国宝尾形光琳の紅白梅図にも、はっきりと描かれている青色の苔は、一般にウメノキゴケ:梅ノ木苔(ウメノキゴケ科)といわれる地衣類の1種です。
地衣類は、コケ植物と共通性がありますが、地衣類の構造を作っているのは菌類で、菌糸で作られる構造の内部に藻類が共生しており、菌類は光合成できないので、藻類の光合成産物によって生活しています。
地球上の生物は基本的にひとつの生物種にひとつの学名がつきますが、地衣類はそれぞれの藻類と菌類、そしてその共生体である地衣類としても学名を持ち、合計3つもの名前をもつ変わり者です。
地衣類を代表するウメノキゴケを含むウメノキゴケ科は研究もすすんでいますが、8属130種と種類が多いので分類は難しいそうです。
写真の地衣は、梅ノ木に付着していたので単純にウメノキゴケとしましたが違うかもしれません。
公害に弱く、大気が汚染されているところでは育たないので、環境指標生物ともいわれています。
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