・
畳半分のスペースに5人(大阪は4人)・・の暮らし・・
今・・見直さないと・・将来が心配です。

有難うございました。また再見まで。


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2010年11月19日(金)
【事ノ計カル而ハ 人ニ在リ・・事ノ成ル而ハ・・】NO133
◆11/20 改題補修 11/25 修正

◆さて、今回は学生諸氏の立場で人材募集の企業を見てみよう。
一所懸命に履歴書や、御社に採用されたら自分が出来ること(キャリアアップの仕方や計画、目論見・・など苦労して書いたエントリー・シート(レポート)を添付して面接の連絡を待つ。・・何回も・・残念ながら・・と丁寧な断りの連絡。

氷河期といわれる就職難のいまは焦りは禁物。離職率の高いブラック企業に手をだして、人生二転三転。えらい苦労して結果は散々。コンナ有様にはなりたくない。・・し、してはならない。
たとえ、面接までに至らずとも、落胆しないこと。内定の決まった友人と比較して、あせらないこと。果報は練って(寝て)待て・・である。

◆企業(事業)も人も、画一的に成功する出来事は何一つない。すべてが個々、一つずつ、一人ずつです。どの事例もケース・バイ・ケースだから、よそさんの成功事例に動揺するのは愚の骨頂。どうぞ自分らしい【注目され、興味関心がもたれ、面接したい人と認知され、採用したい・・】と・・結果を出させる・・一連の作業(就活)を、中小企業にも目をむけてやってみてください。

エントリー・シートは、AIDMA原則にのっとり、いろいろの工夫をして、自己表現してください。・・日頃、日記をつけている人は、まとめ方がうまいです。

ブラック企業の判別法は、次の通り。
高給優遇す・・の餌に釣られないこと。
離職率が高く頻繁に求人広告を出すところも、要 注意。社長の言動が、乱雑な風なら要ー注意。中小企業の場合、社長の度量(器)で、会社の将来(性)が決まることが多いものです。
求人企業の評価は、知人親類・会社近くの人など、あらゆる縁故を通じて、あるいは、自分の足で近場まで出向いて、いろんな人や所から評判を聞くこと。そこに出入する業者さんや顧客・ご近所の評判を冷静に、大事に聴取したいものです。

◆某大手の車部品販売会社の社長・・毎朝7時に出社して、作業服に着替え、会社の前の道路を雨の日も風の日も清掃。近所の人ですら、その人が社長であつたとは知らず、応募学生が面接の下準備に来て、イロイロ質問するのに丁寧に答えられて・・やがて面接。『アレッ!いつぞやの掃除オジサンが社長・・』
その社長の掃除姿に、深く感動した学生は、採用されたら便所掃除を毎朝します・・と約束して入社が叶ったそうだ。もちろん、その社長は、まず、社員や顧客用トイレを素手で洗って道路掃除に出ておられたそうだ。
現在、この自動車部品の大型店舗(黄色の帽子マーク)・・全国国道のアチコチにある。トイレが大変きれいだ・・と評判だ。

◆そういえば、昔、京都伏見の黄桜酒造に広告代理店のプランナーとして企画を提案にいった時、正門横で、作業服のオジサンが、車に酒を積んでおらるので『私は酒が飲めません。東京では黄桜がおいしいと評判ですが、関西では、灘の酒が・・といわれます。京の酒と、どう違うのでしょうか・・?』と質問した。プレゼンテーションの時間まで、まだ間があつたので・・の問いだったが、丁寧に『京の女酒・灘の男酒』のこと・・終戦後、東阪で酒の配給地区を分け合ったこと・・など説明をうけた。その後、応接間で広告部長と同席されたのが、かのトラックの荷揚げ作業のおっちゃん=社長だった。人生・仕事の出合い・・何が縁になるか・・分かりません。その頃、電卓が普及していましたが、ソロバンをパチパチはじかれて、費用を計算などされ、企画採用された・・ことがありました。

企業が一番嫌うのは、自分本位の言動。自惚れや野心。一番関心をもつのは企業(商品サービス)の顧客に対して、どのように思い対応してくれるか・・につきる。
だから、面接になれば、入社すれば何をしたいか・・何ができるか・・必ず・・質問してくる。応募の学生同士・・集団で一つのテーマを討論させ、建前でなく本音を引き出そうと誘導する。
夏休みのインターンシップ(単位)などの経験は大事ですが、本音を言えば・・会社側は、あまり重視も期待もしていません。

◆素直であれ。『ハイ』と返事ができますか? 明るく元気であれ。
何か大好きなスポーツの実績があれば、なおよい。(自己本位でなく協調性と健康であることが涵養されます)
・・そういえば黄桜の松本社長、水泳が大好きで、酒造りのきれいな排水をプールに入れて、真冬、氷を割ってでもおよがれていました。(カッパCMの由来でもあります)

有難うございました。また再見まで。

*今回、日延べせずに続けたのは、11月19日FRI朝日朝刊にブラック企業の見分けかたが紹介掲載されているからです。ひと足遅れで悔しいですが、その記事よりも本質をつくよう書きました。

AIDMA(アイドマ)原則・・アテンションのA=注目されるよう・・キャッチフレーズや自己のセールス・ポイントを沢山書き出して蒸留しましょう。インタレストのI=見てみたい、興味ぶかい・・関心をもたれる文章表現をしましょう。デザイアのD=面談したい・・と思わせる内容にしましょう。ただし奇をてらうのでなく、正直で誠意にある見方。考え方が大事です。メモリィのM・・アクションのA=印象に残る誠実で正直なレポートを書きましょう。『御社(大企業)に入社できたら、会社発展に貢献。有能なエリート社員となって見せます』・・そんな自己主張一辺倒な思いの学生など、会社は欲しい人材とみなしません。教育に関与する親・先生(大学と文科省)・・それぞれの立脚地点を根本から見なおさないと暗い温室のモヤシ栽培のような学生ばかりになります。

事の計るは人にあり。事の成るは天にあり・・と諺にあります。
うまくいかなくとも、我慢してください。
我慢とは、我の慢ずる(うぬぼれ)を憂う・・佛教用語です。
 
【中部大学 武田邦彦】教授のブログ・・お勧めします。



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2010年11月18日(木)
【エリート社員になりたい・・コンナ教育・誰がした?】NO132
◆11月19日(FRI)加筆修正
某大学の非常勤講師の帰り・・16日のこと。
電車の中で、就職活動中の学生(男子2人)と隣り合わせになり30分程度・・話した。昼間のこととて、乗車の人は少ない。私が講義する大学の学生ではないだろう・・先に座っていた二人。名も知らぬお互いで、かえって本音が出た。彼らは11月中旬の今も、来年3月卒業なのに・・何十社か・・面接もしてもらえぬ・・氷河期の就職活動に苦しんでいた。

Q『ところで貴方は何になりたいんですか・・?』
A『比較的大企業のエリート社員になりたいんです』

◆いろいろ附帯する話はあつたが、この『比較的大企業のエリート社員になりたい』という本音を、今回、問題点として提起する。

私も、小さなSP会社の代表をして35年有余。それまでに4回、仕事や会社を変っている。
募集する会社側にたって、応募者の学生を見極める立場(人事業務)でいえば、エリート社員になってバリバリ稼いでやる・・有能社員として評価されたい・・
コンナ自己主張(自己顕示)欲の強い輩を採用したくはない。
また、こうした本音を裏に隠して、表面は素直さを装う人を採用したら人事は失敗である。会社の存続にかかわることになる。

◆募集する会社側にも、応募する学生側にも言い分がある。・・けれど、今回は、会社がわにたって、ズバリ、話します。

企業=商品は、それを 買いたい・・とする顧客(貿易なら国)との
需給マッチングで成立する。売りたい・・だけ。買いたい・・だけでは、商売繁盛とはゆかない。

人の採用も同じ。結婚も同じ。スーパーやコンビニの買い物でも同じ。・・このあたりで・・すでに採用を内定した学生諸子・・照顧脚下だ。

◆人を商品に例えるのは失礼だが、りんごを買いたい人に、柿やバナナを推奨しても、買うわけもなく、欲しい・・という気持ちにもならない・・道理がある。

エリート社員になりたい・・たとえ学識優秀であっても、そんな本音の学生に、だまされることなく、りんご=人材=の欲しい企業として本当に良いリンゴの実る苗木(人材)を買いたいのです。

リンゴかバナナか・・はたまた茄子かトマトか・・なにが成るかは分かりませんが、良い実りの苗木です・・といわれても、企業には、そんな余裕はない。

日航では、優秀なベテラン・パイロットに退職勧告がなされている時代だ。夏休み・・有給のインターンシップで実務を学ぶ・・これも企業がわにとって、あまり参考にはなりません。本音は、役所の手前、しぶしぶやっているだけ・・だ。まれに、よい人材にめぐり合えればラッキーである・・程度の感触だ。

◆どうせの就職希望を打ち出すなら・・応募した企業(商品)に、将来・・何を(役立て)できるか・・明確にアピール(自覚)できる人材であって欲しい・・。

例えましょう・・スパイスを売る企業に応募するなら・・せめて七味の中身がいえるぐらい・・カレーを構成する成分をいえるぐらい・・の常識をもたなければ、企業は注目もしません。・・ターメリックが日本名『うこん』と同じ・・ぐらい知っておいて欲しいのです。

◆自分本位に『エリート社員になりたい』学生さん・・当社でなくどこかで勝手になれば・・が企業側の本音です。

大学としては、就職について・・何を教えているのか・・反省しなければなりません。先に入学金と授業料で、予算運営できるのは、税金でまかなう役所と同じ。しかも所定の単位をとらせて、おざなりの就職活動のアドバイスをして、卒業=送り出す・・公費の運営助成金を欲しさで、決められたことを決められたようにやっている・・それでは応募の学生は減るばかりでしょう。

◆受験の学生諸子・・そんな大学に入ってなりません。少なくとも、縁故知人をたよって、その大学の卒業生がなにをしているか・・どのように母校を評価しているか・・募集の広告やケータイに頼らず、自分で面談して確認してください。

今や大学は全入時代。卒業して・・そのあと何をやるのか・・やりたいのか・・学生諸子に、しっかり自覚させる大学教育であってほしい。

◆某大学・建築学科の知人教授から、弊社のような弱小企業あて、就職希望の学生の推薦がありました。しばし、お断りの言葉を捜すのに苦労しました。専門学校や商業高校の担当教諭ならまだしも、建築士を育てる部門で、販売促進サービス業の会社に、教授は、藁にもすがる気持ちで連絡してきたのでしょう。

自分の大学の経営(マーケテング)に何のアドバイスも出来ない経営学の教授陣・・売りたい=買いたいの、バランスシートが何もわかっていない大学(温室)で、ぬくぬくと過保護に栽培して売りに出しても、自然の旬ものには適いません。

◆さあ・・今からでも遅くはありません・・本当に応募したい企業(商品)に、自分が何で貢献できるか・・実りをもたらす・・見込みのある苗木なのか・・しっかりアピールしてください。

何処でもよい・・若干 大き目の企業で、エリート社員として、どこぞから(トレード)引き抜きにくるような有能な人材になりたい・・では、就職の見込みは薄いのです。

自分のことばかり考える家庭・学校教育・・そして、離職率の高いブラック企業。それらが跋扈(ばっこ)する社会ですが、救いの兆しも出てきました。

◆社員をコスト扱いにしない経営。社員の生き甲斐ややる気を助成して活気ある商品やサービスを生み出す企業・・卒業年度10月までは、みっちり実践の授業で学生を鍛え上げる大学・・など・・厳しく復活の道をさぐる企業もあるのです。

ヨレヨレになった教育SYSTEM・・今、その端境期にきていると考えます。

終身雇用で固まっていた昔のほうが、はるかに人間味のある就職のしくみでした。何が悪くしたのか・・複雑に絡み合う原因をときほぐしたいものです。

次回は学生側から意見します。

有難うございました。また再見まで。



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2010年11月14日(日)
【今の私は・・何%国産人間ですか・・?】NO131
◆本来・・日本の社会(経済)は、お互いが助け合わねば成立しない村社会です。この極めて日本的な社会構造が崩壊したのは・・仕事と生活が分離してしまったのは、日本型雇用(採用の会社に定年まで勤める)が変った30年前ぐらいから・・。高度成長期が終わり・・スーパーやコンビニが、町中の商店街を衰退させてきた時期です。マスプロ・マスセールが立ち行かなくなって、産業(生産)を中国・韓国に移転させ、パート雇用で本社=日本の会社を運営してきた結果です。

海外の生産(工場)は、海外の需要(販売)のためになされるのならまだしも、それを逆輸入して国内の生産能力を失うのは賢明な戦略であったとはいえません。

◆そうは言っても、例えば、自分の(趣味の海釣りの)姿を見て、我ながら愕然とします。本当に、この現状を放置しておいていいのか・・と。釣りの道具類=竿やリールなどはもちろん、針や、それにつける生き餌から、擬餌針までの一切合切が、中国製/韓国製です。その他、移動に使う自転車、10万年に1秒しか狂わない腕時計や防水帽子・靴・衣類・防寒具・下着にいたる総て・・米以外の食品飲料・おやつの原材料のほとんどが、中国他・・外国製なのです。(カレーなどミャンマー製まであります)

私は本当に国産人間ですか・・?・・と思わず省みて言いたくなるほど、日本製のもので生活できていない・・社会に生きています。一体、私の体(細胞)の何%が純国産なのでしょうか・・?

◆また、個(弧)人としての生活感覚の変容は、同時期に連動しています。チッキにかわり、宅配便が普及した・・やはり、スーパー・コンビニの台頭に同調しているのでないか・・と考えます。ケータイ電話の普及が、それに拍車をかけました。

◆通勤OLの一日・・こんな話を聞きました。・・朝、起床してTVをつけ、電車で通勤時、ケータイでニュースを見ながら出勤します。会社でパソコンに『お早う!パソコンちゃん!』と挨拶し、レシーバーを耳につけて・・次々とかかる通販=注文の応対をして、一日の仕事を終える。家に帰って買ってきたお弁当をレンジでチン・・
『私は、血の通った人間と、今日一日・・面と向かって会話したろうか・・?』電話やツイッターでは、コミュニュケーションしてるはずですが、これは、単なる情報の交換です。心のこもった『会話』ではありません。面と向き合い、話して握手して別れる・・『・・意外に暖かい手の人だった・・』など、思い返せる人と人のつながりを、今日、どれだけ持ったことでしょう・・こうした寒々しい日常は、タッタの三十年ほど前にはじまったのです。

経済(会社/生活)の要は、売上げです
商いにせよ、生活にせよ・・この売上げ(給与)で、総てが成り立ちます。こんな簡単な基本原理を、政官財・・ともに、私たちは忘れています。

日本の場合の【売上げ】とは・・貿易です。その肝心な生産拠点と、ノウハウ(知的財産)を、海外に移して・・はたしてうまく社会=経済が成り立っていくのでしょうか・・?
日本から海外に売れる商品は・・【頭脳】です。知的財産・・ただ、それだけです。
他国が欲しがる日本の輸出の一番は・・帽子の下にある【発見と創造の感動】・・からつくられる製品なのです。

それを・・一日 誰とも会話せず、会社と家を行き来して、PCとケータイとTVで社会につながれている・・まるで、重病患者が心肺装置のパイプでつながれている姿を想像します・・コンナ姿・・ケータイに見とれて外の景色を見ようともしない車内風景の・・国民で、諸外国とのうまい付合いや国内の少子化の問題が、先行き、よくなる見通しはありましょうか・・。祭りや年始の挨拶に集った・・人と人とのつながり・・生活と仕事が分離しないで一つになっている社会・・これを復活させることが大事でしょう。

◆平成二十四年度から、中学校の保険体育で武道が男女とも必修となるそうです。柔道・剣道・空手・合気道など、護身と精神の涵養に意義あること・・と考えます。もともと武道の『武』の字は【戈(ホコ)を止める】と書きます・・と空手の師範に教わりました。円覚寺閻魔堂の弓和尚・・(続灯庵)須原耕雲老師からは『弓道は究道!』と喝破されました。本を読み良き師(先生)に就くことも人生の大事です。

自分がどれだけ国産人間か・・解からなくなった現代。五十年かけて変えてしまつた社会習慣は、また、五十年かけて、少しずつ修正していく・・長期の覚悟(実践)が大事でしょう。

◆私は【仕事と生活の一元化】が、日本の明日をつくると信じます。
伝統芸能(踊り・武道)や祭りの夜店・落語・座禅などが、日本を救う・・と本気で考えています。阿波踊りや青森・仙台のねぷたに、人と人のつながり・・熱気を感じるからです。

有難うございました。また、再見まで。

*チッキ=駅留めの荷物。以前は、送るにせよ、受け取るにせよ、近くの駅まで届けたり、もらいに行ったりしたものです。不便ですが、何か・・宅急便の便利さにない・・何か・・がありました。そうした・・不便だが、そのままにかえないほうが・・というものを見つめなおしたいものです。例えば・・【もったいない】と思うものにヒントがありましょう。

*開拓しなければならないのは、西部ではない。帽子の下である。(アメリカの諺)
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2010年11月08日(月)
【求人バスに乗り遅れたら・・景色を眺めて・・歩きませんか】NO130
◆『売り家と唐様で書く三代目』・・ですか・・昔の川柳にあります。企業の寿命は、三十年〜五十年。明治末期から継続して、今も存続する企業数は、僅か2万2千件有余。かって重厚長大がベスト・・と、優良就職先に選ばれた造船・鉄鋼・ゼネコン/建築・航空・銀行など、転廃業や合併を繰り返しながら、見る影もなく姿を変えていきます。

◆一生を首切りなしで安心できるところに勤めたい・・というのなら、官僚(役人)になるぐらいしかないでしょう。ただし、このお役所勤務・・コトの外、世上の仕分け対象になる可能性が高く、いずれスト権を与えるかわり解雇もありうる・・普通の会社なみになることでしょう。(天下りとか・・古語にしたいものです)

◆中小企業では、採用に意欲的で求人倍率は2倍以上ありますが、求職側に情報がいきわたらず、どの中堅企業が募集しているのか・・ミスマッチが多く発生しているのが現状です。

それでも・・就職活動に苦しむ学生諸子・・つれない言い方ですが、いっそ、企業に内定がとれないなら、一人・・行商をして独立したらどうでしょう。

そうした独立独歩の覚悟さえあれば、将来が見えてきます。

300年も昔・・庶民は太平の社会に生きていました。この江戸時代の生活・心構えを現代に生かす仕事の仕方も一手である・・と考えます。

江戸時代は、すべての商業は『商行』でした。ひっくり返せば『行商』です。上は、江戸城・大奥まで、台所(賄い方)・着物・化粧品・小間物など、あらゆるものを訪問販売しました。

下は棒手振(ボテフ)り・・テンビン棒に、それこそ、米味噌醤油・・シジミ・魚に金魚まで、ありとあらゆるものを、担いで売り歩きました。魚売り【一心太助】はご存知でしょう。武士・大名の台所まで、割と自由に出入りしています。
士農工商の身分制度は建前としてありましたが、大事だったのは 士農だけ。米がお金のSYSTEMですから、役人=農民の間が重視されたのです。

◆行商は、それこそ、犬猫のノミ採りサービスまでありました。『箱根山 駕篭で行く人 担ぐひと。そのまた草鞋をつくる人・・そのまたワラジを拾う人・・』と、すべてが無駄なく、お互い、助け合い譲り合いして成り立っていたのが、江戸時代の生活です。
人と人のつながりが大事にされ、お互いさまに生きていたのです。

*拾ったワラジは焼いて灰にして畑の肥料にしたのです。街道に面した軒には【ワラジあります】といわずとも、ワラジをぶら下げて売っていました。

◆つまり・・生活と経済が分離せず、一体でした。庶民は、世界のことなど、ペリーが来るまで、関心もなく分からなくともいいことでした。農民(米税)以外、税金などないに等しく、宵越しの金をもたなくても、生活できたのです。(現代の税制とその使われ方・・施政は人格にあり・・検証が大事です)

◆例えば・・職を失った役人(武士)は、傘張りなど手内職をしながら、寺小屋で読み書きそろばんを教えました。13歳頃、元服といって責任を取る(切腹)の儀式を、親類一同の前でおこない、覚悟・決意したのです。要は、地域ごと・・町ごとが一蓮托生のまとまりで、地産地消が徹底していたのです。

◆現代社会の街中で見かける行商は、お昼のお弁当やさん、焼き芋やたこ焼き売り・・まれにメロンパンやトーフ売りなど。

しかし都会の消費者にとって、もっとあってほしい行商が、いっぱいあると思います。例えば、産地直送の野菜や果物・・豆乳アイスクリーム売り・・・新聞に ネットで起業【結婚披露宴 代筆スピーチ業】H22-11/6SAT 朝日夕刊・・紹介されていました。地場産業を支えたり、ご近所のお店で買い物したり・・・個(弧)の時代なればこそ人は集いたいのです。

こうしたニッチな仕事は、イロイロあるでしょう。顧客が買いたいと望む、うまい売り方を研究しなければならないでしょう。

でも、そうした心配は、江戸時代ならなおのこと・・もしこの魚が売れなかったら明日食べてゆけない・・覚悟で生活していました。

◆就職という大型バスに乗り遅れたのなら、次のバス停まで歩きませんか・・。一人で大変ですが、歩いている内に違う風景にでくわして、新しい発見があるやもしれません。それが自主独立という大事な観点と行い・・です。

◆農業や産業を他国に委ねて、輸出のあがりで食べてゆこうとする・・こんな社会(国家)が成り立つほど、日本は豊かではありません。

たとえ、ものづくりが高額になろうとも、自国の地産地消を基点にすえなければ、滅亡のローマとなってしまいます。

有難うございました。また再見まで。

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2010年11月01日(月)
【これをまことかと尋ぬれば・・方丈記】NO129
◆帝国データーバンクの調べ(2010・10/4朝日ーM 経済欄)によれば、創業から500年以上を経過して、今なお健在な企業の数は・・39社のみ・・という。そのNO1は 578年創業の金剛組(寺社仏閣建築 大阪府)。

江戸時代後期より以前の200年超の企業数=たった1191社。明治末期以前の100年以上は22219社。

いったい、全国に会社や店舗の数はどれだけあるのか・・コンビニやクリーニング・理美容店や、一杯飲み屋・パチンコ店まで入れて・・100万〜200万件では済みそうにない。

仮に、たったの100万件・・とすれば、200年以上 続いている企業は、0・1%・・にすぎない。1千万件なら0・01%(500年以上=0・0000039%)・・ということになる。

◆そういえば法人の会社登記の更新期限は『人間(じんかん)五十年・・化天の内を比ぶれば 夢幻のごとくなり・・』と、信長が敦盛(幸若舞)で謡いあげたのと同様・・50年だった・・と記憶する。(関心のある方は詳細を調べて確認ください)

◆この500年以上の企業(店)の事例を紹介しよう・・
1155年 京都 賀茂神社に神事を統率する鴨 長継に次男誕生。
鴨 長明・・5歳の時・茶製造販売『通園』が、同じ京都で創業(1160年)している。
(参考:長明 26歳の頃・・1181年 平清盛死去・・この通園のお茶を きっと二人は・・飲んだであろう・・と推測します)

そして1208年方丈の庵を結び・・1212年57歳『方丈記』完成。1216年61歳死去。

◆ゆく川の流れはたえずして、しかも、もとの水にあらず。よどみに浮かぶうたかたは、かつ消え、かつ結びて久しくとどまりたるためしなし。世の中にある人とすみかと、また、かくのごとし。(中略)

この冒頭の有名な出だしは、わりと覚えている。ただし・・これに続く一言が・・諸行無情の鐘の声に聞こえてくる。

・・これをまことかと尋ぬれば、昔ありし家はまれなり・・(後略)

◆何が言いたかったのか・・人も企業(仕事)も、私の住む町や国も、宇宙までも・・誕生し・・成長し・・成熟し・・衰退するライフ・サイクルがある。この悠久の時の流れに逆らうのでなく、今の立場をわきまえて、無理せず、焦らず、露堂々(ありのまま)に生きてゆきたいものです。

有難うございました。再見まで。

災難に逢う時節には 災難に逢うがよく候。
 死ぬ時節には、死ぬがよく候。
 是はこれ災難をのがるゝ妙法にて候。 良寛71歳。

 
文政十一(1828)年 十一月十二日越後三条(新潟)大地震・・死者1400名倒壊9800戸焼失1200戸の見舞い=山田杜皐老に対する返事・・『地震は大変に候。野僧草庵は何事もなく、親るい中 死人もなく、めで度存候。しかし・・』と上段の文に続く。

・・戦中、我が父が徴兵(出兵)のおり、師事した禪・鈴木大拙先生より、上記・良寛の記載文の手紙をいただき、戦地に出征する覚悟が定まった・・と言っておりました。以降・・幸いにして終戦を迎え、富山・氷見の家督を譲って京都に出、禪境絵画・陶芸・書に勤しみ、滋賀・坂本で平成19(2007)年1月3日(93歳)の寿命。号『野風山人』白鴎・大魯居士(鎌倉松ヶ丘文庫 故・鈴木大拙より白鴎/相見参禅 臨済宗国泰寺派管長 故・江南軒 勝平大喜老師より大魯の居士号を授く・・11月3日追記

2010-11-01 | 記事へ |
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2010年10月18日(月)
【遊びをせむとや生まれけむ・・(梁塵秘抄)】奉魯愚十七
遊びをせむとや生まれけむ
  戯(たわぶ)れせんとや生まれけん
   遊ぶ子供の声きけば
    わが身さえこそ動(ゆるが)るれ
  梁塵秘抄(平安時代 今様)

◆京都は・・10月22日時代祭です。
この日、四国 高知の岩崎 勇 写真(心)クラブの老若男女24名がバスで明石海峡を渡り、京都にやってきます。
だが、残念なことに、50年の付合いの、肝心要・・主宰者の彼(岩さん)が、病気療養のため、来られない・・ので,長田塾『町かどの芸能』相国寺般若林・・参加鑑賞まで、私が案内役をさせてもらうことになりました。

長田塾・・当時 劇団『麦の会』(故・長田 純先生 主宰)に私たちは所属。彼は 松竹京都撮影所のカメラ助手。私は助監督のコンビで、TVの放送時間に追われながら 撮影の仕事した仲でした(その後、長田塾は・・碧川明子・粟津もと両先生が指導・顧問をされ、今は、河田洋志塾長が仕切っています)・・いわば岩さんと私は、最古参OBと言う訳です。

さて、当日・南禅寺での食事のあとの一刻・・おそらく、彼が話したかったであろう・・思い出あふれる青春の貴重なひと時・・それを代役(打)で、空振りに終わらぬよう・・次のようなテーマを設定して、シノップシシス・トレーニングをすることにしました。

写心の美学(黒白の感性)について・・
写真を『写心』としたのは、おそらく彼が最初でしょう。また、その写心に、その時々の俳句を添付して展覧したのも、彼が最初でしょう。

映像(写心)と文字(俳句)が 砂時計のような三角錐の接点で、せめぎ合い、生まれてくる1枚の写俳(・・と・・彼は名付けました)
俳句の師は 伊丹三樹彦先生(90歳)・・5年前脳血栓で倒れ、全国会員800人余の俳句結社【青玄】を終刊。彼は20有余年・・師と仰いで鞭撻されます。
10日前 伊丹先生からの見舞いの俳句・・『癒え給え 勇に 写俳の命ある』三樹彦

さて、当時、白黒フィルム全盛期(TV映画)でしたが、映画界の先輩たち(ヌーベルバーグ大島 渚監督にあこがれ/後に(時に山田洋二監督にかわり)『男はつらいよ!フーテンの寅さん』を監督した森崎 東監督の実戦指導に、カチンコ叩きの下っ端だった私は、随分に得な学と問ができました(チナミニ作家の時は、氏名をひっくり返して【東 盛作】と名乗られました)

◆撮影の仕事では まるで、目の中にカメラのフレームが入っているように、カメラ位置をピシリと指定する監督やカメラマン。この時代、伊万里は早いよ。瀬戸も贅沢。信楽かな・・と小道具ひとつ的確に配慮する裏方。タバコのキセル一つで町人(商人)と武士を見分ける歴史的考証。衣装・化粧のありようや、旧軍隊の毛布ベッドの作り方、ゲートルの巻き方まで・・生き字引のような裏方さんから学びました。資料博物館にも日参しました。

そして何よりもすごいのは、黒澤 明監督ならずとも、絵コンテ(絵による演出・構成のカット割)の凄み・迫力です。ピタリと想定した絵画面(コンテニュィティ)に収まるまで、自然風物であれ、SETや演技であれ、すべて何一つ妥協しない・・厳しい監督とスタッフたち・・。

カメラの岩サン(皆、そう呼んでました)も、この映画界で白黒画像(フィルム)の凄さ・・厳しさを学んだと思います。(附)このスタッフたちは、私(広告代理店〜会社創業)や岩さん(写心家)が撮影所を去ったあと、必殺シリーズ(中村主水/藤田まこと)などで、今もがんばっています。

◆昔、B班監督をした時、かねてあこがれていた【ヒッチコック ファニー】だったかの1シーン・・掃除おばさんの後ろを、靴をコートのポケットにいれて、忍び足で通り過ぎる女主人公の3分あまり・・丼(ドンブリ)カット・・そのポケットの靴が、少しずつはみ出してきて、ちょうど、掃除人の真後ろでポトリ・・と落ちる恐怖の一瞬。

仕掛けなしで本番のクリカエシ・・これを主演 伴 淳三郎の社長と長谷川 明男のコンビ【おれは大物】の撮影でやってみました。しかし、簡単に見えたシーン・・いくらやっても靴はタイミングよくおちてくれず泣く泣くカットを割らざるをえませんでした。さすが名匠ヒッチコックの1シーンごとに賭ける・・凄さをを知った次第です。

◆築地小劇場 小山内 薫が、明治期 演劇を国内に紹介した時【形でもない 色でもない 光でもない 声でもない・・芝居は魂だ!】と、芝居の本質を喝破しました。どうやら、その本物の【感動の素】が、白黒の映像でしか表現できない世界にあるようです。

おうおうに素晴らしいカラー写真でも、白黒の味気ない単色で焼き直して見ると、魅力が薄れる場合があります。しかし反対に白黒の世界で、感動したもの・・作品は、オーバーな言い方ですが、路傍・・行脚する托鉢の雲水(禅僧)と出会うような・・不思議で静謐な感動を伴います。
鉄鉢のなかへも霰(あられ)・・山頭火(昭和七年)

岩さんの写心で・・『イイナ!』と思う作品の大半が、これは私見デスガ・・ほとんど白黒の作品です。

山口 素堂(1642〜1716 甲府)松尾芭蕉の友人・・目には青葉 山ほととぎす 初がつお・・で有名な江戸初期の俳人の句に・・
『われをつれて 我が影かえる 月夜かな』  ・・とあります。

これが、白黒写心(写俳)の極意でないか・・と・・。

お大事に。再拝。

*時代祭 ・・延暦時代から明治維新まで平安遷都1100年を記念して、10月22日(金)正午。京都御所から平安神宮まで、それぞれの時代衣装の行列(2千人)が、市中を練り歩く。

*町かどの芸能・・10月22日(金)〜24日(日)11:00AM〜16:00PM 入場随時 大人二千円(小人千円)京都相国寺般若林。上京区相国寺北門前下ノ町=烏丸今出川より徒歩7分ぐらい。同志社大学北。烏丸中学東隣。
●江戸時代にタイムスリップして、商人の芸・商いぶりを楽しめます。祭りや演劇が、生活文化と商行(業)に深くかかわりあっていることを、時間を忘れて体験できます。年1回。この3日間だけ!

*種田山頭火(1882〜1940)行乞(行脚)の禅僧。

*岩崎写心クラブの女性カメラマンの方から、質問を受けました。『どのような心境(心持)で白黒写真を撮影すればよいのか・・?』【明日をも知れぬ大病になった時の気持ち・・それでも写真に撮りたいという出来事・出合い・・】・・『あんた・・いいこと言うねえ。私・・今・・独身じゃーきに、あんたを一緒に連れて行きたいよう!』・・別れしな、大変うれしい言葉をかけていただき、一瞬フラットしました。なんでも5年前、相愛の連れ合いを亡くされたそうですが、齢85歳にして・・この元気!・・平安期今様の如く・・ゆるがるれ・・あやかるべしです。(10/26追記)

2010-10-18 | 記事へ |
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2010年10月01日(金)
【・・時覚を自覚する・・自(立)律 精神失調症への苦い薬・・】NO128
◆イギリスの駅でのこと・・『グッド・サービス』と表示されると、それは、遅滞なく列車が運行されていることを意味する・・だけだそうである。(朝日新聞ーE9/30文化 私の収穫欄)オックスフォード大学教授 苅谷剛彦『再発見する日本』より・・

・・イギリスで仕事を始めて2年。たびたびの帰国で思うのは、サービスのきめ細やかさである。レストランや店舗でのサービスも日本的で、顧客の一歩先行く心配りが施されている。チップの制度がなくても、対価を期待しない気配りは心地よい。

この日本ならではの笑顔や気配りで、どこまで顧客の期待に答えればよいのか・・難しい課題であるが、何時までも、決してマニュアル化されたり、強制されたりしない、自発的なサービスであつて欲しい・・という願いがある。その心配り・・(り・・ヲ取レバ「シンパイ」トナル)例えば・・日本では小袋を開ける時、小さな切込みが入っていて開けやすい。当たり前に見えることが、イギリスではうまく開けられなかったり、刃物を探さねば成らなかったりする・・と。(要約)

◆ほんのチョットした、気遣いの・・日本人にとって当然のこと・・が、実は、他国では、チップの有無で差別されたり無かったりすること・・日本人のこれからの日本(人)のあり方・生き様に、ヒントを与えてくれました。

◆タイトルで『自覚』と言う文字を、わざわざ『時覚』としたのは間違いではありません。時刻表どうり、1分も送れず、正確に運行する電車・汽車・・10分も遅れれば、飛行機の機長さんも、お詫びのコメントをアナウンスする・・日本のトラフィック。
5分デートに間に合わなければ、すかさずmailでお詫びの連絡!。

◆この時間厳守の、きめ細やかなサービス精神。仕事を分担しての『責任感』と、コツコツ続ける『実行力』・・自己の至らざるを反省し・・鞭打つ努力・・の人々・・。外国にない日本人ならではの遺伝子は、何処で発症して、営々と受け継がれてきたのでしょう・・?

◆イッタイ、相手の(立場)ことを優先する、謙譲の精神(心)は、何時の時代に、どこから身についたのでしょう・・?

長い鎖国(江戸時代)・・侵略の無い、太平の島国であつたこと・・
武士(に二言はない)が治世する、稲作中心の貧しい単一民族であったこと・・
佛教(他力本願)が布教されていたこと・・
そして、何よりも・・経済・商業が百余国(の藩政)に仕切られて、それぞれが独立研鑽。信用を第一とした対面行商の販売SYSTEMであったこと・・。
つまり、士農工商・・経済の中心たるべき商人(商業)が、手厳しい管理・規制を受けた米(農業)とは違い、自由に創業・展開出来たこと・・などがあげられましょう。

     すばらしい『時覚』の自覚。

◆一方、17世紀・・当時、世界の海洋貿易の覇者・・ヨーロッパ・・では、イギリスの劇作家 シエクスピア『ベニスの商人』のように、血なまぐさい芝居が(・・金貸し業シャイロックとの契約により、胸の肉1ポンドを切り取られる貿易商アントーニオ・・流血悲劇が)舞台上演されています。契約と資本主義の台頭です。

そして・・欧米先進国の産業革命・資本(金権)主義の植民地化時代・・言葉をかえるなら、搾取と隷属で成立する社会・・戦争勃発。

◆・・こうした荒々しい覇権経済の中で・・日本の夜明けを告げる・・蒸気船タッタ四杯で夜も寝られず・・明治維新を迎えた日本。

悠長な『損して得とる』浪華の米倉から、世界進出の商いの道を探った商人たち。近江商人、富山の薬の配置行商など、北前船の貿易に学んで、奇跡的にSHOUSHAが生き延びて発展していったこと・・これは日本だけの誇れる・・行商の強みでした。

この商社の『柱となれ・・宝となれ・・なくてはならぬ人となれ』・・資源のない日本・・国内外の・・人対人の行商(国対国の商社貿易)の基本が、顧客(相手国)の、一歩先行く心配り・・であったことを忘れてはなりません。

西欧列強の血で金を洗うような経済進出を、明治の時代まで知らなかった・・勤勉な国民性・・それがバック・ボーンになっているのです。それを・・戦後六十五年・・どうやら見失いかけているようです。

◆結論に導きたい・・話がそれました。
今・・人も国も、自立(心)が失われているように思えます。
自(立)律 精神失調症・・ともいうべき、右往左往ぶりです。

こうした状況の時こそ、『時覚=自覚』を持ちたいものです。

有難うございました。また再見まで。(10/4 改題・加筆修正)


*誤解されるといけません。日本(人)が特段にすぐれている・・と言うのではありません。列強の国ぐにのハザマにあつて、絹と米しかない国(民)としては、人と人のつながりと時間(教育)を大事にしてやってきた・・やっている・・と言いたいのです。

*柱となれ/宝となれ/なくてはならぬ人となれ・・ヱスビー食品梶@社訓冒頭 抜粋

*蒸気船は、銘茶『ジョウキセン』にかけた言葉でした。含有のカフェインのせいで4杯飲むと夜、眠れない・・と言われたようです。

*時覚といえば、私の腕時計・・国産C社製(価格¥9,800円)
ナント・・10万年のあいだ1秒と狂わない、ねじ巻き不要の優れもの・・。人は百年生きられないのに・・何故か自慢したくなりますネ!・・ソレハサテオキ・・

*何事につけても真面目・真剣・一筋の日本魂。
・・昨日の阪神・・9回1対3・・2点リードの横浜戦・・村田25号逆転3ラン・・タッタ1球・・の悪夢でした。藤川=矢野(引退)の夢バッテリーを組むはずのラストのラスト。まさかの1発をあびせられて自力V消滅。矢野捕手の引退試合を壊した・・藤川球児の可哀想な表情。
甲子園球場47027人のフアンは、悲鳴と絶望!・・デモ・・野球ハ・・オモシロク・・スバラシイ!
私も阪神熱中症にかかった一人ですが、たかが野球じゃないですか・・と言えない何か・・を感じます。

マ・・夜空を見上げて・・深呼吸ひとつ。
・・何でも20光年彼方で地球型惑星が見つかったそうです。生命がいるかも知れない・・お仲間★の発見です!
もし、彼の★の住人が20年後、TV電波の映像で、この阪神VS巨人戦 自力優勝を逃した・・映像を見たら・・何を想うでしょう・・?

(10/10SUN タイトル修正・加筆=宇宙へ放射されるTV電波は1〜2光年先でノイズ(雑音)になってしまうそうです・・と、SETIの学者が言っている・・と・・教えてもらった。ホントかもしれない・・チガウカモしれない・・デキレバ・・モット遠くまで飛んでいってほしいものです・・)
(10/23SAT再加筆=地球型惑星名グりーゼ581G(てんびん座の方向・・NASA発表)ロシアの研究者が信号を送ったそうだ・・2050年ごろ、返事があるかも・・!?)
 
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2010年09月22日(水)
【行商精神こそ『生き甲斐』の原点(改題9/27)】NO127
私は ほんの少しでも 
 誰かを喜ばせるために生きている。
 今日も 誰かを喜ばせるために生きる。
 しんどいけど それが楽しい。
  【モダン焼き えっちゃん】


◆久しぶりに、モダン焼きの意見看板をご紹介します。
なかなか秋にならない日差しを跳ね除けるように、お店先に貼られた50CM正方の白色段ボールの手書きご意見看板。・・さわやかです。

◆私は、人生・仕事・生活・学問・趣味・・なんでもですが、『・・・のために・・』・・と目的や見識を振り回すのは,あまり好きではありません。100%の完璧主義も苦手です。
でも、『えっちゃん』のご意見看板は、愚直なほど正直で素直です。

ご主人の名前さえ知りませんが、何か・・その人となりの生き方やご商売の仕方が、じんわりと暖かく伝わってくる・・『しんどいけど』が、ココロの底からの『元気の素!』なのです。

喜ばせる・・ために・・といっても、喜劇役者のように何か至芸をみせて、キャッキャと笑わせる・・ソンナ意味ではありません。
仕事はお店で、持ち帰り専門のアツアツのモダン焼き作り・・!熱い鉄板を前に、汗だくの毎日・・休みの日は、近くの公園の掃除・・(熊手で掃いて、竜安寺の石庭のように、波模様をつくり・・すぐ、人が通って消えます)次いで、休む閑なく、六甲山の山道(階段)整備など・・(子供たちをつれて、樹木や小鳥の生態研究など・・)もちろんボランテア・無料持ち出しサービス・・です。

◆そして、今、私は、1枚の新聞の切り抜きを見ています。
以前から何かチョット・・心に留まることをメモしたり切り抜いたりしています。
そのひとコマ・・
平成20年9月23日(火)朝日新聞朝刊『ひと』コラム欄に紹介されている【白井 隆之(シライタカユキ)さん(61歳)・・本棚付自転車で本の行商・・35年の出版社社長】の姿です。

幼少時の脳性まひ後遺症で、自転車のバランスが取れない。でも荷台つき三輪自転車で自ら、出版した本を売る。紹介記事(PHOTO)は、札幌4日間、公園の行商本屋さん。7冊も売れて大喜び。ここに来なければ7人の方との出合いはなかった。本は人と人で創るもの。次は広島に行ってみたい・・と。

出版はキリスト教や福祉関係350冊を世に送り出したそうですが、何と言う出版社か・・よくわからない。行商の自転車PHOTOに、かすかに【燦葉出●・・】サンヨウ・・とある。(9/23 PC検索で下記・修正しました)・・お元気で励んでおられましょうか・・?

行商のココロこそ・・生活の原点!
この行商・・から話を広げます。
かって・・マルコポーロがたどった命がけの砂漠の駱駝旅・・シルクロード。
見知らぬ城門の片隅に、異国のものを持ち寄って市(場=イチバ)が開かれ、人が集い出合い歌い踊る・・祭りがありました。それぞれの人生そのものです。

銀1粒=貴重な胡椒(コショウ)1粒と例えられた海洋交易も、肉の保存や、その味付けになくてはならぬもの・・として、バスコ・ダ・ガマやコロンブス・・命がけの海洋開拓者たちによるもの・・と言えましょう。

◆【商=ショウ】の字は、城門の横(片隅)で、売り声を張り上げる様子を表現した漢字です。祭りの音(楽)=ショウ・・をあらわしているともいいます。

行商の言葉から・・地球ロマンの想いが果てしなく広がります。
秋を綯(な)う・・商い・・10月は祭り(市)の盛り・・本番です。

・・有難うございました。また再見まで。


燦葉(サンヨウ)はオリーブの葉のこと・・平和を象徴する(創世記8・11)=燦葉出版社03-3241-0049 東京都中央区日本橋本町。

日本では、北前船が交易の役目をはたしました。(浪華=蝦夷間 日本海経由の行商交易で、昆布やニシンが京・逢阪に届けられ、反対に京(逢阪)の生活文化の数々が遠隔の地に紹介されました)ほか・・行商といえば、近江商人や、富山の薬売りなど、世界に先駆けて、決め細やかな販売の仕組み(SYSTEM)を構築しています。

*・・さらに一言。宣伝(デモンストレーション)=DS販売にいたっては、1718年(享保三年)正月 歌舞伎 二代目市川団十郎が【外郎売り】を森田座で創作・初演。以来 歌舞伎十八番となりました。

AIDMA(アイドマ)の法則と言われる・・1920年 米国学者 サミエル・ローランドホールが提唱した【購買心理のプロセス】を、二百年も前に演劇に取り入れて創作上演(宣伝販売)する・・これは・・世界の至芸と言えましょう。(シエクスピアもびっくりです)・・外郎売りは、当塾のはじめ・・NO20〜NO24(2006−11月〜12月)で解説 済。







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2010年09月04日(土)
【七味とは・・? 趣味万歳!9・15 改題】NO126
◆仕事が趣味・・なら人生最高!・・先日、就職活動に苦労する方と話しました。人生・仕事は醸成するもの・・決して焦りなさるな(焦りは停滞でなく退歩です)・・とNO125ブログで書きました。今日は、趣味こそ大事・・その続きです。(9/5 SUN 改題)

この奉魯愚(ブログ)の集う処は『働人商行塾』です。
『ハタラキンド ショウギョウジュク』と読みますが、働く人・・?商業デハナイノデスカ・・商い行う塾デスカ・・と、一発正解の人は数少ない、妙な塾名をつけました。

『働く人(ハタラキンド)』は、サラリーマンの古称だ・・と言う、故作家 司馬遼太郎の解説から採りました。商業と言えば、事業として大規模であり、むしろ、行商に近い(手造り)の対話対面の商いに関心を持つ人々・・が集うブログであればよい・・との願望がこめられています。

奉魯愚(ブログ)もまた然り。魯=底抜けの馬鹿/愚=おろかしいこと・・を奉(たてまつ)ります・・の意で、当ブログにふさわしい当て字をPCが見つけてくれました。

◆昔、直木賞作家 藤本義一さん・・11PM読売TVの頃 仕事の友人から紹介されて、何度かお目にかかりました。趣味をお尋ねしたら『仕事(著作)だ』と、一言でした。

それでいて、自宅の書斎で机にむかう姿は、見るも無残・・空手着に鉢巻。何冊も週刊誌や雑誌の締め切りに迫られて、ナナメ横の英語模様の難解な漢字を縦書き原稿で・・(コレハ誰にも読めないような悪筆です)ウンウン呻りながら原稿用紙と格闘する姿に・・こんな姿が趣味=仕事なら大変な労働だ・・なりたくないなァ・・と感じた次第。

◆しかし、今・・趣味をもつこと。それを生涯の仕事として、営々と出来るのなら、例え利益が無かろうと・・大変な労力であろうと・・これほどの幸せはないだろう・・と想います。諺に『好きこそモノの上手なれ!』とあります。

昔(昭和初期 世界恐慌)のころ・・大学は出たけれど・・の苦労があったそうです。無声映画 チャップリンのモダンタイムスや黄金狂時代=苦しい砂金採りで飢餓に襲われた男が、自分の靴を煮て、お皿に湯気の出ている靴底を盛って、ナイフとフオークを器用に操り、ヒラメを食べるように靴釘(骨)を口から吐き出す・・そんなシーンがありました。

現代日本では、生活保護を受けられず、オニギリが食べたい・・と餓死した人がいましたが、パートや時給の仕事にせよ、貧窮にあえぐ他国に比べれば、働く場は、良し悪しを別にして、まだあります。

◆趣味は生活(仕事)が安定してから持てばよい・・と言う人がいます。私は反対です。趣味こそ・・生活が苦しい・・とか、仕事が不安定とか・・そんな逆境の中にあつて、身につけるもの・・と想います。子供が好きにのめり込む・・好奇心の世界を、世のお母さん方・・そっとバックアップして伸ばしてあげてください。読書や園芸・・など、どんなものでもいいのです。ただし、ケータイのゲームとか、パチンコ・ギャンブル・麻薬・・などは、趣味ではありません。

その趣味のことをしていると、苦しみを忘れ・・時間を忘れる。元気の素である・・様な何かです。

新聞の折込チラシの収集が趣味という女性(キャリアー)を知っています。スーパー・マンション・電気製品など、業種別に毎日、楽しく閲覧・区分整理して箱詰めします。十年も続けると、さすが、6畳の間が、たった一紙のチラシでも箱詰め満杯。それをまた、楽しく区分・整理しなおして保管するのです。はじめ、これを聞いて信じられませんでした。どんなオタクでも、多少、実利や損得勘定(感情)が入るもの。お伺いして驚きました。ただただ秘かな趣味として、営々と続けておられるのです。・・彼女の願いは、万一の時、そのキチンと分類・収集した新聞折込チラシに棺おけをうずもらして燃やして欲しい・・ソンナ最後を夢見ているのかも知れません・・(これは冗談です)でも、マジにその人となりの立派な趣味といえましょう。

◆就活に【あれをせよ・・コレヲセヨ!・・でなければならない・・】・・など、あまり がんじがらめに、絶対とか・・セヨ・・とか・・決め付けないほうが、いいでしょう。
急がば回れ・・果報は練って(寝て)待て・・!
むしろ『七味の中身はなーんだ?』とか『スパイスのターメリックは日本でなんと呼ぶ・・?』など・・お料理にちなんだ趣味をお持ちの女性が、大手スパイスメーカーに採用された事例を承知しています。【・・趣味(芸)が身を援(たす)く・・】ですね。

有難うございました。また、再見まで。

*七味の中身・・【アサの実/ゴマ/ケシの実/のり/唐辛子/陳皮(ミカンの皮)山椒の実】
*ターメリック=うこん・・西欧ではスパイスの名前(タイム・セージ・ローレル・・など、少なくても20種以上 言えない女性とは結婚するな・・と言われる地方があるそうです)

*お手数ですが・・ご批評(コメント)は、Mail・・でお願いします。
以前・・変なコメントが来て往生しました。以来、コメント受付をしておりません。当奉魯愚に参加の塾生(参加・脱退自由/小学生から老翁まで年齢・資格制限なし)の方や、会社・仕事関係まで・・咳OP-ADのMail(他・面倒でも手紙)で、連絡をお願いしています。誠実にご返事は差し上げております。


2010-09-04 | 記事へ |
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2010年08月29日(日)
『即今 上人性在甚處(只今のあんたの居場所はどこなのさ・・?)』随想・奉魯愚十六
●8−31(火)修正・・就活の方と話しました。
・・仕事の履歴を問われました。・・つれづれに禪のことなど・・

小生の場合、大学途中から、映画助監督3年・・M広告代理店制作局(TVCM制作/コピーライター)3年・・Y広告代理店=現HDY(マーケテング/セールス・プロモーション)4年あまり・・3回の転職をして34歳で独立。以来35年・生涯現役を目指して今に至ります。

創業当時(・・から・・今でも小さなSP−Agencyですが)仕事(販促・企画提案)をいろんな企業に持ち歩いて採用されず、靴が1ヵ月2足のペースで磨り減っていきました。独立するのに、あと五年ぐらい、経理や会社運営(仕組み)の勉強をした方がよかった・・かと何度も思い・・後悔も挫折もしました。

大きな企業・・例えば・・味の素鰍ネど、ISM-M&C・・足掛け三十年に及ぶ、店頭・関連陳列のシンジケート・プランを全国スーパーで展開したり・・して順風満帆(ジュンプウマンパン)の時もありましたが、総じて、苦労の出来事が多くあるのが、仕事=人生の印象です。

三十路四十路の・・妻あり、子2人あり・・苦しい生活と仕事の支えになったのは、大学に通う数年間・・鎌倉・円覚寺(禪/臨済宗)続灯庵に寄宿して座禅できたこと・・です。須原耕雲老師のもと、何の取り柄も損得もない・・役に立たないこと・・だからこそ座禅せよ・・と鞭撻を得たことが、へしゃげない、こつこつ歩けるバックボーンに成っている・・と思います。『弓道は究道に通ず・・』と、清貧にあって揺るぎ無い・・鎌倉時代の古武士のような閻魔堂の弓和尚・・この老師と直接、学生生活の中で接し得たことが『成る・成らぬはともかく・・努力すれば・・それでよい・・』の、自信を与えてくれた・・と思います。

仕事(生き様)は ジョウセイ=■□するものです!
ジョウセイ』の□□・・に該当する漢字を入れてみてください。

●・・話は飛びます。
・・星空を眺めて座禅するのを夜座(ヤザ)といいますが・・ふと、想いを、果てしない宇宙の旅に馳せてみます。宇宙船の(アストロノート)旅人たちは、宇宙でただ一人・・孤独に返るとき、きっと、(座)ZENをしている・・と想います。今、ヨーロッパのキリスト教会の中でも、アメリカの一般家庭でも禪=静慮(ジャーナ/サンスクリット語)する人たちが増えているそうです。ZEN(禪)は、釈尊の教外別伝/不立文字・・経典文字に出来ない佛教とは別に伝えること・・との、宗教(的)に拘泥しない・・無功徳な行(座禅)である・・といえるでしょう。・・どちらが上とも下とも言えない無重力な空間に漂いながら『天上天下・唯我独尊』とか・・『闇の夜に啼かぬカラスの声聴けば・・』とか・・『兜率三關』の公案を、ヒネクリ舞わして見るのも一興でしょう。

さて・・話を戻します。
●過年(平成19年当時)群馬県・館山の正田醤油竃{社をお尋ねしたことがあります。・・創業130年=当時の古材を随所に取り入れた、斬新なデザインの新本社を案内していただいた・・元/本川正之社長(前/特別顧問)は、富山県氷見の親類筋に当たります。兄(故/五郎)と積年のお付き合いがあり、小生は、子供の頃、泰チャン・・と、かわいがってもらった・・当時・・第2次か3次か・・初期の南極越冬隊に参加なさったことが記憶にあります。このご縁のことが、多少・・自慢めいているのは・・正田醤油鰍ヘ現・皇后(美智子)様のご本家筋に当たるからです。

●醤油は、【アブラを抜いた大豆と新鮮な水とよい塩】・・だけから醸造する・・1年も2年も寝かしつけて、しかも2回も仕込みなおし(二段熟成)をしたりして、大変な手間と時間をかけて出来上がるのです・・と、これも最新の建てたばかりの工場で説明をうけました。大豆の油をとってしまうのに、醤油にアブラの文字が使われているのが不思議でした。また、醤油をつくる時の水は、深層水やミネラル水が使われており・・コンナ二手間ヒマをかけながら、お醤油の値段がペットボトルの水の値段と変らない・・のなら、いっそのこと、ペットボトルの水だけ売ればいいのに・・との思いが脳裏をかすめた次第です。(水より少しだけ高い醤油もありますが・・)しかし、営々と醤油はつくられ続け、静かに食卓の味付けに彩りを添えています。

●【味噌臭きは 上味噌にあらず・・
この言葉は、禪坊主の生悟り・・未熟な心境を表します。
就職したての時期・・結婚したての頃・・意気にはやって、『生』の字が先につく成長期から、長い年月の苦労の醗酵期間を経て、おいしいお酒や味噌・醤油(成熟期)が出来上がります。

アブラの乗ったところで、その油を抜いてカスカスの大豆に水と塩だけ加えて・・長い年月・・醗酵・・醸造させて・・ようやく出来あがつた醤油。台所や食卓の片隅で、目立たない調味の仕事をコツコツと・・。
そうです・・醤油ような醗酵人生・仕事こそ・・大切な生き方だ・・と。
●・・■□の文字は・・『醸成』です!
正田醤油『二段熟成』の醤油・・おいしいです。お試しください。

どうぞ お大事に。再拝。

*無門關 第四十七則 『兜率三關』(トソツサンカン)  
 兜率悦和尚 三關(関)を設けて学者に問う。
 即今上人性在甚處・・貴方の生き様はどんなですか。
 【ところで、今、あんたの居場所はどこですか・・?】
 眼光落時【死の刹那(セツナ)は・・?】
 去處如何【死んだら・・どうなる・・?】

禪語(公案)を提唱(紹介)する以上、その人となりの見解を披露するのが礼儀というものです。ソコデ・・人生・裸で歩くべし。狸の酒買い・・見事、葉っぱがお札に化けるか・・どうか・・
【観劇中デス】
【一歩禪心 一歩交代 身動キ取レマセン】
【放屁一発ノトコロ 悪臭無限デス】






2010-08-29 | 記事へ |
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2010年08月16日(月)
【有難うござりまする・・いらっしゃりませ!】NO125
◆お客が一番敏感になるのは『言葉・・とココロ配り=心配』である。と百貨店の化粧品売り場で推奨員のプロに聞いたことがある。買い物をおえてエスカレーターで一階に下りてくる客・・を、≪この人は私の売り場に来てくれて買うお客・・この人は、他社の化粧品コーナーに行く客・・この人は通過するだけ・・≫と、僅か10秒〜15秒程度で、見極めることが出来るそうだ。販売(DS)のプロとは、そんなものです・・とことなげにいっていた。どうやら・・エスカレーターを降りてくる客の視線(目線)と、その僅かな表情変化を見極め読み解くらしい。ほぼ百発百中の見事な的中率だった。一度立ち寄れば、ずっと長いお付き合いの顧客になる。その秘訣は、商品の魅力もさることながら、接客の従業員の応対が≪決め手≫なのである。

◆よく百貨店の地下1Fあたり、行列の出来るお菓子の店がある。ぐるぐる蛇のとぐろを巻くように、待ち客が列をなしているが、どうせ人気がある内が花。ライフサイクルは短い。暑い中・・百貨店の外にはみ出して列をなす顧客。トイレにいくのを我慢して並んでみてください。『アア!コリゴリだわ!』の反動(不快指数=不協和輪時間リスク)が怖い。それよりか・・販売(DS)のプロ・・仕事を楽しみとする・・店員の一人を育てることの方が大事なことなのです。企業は、よい商品・技術をつくることも大切ですが、売り方(提案・顧客に誠実な心=ココロ配り)ができる店員をつくる方がより重要で難しい。

◆某大学で非常勤講師がご縁の、スーパーに就職した女子社員・・まず、レジ担当で毎日鍛えられた。『いらっしゃいませ・・(で、レジを打つ)・・ポイントカードをお持ちですか?有難うございました』で一丁アがりぃ!毎日何百人となく・・同じことの繰り返し。ダンダンと、チャップリンのモダンタイムスの登場人物と自分が同じように思えてきた。終業のベル(時間)が楽しみ・・だけの『つまらない人生』と思い詰めた。・・そうです。

そこでアドバイスした・・どうせツマラヌ無目的ナ一期一会ノ人生デス・・ならば・・この面と向かう一人の顧客・・これがレジ打ち最後のお別れと思って『有難う(あり得難いことで)ございます』と言ってごらん・・と。

真面目で素直な彼女。レジで、客の眼をじっと見て、これが最後とばかり・・『有難うございます』と丁寧にお礼をいい順に見送って次のお客にも・・そして、次のお客にも・・。そうしたら、レジ待ちしていた客の態度が変った。【ドウモ アリガトウ!】と客から言われたのである。・・こうしたTOW=WAYの会話が成立して彼女の気持ちが大変化した。その後・・アリガトウの言い方も工夫して『有難うござりまする』と京言葉風に改め、しばし、その顧客を見送り、やおら、次の顧客に『いらっしゃりませ』と京風に頭をさげたのである。

会話・言葉のやりとりにお金はかからない。これが客の話題になって彼女のレジはいつも行列の順番待ち。(ほかのレジが空いていても、彼女の・・イラッシャリマセ!アリガトウゴザリマスル!が聞きたい・・ので)この噂を聞いた遠方の顧客まで、わざわざ車でやってくるいわゆる客が客を呼ぶうれしい事態となった次第。彼女は出世して本部勤務になったそうだ。

この店は/私にとっては/だいじな店です/・・と/いって下さる/お客という名の友人をつくること  (岡田 徹詩集ー生涯の誓い・抜粋)
 
◆人生・・つまらない仕事や生活の1日1日を、少しでも工夫して、楽しんで、明るく、素直に生きていこうとする・・そんな人になっても決して損にはならないもの。どうせ、やらなければならない仕事・家事・看護・・せめて楽しく朗らかに・・多少にせよ役だって喜ばれるように・・言葉に工夫すること位しようじゃないですか。

有難うござりまする。また再見まで。



2010-08-16 | 記事へ |
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2010年08月07日(土)
【シリィタクない ミス・クレーマーの話!】NO124
◆仕事や人との付き合いに、なかなかうまくいかない出来事や失敗はよくあることです。しかし、明らかにミス(失敗)していても、気付かず、放置してしまう場合が多いのです。みんな自分自身に対する甘い評価をしがちなのでしょう。思い込みが人一倍なら、なおさらです。

しかし・・もし、商品やサービスに苦情(要望)が、持ち込まれた場合・・その時こそ・・ただちに改善・対応することが一番大事になります。苦情を言う人のことを、クレーマーといいますが、完全な和製英語です。でも、今回は、そのまま生かして、ミスった出来事に苦情を言ってくれる人=ミス・クレーマーのシリィタクナイ話題をとりあげました。

失敗と苦情の処理対応の仕方次第で、あとあと成功繁盛となるか・・放置して、クレームの火の手を大きくして災難に窮することになるか・・まずは以下、三題の・・事例です。

●浪華名物 某・有名タコ焼屋さん・・女子高校生の買ったタコヤキ1個に髪の毛が付着しているのではないか・・との、疑問・問合せに・・『何も心配あらへん。カツ節の破片や。どもない!』と、はねつけました。すると・・『あのタコヤキやさん、髪の毛が入ったタコヤキを売ってる。交換もしてくれなかった』・・と、噂が広がり、たった1個のタコヤキ交換をしなかったばかりに、やがて、廃業閉店となりました。娘さんが、大好きなタコヤキを食べる度に、クソイマイマシイ・・と思ったであろう・・タコヤキヤのオッサンが思い出されて・・これは経済用語で不協和時間リスクといいますが、累積する不快時間の2乗に比例します・・口コミの力は恐ろしい食べ物の恨みは長く、静かに、波紋を広げることになりました。

●神戸・東灘にある、国道に面した大手スーパー■□店。犬連れ散歩途中の常連顧客などがあり、ずいぶん繁盛していましたが、今や、顧客離れで苦しんでいます。その原因は【犬のクソッタレ】事件です。・・店前に繋いだ犬が粗相でもしたのでしょう。それを、犬嫌いの人が、保健所に言うぞ・・とか・・言ったとか・・で、仕方なく店長名で『犬連れ=犬の繋留・買い物お断り!』とデカデカと入り口に掲示して1年あまり・・不思議なのは、堂々と入り口で『犬連れ買い物客お断り!』のポスターを貼っておきながら、店内ではペットフードのあれこれを専用陳列棚で売っていたり、店舗内の喫茶店で禁煙なのに、タバコをサービスカウンターで売っていたりする・・無神経ぶりです。

こうした相反する苦情対応には、例えば、あまり使われていない奥の自転車置き場の片隅に、犬の繋留スペースをつくって、どうぞご利用下さい・・と、チョッとした配慮をして、お互いの顧客が傷つかないよう配慮すれば良かったのに・・口コミの力は恐ろしい!おそらく、近辺の犬を飼える中流家庭1千軒〜の陰ながらの反発・総スカンをくらって、顧客減少が続いているようです。

この店の周囲300メートル圏内には、生協あり。阪急オアシスあり。業務用ショップあり。セブンイレブン/ファミリーマート/ローソン1店他100円ショップ1店の、競合乱立の激戦販売エリアです。近じか、すぐ横で、ライフの出店工事が進行中で、このままではサバイバルできないのでないか・・と思われます。・・1軒の新規顧客を獲得すること・・の大変さ。1千軒の犬連れ常連顧客を失うことの容易さ・・。とにかく、この大手チエーンの店長や本部の責任・指導はなっていません。主婦の店から今日を築いた旧(故)Nオーナーがこれを知ったら・・おそらく(汚い言葉ですが)クソミソでしょう。
ペット連れ(中流顧客)を大事にしない処は必ず人気を失います

●ある女性宅・・せめてトイレだけは贅沢に・・と、有名大手便器メーカーの特注高額便器を使用していましたが、その便座が壊れたのです。ヒビの入ったプラスチックのフタだけ・・簡単に取り替えてもらうべく連絡すると・・『代替部品がないので、全部入れ替えるおそれがあります』・・とのこと。・・思わず言ってしまいそうになりました。『クソクラエ』・・ト。イイエ・・ソレハ違イマス!

『便座のふたの座る内側・・つまり馬蹄形のプラスチック製の内側に3CMのヒビが入って、ボンドで止めたら、また、すぐ横にヒビがはいって太ももの肉が挟まって、ピリピリ痛いんです。お相撲さんが座った訳じゃなし、マサカこんなフタにヒビが入るなんて・・ただプラスチックのフタだけの交換だけでいいんです』・・と。

・・この話を聞いた私ほか一同・・ヒビが入るような場所じゃない。プラスチックの欠陥品だと・・ピンときました。ところが・・です。

そんなフタにヒビがはいることは設計者も想定外。取り外し交換の設定など一切なし。がっちりとした完全組み込み式で部品(パーツ)なし。・・たまたま、ブラウンの色違いが1個、倉庫に残っていたのを、1週間後にようやく取り替えてもらった・・そうだです。まるごとの便座部品は3〜5万するそうで、修理の人も日ごろの一般品と違い構造がわからず、しどろもどろ。・・たまりかねて彼女は怒りをこめて言いそうになりました。『クソッタレ・・!』ト・・イイエ違イマス。

『世界に冠たる(大手便器メーカーの)社長さんに伝えてください。お尻をピリピリ挟むこの便座に1週間座ってみてください。・・そして・・さすがにわが社の特注高額便座。プラスチックのはさみ心地は痛いほど尻に浸みる。すわりフタの交換もできない、想定もしていない・・パーツもない・・そんな優秀な設計陣を揃えたわが社は、世界に躍進できるだろう・・』と、胸をはって言えるのなら、部品代金を払いましょう。
・・が、今は、修理・人件費(修理子会社)だけ払います』・・と。

このミス・クレーマーの言葉に、話の一同・・『で、そのクソ・クラエの便器社長・・請求してきたの?』・・答えはNOである。おそらくこんな苦情・・シリ(イ)タクナイ・・と誰も上申していないのだろう。

口コミの力は恐ろしい!毎日利用するものだけに、不快になった思い(苦情)は、日数×2乗に比例して募りましょう。10日間の不快日数なら、その後100日間は、その色違いの便器を眺めて不愉快になるでしょう。
『・・何の因果で色違いの便座に座ることになったのか・・?』と。
そして、何より怖いのは・・すでに、このシリィタクナイ・ミス・クレーマーの話は、密かに・・小さな苦笑の波紋を広げていることです。
ミスったことに顧客苦情のある内が花!
・・速やかな対応・処置が、会社や商品の未来を救います。

有難うございました。また再見まで。(8/10謹んで『××クラエ!など罵詈(バリ)雑言を言った』を『思ったようです』と推測風に訂正させていただきます)
2010-08-07 | 記事へ |
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2010年08月01日(日)
『急性のタイガース応援病で発熱したようです・・』随想・奉魯愚十五
●7月31日 首位の阪神VS中日戦=12回5対5、延長引き分け試合をTV観戦している間に、どうやら、急性の阪神応援病(熱中症)に感染・発熱したようです。

周囲の知人・阪神ファンから、阪神戦を見るとノイローゼのような病気(・・まるで、阪神が敗退するのは、自分がTVをみて応援しているからだ・・見ない時は、必ず勝利する・・といった思いがつのる症状)になるぞ・・と、警告されていましたが本当でした。

試合では、お互い、登録投手のほとんどを繰り出し、塁をうめながらも得点に結びつかない・・実にもどかしく、じれったい試合運びに、ついに、耐性が切れて発熱(軽度だと自覚しますが・・)しました。

この試合は勝てる・・勝った・・と思えるのに、土壇場でコロリと負ける。反対に・・もう駄目だ・・と諦めると、逆転して勝つ。勝負は下駄を履くまでわかりませんネ!など評論家先生が嘯(うそぶ)く。そんな試合が、阪神には ひどく多いのです。熱中症には、頭を冷やして水分を多く取り、静かに休むこと・・本当の熱中症の対症療法が、阪神応援(熱中症)にもあてはまりそうです。

●優勝するチームは、まず、投手のよいのが揃っている。こんな解かりきった評論家ならずとも・・の、セオリーがあるのに、どの球団も、どうして優秀な投手をトレードしたり、育成したりすることにお金をかけないのでしょうか・・?

アメリカから、これはすごい・・と、評判のバッターを鳴り物入りで獲得してきて、わずか数打席、案山子のように、バッターボックスに立たせて(1打席あたり何百万か〜)解約・帰国させたり、今年のマートンとブラゼルは、お買い得だった!など宝くじのように、あたりはずれがあるのがプロ野球なのでしょうか・・?

いっそのこと、セ・パ共同でお金を出し合い、投手養成学校をつくり、日本中からと、キューバあたりから・・など、それらしい投手候補の少年たちを連れてきて選手を育成したらどうでしょう。まるで相撲のモンゴル/ヨーロッパ・バージョンのようですが・・。

イヤイヤ・・そんな、まじめなのは夏の高校野球に任せておけばよい。定番プロ野球など、ちっとも面白くはない。

『勝利ばかり追わない。ミスのしまくり野球。ミスから学ぶ選手は成長がはやい』(野球評論家/桑田真澄 球児たちへ 野球を好きになる7つの道)7/20朝日新聞オピニオン面抜粋

次回の商売繁盛の素・・で【ミス(失敗)とクレーム(顧客苦情)こそ発展・躍進のキーワード!】・・をテーマにお話しましょう。

●いや、阪神野球の伝染性応援病は、ファンの一人ひとりに『監督』になったような錯覚を与えることにある・・しかも慢性の・・と、ノタマウ・評論家モドキが友人にいる。彼など完全に『阪神野球の専属評論家』になったかのような錯覚に、浸りきっている重症の熱中症です。

●それこそ何代かの監督・選手が入れ替わり、立ち代りして・・【勝負には勝って試合に負け、試合に勝って勝負に負ける】・・9人対9人の9イニング・バトル・・筋書きのないドラマだから・・こそ面白いのだ・・と、確信的に言われると、急性・阪神応援病・・罹患するのもムベナルカナ・・と思えてくるから不思議です。

今夜は甲子園でのラスト=中日戦(明日からは死のロードへ・・)好きなチヌ(黒鯛)の夜釣りは止めにして、TV観戦=阪神応援病の熱に浮かされることにしましょう。

もともとが、明大当時(1年先輩です)から、星野仙一投手(元阪神監督)を応援しつづけ、中日・阪神と渡り歩いた流れ者です。
いずれ、熱中症から立ち直れる免疫が出来てくると思いますが・・・

おりあらば、一度、聞いてみたいですね。
『どうして、投手王国のチームが作れナインですか?』・・と。

どうぞ、お大事に。再拝。

(8/2追記)阪神8−7中日・・中日6本塁打するも及ばず(森野プロ初1試合3本塁打)安定感に欠ける投手陣を、お買い得マートンや鳥チャンなど打線が援護。筋書きのない逆転劇の醍醐味を満喫しました。後半戦4連勝=首位!このまま優勝の夢よ醒めるな・・ほんとになれ・・の虎ファン・・二成リカケテマスネ。
(8/4追記)たった7日の夏セミ天下かな!巨人との首位攻防・・6対2で負けました。やはり不安的中。たったの7日間、真夏のセミのように樹上から脱落です。いよいよ長期ロードに・・(と言っても、昨今は、エアコン付リラックス移動。ドーム球場の大阪場所もあり、『負けに不思議の負けなし・・野村克也元監督』の)言い訳無用の戦いであってほしいものです。



2010-08-01 | 記事へ |
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2010年07月26日(月)
【人間の誠実さを生け贄として僅かのゼニを・・】NO123
日割りなど甘い パートは時給だけ・・長井市 渡部米助 7/29 朝日川柳(西木空人選)
 
◆選挙・政治のことのついでに国会議員の、我利ガリぶりに一言。例えば・・議員報酬の2割CUTを、ほとんどの政党と議員が賛同しながら、たった2日間ですむ採決に、民主党逃げ腰・・なにを今さら・・もたもた・・モタモタ・・。
6月の参議院選挙後の国会会期は、たったの6日間。日割りにもせず、まるまる230万の月収(1日38万)を法には触れないとばかりにぶったくる。また、地方の選挙区では1票の重みが、わずか2分の一とか、参議院では、5分の一とか。これを違法にしない司法もおかしい。少しずつ・・施政の歯車が狂い始めている。
戦後すぐのころ、闇米の摘発に、違法・有罪の判決を出した裁判官が、合法な配給だけに頼って餓死する・・正直すぎる事件があったそうだ。それから僅か65年後・・現代に、その是非はともかく司法や行政の良心は、健在なのでしょうか。

中国の故事に、税をむさぼりとられる国より、虎に食われる国にいるほうがよいとある。

7/30(追記)朝日新聞【天声人語】中国明代の『采根譚』サイコンタンは語録風の随筆で、本国よりむしろ日本でよく読まれた。その中に「衣冠の盗」という言葉が出てくる。衣冠とは官職につく者をさしていて、平たく言えば「給料泥棒」の意味である。〜中略〜 ・・・・・
▼采根譚は給料泥棒たる「衣冠の盗」を「民衆を思い愛さない者」と定義している。きょう初登院する新人は55人。その本来の意味でドロボーとは無縁であつてほしいと願う。

どうやら・・「天声人語」より1日2日ほど早く、議員の月割り歳費の問題をとりあげることができた。
【衣冠の盗】・・昔も今も、あってほしくない言葉です。
この国会では、日割りの法改正といかず、1回きりの自主返納で体裁をつくろうことになるそう・・ですが、情けない議員たちです。

・・・ふと、岡田 徹の詩【本ものの生き方】・・が脳裏をよぎります。
以下・・この詩の『商売=商人』の文字を『政治家』『議員・大臣』におきかえてみるとよくわかりましょう。役人や官僚に挿げ替えると一層に判明でしょう。

【本ものの生き方・・】 岡田 徹
  
【商売に生きる1】
金さえ儲かればよい 
それが商売というものだと
こう思いこんで 
あたら生きがいを
アクセクと過ごしてしまってはいないだろうか。
・・なにがしかの生計の資を得たいばっかしに
  あなたは今日も
  ペコペコと頭を下げ
  表(うわべ)だけの笑顔をつくり
  モミ手しながら
  嘘八百の説明をして
  僅かのゼニをお客から奪おうとしている
そういう商売の仕方を
恥ずかしいことだとは思わないのだろうか!

もし商売というものが
自分の心に、自分の手で、糞をぬりつけ
人間の誠実さ、美しさ、暖かさをいけにえとして
僅かのゼニをつかむだけのものであるなら、
今日を限り
そんな恥ずかしい商売は止めてしまおうよ。
  
  親子五人
  モク拾いしてでもよい
  ニコヨンになってでもよい。
  モット生きがいのある
  モット誠実にくらせる
  そして
  モット大手をふって大地を行く
  生き方をしようよ!
・・だが、私は信ずる。
あなたがいよいよ今日
死ぬという間ぎわに
あなたの子供たちを集めて
『お父さんは立派な商人だったよ』と
ハッキリと、自慢のできる商売の道がある
・・ということを。

有難うございました。また再見まで。(7/29・30・31追記/再補足)
*7/31朝日新聞・記事紹介(全国都道府県議会議長会)すべての都道府県議会で、議員になった日を報酬の起算日とする日割りを導入している。日当制を実施している所もある・・(福島県矢祭町定員10名/議員報酬=定例議会など公務1日につき3万円)
          
2010-07-26 | 記事へ |
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2010年07月16日(金)
【私には出来る・・岡田 徹 詩集より】NO122
◆小僧の時から習いおぼえて
 今日まで
 「これでいいのだ」
 と思いこんで仕つづけている
 古い商人としての技術や考え方を
 思い切って捨てることである。
   古い商人としての自分を捨てる
 それが神力を掘り出すための代償。
   あなたは、
   あなたのうちに、
   あなた以上に偉(すぐ)れた、
   無限大の力を持っている「あなた」が在る
 ということを信ずることである。
 そして頭の中に
 心の中に、
 あなたの思いを
 ハッキリとした映像として
 つくり上げることである。
 そしてその映像を
 毎日思いつづけるのである。
 「できる!」−−
 この確信が、
 いつの間にか
 あなたの心のうちに植えつけられる。
 その時こそ、
 商人としての
 第二の誕生日を迎えた時である。
 繁盛する店はーー
 遂に実現する。
 あなたには、
 それを実現させる
 「力」があるからである。


【お客は求めている】
 お客が求めているのは/その日の糧(かて)ばかりではない!
 買い物を通じて/商人の人間としての/美しさを求めているのだ!
 お客を隣人として尊敬し/寛(ひろ)い心でお客を仲間としてつつみ
 お客によい買い物をさせようとして/専門家としての知識をあたえ
 仲の良い友だちとして/お客が店へ来てくれたことをよろこび
 損得を忘れて/お客のために心をくだく
 愛情を求めているのだ!

◆本日は、再度、岡田 徹 詩集の一篇を見たい・・との要望にお答えして講評・追記なし。

有難うございました。再見まで。
   
2010-07-16 | 記事へ |
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2010年07月13日(火)
『好事 不如無』コウジ無キニシカズ・・NO121
◆『病葉(わくらば)は風にそよがず・・生命(いのち)新たな、青き麦には、霜は冷たく嵐は厳しきなり・・』
劇団麦の会 主宰(故)長田 純先生。創設1950年頃の会詩である。

◆実は、7月11日(日)先生の25回忌(7月14日享年68歳)ということで、菩提寺・岩倉の西願寺に参列。小雨降る法要の中、思い出が走馬灯のように駆け巡った。

◆足掛け57年前・・小学校5年生だった私は、京都・今熊野・即成寺子供会の指導員(故)豊田 昇先生の紹介で、劇団児童部1回生となった。子供心に、余ほど面白く、楽しかったのか・・京都放送・ラジオドラマの出演やTVの開設当時=ABCTV芸術祭参加作品『芽』に出演して、主役の森光子さんに『坊や〜』と呼ばれてかわいがってもらったことを、はっきり覚えている。

・・当時、すべて、番組は生放送で、通しのリハーサルの長かったこととか、ライトの熱かったこと・・(チリ紙をこよりにして、ピヨイとライトに近づけると、ボッと火がつき、タバコのライターがわりに出来た・・いまどきコヨリを、クルクルと撚(ヨ)れる人・・いなくなりました)

◆以来・・半世紀以上・・劇団麦の会は、先生亡き後、演劇塾『長田学舎』に変身。『街かどの芸能』(京都市後援)を恒例10月に、禅宗 相国寺般若林の庭園、青空の下で、観客(顧客)対面対話方式で公演する。

江戸時代の商人(あきんど)たちの様々な行商=売り声・売り方(ふるまい)を、観客を顧客として演じてくれる。・・まるで、1700年代のEDOにタイム・スリップしたようで、楽しく、面白い。

とりわけ・・欧米の観光客は、その当時・・フランスやイギリスでは、こんな行商SYSTEMや訪問・委託・カタログ・宣伝販売など、何もなかった時代の日本の商売の姿に、素直に感動し、共感し、風呂敷を買いたい・・とか。傘や独楽が欲しい・・とか。『ハウマッチ?・・ナンモン(何文)ですか?』・・とか。小さい子供は、浸りきって、その場を動こうとしない。幼いフランス語と江戸言葉が飛び交って、それでも以心伝心・・商談成立・・商いが通じるのである。

マルコポーロの時代。海洋・・インドに胡椒(こしょう)1粒=銀1粒・・の商人たちも、きっと、異国異人の中に、商いを通じて、人と人の出会いを夢見たことだろう。昔も今も商人の心は変らない。

◆長田先生・・68歳。今、自分がその齢(よわい)となり、いかに馬齢を重ねているか・・脚下を照顧して、至らざるを知るのみ・・・
『芸能文化と商行(業)』を、ライフワークとして、少しなりと体系化できれば・・と、思い至るも、先生の足跡をなぞっているだけ・・と、思う時があります。

【人生・商行(業)は、演劇そのもの・・】と感ずる次第です。
舞台公演を、新発売商品と見立てたなら、一層、明確に比較できましょう。
商品素材の戯曲・台本。
製造工程の裏方(演出・装置・照明など、スタッフ・・店員=売上げに貢献するチケット販売)
出来立て新商品(舞台・俳優たち)・・

商品(公演)の売上げ(成功)は・・面白いか・・役立つか・・の二つに一つ。
そして、商品(公演)の価値は・・【感動・共感】です。

・・今さらに『師を得る』ことの大事さ・・を、つくづくと思います。・・会詩のつづき・・

◆『晨陽(しんよう/あさひ)=ひを浴びて、まぶしき明日(あした)を迎えるも、生命(いのち)あればこそ・・今日ももまた、青き麦は風にそよぐ・・』

先生・・『好事不如無』毎日、晨陽を浴びております。有難(会難)うございます。

*『こうじ なきにしかず』と読む。好いことがあってほしい・・悪いことは無くてよい・・人情ですが、欲とうしい自分本位な話。チョッとヒネテ、好い事も無いにしかず・・まずは、お日様あびて今日も元気に・・で十分でしょう。

(7/14 追記・修正)
2010-07-13 | 記事へ |
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2010年07月01日(木)
【私の願いは/タッタ一人でよい/この店は大事な店ですと・・】NO120
◆1957年(昭和32年)53才で亡くなった経営思想家と呼ぶべき『岡田 徹』・・純然たる詩人ではありませんが、商い・・商人としての思想が、珠玉の詩となっている1コマを紹介しましょう。

『岡田 徹 詩集』商業・経営指導家 1904〜1957(出版 商業界)

小さな店であることを
恥じることはないよ
その
小さなあなたの店に
人の心の美しさを
いっぱいに満たそうよ

   商売とは
   人の心の美しさを
   商売の道は
   人間の誠実を尽す道でありたい。
   店のつくりで
   蛍光灯で
   アーケードで
   お店をひきつけようとする前に
   私の店は正直な店ですと
   唯この一言を
   天地に恥じず云い切れる商売をしようよ。
   商品の豊富さを誇る前に
   値段の安さで呼びかける前に
   一つ一つの商品に
   あなたの実印を捺して差し上げたい。

私の生涯の願いは
 タッタ一人でよい
  この店は
   私にとっては
    だいじな店ですと
     いって下さる
      お客という名の
       友人をつくること。

◆就職活動で疲れ果てた学生たちに、慰める言葉もない時、一緒にみるビデオがあります。
 オートラマ教育劇場 『にんげんだもの』制作 日本映像企画
大津の小さなお菓子やさんを舞台に、人を愛してこそ、人に喜ばれてこそ商人・・の、岡田 徹 詩集がベースになって物語が展開される作品です。
(注=タイトルは、相田みつお文集と同名ですが、ビデオ内容は別箇で関係ありません)
主人公19歳の恵子の生き様は、岡田 徹の思想を具現化していますので、・・非常勤講師として、商売繁盛の素!を、いくら、講釈しても【感動・共感・・そのもの】には、太刀打ちできません。逆に元気をもらっています。

人生・商売(仕事)に共通して・・『面白い』か・・『役立つ』か・・
 はたして・・これら二つを結ぶ【キーワード】は・・?

有難うごさいました。再見まで・・

*(7/5MON・追記)キーワードの答えを示せ・・との要望に、岡田徹昭和32年2月18日第19回商業界ゼミナールの講演文といたします。

『今日(2月18日)は、君たち商人としての、第2の誕生日だと思って欲しい。君が何を求めて箱根(ゼミナール)に来たのか知らぬ。広告の技術をもらいに来たか、売上げを倍にするテクニックをもらいに来たか・・知らぬ。
しかし、我々が君に与えようとするものは、そんな下らないものじゃない。お客のための商人としての信念と、町の一介の商人として、生涯を使って惜しくない信念と、そして一人ひとりの、お客さまの喜ぶ顔を見ることによって、生甲斐を感ずる・・そういう喜びを、君たちに与えたかっただけだ。いいかえれば、商業界ゼミナールは、君たちに何一つ与えないだろう。ただ、君たちの肺の中にある、古い古い商人根性と、ゼニ儲けだけが、タッタ一つの生甲斐であつた商売というものを取り去って、山を下りてもらいたいということだ』
『私たちは、君たちが今日という日を、商人としての第2の誕生日として、記念して欲しいと思う。毎年2月28日には、家族で赤飯を炊いて祝ってほしい』
『そして君の死ぬ時に「お父さんはなァ、金もよう残さなかったし、家屋敷もつくらなかったけれども、町のお客のためには、立派な商人だったよ」と・・ただ、この一言をあとに残して・・』・・後略。

一人一人のお客を大事にし、
この店に買いに来てよかったと思わせ
出来うる限りをつくし、
店が現実に伸びてゆくだけの
利益で満足し
わが生涯をかける この小さな仕事を
世の中のために大事なものだとし
一介(イッカイ)の商人であることに
生甲斐(イキガイ)と誇りとを感じる
私はそういう商人になろう。


この講演会の四十日後 岡田徹 逝去。謂わば遺言詩となりました。



            
2010-07-01 | 記事へ |
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2010年06月16日(水)
『絵に描いた餅を食べてみますか・・?』随想・奉魯愚十四(11−3)
◆1500年前の達磨の禪問答(公案)・・功徳(クドク)無功徳・・古臭い。この宇宙時代に、漢文問題をこねくり回して、何の役に立つものか・・!とお思いの方は、この随想・奉魯愚14は、飛ばして下さい。
私は、火星探検や月面基地が出来たら、それら、宇宙人類は筋肉運動=トレーニングとともに必須条件として・・『ZEN』を行っていると確信しています。

余談ですが・・重い・軽いが関係なしの無重力世界で,無限の宇宙空間と時間の中に座禅する・・寝姿ZEN・逆立ちZEN・フワフワZEN=自由・・おのずから由(よ)しとする『ZEN』・・さぞかし楽しい事でしょう!

◆西暦520年・・中国 普通元年9月、インドから遥々と海路、広東に上陸した菩提達磨(ボダイダルマ)は、10月中旬、金陵(南京)で梁の武帝と問答をしました。

碧巌録 第一則 『聖諦(ショウタイ)第一義』

帝 問ウテ曰ク・・如何ナルカ 是 聖諦第一義
朕(チン=私)は、即位して以来、寺を造り、僧を厚くもてなし、佛教の振興に貢献してきた。それを、畢竟(ヒッキョウ=とどのつまり)無功徳(ムクドク)・・ご利益なしの、罪作り。三界輪廻の因たるに過ぎない・・と言われるが、では・・佛教の根本・最高思想とはどのようなものでありますか?

磨云ク 廓然無聖(カクネンムショウ)=念無く行無く言無く修無く・・の底ゆえに、聖凡と名づく何ものも無い。カラりと晴れた青空です。
對朕者誰(チンニタイスルハタゾ)そんな『無(空)』ということを わざわざ教えるために、はるばるインドから来るには及びますまい。・・貴方はイッタイ何者デスカ・・?

磨云ク 不識(フシキ=シラズ)だるま・・シリマセン!
帝 不契(テイカナワズ)武帝には、廓然無聖『無』の本義が体得できていなかった。
・・ので、達磨は、梁都に見切りをつけ、揚子江を渡り、魏の少林山に隠棲して、九年面壁の座を組んだ(・・ソレデ 達磨さんは・・手足ガナクナッタ・・と伝説された)

◆禪を『ZEN』と書くのは、宗教(佛教)として、とらえたくない・・気持ちからです。
確かに禪は、インドから達磨により中国に伝承され、日本でも、仏教寺院(曹洞・臨済・黄檗宗などの禪寺)の中で、研鑽・護持されてきました。しかし、釈尊の『教外別伝・不立文字』を、素直に捉えれば、佛教以外の別の伝え・・経文に依らない・・敢て言うとすれば釈尊が菩提樹下、明星の輝きを見て大覚(悟り)をえた、その事を=『聖諦第一義』としています。

◆つまり、功徳=無功徳の比較。ご利益の有無。損得や利害、価値を検討したり、哲学的・倫理的・社会的・科学的・唯心・唯物論的に・・など、分析・分別できるような筋合いのものではなく、トコトン、行き着く先の、ドン詰まりまで行って後、ピカリと光る『BIG・BAN』が『ZEN』でありましょう。

◆『ZEN』は、論理・文字・思考ではなく、体得=実践そのものでしか、表現できない・・のに、古今、なんと、その解説・紹介本の多いこと。ただし、いくら、読んでも、学んでも、所詮、絵に描いた餅です。腹の足しにはなりません。

お腹がすいたのなら、まず、ご飯を食べることです。

例えれば、お腹いっぱいご飯(無)を食べた人(達磨)に、お腹のすいた人(武帝)が、絵に描いた餅(ご飯=無ということ)をかざして、お腹がいっぱいにならないので、不安だ・・といっているのが、この問答です。達磨は『不識』と、目いっぱい『無(空)』・・ご飯の食べ方を見せているのに、見れども見えず・・デスカ!

誰もが釈尊や達磨同様、そう簡単に悟り(大覚)できないにしても、このつたない文章にフッと気がとまり・・読み解こうとする・・そこに大切な禪機があります。

般若心経のはじめの一節・・行深般若波羅蜜多時(ギョウジンハンニャハラミタジ)・・般若波羅密多を深く行ずるの時・・はじめて、照見五蘊皆空(ショウケンゴウンカイクウ)・・娑婆(シャバ)=現世・宇宙・物体・身体など、すべてのものは、空(無)なり・・と照し見ることができる。
・・ので・・度一切苦厄(ドイッサイクヤク)・・一切の苦しみや厄災を度し(救う)のである・・と。

つまり、深く行じなければ、般若=空(無)は納得できないのです。ですから、実際にお箸と茶碗でご飯を食べる・・日々の生活行道(動)が『ZEN』なのです。

せめて、30分・・正しい姿勢で椅子にすわり、深く、静かに呼吸して
・・ヒトーツで吸い・・吐き・・フターツ・・で吸い・・吐き〜ム〜ッツ〜で・・吸い・・吐きする・・繰り返しを、してごらんなさい。初めての方は3分〜5分でも、上出来です。

6回1順の繰り返し。何の功徳=ご利益もありませんが、薫風さわやかに頬にそよいだ・・とか。道行く人が、幽霊のように、フワフワ歩いているように見えた・・とか。話し相手の目を見ると、自分の得なことばかりをしゃべっている・・など、自分が大地にしっかりと立っていることがハッキリ解かります。

それだけでも、大変な座禅の御利益・・と云えることでしょう。

禅寺で、精進料理でもご馳走になって、座禅の組み方・いろいろ教えてもらってからにしょう・・など、後回しに考えることじたい、甘えです。絵に描いた餅を食べたがる文化人です。歩くなら、自分の足で歩くことです。歩き方を教わる赤ちゃんはいません。

お大事に!再拝。・・(6/17 加筆・修正)

*参考『碧巌録新講話』 京文社書店 井上秀天著(昭和9年)・・私トテ生マレテモイナイ時ノ古本ヲ神田古本街デ発見。イロイロな禪餅の食べ方二ツイテ先達ノ研究二感謝シマス。
*参考『Living by ZEN』・・禪による生活 鈴木大拙 著。
2010-06-16 | 記事へ |
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2010年05月27日(木)
【大事な蘖(ひこばえ)を摘み取るなかれ・・!】NO119
◆久しぶりに・・『商売繁盛!元気の素』・・教えます!
 (H22年5月29日 店主のQ=Mailに返信・・5/31 タイトル修正など)

どんな宣伝PRの仕方より、口コミ(ユニケーション)の販売効果はすごい。商売繁盛の秘訣は、この口コミによる『お客がお客を連れてくる』・・その、信頼性が一番です。

さてさて・・あなたのお店では、顧客の紹介・同行による販売比率はどれだけでしょうか・・?
通販の場合・・友人紹介や、ギフトの反応(送られた先様からの礼状や、大変、良かったので、当方も発注します・・など。毎月・・今日どのくらい・・売上げにありますか・・?

◆別に、商売・会社に限りません。大学の場合・・大学全入時代を迎えて・・卒業生(親・兄弟・会社OBなどの)紹介・推薦で受験する学生の割合は・・?授業(講義)でも、芝居や音楽会・観光・旅行など・・人の集(つど)う処・・すべて、売り込み・呼び込み(コミ)・誘いコミ・囲いコミ・くくりコミ・・コミュニケーションです。

◆『顧客の満足度』・・というのは、あの店この商品・心配り・・大変に良かった!・・という、評判と推奨(口コミ)が、顧客から顧客へと順次、どれだけ、営々と広がり続けているか・・につきます。

『一粒万倍』を経営ポリシーにして、無借金経営を貫く会社が、新聞紹介されていました。(朝日2010-5-15sat 百年企業/タキイ種苗 京都市)
 
「あそこの種屋は発芽率がええ、品質がええ、と口コミで商売が広がった。種屋という商売は、信頼をいかに植え付けていくかが、大事なんです」5代目瀧井傅一社長。野菜の種の国内トップシエアを誇る、操業175周年の種子メーカー。資本金2億円。売上高411億円(09-4月期)従業員735人・・社員をリストラしたことは1度もないという。
『いい品種が出れば、市場は簡単に取って代わられる。危機感を常に忘れず持つことが大事だが、商売は競争がなければ、成長しない。』顧客が顧客を呼んで、連れて来て貰える・・ような本業一筋に、天保5年(1835年)大森屋治右衛門=初代瀧井治三郎創業。全国からの参拝客を目当てに、京都・東寺(南区)門前に、種屋が店を連ねたことで、次第に全国に知られていった。

費用をかけた、別段の宣伝がある訳ではなく、自慢できるのは、種のよしあしを決める、発芽率の実績だけ。農水省が種目別に定める発芽率は55〜80%前後。タキイが販売する種は90〜95%前後。品種改良は5年〜10年かかるものがざらにあり、それまでしても陽の目を見ない種もある。

例えば・・遠方の農家でトマト(桃太郎)の種を植えて、その発芽率は70%あまり。近所の農家に口コミで知られるようになるには、数年の年月が必要でしょう。そして、それらの農家に伝播して、実績が評価・検証されるのに、さらに数年。顧客が顧客を連れてくる現象までには、十年が1単位といって過言ではありません。

◆どうやら、顧客の信頼=信用とは、発芽率の実績のように、何か、際立って、刺激的な出来事ではない・・地道な評価・・感動が背景にあるようです。

◆人は誰でも・・刺激を求め続ける・・飽きっぽい・・熱しやすく冷めやすい・・瞬間湯沸し器のような性格をもっていますが、好奇心をもって、地道に努力していく・・そんな元気の素!(芽)も、兼ね備えているようです。お金をかけず手間をかける心配り・・人と人を繋ぐ『信用=信頼』という・・発芽する大事な芽を摘まないように、見守りたいものです。

有難うございました。再見まで・・。

*蘖(ひこばえ)・・切った根や株から芽がはえ出ること。
*人間は新しい刺激に飽きっぽい・・『限界効用 逓減の法則』=経済学/ゴッセンの第一法則/朝日新聞2010-5-15 『be』勝間和代の人生を変える『法則』
*クライマックスとエンディングが記憶を作る・・『ピーク・エンドの法則』ノーベル経済学賞受賞・行動経済学者ダニエル・カーネマン ・・仕事であれ恋愛であれ、最高に盛り上がった『ピーク』の時と、最後の『エンド』の時に、それそれどれくらい楽しい経験があつたかで、主観的な記憶は塗り替えられる(1999-提唱)

仕事でも、生活でも、特に【口コミのピーク・・山場】には、相手に注目と驚きを与える【感動・共感】が必要。そしてラスト=別れ際・・いかに【好印象を与えるか】の演出が、決め手となって成果、成功が生まれる。・・とのコミュニケーション手法。
/朝日新聞5-29【be】 勝間和代の人生を変える『法則』 掲載記事参考・・大変 役に立つ連載です!購読推奨します。

演劇やDrama作法・演出では、シェクスピア・・いやギリシャ悲劇の時代から【クライマックス・エンデイングの法則】は活用されています。

◆追記・・小規模クリーニング店主より・・
Q=大手チエーンに仕事をとられ売上げ減少!どうすればよいのか?
A=大手がしたくとも出来ないことを、1軒ごとサービスしてあげること。これがほんとの価値。付加価値が、クリーニングの売上げUPです。例えば、シャツ1枚でも御用聞きで受け取り〜お渡しに・・。ツイデニ・・軒の雨樋の掃除とか・・簡単な植木の剪定(せんてい)など、日ごろ、そのお宅で、したくても出来ないような・・お手伝いをしてみなさい。ゴッセン/ダニエルの法則ではありませんが、感動の口コミで顧客が顧客を呼びます。お金をかけず手間をかける心配り・・愚痴を言ってもらえる間柄が大事です。この・・日ごろの生活行動が、繁盛・元気の素でしょう。









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2010年05月18日(火)
『15年もの間、しろきじがシェ〜シェ〜(謝々〜)』随想・奉魯愚十三
◇散歩の夜もすがら・・通りががりに、ふと K さん宅の勝手口を見ると、年老いて歯も抜けて、フガフガ言う三毛風の猫が、どうやら、亡くなったようだ。以下、張り紙の弔辞・・

◇4月28日 15年もの長いあいだ、この場所(勝手口のドアの外)で暮らしていました半・野良猫の『しろきじ』が、亡くなりました。猫好きの皆様には感謝いたします。とともに、ご近隣の皆様には、大変ご迷惑をおかけしましたことを、心よりお詫びもうしあげます。長い間、暖かく見守っていただきまして、本当に有難うございました。半飼い主 K 


ずいぶん以前、野良の『しろきじ』を去勢(耳をチョッと切って証明)して、1代限り。餌だけはボウルに入れて養うが、住居は貸さない(半野良)状況で、先のお母さんが、反対かまびすしいなか、巌と養っておられた。

が、そのお母さんも亡くなられて、跡を継いだ息子さん夫婦が、それこそ何年も餌やりを続けてこられたのだが・・そんな張り紙が、勝手口の道沿いに、風にゆれていた。餌ボウルには・・誰か・・心ある方が、時に餌やりに協力していたのであろう・・献花=花束が数種。猫缶が数種・・そっと置かれている。それも日がたつにつれ増えていく。

◇そういえば、寒い冬の夜雨の中、ご近所の方が、餌やりに行かれたら、この歯抜けの『しろきじ』が、雨に濡れながら、鼻をグズグズいわせ、キチンと正座して、餌やりの方を見忘れまいと、道を曲がるまで見送って・・『アリガト・・アリガトゴザイマス・・』とお礼を言っていた・・と、聞いた。

マサか、日本語でいうわけではないが、『ニャーニャー』が歯抜けのために『シェー〜シェー〜』と聞こえ、それが中国語『謝!謝』・・有難う・・と聞こえたのでないか・・と・・勝手ながらに推測している。猫の名前の由来については知らない。

ご近所で、たとえ、迷惑だった方も、じっと我慢して・・15年はスゴイ!!・・率直に脱帽・・感動いたしました。

◇『元名人 猫かわいがり 千日手
朝日川柳(西木 空人選) 5/15(土)朝日新聞 声=木津川市 山中あきひこ 

野良猫の餌やりのトラブルをめぐって、5月13日東京地裁立川支部で、住民から訴えられた将棋の元名人 加藤一二三 九段に対して、餌やりの中止と、原告住民への慰謝料支払いを命じる判決がだされた。話し合いの決着がつかない場合は裁判で・・の判決だろうが、肝心な問題点は、このやりくりつかない問題を、公官庁、議員・町内自治会などが放置して、民間の方・・同士・・どうぞ争い下さい・・する行政にある。

◇捨て猫するやつ・・罰金100万円!散歩などで犬の糞を放置。後始末しない飼い主は罰金10万円。人間様ですら、駅や歩きタバコで、罰金のご時勢である。これぐらい、市町村の条例や環境庁で、法制化して、罰則金で犬猫監視人ぐらい、新たに編成・雇用する・・猫は去勢して1代限り。地域猫として養育する・・などの対策をとったらどうだろう・・といいたいのです。

◇半飼い猫・・歯抜けの『しろきじ』でさえ、ご近所の迷惑顔の方に遠慮しつつ・・小さい声で・・『シェーシェー〜シェ〜シェ(謝)アリガト〜アリガト!』と、何時までもあとを見送り、お礼をいうのです・・ヨ!

猫が進化したのか・・それとも人間が退化したのか・・

◇さて・・塾生のかたにお尋ねします。
加藤一二三 元名人への判決を・・どのように考えますか・・?

私は、裁判所=裁判官が、『我 関せず・・』の、あたりさわりのない審判を下したにすぎないと思います。
できれば・・この件は・・判決になじまないので、棄却・・差し戻し。原告・被告ともどもに、見て見ぬフリの行政や、法制化を放置している市(区・町)議員・・を、厳しく弾劾してもいいのでは・・と思うのは、小生・・一人でしょうか・・?

*5月19日追記 猫の追悼文は、Kさん宅勝手口から消え、今は献花と猫缶が、食事用ボウルに供えられています。

◇手まりと猫好きだった良寛。
文政十一年(1828)十一月、越後の大地震(死者千二百。倒壊焼失家屋一万一千戸あまり)の、山田杜皐老からの見舞いお礼に・・
災難に逢時節(アウジセツ)には、災難に逢(アウ)がよく候。死ぬ時節には、死ぬがよく候。是ハこれ災難をのがるゝ妙法にて候。かしこ』とある。

もし・・今、良寛いませば、手向け回向の一句は・・『薫風自南来』くんぷうじなんらい・・か・・
ソレトモ・・猫を紙袋(かんぶくろ)に押し込んで、ポンと蹴りゃニャンと啼く・・歯抜けだったから、シェシェ(謝々)と啼く・・デスカネ。

以上、野良猫の裁判沙汰から・・シェ〜シェ〜(アリガト・・アリガト)

*付記・・この良寛の言葉は、亡き父が、戦前、召集されて、朝鮮に赴く際、師事していた鈴木大拙先生の手紙にあった・・といっていました。大拙全集の巻末に、白鴎(父)あての幾つかの手紙が紹介、収録されています。どうやら死生観は、人より猫の方が、大悟徹底していますナァ。・・多謝。
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2010年05月09日(日)
『行乞の詩人・・良寛 /石仏の詩人・・森山隆平』随想・奉魯愚十二
◇作家の誰だったか・・そんなに沢山の作家にお目にかかった訳でもないのに・・藤本義一さんか、早坂 暁さんか・・いずれにせよ・・10万部の本が売れても、その本当の愛読者は千人いれば良い・・と承った次第だ。当時・・真の愛読者とは、そんなに少ないものか・・と疑っていたが、最近は五百人もいれば、たいしたものだ・・と思えてきた。

◇先年、石仏の詩人・・森山隆平さんが亡くなられた・・(1918〜2008)加賀・松任の生まれ・・日本石仏ペンの会(会長)/日本文芸家協会。東京・中野(哲学堂)の近くに住まいされ、毎月第一日曜日を『石仏ペンの日』として石仏めぐり(会員)を実施。その想いを月刊誌『石仏ペン』に書かれていた・・『行乞(ギョウコツ)の詩人 良寛』や『羅漢(らかん)の世界 巡礼と鑑賞』など、その著作(写真)集は40点あまり。『良寛』では、色紙百枚に戯墨の挿絵を描いて、漢詩を現代詩に翻訳された。石仏探訪では、知らない人はモグリだといわれた。難しい漢詩を、独自の森山節の和訳詩で広げて見せてくれた。

座時聞落葉   深山の奥に侘居して 
  静住是出家    きびしき打座の折ふしや
  従来断思量   しばし落ち葉の声を聞く
  不覚涙沽巾    悟りすました衲でさえ
             秋は寂しと散るものに
             ひとり涙のせきあぐる(森山隆平 和訳)

◇この年になっても、悟りなんてあるはずもないが、私は、私なりに心を照らしてくれる灯りとして、良寛さん(七十四歳)の行乞の詩、一遍さん(早死に五十一歳)の遊行の歌、千代女(郷土の先輩、加賀の素園尼七十四歳・没)の宗教味あふれる句を愛誦して心の養いとしている。(中略)・・・・・

川は人生の花と実をながして
海に果てる
人はあこがれとあきらめを繰返して
土に還える


私ごとで恐縮であるが、私は『石仏の森山』といわれ、馬鹿の一つ覚えのように、全国津々浦々の石の仏をひたすら探し求め、詩にうたい、本にまとめ、新聞や雑誌に連載の場を与えられ、ときにNHKや民放に放映したりして三十年の月日が経ってしまった。良寛さんが『行乞三十年』の志操を全うしたとすれば、私も『石仏三十年』といってもよい年月であった。(良寛 轄l古堂書店 1992年発行 あとがきに代えて・・後略)螻蟻庵 馬翁 森山隆平

◇何故、くどく紹介するのか・・と言えば、小生の母方の兄=叔父にあたる、ご縁深き人だったからだ。昔・・大学時代・・よく食べるに困っての時・・キクば〜ちゃん(母方の祖母)のもと(隆平叔父さん宅)に駆け込み、食事にありついた。
光陰は矢の如し・・今、従兄弟の五樹(イツキ)さんは、元気に、隆平さん宅で石仏に囲まれて住んでいる。

今・・『別便にて、良寛1冊お送りいたしました。御受納下さい』といただいた本を、久しぶりに紐解いて、呻っている。・・まるで本の中の主人公、良寛さんと、詩人 森山隆平 叔父さんが二人して、『サア!どうだ・・!』と、漢詩 読み解きを迫ってくるようです。

吾家寒山詩 勝於談経巻   吾が家の宝 寒山詩 お経読むより面白い
書放屏風上 時々読一篇   屏風の上に貼りためて 時々読んで味わって。(・・隆平 訳)

有難うございました。再拝。
2010-05-09 | 記事へ |
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2010年04月27日(火)
『無功徳なZEN・・の・・悟り(大覚)はBIGーBAN!』随想・奉魯愚11−2
◆前号11の随想・奉魯愚を26日AM1;00作成して、保存し忘れと思い違いし、27日14;00PM 同じような作文の修正をしました。若干、表現が変わっています・・前号を(尊敬する禅僧 一休宗純のことなので)消去せず・・そのまま随想・奉魯愚11として掲載しておきます。

◇無功徳(無価値)な禪(行)・・についてを、『碧巌録』第一則 聖諦第一義 無功徳・廓然無聖・・から引用して、話をしたいと思っています。ところが、この思いをまとめている内に、NHKテレビで『一休さんのとんち人生』という番組放送があり、これを構成・演出した人(たち)の、紹介ぶりに幻滅しました。
・・ので、この批判を先にして、話をいたします。

おそらく、一般の方々が『禪』の何たるか・・を知らないので、その解説を心がけたのでしょうが、あれでは風狂の禅僧『一休宗純』が浮かばれません。視聴率を得たいために、その生き様をあいまいに迎合し、妥協して逸話を流し、鼻持ちならない『禪臭い』一休さんになっています。

もし、このNHK番組を、一休が、見ていたら、ひどい形相で『この糞袋子(フンタイス)・・』と、ののしられたことでありましょう。

おそらく、構成・脚本・演出者は、通り一辺の解説本から、逸話や遺偈を取り出し、京都・禪文化研究所の、それらしき方を、チョッと登場させ・・それだけで、学識・権威の監修を得たので、これでよいとする・・なんとも情けない一休紹介の内容です。

一休さんならずとも、生きることに悩む・・ひたすらに『禪』に安心(アンジン)を求める・・そうした気持ちを真剣にもつなら・・暗闇にカラスの鳴き声を聞いて、大覚(悟り)を得た・・最も大事なTPOを・・『ナニを言っているのか・・わからない』形で、かたづけてしまっては、それこそ たまりません。

◇時折 HP/ブログで拝見する武田邦彦先生(中部大学教授・・CO2による地球温暖化は心配するにあたらない・・など、NHKの誤った報道の仕方に厳しく注意喚起しておられます)・・に、つくづく賛同します。
NHKの担当者(たち)よ・・取材・構成・脚本・演出を、厳しく点検(看 脚下)せよ。

◇一休を語るには、まず「禪」とは何か?
優れた師に搗(つ)いて座禅を組んだり、生活の中に禪を修したり(living by Zen 鈴木大拙著 選集3 春秋社刊)しなければ、風狂といわれる行禪(生活)が、単なる興味本位の奇行にしか過ぎなくなるでしょう。喩えにあるように、眼の不自由な方が、象の鼻や足を撫でただけで、その人となりを解説するような報道をしてはなりません。制作・編集に時間がなかった・・など言い訳は不要。

また、一休を語るにふさわしい、作家(さっけ)でなければ、一休のなすこと、やることのすべてが、ナニがナンダカさっぱり解からない、落語の『禪問答』になってしまいます。担板漢(タンバンカン)ばかりの評価の構成・解説ですので・・真に達道の方を番組紹介の導師(アドバイザー)にしてほしいと思います。例えば、水上 勉。司馬遼太郎・・鬼籍に入られました。今、どなたがなさっておられるか・・知りませんが、高岡・国泰寺の管長。松島・瑞巌寺の僧堂師家。鬼叢林といわれる岐阜・伊深の正眼寺住職・・など、おそらく、一休と相見しているように、その見解を披露してくれることでしょう。

◇天皇の落胤として、幼児のとき、市井の母からも別れさせられて、寺にあずけられ、自殺を思い詰めるまでに悩み、苦しむ中・・

【父母未生以前 本来面目】(フボミショウイゼン ホンライノメンモク)・・生まれる前のお前は 何だったのか?・・分化分別・意識される以前の本体は何なのか・・?
【何似生】(カジセイ)・・なにものにも喩えられず、似てもいない真実(ホンモノ)は何なのだ!

ある夜座の時、するどいカラスの鳴き声とともに・・突然・・一休の中で・・宇宙のビッグ・バンが起こります。悟りを見性=大覚ともいいますが、無明・漆黒世界の、ドロドロな悩みの底が一気に抜けて、ガラリと自由(融通無碍・現前)の世界が開けます。

透徹したからと言って、本物かどうか・・点検・確認する師の印可(証明)が大事です。・・が、一休、それも不要と捨て去ります。大覚には、深浅もあり、悟後の大事な修行(長養)もあります。

一休は寺僧を好まず、一般の生活の中・・『風狂』という自由な世界に生きて・・その遺偈は【尊敬する中国の祖師 虚堂智愚(キドウチグ)が、今、ここにやって来たが、何の値打ちもない。宇宙いっぱい我がZENを理解できるものなど、ひとりもいやしない】・・という痛快なものでした。無漏路(ムロジ)にかえる娑婆(シャバ=現生)での・・実にサバサバした一休みです。

◇さて、この項では、【禪は、まったく無価値なもの・・その落としどころはタダひとつ・・何の役にも立たない・・自由そのもの・・】を大覚(体得)したのが、一休宗純・・である・・と言いたかったのです。

どうぞ お大事に。再拝。

*NHK 平成22年4月21日(水)22:00〜歴史ヒストリア『一休さんのとんち人生』
*一休宗純 1394〜1481 後小松天皇の落胤説あり。1415年(応永22年)大徳寺 華雙宗曇に師事。京田辺市一休寺(酬恩庵)にて愛する盲目の森侍者(しんじしゃ)に見取られながら示寂。88歳。
*遺偈(死期迫る心(禪)境を漢詩にしたもの。南の字が抜けて、後に追記している風流があります)
須弥南畔(しゅみなんばん) 
誰會我禪(だれかわがぜんをえす)
虚堂来也(きどう きたれり)
不直半銭(はんせんにあたわず) H22−4−29 追記
*味噌臭きは上味噌にあらず・・禪を神秘めかし、効能ぶって紹介することをたとえていう。因みに一休や良寛には、禪臭さ(坊さん臭さ)など一切ない。
*糞袋子=糞を袋詰めにしたような人のこと・・能無しの形容。
*担板漢=板を担いだ人・・片方しか見えない独断・偏見の形容。
*伊深・正眼寺・・厳しい禪修行で知られる名刹。1671年〜開山は関山慧玄和尚。付属に正眼短期大学、禪・人間学科がある。全国最小の定員25名。『行学一体』を標榜して社会人学生も多い。初代学長 梶浦逸外老師。言葉は悪いが、本物人間の醸成所と見受ける。
*融通無碍(ユウズウムゲ)自由自在。ほしいまま・ありのまま。
*武田邦彦先生(中部大学・教授)・・http;//takedanet.com/
地球温暖化・インフルエンザ問題などで、辛らつにNHKの誤報道や御用学者を糾弾される。その他、拝見するたびに宇宙の誕生・人生話など、新しい世界が開けてきます。勝手にご紹介しました。もし、武田先生から、エコな建物(家)とはどんなものか・・と尋ねられたら、私なら、次のように答えます。『・・木と紙の和風な家や横手のかまくらもいいですが、ベスト・エコ大賞は 鳥の巣1番・・はたまたヤドカリ・貝の家』

2010-04-27 | 記事へ |
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2010年04月26日(月)
『ZENの悟りはビッグ・バン』随想・奉魯愚 Ⅺ
◇無功徳(無価値)な禪(行)・・についてを、『碧巌録』第一則 聖諦第一義 無功徳・廓然無聖・・から引用して、話をしたいと思っています。ところが、この思いをまとめている内に、NHKテレビで『一休さんのとんち人生』という番組放送があり、これを構成・演出した人(たち)の、紹介ぶりに、ひどく幻滅しました。
・・ので、この批判を先にして、話をいたします。

おそらく、一般の方々が『禪』の何たるか・・を知らないので、その解説を心がけたのでしょうが、あれでは風狂の禅僧『一休宗純』が浮かばれません。視聴率を得たいために、その生き様をあいまいに迎合し、妥協して逸話を流し、鼻持ちならない『禪臭い』一休さんになっています。

おそらく、構成・演出者は、通り一辺の解説本から、逸話や遺偈を取り出し、京都・禪文化研究所の、それらしき方を、チョッと登場させ
・・それだけで、学識・権威の監修を得たので、これでよいとする・・なんとも情けない内容です。
一休さんならずとも、生きることに悩む・・ひたすらに『禪』に安心(アンジン)を求める・・そうした気持ちを真剣にもつなら・・暗闇にカラスの鳴き声を聞いて、大覚(悟り)を得た・・最も大事なTPOを・・『ナニを言っているのか・・わからない』形で、かたづけられては、それこそ たまりません。

◇時折 拝見する武田邦彦先生(中部大学教授・・CO2による地球温暖化は心配するにあたらない・・NHKの誤った報道の仕方に厳しく注意喚起しておられますが)・・に、つくづく賛同します。
NHKの担当者よ・・取材・構成・脚本・演出を、厳しく点検せよ。

◇一休を語るには、まず「禪」とは何か?
優れた師に搗(つ)いて座禅を組んだり、生活の中に禪を修したり(living by Zen 鈴木大拙著 選集3 春秋社刊)しなければ、一休の行禪は 単なる興味本位の奇行にしか過ぎなくなるでしょう。

また、一休を語るにふさわしい、作家(さっけ)でなければ、一休のなすこと、やることのすべてが、ナニがナンダカさっぱり解からない、落語の『禪問答』になってしまいます。糞袋子(フンタイス)や担板漢(タンバンカン)の構成・演出ですので・・。

真に達道の方を番組紹介の導師(アドバイザー)にしてほしいと思います。例えば、水上 勉。司馬遼太郎・・鬼籍に入られました。今、どなたがなさっておられるか・・知りませんが、高岡・国泰寺の管長。松島・瑞巌寺の僧堂師家。岐阜・伊深の鬼叢林・正眼寺住職・・など、深く禪に参じた人が、脚本・構成・演出に当たるべき・・です。(誤解独断がさらに誤解されて・・生兵法は大怪我の元です)

◇天皇の落胤として、幼児のとき、市井の母からも別れさせられて、寺にあずけられ、自殺を思い詰めるまでに悩み、苦しみにもだえる中・・・・

【父母未生以前 本来面目】・・生まれる前のお前は 何だったのか?・・未分化(時間/空間がない)の自分を問われて・・
「闇の夜に啼かぬ烏(カラス)の声 聞けば、生まれぬ先の父母ぞ、恋しき」

突然・・一休の中で・・宇宙のビッグ・バンが起こります。無明・漆黒の世界の、底が抜けはてて、自由(融通無碍=現前)の世界が開けます。

◇さて、次の機会には、『碧巌録』 聖諦第一義の話をしますが・・今回は・・禪とは、まったく無価値なもの・・その落としどころはタダひとつ・・何の役にも立たない・・自由そのもの・・を体得したのが、一休宗純・・である・・と言いたかったのです。

どうぞ お大事に。再拝。

*NHK 平成22年4月21日(水)22:00〜歴史ヒストリア
『一休さんのとんち人生』
*一休宗純 1394〜1481 京都・後小松天皇の落胤説。応永22(1415)大徳寺 華雙宗曇に師事。88歳 森女に見取られながら京田辺市一休寺(酬恩庵)にて没す。
*味噌臭きは上味噌にあらず・・禪を神秘めかし、効能ぶって紹介することをたとえていう。因みに一休や良寛には、禪臭さ(坊さん臭さ)など一切ない。
*糞袋子=糞を袋詰めにしたような人のこと・・能無しの形容。
*担板漢=板を担いだ人・・片方しか見えない独断・偏見の形容。
*臨済宗妙心寺派 正眼寺 開山は関山慧玄和尚 1671〜厳しい修行で知られる名刹。定員25名 全国最小の社会人学生の正眼短期大学 禪・人間学科を持つ。初代学長 梶浦 逸外老師。行動と学ぶことを一体に、人格形成をめざす・・例えは悪いが、本物人間 醸成所。
*融通無碍(ユウズウ ムゲ)=自由自在・・気まま。ありのまま。
*武田邦彦先生(中部大学・教授)・・http;//takedanet.com/
地球温暖化問題などで、辛らつにNHKの誤報道や御用学者を糾弾される。その他、宇宙の誕生・人生話など、新しい世界が開けてきます。勝手にご紹介しました。もし、武田先生から、最もエコな家(建物)はどんなもの?と尋ねられたら・・私の答え=最優秀エコ大賞は、著名な建築家が造る、木と紙で造る和風の家・・ではなく【鳥の巣・ヤドカリの貝のねぐら・・】と、答えましょう。


2010-04-26 | 記事へ |
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2010年04月15日(木)
【言えない!書けない・・特別伝授・・禪(心)について】随想・奉魯愚10
◆4月3日SAT 演劇塾 長田学舎(京都・相国寺・般若林)で、春の小さな劇場 その二十四 『芳春』作・粟津もと 及び『悪魔のセールスマン』作・西村諭士・・の公演を観劇しました。

私は長田塾のOBで、昔・・劇団麦の会といった55年前〜児童部の第1期生からのご縁であり、とくに粟津(他・碧川萌子)両先生には、大映・勝新『カンカン虫は唄う』の子役出演のおりやラジオのマイクの前などで、同行・演技指導いただいた、故・長田純先生の跡を継ぐ、演劇の恩師です。

毎回・公演には『ござそうろう』の、熱い出来立てを50個ばかり持参して、観劇するのですが、10月の定期公演『街かどの芸能』とは違い、創作試演の心意気が感じられ、楽しみにしています。

もともと、芝居や商売は【毒か/薬か・・面白いか/役立つか】・・そのいずれかでなければ、うまくない・・と言うのが持論です。

◆今回の西村君の芝居は賛否がひどく分かれた・・と、聞きましたが、私の場合、この作品が・・毒か薬か・・いずれにせよ ひどくココロ打ちました。主人公(岡田千代の演じる)箒で掃除する おばさんが、中国の道人=寒山拾得に思えて・・ラスト・・悪魔の結界を払って去る箒おばさんの・・『見得』をきる仕草が、修禪見性(悟りを得た時に師の前で披露する所作ー見得)に思えて、感動した次第です。まだまだ、味噌糞一緒の臭い、生悟りで『十牛図』見性=牛の足跡か・・尻尾が見えた程度の劇作具合ですが、それでもようやく、禪(心)を演劇(戯曲)化する、それを試みる作家が誕生するか・・その晨陽を見た心地です。彼は曹洞宗系の末寺で、寺男をしながら演劇を学んでいます。ピカリと光る禪機があります。

◆よく『禪を学ぶ』とか、学人とか、禪哲学とか・・松ヶ丘の鈴木大拙博士を宗教哲学の泰斗といいますが、私は、『禪』とは 学習できるものでもなく、哲学できるものでもなく、まして、論理的や心理学的に分析。学問として体系化できるわけ・・がないと、ハッキリ断じています。もっとも、西田(幾太郎・・鈴木大拙とともに、越中高岡・臨済宗国泰寺に参禅)の哲学的体系は、禪(心)を、身に修して=大覚見性(悟りを得て)のちに、大学・学生に方便(道筋)を教える、優れた道具(地図ツール)の類であると評価しています・・・が。

・・ただし、山の頂上が見えたら、地図など眺めている必要はありません。ヒタスラ登るだけ。道筋 案内の地図など迷いがでて、かえって邪魔。捨てねばなりません。

・・本題に入ります。
◆無門関 第六則【世尊拈花】(せそん ねんげ)
世尊 昔 霊山會上にあって 花を拈んじ衆に示す。この時 衆 黙然たり。
ただ迦葉(かしょう)尊者のみ破顔微笑す。
世尊いわく『吾れに 正法眼蔵・涅槃妙心・実相無相・微妙法門・不立文字・教外別伝あり。摩訶迦葉に付囑すと。

・・ある時、釈尊は説法のおり、一輪の花を手にしてクルクルと拈じられた。
大衆は、その意味を図りかねて、黙っていた。
その時、迦葉のみ顔をほころばしてニッコリ笑った。
そこで、釈尊は、筆舌尽くしがたい、仏教の外の大切な法を大迦葉尊者に頼んだぞ・・と。

禪(心)は、文字筆舌に尽くしがたい、仏教以外の別の教えである・・と素直に解釈すれば、宗教的な臭みや、学教的な論理性などないことが判明します。禪を伝えた人たちは、たまたま、僧業をなりわいとしている仏教集団の中で、1個半個の人により【拈花微笑】の別伝を、頼まれ、引き受けられ・・してきた・・得道者たち・・と呼ぶべきでしょう。

このことは、ヨーロッパやアメリカの、教会の中で何のこだわりもなく座禪が組まれたり・・しています(欧米にZENを広めた鈴木大拙の偉業は、ノーベル平和賞ものです)が、【ZEN】という【無功徳・無所得】の中に、異教徒・僧俗問題は無い・・という証でもありましょう。

あえて誤解されるのを承知で・・ぎりぎり書けるドンズマリ・・まで言うとすれば・・

東だ・・西だ・・と覇(境)を争い、神だ・仏だ・・と信を競い、金権・名誉におぼれて、己の何たるか・・を見失う。そうした時、たとえて言えば・・ちょうど・・北極点に立つような・・心地(体験)が禪(心)です。上下・前後・左右・・いずれを見ようと、その先は・・N・N・N・N・・!

ハスの花でも、バラの花でも、道端の小さな花でもよい。
要は【花をクルクル拈じられて・・迦葉がニッコリ】です。
どこの古池の・・どんな蛙・・でもよい。
【古池や蛙飛び込む水の音・・芭蕉】・・・咄!

有難うございました。また、再見まで。

参考 『無門関』四十八則 無門慧開和尚(拈提・紹定2年)彌衍宗紹(編輯)
無門開和尚は、頭髪を剃らず、開道者と呼ばれていた。天龍和尚に参じ、さらに月林禅師の鞭撻のもと、『趙州 狗子佛性』第一則 公案を六年がかりで透過。衍(えん)は太鼓の音。禪(心)の継承は、参禅の僧数によらず、師弟の一人・及び半人前の育成・・ただ1個半個の、厳しい水も漏らさぬ、手渡しの修心(身)による。師弟ともどもの修業が大事。

咄(トッ!=喝カッ!)・・同義。一切を否定する叫び発声。雷嚇一声。よくスポーツなどで活(カツ)を入れる・・というが、似て非なるもの。(4・17 修正・加筆)
2010-04-15 | 記事へ |
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2010年04月01日(木)
【はたして蝸牛(カタツムリ)は、富士山を登り切れるか・・?】随想・奉魯愚(9)
◆『蝸牛 登らば登れ 不二の山』・・これは明治時代初期・円覚寺に参禅した山岡 鉄舟の画賛です。

今日は、蝸牛と美しい富士山を対比して、何を感ずる・・か・・話はとびに飛んで、勝手なままにいたします。

◆読書は人生・最良の友・・と言いますが、その薦める当人があまり読書しなくなって、反省しきりの昨今です。
3月はP-F-ドラッカーのマネージメントに関する解説書をたつた1冊。同じく4月に2冊の解説本を予約、ようように読み解くのを楽しみにしている程度。老眼視力の故にはしたくないが、先達の高きに、真似るが精一杯の自分。

世界のビジネス界に影響を与えた、マネージメント(経営学)の父、社会生態学者として名を馳せるピーター・ドラッカー。思わず、「敵(かな)わないなー」・・と、ただただに、ため息がでます。

ドラッカーは【労働力は コストではなく 資源である】・・企業が効率やコストを優先(生産の手段に)して、そこに働く人・・生活購買者の(何故・それを買うのか・・その購買目的と生きがい)価値を大切にしない時、間違いなく衰退する・・といっています。

あえて解説すれば・・購買(消費)は、モノとカネの単純な交換ではなく、比較しようのない・・感動=共感にまで高まる、創造的世界なのです。

◆国民の幸福の度合いを測る【幸福度】・・指標作成に全国調査を内閣府が実施している・・そうだ。しかし・・本当にチルチルミチルの【青い鳥】が、何かの物差しで、キッチリと測れるのでしょうか?

持ち家があり・・自動車があり・・夫婦子供が長寿・安全で、職業が安定して、ソコソコの収入が持続する・・これは、税金が50%をこえる北欧型の社会であれば、実現可能な事例でしょうが・・ハード面のみを計量しても、決して【青い鳥】にはならない。

◆人は・・いったい、何を『良し』とし、『幸せ』とするのか・・その測る【物差し】が問題なのです。どうやら幸福度の【価値】とやらは、仮に、一定の尺度基準をつくって、その長短・軽重で測量しているにすぎない・・ようです。

◆むしろ、極端(短絡的)にいえば『無価値なもの・・が、本当の価値を有している・・』と言えるのでないか・・例えば、同じ炭素でできているダイヤモンドと石炭・・価値は、それぞれの使用目的にそってある・・だけ。

・・凍え死にそうな寒い土地で、暖をとりたい時は石炭のほうが価値性があります。中国の仏典にも、貧しく寒さに飢えた民に、お経や本尊を火にくべて暖をとった・・という事例があります。・・大事なのは、【同じ炭素】で出来ている・・平等・無価値な点を忘れないことでしょう。

・・つまり、物事の本質に、基準・物差しは要りませんし、そんな便利なものは、もともと、存在しない=無いということです。

◆例えば・・貴方と私は『個=弧』として、DNAや生活・環境・・すべて違います。それぞれが釈尊のいう『唯我独尊』です。

この宇宙・・すべての銀河を集めた・・只中にあって、知的生命体など、ひとつもなく、この地球にだけに存在する・・としたら、本当に『独尊』の意味が理解できましょう。もちろん、もし、広い宇宙のどこかに知的生命体いてくれたら・・人間とは何か・・比較検討ができて・・と好奇心をもって探すことは大事です。後年・・生命体の存在が確認されるにしても・・私は、宇宙の只中、タダ一人・・『独尊』を主張したいのです。貴方もまた・・『独尊』です。・・このように見れば・・ナント・・この生命の大切なこと・・有り得がたい出来事が見えてくるでしょう。

言葉(文字)は、比較表現する物差しとして、便利な道具です。しかし、実際の社会生活=幸福・感動には、共通語として表現できない・・当てはめられぬ場合がある・・限界のある道具(ツール)であること・・を承知しておきたいものです。

教外別伝・不立文字(文字・言葉に表せない・仏教の別の教え)の、釈尊・捻華微笑(ねんげびしょう)の禪・公案が、文字や言葉の表現の限界・制約を教えてくれます。

◆『蝸牛 登らば登れ 不二の山』山岡 鉄舟
富士山の頂をめざす蝸牛・・はたして、登りきれるか・・どうか。

富士山の高さや、蝸牛のスピードを尺度(物差し)に、ガンバレとか
あせらず努力するだけしてみよ・・とか・・そんなことを言っているのではありません。そろそろ、お気づきでしょうが、そんな句の意味ではないのです。

不二(対比するものなし)に、蝸牛のヒタスラ独尊の生き様・・の手ごたえを感じていただきたい・・のです。不二の高きこと・・美しきこと・・蝸牛の『唯我』と対比(比較)のしようがない・・『独尊』の姿です。

◆このように社会・仕事・生活仕事の・・幸福についての尺度(物差し)は、人それぞれに違いがあります。

・・対比できない・・無いという・・そのことが、一番の・・すばらしい励みになります。
深い禪境の言葉です。

有難うございました。また、再見まで。(H22−4/5 修正)

●山岡鉄舟(1336〜1888)幕臣・江戸城無血開城の立役者。剣(無刀取り)の達人。禪に厚く、書道を嗜む思想家。 

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2010年03月18日(木)
【いずれにせよ・・まずはじめ・・話の聞き上手になること!】NO118
◆仕事・就活の必勝法・・教えましょう!
会社訪問してみると、他の優秀(そうに見える)な学生がワンサカ・・といる。とても採用内定は取れない・・勝ち抜けない・・と思う。就職活動で自信がないのは当たり前。いよいよ学問・勉強から親離れ=大学離れして・・巣立ちの時です。
大学での学問の効能は、いかほど・・と言えば・・卒業する大学名ぐらい・・。しかし、募集する会社は、実は、そんな有名大学に、こだわりません。大学の優秀だった過去の学生・歴史を入社させる訳ではないからです。

まず、大学で教わった学問で、就職活動に役立つこと・・は少なく、巣立ちのトレーニングに、エントリーへの情報を利用するだけ・・と、サッパリ・・甘えを切り捨ててください。

敢て、余分に書きますが、有名大学をめざすために、有名幼稚園に入学させる親心・・悲しい盲愛としておきます。そんな温室・モヤシ育ちが、社会に出たところで、商戦・・商いの戦争・・に生きぬける道理がありません。

婦女暴行の学生逮捕に遺憾です・・と頭を下げるだけ・・の某・教育大学・学長以下教授陣(学校の先生を育てる大学でのことですヨ)・・医者になれないストレスで親を焼き殺す子供。親から何億の金をもらって、知りませんでした・・と脱税している総理大臣。メタボなのは体だけではありません。全体に・・心まで、メタボの傾向になってきています。

◆働人商行(業)塾の『実戦マーケテング』では、『人生・誰でもすべて・・ご用聞き』・・である。・・と、働人(ハタラキンド)を位置づけています。

マーケテング活動を【需要と供給のマッチング】と定義しますが、一人ひとりの生きてゆく生業(なりわい)も、自動車など、大企業で生産される製品の場合も・・売り買い・・売る人と買う人で成立します。・・その【売り+買い】が、すべて、お互いさまの【ご用聞き】で成り立っている・・ことに気付いてください。

◆企業の求人は、とどのつまり・・優秀な【ご用聞き・・その素質のある】人を求めているのです。・・商戦で勝ち抜く=【売上げ】がないと企業は成り立ちません。ですから、求人の第一は、営業(マーケテング)を最優先とします。

優秀大学を卒業して、成績A=優がいっぱいあっても、必ずしも、会社・事業・製品の売上げUPに貢献する人になるとは限りません。むしろ、顧客(相手)の話を良く聞き、要望を見極め、相手から感謝される・・そんな誠実な人(営業・マーケテング)を求めています。

◆前回・・ナベのフタだけ売ってみよ!・・の、近江商人・某大手商社、元会長の【テンビン棒=商法】を紹介しました。

ナベのフタだけを売るには、『顧客の感動』という付加価値・・いや、それが、本当の価値と言えるのですが・・その『感動』という、金に換算できないものを体験すること・・(その行為と自覚)・・が大変、大事なのです。
たとえば・・スポーツ・・趣味・・ボランテア活動・・社会的参画性のある・・何か・・に、どれだけ労力を傾注してきたか・・今もしているか・・どうか・・

入社試験は、社会常識テストや、適性(性格)検査などの裏づけ試験の次に、幾度と無く・選別(ふるい落とし)の面接=採用内定にいたる・・企業側の大事な試験があります。

企業側が知りたいことは、貴方が、人生・仕事・・すべて・・『ご用聞き』であること・・の自覚(体験)を持っているか、どうかです。

◆いかに相手(顧客)に【心配・・ココロ配り】が出来て、相手の立場で、要望をとらえ、【ご用聞き】が出来るか・・【面接・テーマ】に対しての質問に、いかに、的確で誠実な対応ができるか・・が問われるのです。

実は、私、話下手(べた)です・・そんなことは問題ではありません。そんな話下手のことより、会社の面接討議の場で、一方的に演説をぶち、聞く耳もたぬ営業希望者は最悪です。たとえ、その彼の意見が正論であつても、ごり押しの主張は、将来・・企業の商戦に、きっと勝てません。・・相手の話を聞く耳を持つ、バランス感覚が大事です。ですから、誠実・努力の人であれば、必要条件は揃っています。あとは十分条件(御用聞きが出来ますか?)だけ・・です。

・・大学の授業に甘んじ、わがままな唯我独尊を決め込んで卒業していませんか・・。『学問』を【学ぶ】・・だけで【問う】・・ことをしてきましたか・・?
企業の求人・・とは、企業商品の売らんかな・・第一の人を内定にするのではなく、その企業の顧客にとって【最高の聞き役!】になってくれる人(その素質を持つ人)であるか・・どうか・・なのです。

◆経済・社会をめぐる時代は大きく変わりつつあります。
ある商品を無料化してでも、その商品情報が、他の有料商品を拡販して、一層の利益力になる・・良くも悪くも【タダほど怖い物は無い】・・時代がやってきました。

例えば、ある街中の電気店では、老人家庭の【爪きり・庭木の剪定。水遣り・買い物・1日留守番など・・】してほしいこと・・無料、率先してお手伝いします。電気製品を買ってもらえれば、もちろん無料の取り付け指導つきですが、蛍光灯1本でも、連絡あり次第、はせ参じて対応します。・・今、買っていただけなくとも・・すぐのお手伝い・・御用聞き・・町田市の山口(勉社長)電器店の、市価より高くとも、商売繁盛する、付加価値重視=御用聞き商法(無料化サービス)を3月18日ABC−TV12;00〜「スクランブル」という番組で取材・紹介していました。

例えば、便利なトータルナビゲーション。電車・バスの乗り換えや、目的地の出入り口NO、駅を出でからの徒歩ルート、距離など、スポット名や電話番号・住所を入力するだけ・・で案内してくれるSYSTEMが、無料で登場しています。ケータイやPCから、歩く速度にあわせて音声でしらせてくれる便利性情報の無料提供です。(2010-3/18朝日新聞朝刊・全ページ広告より抜粋)有料なのはPC連携や鉄道運行・駐車場空き情報など月額210円〜315円だけ。詳しくは、【ナビタイム】・・潟iビタイムジャパンを検索してください。・・はたして、これで採算が取れるのか・・そんな心配は要りません。

そうした『無料化の経済社会』の中で、厳しい商戦を勝ち抜いて、サバイバルしていかなければ成らない企業に、本当に必要な人材・・なくてはならぬ営業職とは・・それが有能な【ご用聞き】・・なのです。

・・とは言っても、付け焼刃の、わかったフリ・・をする応募学生は、すぐ化けの皮がはがれてしまいます。

それは、面白かったり、楽しかったり、感謝したくなったり・・の『感動』がないからです。苦労の生活体験・努力しても報われることの少ないボランテイア経験・・そんな共感するできごと・・が、面接の相手に伝わらないからです。

例えば『目は口ほどに物をいい・・』といいますが、実はそれほど気楽なものではありません。目にものを言わせて見せるには・・どうすればいいのでしょうか・・?

『気があれば・・目は口ほどにものを言い』気持ちがしっかりと醸成されないと、目は語りかけません!

・・いずれにせよ、まず、話の【上手な聞き役】になるよう、努力してください。そこから、道は開きます。

この話・・就活に限りませんョ。(脚下照顧)

サテサテ・・貴方の身近かに、感動の【最高の聞き役!】いらっしゃいませんか・・?見習うべきなのは・・街中に・・仕事しながら・・最高の聞き役でありながら・・地道に生きていらっしゃる・・そんな方なのですが・・!

では・・ラストに、神戸・モダン焼き/えっちゃんの意見看板をご紹介します。ご用聞き・・模範の歩みです。

【続かなくても大丈夫。道は一本ではない。やり直すことが大事】

有難うございました。また、再見まで。(3-20 修正・加筆)

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2010年03月04日(木)
【鍋のフタだけ、どうして売れる?/お金に換算できない物を商う】NO117
◆【お客第一+誠実=感動を商なう(商人美学)】VS【通信販売(バーチャル販売)=Search+Shasre】 

前号・・ナベのフタだけ・・どうして売ることが出来るのか・・?
余分なフタだけ・・買うような物好きな人・・いてますか?・・
その答えを紹介する前に、ものが買われる・・心理について、チョッと時間をください。単に商売話だけでなく、かねてから書いているように、生活や人生・・生き様の問題にまで関わる、大事な話です。

◆マーケテング(原則)論では『こんな商品が売られている・・』から、『欲しい!買おう!』に至る商いには、【AIDMA=アイドマ】といわれる心理が働いている・・としています。

@ATTENSION(注目される・・)
AINTEREST(興味・関心が湧く・・)
BDESIRE(欲しいと思う・・)
CMEMORY(記憶・覚えておく・・)
DACTION(購買・行動する・・)

別段、商品・買い物に限らず、恋人との間や結婚へのプロセス、就職活動を見れば、ほとんどの例がこのアイドマ原則にのっとっています。
@好きな人に注目されよう!
A趣味や行動に関心が湧く・・!
Bあの人が忘れられない・・!
C大切な写真・手紙を出そう!
D会いに行こう。結婚を申し込もう!

ところが、最近は通販やパソコンなどの普及で、急速に買い方(形態)が変化して【AISAS=アイサス】になってきました。
@A・・アテンション
AI・・インターレスト・・興味・関心が生まれる・・の次に・・
BSEARCH(検索・調べる)
CA・・アクション
DSHARE(情報を共有する)・・良かった・この点が悪いなど評価をネットで公開・掲載して、お互い(見も知らぬ人同士を含め)買い物に役立てているのです。

◆つまりパソコンやテレビ・ケータイの画面が【お店/店頭の商品陳列】となり、店員の推奨(セールストーク)が、テロップで流れるわけです。

顧客が、商品に触り、匂いを嗅ぎ、試食して味を確かめ・・5感・6感を働かせて・・買い物した《感動》は、いまや、失われようとしています。その代わり、画面に見入る表情は冷静です。決断するのも冷静沈着ですから、一人の不興がネットで紹介されると、たちまち蔓延して、企業・商品が沈没しかねない事態になります。

アメリカ・マサチューセッツ工科大 グレン・アーバン教授が提唱する『アドボカシー(擁護・支援)』マーケテング理論の中で、『正直に商品の特性・問題点を話すこと』が顧客信頼の鍵である・・と述べています。

公正さ・・誠実さ・・他者優先(顧客第一)・・今、買っていただけなくても、またの折にどうぞ・・この精神がサバイバルの秘訣です。

◆戦前までの近江商人の【商人入門】は、ナベのフタだけ売り歩け・・それが出来ないなら、商人になる資格なし・・の厳しい修行がスタートでした。わずか12〜15歳の中学卒業の少年に課せられた『弁当のおかずは口銭で買え』の体験学習です。

テンビン棒を担いで『ナベのフタ』だけ売り歩く少年・・3ヶ月もの間、誰にも買ってもらえず・・の毎日。疲れ果てて、ある農家の横を流れる小川のそばで、一息。座り込んで休みます。
ボンヤリ・・せせらぎに目をやるともなく・・
農家で長い間使っている・・おなべが、洗われずにおいてありました。古ぼけたナベのフタも横にあります。
『・・このナベブタ、いっそのこと、川に捨ててしもて、後日、売りに来たら、買ってもらえるかもしれない・・』よからぬ思いが少年の脳裏をよぎります。しかし、思い詰めた限りのところで、【正に住するところ無くして、その心を生ず・・】・・・ふと・・

『・・この鍋蓋・・大事に・・大切に使われているなァ・・!』

少年は、『ハッ!』と、『売らんかな・・』の気持ちから、使う人の立場(生活者)を自覚します。
そして、目覚めたように、一心不乱に、その汚れた鍋と蓋を洗い始めるのです。

私の好きな世阿弥『初心』の言葉・・『道を求める者・・まず はじめ、形を忘する』
一所懸命な時は、形振(なりふ)りなど、かまってはいない・・!

この無心に鍋を洗う少年に、この家の母親が感動します。
そして・・『あんたのナベブタ買おう!・・いや、買わせてください』・・と申し出たのです。
はじめて《売りたい》=《買いたい》心がテンビンのように、釣り合いました。それだけではありません。ご近所に触れ回って、ナベブタを推奨してくれた・・のです。
行列のできるナベブタ売り・・の誕生です。この実話の最後には、フタを買ってくれたお客たちが少年に語りかけます・・『遠方から鍋蓋売りにやってきて、さぞかし、疲れたろう・・家でを食っていけ・・』『私の家では風呂に入っていけ・・』『わたしのとこで、泊まっていけ・・!』商人冥利につきる顧客との対話です。

わずか13〜15歳の少年が、身に浸みての顧客(生活者)の立場で物を売る・・これが大事・一番に大切なことです。
理論で理解するのでは、本当にわかったことにはなりません。彼は後年・・大手商社のTOPになりますが、この少年期の体験学習こそ、自己の礎(いしずえ)になった・・と語っています。

顧客が買ってくれて、初めて『商品』になる・・それまでは『製品』にすぎません。さらに、製品を商品にするためには、感動という付加価値がいる・・その【感動を売る】には、相手の立場を想う(心配り)がいる。

そして商いとは・・『客が客を連れてくる・・信頼と増幅があつてこそ繁盛する・・』=商いの体感です。話がぐるぐる、まわりはじめます。クエン酸ならぬ、商売のサイクル説です。

サテサテ・・商いにせよ、結婚・仕事・受験・就職活動・先生の講義にせよ・・
面白いか(感動するか)・・役立つか(付加価値性)・・いずれにせよ・・テンビン棒にかけてみなければ、真価はわかりません。

有難うございました。また 再見まで。

3月4日/11日/14・・一部 ナベブタ売りの少年の話・・修正・加筆しました。*参考『てんびんの詩』竹本幸之祐著 発行 鰹、業界(昭和61年版)
*クエン酸サイクル説・・クエン酸が、体内でコハクサンなど変化、サイクルして役立っている(ノーベル賞学者・クレブス博士提唱)



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2010年02月19日(金)
【桶は『正直』でないと作れない!】NO116
◆世界に冠たる自動車『TOYOTA』がブレーキとアクセルのトラブルであがいている。米下院の監督・政府改革委員会がトヨタ・豊田章夫社長が出席に消極的だ・・として24日の公聴会招致に踏み切った・・との新聞報道だ。

車の販売に拡大戦略をとって(アクセルを踏み続け)事故になりかけてあわててブレーキを踏んでも、ひどく空走感がある出来事になる。
これは、大事故=販売不振の先触れ・・そのもの。
あわてて、車の制御chipのプログラムを、ブレーキ優先に書き換える・・とのことですが・・この対応はひどく鈍感です。

『二つとも制御出来ない大メーカー』新居浜市 真鍋 信二 2/5 朝日新聞・朝日川柳 西木空人選

◆昔、この奉魯愚(ブログ)で、あるタコ焼き屋さん・・少女の買ったタコ焼きの1個に、髪の毛がついている・・のでないか・・のクレームに、心配あらへん・・鰹節の切れ端や・・と、とりあわず、ついに、閉店にいたった事例を紹介しました。

たった1個のタコ焼きぐらい・・もしそれが、本当に鰹節の切れ端だったにせよ、『スイマセン!取り替えましょう』と、1個といわず2〜3個、取り替えてあげたら・・きっと今頃は、客が客を呼んで、商売繁盛でしょう。

追い返された少女・・大好きな食べ物の恨みは恐ろしい・・友達に言い、家族に言い・・口コミの波紋が広がるにつれて・・1個1本の髪の毛状(鰹節の切れ端?)の話が、全部のタコ焼きに、あたかも髪の毛が切りきざんで入れてあるかのごとき・・風評となって客が寄り付かなくなった次第。・・これを経済用語で、『不協和時間リスク』といいます。現代社会はネットでアツ!という間に世界へつながっているだけに、インフルエンザなみの波紋=まるで・TUMAMIです。

トヨタの社長・・重役陣は・・奢(おご)るなかれ!
身を挺してリコール車に乗るべし!
・・完全にリコール作業が終了するまで、問題の車に乗り続けられることをお勧めします。創業者の商人道・・正直・誠実・顧客本位が身に浸みてわかるまで・・どうぞ、お乗りください。

◆顧客の利益を最優先に考え、誠実・正直なものづくり・商品であれば、顧客の信頼は揺るがない・・とは、昔の近江商人の『三方良し』の商人(アキンド)美学です。

このアキンド魂を体感させるために、近江商人の子供は小学校卒業(12歳ぐらい)大正期まで・・てんびん棒にわらじ履きの、当時でも恥ずかしい格好で『ナベのふた』だけ・・売れるまで帰ってくるな・・と、売り歩かされたそうです。

なべなら必要な家もありましょう。ただし、ナベの蓋(フタ)だけを『買いたい』というお宅など、どこにもありません。さらに、親の配慮で親類・知人に通知がしてあり・・親の威光の義理買いは、一切無用・・と、先刻承知の訪問先は体(てい)の言いお断りばかり・・これでは、いくら売り歩いても売れるわけがありません。

困った少年(鍋の蓋だけ売り)は、お家の台所に忍び込み、なべのふただけ盗み捨てて・・後日、何食わぬ顔で訪問してフタを売れば、買ってくれる・・のでないか・・とまで思い詰めるのです。

しかし、そんなことは良心が許しません。できません。・・朝早く、梅干ひとつ、入っていない麦飯弁当を腰に結わえて(・・オカズは売れた口銭で買うべし・・)遠くのどんな家に声をかけても『要りません』の、つれない断りの一言ばかり。

このナベフタ売りの天秤棒・・現代では、子供の虐待ではないか・・といわれかねない、近江商人の避けては通れない登竜門でした。親・親類は、無事、売れますように、心配して、涙ぐましい願掛け参りをしたそうです。

◆さて、話を転じますが、冒頭・・竹製の箍(タガ)をはめる木桶は『正直』でないと作れない。・・と書きました。

どうしてでしょうか・・?

答えは簡単です。正直と言う名前の、鉋(カンナ)で、板に均等な曲線(まがった角度)を描いて、削らないと、水も漏らさぬ桶になりません。昔の大工・職人さん・・粋ですね。曲がったものを創るのに『正直カンナ』と名前をつけるのですから・・。

◆さてさて・・鍋の蓋だけのてんびん棒少年・・3ヶ月ぐらいの悪戦苦闘のあと、突然・・誠実に正直に商いをすれば・・売れることを体感します。少年の天秤棒の前に客が行列して、買わせてもらう・・と、求めてくるのです。・・マサか・・そんな夢のような話・・本当ですか・・?

これは某大手の商社(会長室)に、ナベブタの売れた日付(大正○年○月)の天秤棒が飾ってあるそうですから、実話です。

どうしたらナベブタだけ売れるのでしょう・・この話の答えは宿題にして、次回にいたしましょう。

ヒントは・・売りたい心【売り手】と、買いたい心【顧客】が、テンビンのように釣り合わないと、物は売れない。売りたい!売りたい!の売り手側の気持ちだけでは・・客は買おうとしません。

それと・・誠実・正直な売り方の体感です。苦しくとも、本当に、素裸になった心根で、お客の立場を想う・・ことを体感する・・言うは易く、行うは難し・・それを身にしみて実感することが大事です。
その他、購買の流れ【AIDMA】原則〜【AISAS】について・・などもまじえてお話する予定です。

◆神戸東灘・モダン焼き『えっちゃん』の意見看板・・『苦難は自分で乗り越えるしかないけれど、一生懸命になれば、周りが支えてくれるものです』

有難うございました。また、再見まで。



2010-02-19 | 記事へ |
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2010年01月29日(金)
【陽出ずる国の・・百貨店が沈む!】NO115
◆新聞報道で、西武有楽町店が閉店するという。続いて吉祥寺伊勢丹、京都・川原町四条の阪急百貨店が消える・・という。過年来、合併や統合で、不況を乗り越えてきた百貨店業界も、強烈なデフレ・スパイラル(不況渦)に、飲み込まれようとしている。

◆現在、全国で300店を下回る百貨店が、どうにか生き延びているが、今後、統廃合や閉店の加速度をまして・・

『そのうちに全部集めて百カ店』・・朝日川柳(西木 空人選2010・2・4)八幡市 水野敏夫

ちょうど53年前、そごう東京店のイメージソング『有楽町で逢いましょう』低音のフランク永井・・が流行した・・とは、1月28日の朝日新聞・天声人語の紹介。

人間50年・・下(化)天の内を較べれば夢・幻の如くなり・・とは、確か・・織田信長の幸若舞(謡曲・敦盛)の言葉だが、人に限らず、企業にせよ、政治にせよ、国家にせよ、半世紀(50年間)は、大きな節目・・転換期であるのは間違いではなかろう。戦争で発達したレーダーが、2分でチンすりゃ温まる電子レンジになって普及するまでが約50年。商品でいう『ライフ・サイクル』という山波でもある。

百貨店での買い物がステイタスだった時代から・・『福袋が売れるのじゃない。福袋しか売れないのだ!』(コラムニスト=天野祐吉・朝日新聞=CM天気図)と言い切る、百円SHOPもどきの現状まで・・その背景事由には、激しい企業・商品の販売=購買形態の時代変化がある。

◆通信販売・・ケータイ電話やPCの普及により、情報(知識・商品)の国際的な差別化がなくなったことが、その理由にあげられる。

青森のリンゴ1箱・・灘の銘酒1本・・ブラジルやフランスの1個人に売ることが出来るし、反対に、年代もののワイン1本・・花の都パリから、瞬時に発注して取り寄せることができる時代です。

私の勉強したい【近江商人・・棒手振り(行商商人)の実態や、その売り声(昭和初期】など、図書館(CD・Video)など、調べれば、ザックリした概要・・一揃いなら、比較的、容易にPC画面に浮かび上がってきます。わざわざ、遠方まで録音や記録の有無を問いあわせたり、取材に旅行しなくてすむ便利さ。反面、先生や指導者の肌に浸み込むような、鞭撻・薫陶は得られません。

会社・商品のあり方・・売り方に限らず・・ゆりかごから墓場まで・・一切合切を百貨店で買えた時代から脱皮して、もうすぐ人口・・4分の1が、老人となる【陽出ずる国・・日本】の、老熟・衰退期のありようを問われているといえましょう。

◆今や・・【通信販売でしか・・通販のみで販売しております】のコメントは、通販でしか売れません!どうにか通販のみで売れております・・と言い方を変えた方が実態にマッチする気がします。つまり、通販でも売れない・・店販でも売れない=これからの売り方・買い方を、大変革(地域ごと・・地産地消の特性に沿って、変えてゆかざるざるをえない)・・頃合いにさしかかっているのです。

百貨店の包装紙が、お中元・お歳暮の付加価値を決めていた、中産階級が崩壊して、パートの働く割合が40%〜の、不安定な社会。

しかも、戦後60年の政治・政権が、民主党に初めて交代する今年。世界不況の荒波をもろにかぶった不沈空母・・日本。どんな会社にせよ、政治形態にせよ、変化改革の時は、景気は必ず、深く沈むのです。まして、生活(社会)が、TVのデジタル放送に切り替わる数年後から、一層、無表情な、ただ、PCやTV画面に見入るだけ・・の受動的な生き方が増加してくるのでないか・・心配です。

つまり、生活・・の活の字が使えないような生き方です。

◆『看病』の病を見とる・・の文字が・・暖かく手当てする=手+目のようになって欲しい。武術の『武』の字が、(ホコ・・槍のような戦いの道具)を+止めると書く如く、戦いをやめるように・・。心(情)が伝わる町や村を、どのように創ってゆくか・・私と貴方の課題でもあります。

有難うございました。また再見まで。(2月4日/14日追記)
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2010年01月21日(木)
【風雨の激しき時は、寝(練っ)て待つべし・・】NO114
◆今年の景況を予測せよ・・に続いて、弱小企業のデフレ対策を教えろ・・とのこと。

以前、景気動向は天気予報と同じ。・・と言いました。【晴れ・・時々曇り・・所により雨・・】・・なら、どこかで当ります。ただし、自分の頭の上・・となると、10分先・・1日先・・3ヶ月先・・解りません。景気は、それ以上に、解らないのです。(もし、解れば、世界に冠たる経済学者、政治家・・銀行家・・リーマンショックなど・・なんのその。大儲けしています。仕事など、やってられません。・・そんな程度の予測なのです。期待しないのが肝要)

つまり、日銀のお偉いさんでも、著名なTV出演の評論家でも、ズバリ、解らない・・ので、天気予報同様・・それらしいことを、専門の経済用語や英語風に、申し述べているに過ぎません。

◆でも・・自分の仕事や生活の実感は、いつも、雨の日か、時々曇り。めったに晴れの日はありません。さて・・それではドースルか・・?

雨の日は外に出ない。傘をさす。濡れて風邪を引かないよう注意する。・・仕事も生活も、そのように仕組みましょう。

こうした自己防衛・・免疫的な考え方は、義務や責任感の強い人には、気楽(無責任)そうにみえて、なかなか生活に応用して実行できません。でも・・考えてみてください。お天気ですら、下駄を放り上げて占った時代と、現在と、どれだけ進歩していましょうか・・?!
テルテル坊主を軒下につるす詩情を失ってはなりません。

失敗に明け暮れた過去を、クヨクヨ思い出す・・位なら・・その暗い思い出(写真のネガ)を、反転・焼付けして、印画紙(ポジ)に焼き付けてみませんか。

自分の生活(仕事)を、ネガにするか・・ポジにするか・・紙の裏表のように、一つの出来事の両面が見えてくれば、しめたものです。

たとえが、坊さん臭くてすみませんが、尊敬する良寛さん・・国司に招待されても・・『焚くほどに風がもて来る落ち葉かな・・』と、貧しさにこだわらず、逆に、あばら家であっても、両足をそろえて、のびのびと寝っころがって本を読む・・楽しさを漢詩にしています。
それでいて、インキンタムシか水虫の薬、頂戴・・などと無心しています。

生涯懶立身 
 騰騰住天真 
  嚢中三升米 
   炉辺一束薪
    誰問迷悟跡 
     何知名利塵 
      夜雨草庵裡 
       双脚等間伸 


忘れるといけないと思って、釣りのパツカンにマジックで書き止めてあります。
カマドの横には、お米が少し。薪束が少し。しかし、この至福の一刻は何物にも変えがたい・・と。

◆あせる気持ちは退歩です。人生・受験・会社・仕事・結婚・病気・老いの腰痛・・葬式・・【あせり】の気持ちは、進歩・停滞どころか退歩です。頭(脳)の中だけのストレス・マラソンです。
貴方だけの・・貴方しか歩めない1歩1歩の人生・仕事です。気楽に・・いま少し肩の力を抜いて・・Relaxして、用心深く、参りましょう。景気の悪いときは、悪いまま、過ぎ去るのを待つに如かず・・でしょう。

◆神戸・モダン焼き『えっちゃん』の年頭の意見看板は、以下の通りと教えてもらいました。結構・・受験生が買いにくるようです。
【いきなり富士山の頂上に登るのは難しい。小さくてもいい。登るための一歩を踏み出そう・・新春】

有難うございました。また再見まで。
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2010年01月09日(土)
【顔と名前(出身)が何人?・・一致しますか】NO113
◆昨年11月中旬以降・・随想・奉魯愚ばかり。年頭、えべっさんのはじまる頃合いを見計らって、商売繁盛の素・・再開します。

◆不景気寒波の1月〜2月。今年の景況を予測せよ・・との・・ご要望あり。・・アメリカや中国が景気良くなっても、日本は難しいですね。理由は、雇用不安や大卒の就職難。物も人材もデフレ・・供給過多。基準数値としては、失業率1%台で、どうにか景況感は【晴れ】・・小春日和となりましょう。それ以外は、例えよい数値が出ても、駄目です。

会社の社長交代でも、政権でも・・1〜2年は、必ず、低迷します。まして50年続いた政治体制や、官僚役人の癒着は、改革するのに、520〜30年はかかるでしょう。役人にスト権を与えて、普通の会社の雇用条件にすれば、少しはスピードUPするでしょうが・・。

日本で使うものは日本で作る。そして買う。・・中国で売るものは中国で作る。中国で売る。内需拡大・・地産地消が徹底されていかない限り、庶民の暮らしは苦しくなります。格差も、さらに激しくなります。(ちょっと大胆な表現ですが、自動車生産でアメリカを抜いた中国は・・おそらく、日本の10倍のスピードで格差を産みながら繁栄し、燃焼し、20年後(ぐらいに)は、燃えカスになるでしょう)

まるで恒星(太陽)のように、サイズの差で、どれだけ早く燃え尽きて爆発・・白色・赤色矮星になるか・・その違いのようです。

中国のジャーナリスト 莫 邦富さんは、1/9朝日新聞 朝刊b4面で、早すぎる『ゆとり世代』と題して、格差社会を生み出している中国経済に警鐘しています。 

例えば・・日本の内需・・エネルギー問題・・原子力や太陽光・風力・・いずれも日本が、世界に先駆けてリードしてきた技術ですが、日本の国の普及率は、アットイウマニ・・諸外国に抜かれて、今や、ただの環境部品の輸出国に成り下がりました。環境とエネルギー/少子化・老齢化社会・・ここに内需開発課題(宝の山)が眠っています。

【NICHEを察知せよ!】ニッチモサッチモいかなくなる前に・・!

◆日本には、近代経済の礎をきずいた、近江商人の【三方よし・・売り手良し・買い手良し・世間良し】の商いの美学がありました。それが、一体、何処に消滅したのか・・火星や月の水のように探し出すことが難しくなりにけり・・です。

作り手も買い手も・・そして・・いまや世間を・・自然や地球環境に置き換えて、まず、自分の住んでいる町や村・・地域!地方!そして日本の自然や環境を変えていかねばならないのに、何事も全部【まず自分だけ良し・・】とすることばかり。

完売(売上げUP)の秘訣・・
京都・白川女(しらかわめ)は、比叡山の麓・・白河郷から頭の上に、いっぱいの花を乗せて・・昭和30年台まではリヤカーに花を積んで売り歩きました。夕方には、完売。売り切りでした。

大原女(おはらめ)は、ナント梯子(ハシゴ)に鞍掛(床机・イスのような座具)を頭の上に乗せて、京の町を売り歩き、重くて長いはしご1艇・・売れ残すことなく、毎日を生計しています。今は観光目当てにお土産品など売っていますが、総じて、昔の行商(商人)のほうが、堅実なマーケティング(リサーチ・需要創造力)を持っていた・・と思います。

◆そのマーケティング=顧客獲得術・・
白川女にせよ、大原女にせよ、テンビン棒を担いだ行商人は、売れなければ、シノギ(生活)が出来ません。花や重たいハシゴを頭に担いで、京の街中を闇雲に売り歩いた訳ではありません。

・・京都は神社仏閣の町。顧客管理と予約販売。今日はあのお宅の誰々さんのご命日。菊の花を持って参じました。『花ァ〜要らんかなぁ〜』と、訪ねてこられて、要りませんとか・・おまけして下さい・・とか・・これは言いにくい。断りづらい話です。
お寺さんは花とハシゴのお得意さん。お寺の屋根など、修理や掃除にハシゴは欠かせません。しっかり必要なお寺さんの情報を収集して、売り歩きのついでに、明日の予約確認まで済ませて、無駄なく売り歩いた・・のです。一元の客より、日頃お付き合いする顧客を、まず大事にしたのです。

売り込み・・呼び込み・・誘い込み・・そのくくりコミ・・まで、『込み』のつく言葉は、すべて、そのうしろに『コミュニケーション』・・相互情報交換・・の現代英語がついているのです。

つまり、売り込みは・・売りコミュニケーションです。

◆あるスーパーで、カード(ポイント)で買う顧客の名前を覚えたレジ担当の店員さん・・そのレジ前は買い物客の行列。大繁盛です。

『今日は、ちゃんと自分の名前を言ってくれるかしら・・』期待と不安にないまぜになりながら、順番を待つ顧客。『◎○さん!いらっしゃいませ!有難うございます』

お客の名前を言う・・コミュニケーション・・たったこれだけで、売上げUPに、固定顧客となるのなら・・江戸時代からつづく・・先輩商人の美学・・爪の垢ほど学んでください。

◆余談・・昔の海軍さんの話を聞きました。1銭5厘の赤紙(今の50円はがき)・・深紅ではなくピンク色の召集令状で、戦地に狩り出された兵隊さん・・指揮官たるもの・・せめて、死地に赴く新兵(2等兵)の名前だけでも間違えずにいえるように・・200人は出身地と氏名を間違えずに覚えた・・といいます。(400人ぐらいになると、あいまいな記憶になるそうです)

せめて、郷里と氏名を憶えてくれた上司・士官のもと、突撃命令で行動した兵士は幸せです。

◆売れない!不況だ!・・の前に、完売(売上げUP)の秘訣は【心配】にあり・・です。

自分や店の心配ではありません。

買い手(顧客)良し・・世間(地球)良し・・の心=ココロ配り。
面白いか・・役にたっているか・・この二つに一つ・・だけが頼りナノデスカラ・・。

有難うございました。また、再見まで。
2010-01-09 | 記事へ |
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2010年01月02日(土)
『頌春・・虎乎・・猫乎・・』 庚寅正月 随想・奉魯愚(8)
◇虎乎・・猫乎・・将和唐内乎
【虎乎(カ)猫乎(カ)・・ソレトモ混血の虎猫乎(カ)】?

勝手ながら、年賀状を廃しております。
頂いた方には、ご挨拶状を差し上げておりますが、その文例(表題/皿の上の?PHOTOを提唱)奉魯愚に掲載して、ご挨拶申し上げます。

鎌倉・円覚寺に参禅した夏目漱石や、禅学の鈴木大拙博士の師・・釈宗演老師の座右銘『妄不想過去』・・(ミダリニ過去ヲ想ワズ)とあります。

社会・人生・・何事にしても、すべて・・人は過去に成された出来事を基に分析・類型化し、判断しています。あえて独断的にいえば、TVやPCなど、過去のことをバーチャルに放送してしていますが、スイッチを切れば消滅。・・【THE END】です。

◇ある禅僧は雲のごとくに湧いてくる過去への執着・未練・分別・比較・欲気を『思いは頭の分泌物』(悪臭無限)と喝破(カッパ)しました。

人(生物)は、日ごと夜ごと、新陳代謝して、総べてが数ヶ月から数年で、すっかり入れ替わっているそうです。ただし、他の動物と違い、昨日までに学んだ【想い・・思念】を、あの世までもって行きたがる・・つまり、過去にすがりついて・・生きたがる・・または、それが全てであるか・・のように、思い込む傾向があります。

この 【猫乎(カ)・・虎乎(カ・・将和唐内乎(マサニ ワトウナイ カ)・・】は、仙崖の禅画(虎画賛)を参考に、過去も未来も捨てて【今・・の今・・この今を・・】問いかける【大事】として捻提しました。

*江戸中期(1750−1837)仙崖義梵。臨済宗古月派 博多。聖福寺の住持。洒脱でユーモアにとんだ禅境画で人々に親しまれる。
*和唐内は近松門左衛門・人形浄瑠璃『国姓爺合戦』に出てくる主人公。中国・日本人の混血児・・鄭成功の事。

*その答え・・釈宗演老師なら・・どう答えるか・・。
釈宗演老師の座右銘は続きます・・
 『寝就如覆棺(寝につくとき棺をおおうがごとく)
  褥離時履脱(ジョクを離する時は、履(リ)を脱するが如くせよ)
・・寝るときゃ棺おけの蓋(ふた)閉じるように・・
・・パッと草履(ぞうり)をぬぎすてるように起きニャー・・出来なきゃ・・ソリャ・・炬燵でまるくなる・・駄目猫ですよ・・と。

◇良寛さんなら、さしずめ『・・紙袋に押し込んで、ポンと蹴れゃ・・』
◇はたまた・・碧巌録なら前号・奉魯愚(7)『虎 嘯(うそぶ)いて風を生ず・・』
 
◇サア・・虎乎(カ)猫乎(カ)・・。

・・お大事に・・再拝。

(早速に・・塾長の答えが無い・・とのクレームあり・・)
【以前、屋根から落ちた小雀。育てたら、晨陽未だに軒へ来て『早く餌くれ・・』とピーチク・・パーチク。嬉しいやら・・うるさいやら・・】



2010-01-02 | 記事へ |
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2009年12月22日(火)
『虎の唸りで夢 醒める』 ・・随想・奉魯愚(7)
◇年の瀬・・寅年にちなみ、故事(虎事)を漁っていた。年賀状は、過年、父(1914甲寅〜2007没)逝去を潮に廃止した。・・が、干支廻(エトマワ)りが気になってか、また、妙に1日1年が早く過ぎていくようで、寅を手がかりに、禅の本を見ていた。

・・そうしたら、まったく・・自分の記憶が、当てにならない事に気付きました。

◇鳥翔而出岬(鳥とんで岬を出づる・・)
長年、祝い事や定年の方などに、差し上げていた言葉・・新しい(海)世界へ陸を離れて、飛び立とうとする鳥のように・・が、陶淵明(東晋)『帰去来の辞』の、模倣でした。
『雲無心出岫 鳥飛倦還知』
雲は無心に岬をいずる・・鳥は飛ぶにうんで(飛ぶのにあきて)かえるを知る。
まったく・・恥ずかしい・・。息が生ぐさい・・随分に生意気ですね。

◇気を新たにして、虎事(字)をさがすと、見つかりました。

碧巌録の第九十九則・・垂示(抜粋)
『龍吟霧起 虎嘯風生』・・龍 吟ずれば霧おこり、虎うそぶけば風 しょうず・・

先の漢詩同様、有無を問わない絶風に、吹き飛ばされたような、すがすがしさです。
◇一念(年)がハヤ過ぎる・・ソリャ・・道を迷わす龍の霧・・虎の唸りで夢 醒覚(さめる)!

どうぞ、お大事に・・再拝。



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2009年12月18日(金)
良寛さんの言葉・・『雷さんの轟きで、蜜柑がびっくり実ります!』随想・奉魯愚(6)
◇個性など、意識しなくていい。他の人と、学校の成績や生活・仕事・人生など競い合わなくて良い。比較して、自慢したり、優越感にひたったり、劣等感に悩んだり、そんなことをしても安心できない・・ひとり一人・・貴方と私は、すべて違う個性(DNA)です・・

(注意)勉強しなくていい・・といっている訳ではありません。仕事に精ださなくてよい訳でもなく、自分が自分に努力する・・ことに意味があります。・・この奉魯愚(ブログ)を見てくれている小6の方にも、わかるように・・ナカナカ難しいことですネ。

◇名だたる作家が、その挿絵まで自分で描いて本にした・・などの事例を寡聞にして知らない。頭脳の芸術や感性系領域と文学・理性系の領域は違っていて、右脳/左脳に分かれている・・とか、聞いたことがあります。プロ(専門)になればなるだけ、より技能・才能はすぐれて特化するものらしい。

・・ただし、作曲家が演奏家であつたり、俳優が演出家(監督)であつたり、戯曲作家が、小説家であったりする例は枚挙にいとまがないほどです。

◇どうしてなのか?・・考えると、大木が、その枝葉を伸ばすように、例えば・・作曲・・演奏・・歌唱など・・関連の仕事が、すくすくと昇華したのではないか・・

貴方も私も・・感性・理性・・どちらかを基点に生活しています。経験の累積度も違い、年もちがう他人です。いずれにしても、お互い理解しあえない・・分かり合えない・・不思議な二つの内面世界です。

◇貴方と私が・・芸術・感性系にせよ、文学・理性系にせよ、それぞれ三角漏斗(ジョウゴ)の口を合わせ、一方を、感性系・・その反対を理性系として、その接点に【生活(共感・社会)】を持ってくると、話が判りやすい・・でしょう。

◇この共感を【感動の共有】としておきます。
こんなことをブツブツのべたてて分類したり・・するのは、理性系の特徴のようで、感覚系の人には、波長が合わない・・KYなことになるでしょう。
でも。ここが大事なところ・・。面白いところ・・。

貴方が・・【龍安寺の石庭に魅入るか】・・(感性系)
『古池や蛙とびこむ水の音』・・に感じ入るか・・その境目です。

イズレニシテモ・・ただの白砂に熊手で波模様をつけただけ・・池にカエルがドボンと飛び込んだ・・だけ。イッタイ・・何が惹きつけてやまない・・魅力なのでしょうか?・・これが一番大事な基点です。

◇さて・・どちらのタイプが優性のDNAなのか・・知りませんが、分かり合えない二つ・・理性VS感性を、結んだり、開いたり、手を打ったり・・させる接点は【感動】そのもの=そのTPOでしょう。逆にこの【共感】がなければ【・・争い・不安・・不幸の世界】です。
(宗教の位置づけは、この不安のところに設定します)

◇感動こそ、生活(生き様)のバロメーター。
感動は、ピチピチ、生きている。
言い訳・弁解・釈明など一切いらない・・知らない・・世界です
『本当に・・』とか、『がんばります・・』とか・・ウソにガンバレマセンので、言う必要のない・・ひたすら実践あるのみ・・素晴らしく、楽しい・・TPOにしか・・感動=生きる・・ピチピチはありません。

◇サア・・ずうっと、これから、お互い、理解しあえない【あなた・・とワタシ】

・・大愚良寛の言葉に『雷嚇橘成黄=ライカクキッセイオウ』とあります。
【雷さんがピカリ・・ゴロゴロ!すると・・忽(たちま)ち、蜜柑が黄色く実ります】・・の意。禅では、先ほどの基点(禅機)を、出来るだけ簡潔に、率直に表現します。また、雷さんが一生懸命【ピカリ・・ゴロゴロ】するさまや【蜜柑がひたすら色ずく】・・修行の姿を『禅境』といいます。

あえて、蛇足の一言・・
雷と蜜柑は、それぞれ、個性を競い会わない。媚もへつらいも愚痴も自慢もない。・・それぞれがそれぞれに、修行する安心世界!POINTは自己修行=自修(習)です。

◇追記=12月12日 朝日新聞朝刊 オーサー・ビジット2009
『人との違い競わなくていい』解剖学者 養老孟司さん @愛知県立岡崎高にて・・文・朝山 実(抜粋)

『ネットの記述は過去ばかり。現代ほど、若者が過去にはまり込んだ時代はない。現在とは、一期一会の・・ホラ・・この時間!この瞬間・・人生って、すべての瞬間が1回しかないんですよ。だから、過去にとらわれすぎたり、人と競い合うのは愚かなこと。比叡山の千日回訪行は、何故するのか?・・誰もみていないのに、どうして千日も山の中をあるきまわるのか?・・修行は他人に誇示したいためにするのじゃない。人のやらないことをした・・と【自分】で納得するのが修行。誰かにアピールするようなものではない。だから、個性を競おうなんてしなくていい。・・すぐにわからなくていい。だって、そうとう判りにくい話をしてるんだから・・』

追記12/18・・モダン焼き『えっちゃん』の今月の意見看板・・【最初から安定を求めるのでなく、不安定な状態を、自分の力で安定させてやろうと、勇気を出してこそ、道は開けるのです】・・

どうぞ・・お大事に。再拝。
2009-12-18 | 記事へ |
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2009年12月06日(日)
『見ても見えないこと・・聞いても聞かないこと・・』随想・奉魯愚(5)
◇イッタイ、物事の何を見て、何を思うのか・・親鸞か蓮如の言葉に『逢いおうて、会わず・・』だったかの額を、昔、京都・東山の即成寺(江口貫照和尚)で見た・・記憶がある。

仏縁に出会っても、相手が見えない。法縁にめぐり合えても、聞こえない・・人は見えていても見えない者なのか?聞こえていても聞こえていないのか?

◇かって・・大学の夏休み・・同郷の友人が、電報で【ソボシス。スグカエレ】・・と、当時、鎌倉・円覚寺・続灯庵にいた私に連絡してくれた。父母は京都におり、郷里の親類より、早く情報を知らしてくれた・・のだと、友人に感謝しつつ、急ぎ、東京他遠隔の親類に、その旨を連絡して回った。・・それがである・・早とちりのコンコンチキ!・・我利我利の自己中で生きていると、見ても見えないことになる。

実は・・【ソボシス。スグカエル】・・亡くなったのは、同郷・友人の祖母だったのである。一緒に帰郷しようと約束した私あてに、かくなる事情で、一足早く帰ると、電報してくれた訳だ。はたして・・あわてて【ル】の字を【レ】の字に読んだのか・・友人が【ル⇒レ】と電報したのか・・定かな記憶はないが、とにかく、親類に連絡しまくった結果が、大変だった。鎌倉800年・・臨済禅の古刹円覚寺から、御茶ノ水の大学に通学する仏縁深い・・【祖母=長男の孫】からのウナ電(至急電報)なのだ。葬儀に行けない・・とか・・香典を送るとか・・個々の家庭の事情に合わせて、弔電・香典が【生きている祖母】・郷里の実家あてに、続々と舞い込んだ。

まずは電話で連絡して・・とか、親類同士で、連絡を取り合ったところは、誤報に気付き、ホントウニ何をしでかす孫かいな!・・で問題はなかった。あわてて電報・香典など送付した親類には、後で謝りにいった。散々に油をしぼられた。しかし、まさか自分が死んだとは知らず、無事に生きていた祖母の言葉がありがたい。『お前さんのおかげで、生きている間に、誰が、どのように私のことを心配しているか・・よくわかったよ』・・と。心配=こころくばり・・してくれる人の多さに、長生きできる・・と、喜んでくれた。そのせいでもあるまいが、ずいぶんに長生きして、最後は、私も冷たい足を撫でさすったりした。祖母は念仏を唱えながら、安らかにみまかった。その葬式は、遺言どうり、にぎやかだった。かって電報で行けないとか、香典だけ・・とかいった人たちも、今度ばかりはそうはいかず、全員参列された。

しかし、一文字の違い・・見ているようで見ていない。会っているようで会っていない・・出来事・・。笑い話ならよいが、いっぱいある。

◇H21−12−5 朝日新聞(be)いわせてもらお・・抜粋
◎よく読めました
小4の娘と外出し、買い物・帰宅の車中、娘が「大変だ!」と叫んだ。「お帰りは1日中、山道へ・・だって!」驚いて道路の案内板を見ると、表示には【旧中山道へ】と書かれていた。(埼玉県桶川市・大丈夫、いつものの道だからね・35歳)
◎勘違い
俳優の森繁久弥さんが亡くなった。そのニユースを見た息子(小4)から、どんな人だったの?と聞かれ・・「有名な俳優さんで、屋根の上のバイオリン弾きという芝居をやった人よ」と説明したら、息子が真顔で「大変だ。屋根から落ちたんだ!」(横浜市・笑ってしまってごめんなさい・42歳)
◎ダイエット
実家で飼っているチワワは太り気味。ダイエットさせているというが効果のきざしがない。ちゃんと散歩させている?と聞くと、母は、毎日ちゃんとしている・・と言い張る。「自転車の前かごに載せてね」(和歌山市・母のダイエットにはなってます・31歳)

・・どうぞお大事に。再拝。
H21−12−7(改題・修正加筆)

2009-12-06 | 記事へ |
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2009年12月03日(木)
『物は聞きよう・・受け取りよう・・』随想・奉魯愚(4)
◇最近、島崎藤村の「千曲川旅情の歌」の一節が、フトした時に頭をよぎる。

【昨日また かくてありけり。今日もまた かくてありなむ。この命 なにをあくせく 明日をのみ 思いわずらふ・・】落梅集 明治38年発行・・(抜粋)

◇自分の人生・・今にベストをつくさず・・明日のことばかり思い途惑う・・時には、損な人生・・私だけ・・とか。

◇そんな不平不満が、悩ましく頭の中を駆け巡る時、新聞記事で・・
・・とある田舎町のバス停横の看板。【くまに注意!】とあり、こんな町にも熊が出没か・・と恐る恐る見渡すと、通る人々、皆 ゆったり余裕の態度。看板をよく見ると、【く】の字と【ま】の字の間に、木立の枝葉に隠れて【る】の字が見えななかっただけ・・のこと。

12月2日朝日新聞 いわせてもらお・・
◎老人虐待・・混雑したすし店で順番を待っている時のこと。店員が威勢よく「じいさんばあさんのお会計」と声をあげた。見ると老夫婦がレジに向かっている。「まったく失礼な言い方だよねぇ」とヒソヒソ云って、老夫婦がいた席を近くで見たらナント13番テーブルだった。(千葉県柏市66歳・・13番サンの聞き間違いでした)

・・ナルホド・・「ジーサンバーサン」と言って見れば・・『爺さん婆さん』に聞こえてくる。・・など見聞するに及んで・・

物ごとは言い様・・受け止めよう。物は聞きようによって、天国と地獄・・であることがよくわかってくる。

あくせく【齷齪】の漢字は、すさまじい歯軋りの音が聞こえてきます。

◇碧巌録(ヘキガンロク)第二則【趙州 至道無難】・・禅語に『至道無難 唯嫌揀擇』・・あんたの【相対的見地/好き嫌い/執着】さえなければ、お悟り完了!とある。浄土系なら自然法爾(ジネンホウニ)・・キリスト教なら『御心のままに・・』となりましょうか。
・・ナカナカ、執着(こだわり・分別)心・・捨てられず、あるようで・・ないような・・心そのものを『ハイ!コレデス・・ドウゾ・・』と、簡単に委ねられるものではありません!

●『至道(しどう)は無難(ぶなん)。唯(た)だ嫌(きら)う揀擇(けんじゃく)』・・中国唐代・趙州・観音院に住した従諗(じゅうしん)老和尚(778年生=空海5歳/最澄12歳〜897年119歳・没)の公案。至道とは絶対をいう。ただし・・絶対的見地が【禅】であるなどと、口が裂けても言われない。日々行ずるに難難(大変難しい)ことだ・・井上秀天著【碧巌録新講話】

◇久しぶりに、神戸、東灘【モダン焼き・えっちゃん】の意見看板が知りたくて、見に行ってもらった。すると・・千曲川は小諸だけではなく、摂津本山にも流れていた。

平凡がどれだけ幸せなことか。ゆったり、じっくりの人生も、又、良し。

・・どうぞお大事に・・。再拝。

PS・・えっちゃんの意見看板は、ただの白紙(50cmぐらい)にマジックで書いて、表戸に貼ってあるだけ。ご主人の、ありのままの心根が、『妙好人』の今様に思えます。私が勝手に感じ入って【意見看板】としているだけですが・・。
何十年もひとり・・黙々と続ける公園の掃除。額に汗して、六甲山の細い山道の整備・階段づくり・・三歳の童子、これを知るといえども、八十の老翁なお成しがたし・・です。



 
2009-12-03 | 記事へ |
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2009年11月23日(月)
『千差万別・・ひとつはひとつ!』随想・奉魯愚(3)
◇商いの仕方・仕組みを具(つぶさ)に見ていくと、どの店であれ、売り方(直・通販)であれ、商品であれ、顧客であれ・・千差万別・・一つずつ、売り方が違う。
一概に共通事項で【くくり込(ミュニケーション)】でまとめる訳にはいかないのです。

だから、商売は人生に似て、面白い(楽しい)のです。

昔・・物々交換の時代から、足りなくて欲しい・・と思う人に、あるもの・・を売り・・変わりに、当地の特産物を購って帰り、また、欲しい・・という人に売る。

◇今も昔も、商売の仕組みは、アナログです。
人生もまた、幸・不幸もアナログそのものです。変わりません。
(注)株や証券・・紙切れの取引はデジタル指向;バーチャルな世界ですから、キメラ経済(以前、書きました)で、触らぬ神にタタリなし・・です。

そのご商売・・楽しいですか?
面白いですか?・・どなたかの役にたっていますか?
その勉強・・学校・・面白いですか?楽しいですか?
学問という通り・・学んだり問うたりしていますか?
学学(ガクガク)じゃ、つまりませんね。

◇この広大無辺の大宇宙で、たった一人(DNA)のあなたです。
不幸ばっかり、悲劇ばっかり・・と、うまくいかない人生を、悔やむことはありません。たった一人の【あなた】なのに、誰と比較して、良いの悪いの・・云えますか。
野に咲く百合の花は美しい・・と思いますか?
ご自分は【美しい】と思いますか・・?
野に咲く百合の花は、今・・咲いているだけです。
明日には、しおれて・・種を残し、また翌年、新しい別の命として咲くのです。永遠に咲き続けるのではありません。
価値(目的)とは、自分にとって・・だけ。他の人は、また、まったく違う価値(基準)の中で生きています。

個人は孤独(一人)です。
一人で【生まれ・・育ち・・朽ち果て】ます。
苦しいとか、つらいとか、痛いとか・・思い悩むことは、いっぱいありましょう。
でも、それは、私一人の中だけの、何の取り柄もない比較なのです。

どうせ、一人だけの大事な私であるのなら、学問にせよ、仕事にせよ、人生・・楽しいか・・面白いか・・そして、どれだけ他の人に【お役立ち】出来たか・・どうやら、これが、何の為に生きているのか・・の不安から脱皮できる・・【自信】の素です。

そうです。不安は欲が出ると、積乱雲のように湧いて来ます。その希望(欲望)どうりにならないと、怒りが雷のように轟き、失望の涙雨が降り注ぎます。

でも・・それは、安心への兆しです。安心は、不安がないと本当に安心かどうか・・自分には、納得して判りません。

安心ばかり・・幸福ばかり・・だと、どうして、それが、安心で、幸せだと判りましょう?・・全知全能の神様だって、ご自分が、どんな全知全能の神なのか・・知りたくて、ヒトをご自分に似せて創られた・・のであろう・・と、私は思っています。

◇つまり・・ひとりはひとりです。この広大無辺の大宇宙に、奇跡のDNAを持つ・・あなただけ・・私だけ。
会いがたく・・有り難き・・今ある・・あなた。わたし・・!
どうぞお大事に。再拝。



2009-11-23 | 記事へ |
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2009年11月16日(月)
【3E考;エンターテイメント=エコロジー】NO112
◆今日では、まるで対立言語であるかのような【Entertainment】と【Economy】
・・その語源をたどれば、かたや『活き活きと生きる』ラテン語から・・かたや『生活の学び』のギリシャ語に由来します。
つまり、『娯楽』=元気・興味の素・・『経済・商売』=やりくり・繁盛の素・・という訳です。

◆『エンターテイメント(娯楽)』が『エコロジー(経済)』と融合する。
これは、かねてから『芸能文化と商行(業)』が【面白いか】【役立つか】・・いずれかでなければ、成功はない・・とする実戦マーケテングが検証してきた命題です。

『I think the best way were,to entertain him with hope』
(最もいい方法は、彼を希望で惹きつけることだよ!)
シエクスピア作/ウインザーの陽気な女房たちより・・
この科白(セリフ)は、顧客を興味・関心で惹きつけて買ってもらおうとする商売(店舗/商品)のAIDMA原則を見事に表現したものです。

ズバリ!・・価値とは何か?・・『役立つもの!』
         付加価値とは何か?・・『面白いもの!楽しいこと!』


さあ・・生活元気の素 教えます!
    商売繁盛の素 教えます!


有難うございました。また、再見まで。

(参考)
Entertainmentとは、簡単に『娯楽』と訳される言葉です。その語源は中世ラテン言語【intetenere】。inter=insaide(中に)とtenere=to hoid(維持する)で【中に維持する】・・となる言葉。15世紀ごろ、意味が変わり【落胆しないよう元気を保つ】・・【惹きつける】となり、やがて【楽しませる・・to amuse=フランシス・ベーコンの言葉が世界に広まった・・といわれている。(・・以上nitch netより検索)
Economy=ギリシャ語・・Eco−oikosオイコスに由来する(家・家庭・家計)の意。−nomyは(法・秩序・学問)をあらわすnomos(ノモス)に由来する。「家計のやりくり・生計学」から発展して、今日の「経済」をあらわす言葉になった。窪田恭史のリサイクルライフ(検索より)

2009-11-16 | 記事へ |
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2009年11月02日(月)
【商売と演劇は表裏一体・・!感動→感同←同感・・】NO111
◆商売繁盛の『商』の字は、昔・・城(門=の中に街があった)の一郭に、人々が地方の産物を持ち寄り、露天市場として・・物々交換したのが、字の形である。『ショウ』の音読みは、鐘・太鼓を鳴らして人を集めた、楽器の音。

市の終わり・・人々は、生活の感謝をこめて、酒を神にささげ歌や踊りを楽しんだ。

これは、ギリシャ時代・・紀元前2千年前・・クレタ島ミノス王朝のころ、バッカス(酒神・ディオニソス)を讃える祭りが、演劇(ギリシャ悲劇)の始まりとされる由縁です。アテネ アクロポリスの丘にある、巨大な円形劇場は、後の代のこと。ミノタウルス(半獣半人)の伝説を産んだクノッソスの宮殿・・その横(丘上)にある、劇場広場は装飾は何もない。ただの石畳が25メートルプールほど あるだけ。紺碧の地中海の海を眼下に、オリーブの木陰・・人々は、その石畳を囲むように座り、演じられるパントミーモスに魅入った。酒と歌と踊りこそ、至上の幸福。短い人生は「宴」そのもの・・と楽しんだ。

*まるで4千年前にタイムスリップしたように書いていますが、30年前、ギリシャ・アテネからクレタ島までオプション・ツアーに出かけているのです。その後、キリマンジャロ・コーヒーが飲みたくて、アフリカ・ケニヤからタンザニア・アリューシャ(キリマンジャロ・山麓)のサファリに2ヶ月の長旅となりました。ジャロは『山』という言葉ですから『キリマン山』となりますか・・。

アテネ・シンタグマの広場で哲学者ソクラテスを想い、アクロポリスの円形舞台と、クレタ島の石畳舞台で、日本の歌舞伎・・二代目 市川団十郎の『外郎売』を、大声で演じてきました。聞いてク・レ・タのは、浜の松風ならぬ・・オリーブのそよ風だけですが・・。

ギリシャ・クレタ島のカフェリオン(路上喫茶)では、ミロのビーナスのような美しい顔立ちの少女が、恋人とコーヒーを飲んでました。驚きは、そのコーヒーがインスタント・ネスカフェであつたこと。袋のネスカフェと、熱いお湯をポットで、二つのコップにそそぎ、微笑みながら飲む少女・・いや、インスタントでも、羨ましかったです。何ドラクマか、高いコーヒーの価格で、『ドラキュラ(吸血鬼)』と聞こえてきた、お金単位でした。今の状況は知りません。

アフリカ・アンボセリロッジでの、キリマンジャロを眺めながらのキリマンジャロ・コーヒーは、あまり、おいしいとは思えませんでした。その理由は水の悪さとミルク(ヤギ)の悪さです。『目黒の秋刀魚』の落語ではありませんが、コーヒーは日本にかぎります。一番おいしいのは日本ですね。

*話をもどして、チナミニ・・当時の寿命は平均30歳〜40歳。抗生物質がある訳でもなく、短命な中に、ピカリと輝く人生観(今を生きることが大事)を、誰もが体得していたようです。

平安時代の歌(梁塵秘抄)に『遊びをせむとや生まれけむ・・戯(たわぶ)れせむとや、生まれけん・・遊ぶ童(こども)の声 聞けば わが身さえこそ揺(ゆるがる)れ・・』とあります。・・今様(イマヨウ・・庶民の新しい歌)の意味は、ひたすらに遊びに夢中の子供たち・・を見ていると人生の意義を感じて、心 動くことよ・・とでもなりますか・・。

*因みに・・パントミーモスは、男女の全裸の性的な踊り。現代のパントマイム(無言劇)は、これを源流にしている・・トカ イイマスガ・・?

中国から日本・・の場合、歴史で学んだ・・猿楽や田楽が、後の代になって能や歌舞伎に昇華。そして今や、演劇や民謡・踊り・浪花節まで、広く芸能文化として発展しています。

この伝統芸能と、行商や北前船の交易・商行(業)が、どちらが先・何が後・・とは言えない位、お互いが相まっているのです。言わば一卵性双生児のように、進化しているようです。

例えば、人形浄瑠璃は、遠隔諸藩の武士にとっては、なくてはならぬ必須の学問単位でした。参勤交代で江戸に出ても、お国なまりの会話では、一切通用しません。薩摩弁や東北弁は、現代でも、フランス語より難解です。ですから・・ゆっくりと浄瑠璃風に申し述べれば、共通標準語として理解してもらえたのです。また、全国 行商の旅にでる近江商人など、旦那・番頭ともどもに打ちそろって会話(標準語)勉強に、趣味と実益とをかねる観劇をしたといわれます。

*ちなみに、この芸能文化と商行(業)を、歴史的な交流として、川上に、源流を求めれば、4千年か・・6千年か・・中国かメソポタミアか・・まで、さかのぼることができる。また、未来の発展を予測すれば、PCやCG、ケータイ端末を使った 新しいメデア・マーチャンダイジングの世界が覗える。

*太古の物々交換の時代の商いを【個】の・・小単位であるとするなら、Mass(大量生産/販売)Systemは、やがて終焉して、【弧】の時代が・・形を変えて復活してくる予兆を、商いの実社会で感じます。

*例えば・・「本日中に食べてください・・」の堂島ロール(モンシュシュ)とか、冠婚葬祭の引き出物に・・10万年で1秒も狂わない1万円の時計を・・の現代に・・えらく手・間どる、ご挨拶品が人気の事例・・(H21-11-2/ 朝日朝刊・青鉛筆 記事抜粋)・・瀬戸内海産エビを使ったえびせんを全国販売する香川県観音寺市「志満秀」(しまひで)0120-459-118 が 結婚式引き出物にウエデングせんべいの販売を開始。直径7CMの2枚にチーズを挟み、表面に特殊インクで、新郎新婦の顔写真や名前、結婚の日付などプリント。オリジナル志向のカップルに人気。メッセージ入りSET¥315円。一定注文でプリント代は無料。

◆演劇作法と商売「メニュー提案」・・表裏一体の不思議。
ギリシャ悲劇は「神と人間」との葛藤を描いたもの・・次いで「人形の家」ノラに代表される【社会と人間】葛藤の時代・・現代は【人と人/人とデジタル(PCほかメカ)】の葛藤を描く時代だと言えましょう。

葛藤とは、わかりやすくいえば、困難=トラブル・苦しみや救いを求め、安らぎを得たい・・悩む姿です。描かれるのは「人とその社会」・・生活・仕事・冠婚葬祭です。

結婚・・PCで【新郎・新婦】と打って【心労・辛労】【神父・新譜】と文字が出ました。偶然にしても、【葛藤】を暗示する・・できすぎPCです。

◆この葛藤が戯曲となり、舞台化され(演出や照明=裏方たち・俳優)観客が観劇・感動する・・そのままが・・ナントモハヤ・・企業(商品開発)店舗(通販)顧客(感動)に、併行融和している出来事なのです・・【感動→感同←同感】・・この相補的関係は、順次、解説していく予定です。

観劇するのは、観客がカタルシス(心の浄化作用)を求めるからです。つまり、面白いか、役立つか・・する観客の期待にこたえる演劇かどうか(感動)・・が問題です。商売で・・商品が売れるのは、顧客が買いたいなあ・・買ってよかった(役に立った)・・と思うから・・(共感=同感)です。

つまり、もし、カラガラの観客のいない芝居や寄席があるなら、面白くなく、何の役にも立たない・・ということです。ガラガラの店舗・・売れない通販(商品)・・があるなら、面白くも役にも立たない、顧客にとって、大変、つまらない商品を売っている・・ということになる訳です。

◆付加価値・・とは【感動・・共感!】=【元気の素!】です。

この付加価値に気づいた演劇/商売(商品)は、繁盛します。芝居を見たい/物を買いたいと来店(通販)した顧客は・・俳優の演ずる人間の葛藤に共感し・・/買い物が楽しかった・・と、そのサービスに感動が付加されると・・顧客は元気になるのです。また、この店で、この企業(商品)を買いたい・・と思うのです。

つまり【お客がお客を連れてきている・・そんな店や、通販や、芝居が本物!】という訳です。・・購買心理=AIDMA原則が働く・・繁盛条件です。

◆商売を始めるのなら、まず、はじめ演劇に学び、体験すべし。
 演劇を学んだ者は、商いの秘訣を体得している・・・

それなら・・伝統芸能・・歌舞伎や能を、商売に例えれば・・
さしずめ老舗に仕出を頼んだ幕の内弁当・・歌舞伎見物は、庶民最大の楽しみ。1日がかりの観劇でした。その幕間に食べるお弁当は・・さぞかしおいしかったことでしょう。能は精進料理・・はたまた昔ながらの和菓子を渋いお茶でいただく・・といつたところでしょうか。茶道お茶席のイメージです。

誰かを誘って・・買いに・・いや・・観に・・いや・・飲みに行きたくなりました。・・注(コーヒーをです)

有難うございました。また、再見まで。
(11月5日 大幅に加筆・改訂しました)


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2009年10月23日(金)
『新しい靴を買ったら直ぐに履くべし・・』随想・奉魯愚(2)
◇どうも・・物と作ったりするのは得意だが、これを売るとなると下手(へた)な時代になってきた。
事由を二点あげる。
(その1)『通販』の台頭があげられよう。ネコもシャクシも、通販で売れる・・という思い込みから、そろそろ目を覚まさないといけない。通販の顧客も「個」客の自覚がでてきた。
(その2)大学の勉強・・有名大学・成績優秀卒・・の弊害である。商いや生活の基本が身につくような、教え方ができないでいる。

*過年、知人(某大学/土木建築系教授)から、2級建築士の資格をもつ成績優秀な卒業生を推薦してきた。今まで、就職活動に苦労する高校の先生たちの事は承知していたが、大学教授までもご足労なことだ。吹けば飛ぶようなSP会社ではあっても・・小さくともピリリと辛いポリシーはある。・・残念ながら、MAC=マックのことをマクドナルドに間違える優秀な学生は要らない・・のでお断りとなった。
(SP=セールス・プロモーション=販売促進の略/MAC=マック=メニュー&クロス・マーチャンダイジングの略)

*どだい・・医学部薬学部系大学で、経営・経済の講義カリキュラムが「ゼロ」と聞く。ドラッグ・ストアで『いらっしゃいませ!』と挨拶もしない・できない白衣の薬剤師(先生)に出会ったことがある。大学を卒業するまで、実戦・・あえて私は『実践ではなく実戦』と書く・・店舗で顧客と接した経験がない・・若手の先生である。・・こんな方に、年老いた尿漏れの事など相談しづらいネェ・・!。

◇天文学や考古学・・あるいは平家・源氏物語を学ぼうと・・学校で専門の学者になる以外・・ほとんどの人が社会(経済・生活)に参画するのに、その基盤になる商売の仕方・・あり方(マーケ論)・・少しでも齧(かじ)らせた経験がないまま、卒業させる大学の、教育systemに問題がある。

◇苦労して板前の修業して、いざ独立して店を出す・・売り上げが少なく・・閑古鳥の日々。立地条件や見込み顧客の予測を間違えた因果応報の世界は厳しい。・・こうした土壇場で苦しむ人たちへのアドバイスは・・

*新しい靴を買ったら、とっておかないで、すぐに履け!・・
*ごはんを炊くには、まず、人数分の量を測ってからにせよ!

(解説はおいおいにしますので、各自・・このブログで読み解いていってください)

会い難うございました。どうぞお大事に・・

追記◇三十五年来の知人=元印刷会社経営の木澤孝夫さん・・本年6月末 石垣島に遊びに行っての遊泳中、心臓発作の為、急逝(享年67歳・・)されたこと・・娘さんのソプラノリサイタル ご案内で知りました。・・鎮魂歌として・・11月拝聴させていただく予定です。
生死事大 無常迅速 光陰可惜 時不待人・・常なき娑婆(シャバ)の、往き過ぐる刻の速さよ・・今のいとしき・・ことども・・何をせむとや・・。


『木澤 香俚 ソプラノリサイタル2009』
後援 フランス歌曲研究会 コウベレックス 
09年11月28日(sat)14;30〜開場・15;00開演
会場=イシハラホール(大阪・地下鉄 肥後橋駅D−B出口上ル)
tel 06−6444−5875(前売り4千円/当日4千5百円)

◇この10月23日(金)から3日間・・京都の相国寺般若林で『町かどの芸能』第35回公演がありました。
町かどの芸能 演劇塾長田学舎 後援(京都市・京都府・京都新聞社)10月23日(金)〜10月25日(日)11;00AM〜16;00PM 京都市上京区相国寺門前町702「般若林」内(烏丸中学東隣) TEL/FAX075−211−0138 入場料 大人二千円子供千円。・・今から約300年前にタイムスリップして、商いの源点・・芸商人の世界にひたる・・秋・京の町をご散策のついで・・年に一度の楽しいひとときを25日PM〜訪問参加してすごしました。(26日修正)

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2009年10月12日(月)
【釣り損ねた鯛は・・二度と釣れない!】商いの仕方・・NO110
◆NO109・・続き・・(前号を二分して修正しました)

消費者(購買者)を鳴門の渦潮にもまれた睨み鯛に例えるのは、私だけではありません。評論家の泉 和幸先生(不況などと言ってないでこの本を読め!)・・これは『勝機』『続・勝機』著作本の帯のコメントです。・・が、『儲かっている時ほど、地獄の釜のふたが開いている時だ・・と思え。渦潮に揉まれた鳴門の睨み鯛は、そう簡単に釣れないぞ。商いは、驕りのあまり客の顔を見ない時から、平家物語がはじまっている・・(諸企業無常の響きあり)・・』と喝破されています。

◆店舗(本部)の商売で、失敗した・・顧客(睨み鯛)を釣り損ねている事例をあげておきます。

その(1)某大手コンビニの弁当の売れ残り・・その処理対策。

買ってくれないなら捨てよう!(本部指向)・・一方、個店ごと責任(売上げ減)になるから、割引セールで売り切りたい・・など、右往左往・・新聞沙汰になって知っている方もおられましょう。天下の大手コンビニ(本部と個店の争い)・・顧客不在の駆け引きで恥ずかしい限りです。

◆どうして・・たった何千人かの個店ごと顧客の顔(生活実態・購買調査)を、しっかり把握しようとしないのでしょう。

何処から、ドンナ人が、何人・・何時ごろ・・どんな弁当を買っていくのか・・食べてくれるのか・・雨の日は?祭日は?・・ご老人は・・独身は・・?

店舗と本部をつなぐPOS=EOSのSYSTEMで、比較的簡単に調査・分析できます。その上でカテゴリー別にお弁当を発注して、売れ残りを検証すれば、チャンス・ロスがなくなります。(100%近く、弁当は日配・・毎日の売上げを心配をせずに完売です)・・これは、お客の顔を見ようともしない、コンビニ店舗の悪い事例です。

小さくとも顧客の絶えない惣菜屋さんやお弁当チエーンでは、割引券の発行や、顧客モニターで、ワザワザ、遠方から買いに来てくれる顧客の顔(実態)をつかもうと必死です。

ライコフ社(ロス市の惣菜企業)に学ぶ・・
アメリカは人種の坩堝(るつぼ)です。以前、ロスへ店舗・SPの勉強に行って、ライコフというロシア系のデリカ企業の社長の話を聞いて感心しました。

『当社は惣菜を多種多様に作って、全米のスーパーで売っているが、売れ残り・販売のチャンス・ロスは1%もない。どの店舗でも、完売!商売繁盛だ!・・だから、つぶれたりする心配はない・・』

アメリカは時差まである広い国です。日配商品など、各企業が各店舗に直送(デリバリィ)しなければならないSYSTEMです。売れ残れば、総てのリスクを背負うのです。まして、顧客は多種多様な国籍の混血です。サラダひとつ取っても、イギリス系フランス系ドイツ系イタリヤ系、中国系、韓国系、日系、インド系その他アジア系、アフリカ系・・味付け(ドレッシング)や盛り付け種類・好みが、すべて違います。コレだけバラバラの顧客の顔(実態)を、どのように見分けるのでしょうか・・?完売など不可能でしょう。

ロスアンジェルス・・大阪市ぐらいの町を思ったら大間違い。シテイ(市面積)は なんと宮城県に相当する、だだっ広さがあるそうです・・。大阪府全部が大阪市という事ですか・・。どうりで自動車がゲタ代わりにないと、買い物・通学一つが大変ですね・・。

そんなドデカイ市や国(全米)の何千軒かの店に、売れ残りを出さない惣菜を、毎日売る・・浪華の評判の菓子屋が、日持ちのしないロール菓子を、行列で待つ客に整理券を渡して、生産・販売=調整しているのと、訳がちがいます。
(この行列をして客を待たせる店(商品)と、待ってでも買いたい客については・・別項で書きます)

◆ライコフ社の日配(惣菜)の生産(需要)=販売(供給)のバランス=売れ残りを出さない秘密は、1店ごとに配置されたマーケテングレデイ【日本の栄養士さんのような方】が、アイテムごと需要予測をして発信する注文=製造のSYSTEMが確立しているからです。週単位のまとめ買いの多い店舗であっても、雨の日風の日、土曜と平日・・1月と8月の違い・・何年もかかって顧客の顔(実態)をとらえて、検証していくと、【今日は何人の日系人が、ポン酢味のドレシング・サラダを買いに来る・・】ので、〜人前、準備して並べよう・・そして、その結果が、ピタリ当たって、完売という訳です。

この需要予測を【ライコフ効果】と名付けます。

その(2)・・大手スーパー(Dチエーン?=●×店)・・店舗入口の掲示に、路上駐車の禁止・注意(3F屋上の駐車要請)・・これは当然にしても【店舗敷地内・自転車置き場などで、犬を繋留しての買い物はやめて下さい!】との警告が、半年も前から掲示されている・・との話を聞いて、驚いて見に行きました。誰か客の一人か二人・・犬嫌いがクレームをつけたのか・・保健所に不潔・・とでも告げ口したのか・・いずれにせよ・・ホントニ2ヶ所の出入り口、正面ドアに貼ってあります。これは、店(長・責任者)の見識を疑う対応です。顧客本位の考え方ではなく、店(自分本位)の考えかたです。

この犬連れ禁止の掲示は、近隣、犬を飼っている二千軒ほどの地元生活者の密かな話題(口コミ)になっていました。犬連れ(繋留)顧客は入店お断りの癖に、ペットフードは売る・・盲導犬の寄付は募る・・あんな勝手な店・・二度と買い物に行ってやるものか・・近くの阪急オアシスが良い・・安いなら業務用ショップが良い・・(いずれも100メートル圏内で、敷地内で犬の繋留・お買い物がOKです)・・など、不協和時間リスク(不快指数)は顧客の中で極度に上がっているのです。(この店では客離れ・・売上げの減少をどう考えているのか・・わかりません)しかし、2千軒の犬飼い家庭を敵に回して、うまく商売が回転するとは、到底、考えられません。

2千軒×1,500円(購買平均)=300万円×30日=9,000万円・・最大月間売上げの減少・・1億近く・・その半分・・いやその3分の一・・3千万円にしても・・ですヨ・・新規の顧客で換算すれば、2千人/回の(@1,500円)購買頻度の増加をさせねばなりません。そんなに新規顧客が、湧いてくる訳がありません。

◆問題点は二点。一点は、本部(店舗)の営業ポリシーの欠如。何代も会社・経営陣が変わり、廃業店が増える中、希望もやる気もない本部と店の関係。顧客の顔(実態)が見えなくなった、典型的な例です。もう一点は、対策として犬好き犬嫌い双方の顔をたてないといけないのに、どうして、犬ズレお断り一辺倒にするのか・・坦板漢(たんばんかん)・・大きな板を肩に担いだ男・・一方の方向しか見えない・・たとえ・・顧客の顔を見ない典型的な事例です。

本当は、駐輪場の奥のほうに、犬繋ぎの少スペースを設け、『どうぞ清潔にご利用ください!』・・位、配慮すれば、犬ズレ顧客の共感(協力)は高まり、散歩がてらのついで寄り・・購買(来店)頻度の増加など、いやがうえにも店舗好意度は増加するでしょう。それを予算がないとか・・人手が無いし面倒とばかりに、月間3千万の売上げを他店にとられているのです。

チエーン本部の無責任な店任せ。それに顧客の顔が見えるのにかかわらず、見ようとしない商売の仕方にこそ・・店は内部から崩壊していくでしょう。釣りそこねの睨み鯛は二度と釣れません。

路上駐車の警告ビラも、一向に効力なく、違法駐車は今も続き・・(この件・・ライコフ効果をもっと大切にすれば、一層の商売繁盛になれるのに、アドバイスする気にもなりません・・創業の故・中内さん生きておられたら、どう思われますかネ・・)劣悪な店舗の顧客対策・事例です。

有難うございました。また、再見まで。

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2009年10月10日(土)
【トロール漁法と手間かけ農業・・】商いの仕方・・NO109
◆通信販売はトロール漁法に似ています。ごっそりと捕まるのは、消費者・・です。新聞広告やTVーCM、折り込みチラシなどで宣伝して、初回限定・お試しや半額セールなど、見事に取りこみ(捕りコミ・・ュニケーション)される姿が、まるでトロール漁法です。しかし、最近は根こそぎ乱獲の結果、漁場(市場)は荒れ放題。ラッキーに余程の魚群(新規顧客)を探知できない場合、投果コスト@1万円あたり/売上げ1万円まで・・つまり、採算が合わなくなってきている・・といわれています。

それでは・・と養殖漁法ヨロシク、特典や手書きDMなど工夫して、囲いコミ・・ニュケーションしていても、隣の漁場(芝生)がよく見える魚たちは・・あっという間に、お仲間の口コミ・・ニュケーションで、堅いはずのくくりコミ・・ュニュケーションの網を破って逃げ出します。

しかも、売り手側に具合の悪いことは、逃げ出された魚の数がどれだけなのか・・何ヶ月か・・あとの発注数でしか判明しないのです。(つまり、ブランド・スイッチによる売上げ減少にビックリ!)

◆呼び込み・誘い込み・売り込み・取り込み・囲い込み、くくり込み・・などの見込みが、うまく行かなくなってきたのです。どうしてでしょうか・・?

*答え・・顧客は魚じゃないヨ!乱獲のタタリです。
*売り込みなど『コミ』に注意!後に必ず『・・ュニケーション』をつけました。売らんかな・・の一方的な宣伝やmailは【好意的な、共感のあるコミュニケーション・・】ではないのです。それこそ売る側の勝手な『思いコミ』でしかありません。

◆・・それでは何か・・対策はあるのでしょうか・・
手間をかける農業方式の【販売・・売り込み】をはかる以外にありません。畑を耕し、種をまき、草取りをして、雨を心配する・・生鮮・ 日配売場の商品ではなくとも、毎日の売上げを心配する・・【日配】を、社長から担当の一人まで、心配する販売が、必ず勝利します。
・・心配はココロクバリ・・とも詠みます。

どこかで泳いでいるであろう・・魚群を探知するレーダーもなければ、1匹何百万もするマグロの1本釣り・・の賭け勝負でもなく・・その土地、地域、気候風土に合せた、1軒ごと1企業ごとの、作物(商品)を作る・・私は手・間ヒマのテマを『テーマ化』しないと、売上げUPはない・・農耕方式(店舗・対面・店舗顧客重視)を提唱します。この農耕方式だと、何故、売れないのか・・顧客は何処へ行ってしまったのか・・すぐに、よく解ります。客の顔や購買動機がよく解ります。そして大事なのは、ひどく儲からなくても、皆、食べていけます。お客の喜びが売り手の歓びになります。

顧客の購買動機が『面白いから・・』か・・『役に立つから・・』か・・どうして、ワザワザ当店までお越し願って、買ってもらえたのか・・顧客の噂が口コミで広まり・・商売繁盛のもと・・成功の企業・商品を、しっかり、顧客中心の観点から分析・検証しないと・・後で売れ行き不振で、後悔することになる。

不況時にもかかわらず、売上げ客の一人ひとりに面と向き合う、農耕方式の商品(企業姿勢)・・とその日配。しかも、顧客のクレームや要望など・・の丁寧な聞き(危機)コミやクレームの対応・改善を早くすれば、鳴門の渦潮にもまれた、睨み鯛のような消費者(購買者)が離れてしまう事はないでしょう。

それにしても、これから、通販の顧客対策は、ますます厳しく、難しくなりましょう。

◆余談ですが、私、釣りが趣味です。過年、鳴門の渦潮に揉まれた明石の鯛を釣りに出ました。釣れれば料亭で買ってくれる・・といわれるほど、当りの解らぬ難しい釣りでした。モチロン釣り上げたのは、釣船の元漁師さんだけ・・。でも、その夜の船宿、睨み鯛のおいしかったこと。何年たっても、忘れません。

どうせ・・漁法方式の商売なら、鳴門の睨み鯛を釣る1本釣りがいいですね。

有難うございました。また再見まで。
2009-10-10 | 記事へ |
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2009年10月05日(月)
『面白い』か・・『あり難い』・・か?随想・奉魯愚(1)
◇仕事にせよ、大学や政治にせよ・・(商品や媒体など)何にしても、その価値は、面白いか・・あり難い・・かの、二つにひとつ。

【人間は面白いか・・有難いか・・のいずれかでなければ、寄って来るものじゃないよ】・・これは甲南(大学)学園の創業者 平生釟三郎の寸言です。(冒頭タイトル)

ただし、自分の思い込みではなく、相手にとって・・の評価です・・が・・ハタシテ・・いかがなものでしょう・・?

新聞の購読者数(売上げ)の減少がひどい・・。新聞社の合併・統廃合など今後、出てくるでしょう。

これは当たり前ですね。掲載記事の内容が【面白く・・】も【役立つこと・・】も、ひどく少なくなったから・・です。
地に足をつけた記者が、しっかりした見識で、報道する・・記者(責任)名があるNEWSを、たくさん掲載しないといけません。

某紙の地方記者が、放鳥されたコウノトリの出産(巣の中の雛鳥)を写真撮りすべく、朝な夕な、何日もカメラを据えて待っている・・『初め、何社もいましたけど、当てにならん・・と皆、帰ってしまいました。今はアマの方と私だけ・・』・・昔、豊岡のコウノトリ公園に行った時の話しです。・・たとえ掲載されなくても、そんな、採算抜きで新聞記者を解き放っている新聞社の新聞を、私は購読しています。(面白いか、あり難いか・・抜きでも、損得を度外視した行為(厚意)にも、人は打たれます)

著名な大学の先生などの講評・記事は、著作(本)や大学の講義で充分。まず、ご当人が、面白い・・とか・・その役立ち方に感動した・・などなければ、それを見聞きする一般庶民には、ますます、つまらないものになります。

本音で物言いされている先生といえば・・地球温暖化は、別段、あってもよい。心配なのは寒冷化・・と提唱されている武田邦彦教授(中部大学)のHP・・いや、オモシロいこと。楽しいこと。鋭い事。激しい事。・・学術的なことはお任せして・・裸(ごころ)で書いておられます。NHK反対論者でもありますようで・・。塾生に必見・・推奨します。

◇大学の学生募集もそうですね・・卒業生の何人が・・面白い先生がいた・・とか・・人生・・この大学で学んでよかったです!と言ってくれるか・・宣伝してくれるか・・が、価値評価の(基準)でしょう。

◇広告だって、どこの企業が出しているのか・・どこの大学が募集しているのか・・(企業・大学名を隠してしまえば)さっぱりわからない、キャッチフレーズばかり・・。こんな、ありきたりの募集広告に惑わされて、大学を考えてはなりません。

◇電波(メデア)・・TV/ラジオなどは『オモシロさ』が第1です。感性に訴求するだけに、報道(バラエテイ)にしても、紙芝居型の評論や各社の新聞切り抜きの読み上げ・・あるいは、解説者の演説会方式など、スポーツの実況中継ヨロシク・・が一番見やすく、聞きやすいもの・・しかし、評論家 故・大宅壮一がテレビのことを『1億総白痴化』と言ったのは『至言』と思います。情に流され、熱しやすく醒めやすい・・瞬間湯沸かし人間が出来上がります。

◇放送局では、問題のNHK・・将来・・結論を先に言えば、分割・民営化して、オモシロくもない国会中継や台風・地震情報など、国営(税金)で賄うべき。紅白歌合戦など、民放が企画すれば、もっと面白くなることでしょう。放送大学などを改革して、教育教養番組や国際放送を充実するのも一手です。税金もどきの金を徴収して、公共(放送)事業とは、よく言えたもの。戦後の必然はともかく、今は職員の内部からの内爆・解体をのぞみます。自由経済の競争のもと、皆、切磋琢磨してサバイバルしているのです。消費者・景気浮揚対策(減税の一環)としても、統括の総務省・・真剣に検討してください。

◇『知にはたらけば角が立つ。情に棹させば流される』・・とかく、この世は住みにくい・・とは、夏目漱石「草枕」の言葉。

はてさて、この娑婆の自分は・・おもしろいか・・役立つか・・あり難い・・存在なのか・・散歩の途中・・犬とお互いの顔をつくづく見合って、しばし、勘案に耽る次第・・。

●カテゴリーに・・
『人生・・裸(心)で歩むべし。雷嚇一聲(らいかくいっせい)』
『吾歩記(わがあるき)』・・を追加して、随想・奉魯愚を開始します。10/8(THU)一部修正。加筆しました。

・・会い難うございました。どうぞお大事に・・。
2009-10-05 | 記事へ |
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2009年09月14日(月)
【隠れ資産・・大発掘!その運用(投資)次第で・・】NO108
◆不動産とか株式・債券・・資産を固定観念で、自分には無いもの・・と思っていませんか。

実は・・貴方にも私にも、とほうもない莫大な評価の【隠れ資産】があるのです。それに気づいて、新しい世界を開拓しましょう。

ただし、隠れ資産といっても、相続遺産や有価証券(お金)でもなければ、宝くじでもありません。徳川の埋蔵金でもありません。

◆【頭の中に宝島の地図があります・・】

私の・・隠れ資産の発見にまつわるエピソードをお話しましょう。
・・・三十数年前・・味の素樺イ味料部で、中華あわせ調味料【クックドウ】が発売されました。当時スーパー(ダイエー)の拡大期・・コンビニの出始めの時です。私は33歳・・YOMIKOという広告代理店のマーケテング分野の仕事から、独立してPOP-AD社を立ち上げました。設立して間もない会社です。店頭販促の企画をアチコチの会社に提案しては拒否され、僅かなDS(マネキン)の仕事で食いつなぎながら、窮しても、なかなか通じない世の中を恨めしく思っていました。

POP−ADだから、ポスター製作の会社か・・と誤解され【ポイント オブ パーチェス アドバイザリィ・・購買時点(店頭)販促アドバイス=売上げUP!の仕掛け人・・【商売繁盛の素 教えます!】とは、誰も思ってくれません。・・会社命名を間違えましたね・・今でもポスター依頼の電話がきますから・・。

◆どうせのことなら、でっかい大きな会社に当たって砕けろ・・できれば砕かれたくないなぁ・・と思いながら、大阪・天満のビル看板を見上げて、味の素鰍フ支店ビルに飛び込んだのです・・

まず・・人の出会い・・は、何より大事です。
営業一課でしたか・・近藤課長が席につかれ、店頭回訪販促企画(フィールド・マーケテング)の話(プレゼン)を聞いていただきました。そして一言・・『今度、新発売の中華合わせ調味料『クック・ドウ』・・スーパーで拡販できるような、アイデアのある企画を持ってきてください』

そうすれば仕事を依頼しましょう・・という訳です。

近藤課長さん・・後に本社・営業企画部の部長から、うどんのシマダヤの社長(現・会長)になられ・・今も、いろいろご指導いただいています。何時だったか、年始のご挨拶に恵比寿のご本社にお尋ねした時、社員の方への新年度の方針説明がふるっていました。

『NICHE(スキマ)を察知できない企業は、ニッチもサッチもいかなくなる・・』

・・早速いただいて、企画書の冒頭・・のキャッチフレーズに使わせてもらっています。

◆さて、スーパーでのクック・ドウ・・新発売・・拡販企画・・
売り場=売り方提案として・・MAC・・マクドナルドではありません・・メニュー アンド クロスマーチャンダイジングを提案しました。

例えば、豆腐売場に、ストレッチアウター(機材)を取り付けて、それにマーボ豆腐を陳列する。野菜売場の茄子の前にマーボ茄子(チェズ)をならべる。ピーマンの横にチンジャオロースを置き、エビ(魚売り場)では、カンシャオシャーレン・・など、今夜のメニューを提案する・・お店にも企業にもお客にも=三方良しの近江商人・現代版=顧客の連想購買を促す=関連売場の売り方を展開しました。

これは売れに売れて、定番棚陳列の20倍など・・売上げUPに貢献したのです。味の素商品『クック・ドウ』だけではなく、スーパーの生鮮(肉・魚・野菜・日配・・豆腐など)売場の素材も抱き合わせで売れるのです。全国3000店のスーパーにサポートレデイを貼り付けて商品補充にあたらせました。(この仕事はシンジケートプランとして約30年続けました)

後・・財団法人 流通経済研究所(大槻 博理事)=多摩大(名誉)教授のもと、ISM(イズム=イン ストア マーチャンダイジング)研究のテーマとして、注目されフィールド・マーケテングの研究が進みました。(この研究の実務分野でお手伝い出来たのが、私の基盤になっています)

現在でも、魚売場などにエスビー食品の『練りわさび』が置いてあったり、牛乳売場にハウスのフルーチェが併売されているのが・・MAC(マック)の販売手法です。

◆これが、売場=売り方の・・隠れ資産の発見です。

『スーパーの日配売場は毎日・補充配達するので日配売場だと思っていたのですが違うんですよ』シマダヤの社長当時、真顔でシャレを言われるので、つい冗談を信じたくなります。『あそこは毎日の売上げを心配する売場ですから、日配なんです』・・ホント?・・それならドンナMONOでも、日配商品ですね・・シャレですョ!

◆閑話休題(それはさておき)・・
資産とは、お金だけじゃない。売場や売り方まで、売上げ(お金)をUPできるのです。

・・人的資産の最たるものに・・生活をする為のお給料を持ってきてくれるお父さんがあげられましょう。

◆こうした『資産』の考え方は、どうにか・・世の中に認められてきました。しかし、銀行が『隠れ資産』を担保に融資してくれる・・社会的な不偏事例になるまでには・・おそらく百年の年月が必要かもしれません・・

これは、平成21年9月13日(日)市民科学講演会(日本物理学会・甲南大学共催)で、あの、ノーベル物理学賞受賞 益川敏英〈京都産業大学)教授が『現代社会の中の科学』講演でお話された中・・『電磁力やレーザー、超伝導など、科学の発見が、社会的に普及するまでに百年はかかる・・学生に告ぐ・・人類3千年の英知(学識)を生かせ!常識の否定から発見は始まる・・(頭の中で核融合させよ)・・と自己流に解釈した話を参考にしました。
・・要は、お弁当がチンすりゃ温まるご時勢になるのに百年必要とのご宣託でした。


◆資生堂 前田新造社長の売場=顧客資産の紹介記事に出会いました。(朝日新聞 09−9/12 フロントランナー抜粋)
・・少子高齢化で国内市場は縮小が見込まれます。将来を見据えた販売手法は・・?
『資生堂化粧品しか使わない・・と言ってくださる顧客を、1日1人担当のBCが獲得したとします。担当BC(ビューテイ・カウンセラー)は1万人いますから、年間365万人。それを繰り返してゆけば、ものすごい信頼が積み重なっていく事になります顧客からの信頼は会社の資産です。我々が努力することで(資産を)いくらでも増やす事ができます

◆顧客の信頼が会社の資産である・・その他、新しい見せ方で売場資産(顧客来店増加=売上げUP)を増やした事例を紹介します。(注)ストリップではありませんョ!

北海道 旭川動物園(坂東 元園長)は、動物の生態をイキイキとみせる【行動展示】を導入して、閉園の危機にあった動物園を、見事に再生させました。動物園は【心が動く場所】だといいます。『顧客の心を動かせる』・・隠れた資産の発見です・・H21−9/13 大阪TV 9:54PM〜(ソロモン流)

さあ・・自分流『隠れた資産・・発掘の旅』に出ましょう・・!遠方に行く必要はありません。帽子の下の開拓です・・

『開拓しなければならないのは西部ではない。帽子の下だ』アメリカのコトワザより・・H21-9-16修正加筆。

有り難うごさいました。また、再見まで。
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2009年09月05日(土)
【コテンパにして、個客を顧客にする・・】NO107
◆長すぎた前回の奉魯愚を分割、修正加筆しました。
タイトルのコテンパ・・はコテンパにやっつける・・の意味ではなく【顧手把・・顧客の手を取る・・握り締める】の意味の造語です。

◆新聞・TV広告で、差別化できない、面白みのない広告ほど、虚しいものはありません。
売上げUPしたい・・とか、少ない学生の応募を増やしたい・・とか・・売り手側の願望ばかりが目立って、買い手側の気持ちが無視されてしまうのです。

例えば、大学の生徒募集・・そのキャッチフレーズを見ると、どの大学もあきれてものが言えないぐらい、基本・・一緒のパターンです。なんの工夫のあとも、不気味なくらい、反省もありません。

ホントかどうか・・以下お試し下さい。
募集の大学名を見えないようにして、ピタリ大学名を当ててみてください・・正解者を合格者にしても、一人も正解が出てこないのでないか・・余計なことかも知れませんが心配です。

只一つ・・面白い学生募集広告を見ました。

甲南、動く。
甲南は動き始めます。
『動く』とは、思慮・分別・判断の鼓動を響かせ、決断・躍動し、よりよい姿へと進化していくことです。
『人間はおもしろいか、ありがたいかのいずれかでなければ、寄ってくるものじゃないよ』これは甲南学園の創業者 平生 釟三郎(ひらお はちさぶろう)の寸言です。・・(このままが広告コピーです!・・以下・・略)

受験生の気持ちが、よく解っている人の言葉です。大学という器をつくるのは、金と人脈(先生達)があれば、比較的、容易に認可がおりますが、この運転資金=売上げ=学生たちの授業料を、定期的に4年間も頂くことになると、学問・創設話から経営話に大転換。そう簡単に問屋は卸しません。商売と予算(決められた収入でやりくり)の二刀流経営術が必要です。ナカナカにバランスの取れた大学は少ないですね。

さらに言えば【商売繁盛の購買心理】を見事についた言葉です。もの(製品)をつくることは、比較的 簡単ですが、それを『売る』となると、あるいは、買わしてください!・・と客が寄り付くまで・・が大変な努力を要します。企業よがりや大学の一方的な思惑・学部創設などで、売上げUPをするものではありません。

◆その販売の決め手が【面白いか・・有難いか・・】できれば、面白くて有難い・・を兼ね備えたもの・・がヒットする訳です。

無音のエコ自動車の警報対策に、タイヤに遠心力を利用して音を発生させる装置を発明した小学生が紹介されていましたが、いや、日本の子供も捨てたもんじゃない・・見事です。有難くて面白い・・ヒットどころかライナーのホームランです。

◆地域活性化の問題をかかえる、シャッターを下ろした商店街・・
農産地で作りたて?の野菜や果物をかかえて・・売れない農家・・
駅前に4軒も5件もあるパン屋さんのサバイバル・・など。

◆どうすれば、売上げUPに出来るのでしょう・・?

はたらきんど(働人商行塾)・・商業ではなく商いを行なう・・の塾生なら、答えは見えてきましょう。

・・ヒントは今度の選挙の民主党 代表代行 小沢一郎さんの集票行動(指導)です。
1日・・山間僻地・・駅前など、人がいてもいなくても50回以上の辻立ち御願い。最低5万回の、相手をみつめて、両手でにぎる手の・・つながり御願い。・・同じ人の手を、五回も十回も握れるなら、握って御願いせよ。・・某広告代理店の社長・・起業パーティでグルグル席を回って、同じ人に20枚、名刺を渡して広告御願いをした・・伝説の話がある。古いように見えて、人=情(ココロ)は変わらない。

個客を顧客にするには、顧手把(コテンパ)の握手が大事です

手を振る人には、車から降りて、深い一礼。自転車を止めて、握手とご挨拶。・・この積み重ねで、ナント自公民 元大臣閣僚クラスも政治からグッドバイ・・落選させました。それも恥ずかしい限りです・・比例票で返り咲く人まで出ました。二期三期までの新人なればいざ知らず、いっぱしの政治家なれば・・自主的返上・・退陣あるのみでしょうに・・。(余談ですが・・)

平成21年9月3日(木)朝日新聞 声欄 朝日川柳 西木空人選 
 『老兵は死なず未練で消えもせず』四日市市 山本武夫
 『選挙区で落ちても果報は寝て待てる』浜松市 岩月 友行
かたえくぼ(岡山・野武士)『セーフティネット 確かに必要だ』ー重複候補者

握手のあとは、インフルエンザに注意して、目立たぬように、よく手を洗いましょう。

有り難うございました。また、再見まで。
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