七草のなかで最も一般的なのは、すずしろといわれるダイコン:大根(アブラナ科アブラナ属)でしょう。
すずしろは清白で、穢れのなさを表徴してめでたいとされます。
釈迦が悟りを開いたという12月8日に、各地のお寺で魔よけ、無病息災などを祈る大根炊きが行われます。新鮮な食物が少ない冬、ダイコンを食べることで何か力を得たいということでしょうか。
ヨーロッパ原産で、昔中国を経由して渡来した越年草で、重要な野菜として広く畑で栽培されています。す。
主として食用にされるのは、胚軸とそれにつながる主根が肥大したもので、水分や栄養を貯蔵する貯蔵根のうちの多肉根に当たります。
下手な役者を"大根役者“というのは、ダイコンの白さを素人なみだとした、あるいはダイコンのように当たるためしがないことからきたなどの説があり、ほかに大根足という失礼な表現もあって、不当に低く見られている大根ですが、、品種、調理法ともに豊富で、日本の食卓には欠かせない最も重宝な野菜のひとつであることには変わりありません。
古くは“おおね”といい、後に、江戸ではダイコン(デーコン)、上方ではダイコということになっています。
ダイコンおろしか、ダイコおろしか、あなたはどちらでしょうか。
(写真は当地(高槻市)では珍しい桜島大根です)
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