ニックネーム:宮地和夫
性別:男
年齢:55歳
都道府県:大阪府
豊中市議会議員1期目です。子どもたちの未来のために頑張ります。

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2010年02月16日(火)
行政視察(町田市・八王子市)
 昨日は東京都町田市、今日は八王子市へ行政視察。秋にいけなかったので、この時期の視察になりました。3月議会の参考となる課題もありましたので、直前でしたが学びに行きました。


 町田市は2月6日が市長選・市議会選投票日とのことで、駅に着くなり雨中の街頭演説に遭遇。市役所へ行くまでも何台もの選挙カーと出くわします。選挙結果がこの日の視察内容にも影響しそうで「偉いときに来てしまった」。

 町田市の視察内容は、現市長が当選直後に取り組んだ「ごみゼロ市民会議」の取り組み経過と行政への反映、その後の進捗状況について伺いました。

 豊中市では2012年にプラスチックごみの分別はじめ、リサイクルセンター稼働にともないごみ分別が変わります。プラスチックをごみを「包装容器リサイクルに製品化」するものと「焼却処分(サーマルリサイクルともいう)」「金属部分を含む不燃ごみ」の3種類に分別します。この実施は市民の協力なくしては不可能です。リサイクルセンターでの業務が困難になります。品質が悪く製品化できなければ市の突き返されます。燃やさないごみであったプラごみの半分以上を焼却することへの理解も求めなければなりません。
 そのような意味で、単なる分別の変更では市民には浸透しない。3R推進する市民運動・市民参画がなければ成功しないのではないかと危惧しています。

 2000年頃、町田市では容リ法の分別を先進的に取り組むための中間処理施設建設を計画。ところがその施設が杉並区のような「汚染源」となるとの流言がながれ、候補に挙がった3地域で建設が頓挫し、容リ法に基づく分別を断念します。
 現市長がその課題を「市民と共に考える」ことを公約で示し、当選後「ごみゼロ市民会議」を公募されます。有識者も含め134人の「市民会議」が結成されます。

 市長は、市民会議に1年間で「まとめと実証実験を踏まえた方針」の提示を求めます。3部会2チームの1年間の会議と実証研究(延べ280回以上)踏まえ、「生ゴミ堆肥化」「柔らかいプラごみの収集」など5項目の取り組み方針をまとめます。ある意味「画期的」な方針を打ち出します。

 しかし、行政自身は「一般廃棄物処理基本計画」を持ち、「廃棄物減量審議会」など放線検討の場を持つため、市民会議意見と市方針の整合・調整に苦心することないなります。

 ごみ処理問題を市民と共に考えようとの現市長の提起は「中間処理施設」で生じた市民不安に対応する意味でも重要であったのですが、実際のごみ処理行政とのすりあわせでは難しさも出たようです。「迷惑施設は自分たちのところに入らない」との意識にたいし、市民全体の課題としてごみ問題を考えるとの姿勢は正しいのですが、その提起の仕方を考えないと、行政と市民の共同の取り組みにつながりにくいとの印象を持ちました。日常生活ではさほど意識化されない、ごみ減量・分別問題に、いかに大きな課題意識を持ってもらうのか。充分な検討が必要にあると感じました。


 今日は八王子市へ。八王子市の地域自治の現状と課題について学ばせていただきました。
 八王子市は多摩丘陵に位置し、古くは絹織物産地(今でもネクタイ生地の7割を産する)、高度成長期には多摩ニュータウンを擁し、成り立ちも豊中と似た部分があります。合併も昭和30年代に終わり、安定した状況です。

 旧村4か所と13地域に3000uほどの「市民センター」が地域の拠点として設けられています。
 市民センター建設時から自治会・福祉員会など地域代表が「建設委員会」を結成し建設に関わります。貸館などの事業は、財団法人に指定管理されていますが、市民センター自身は「住民協議会」によって運営され、「センター祭り」「運動会」「文化祭」などの地域行事や地域の文化・スポーツ事業を自主的に運営しています。

 地域ごとの課題についてとりくむ住民協議会もあり、「自然環境保全」「健康福祉課題」「地域の文化伝承」など特性を活かし、住民の自発的な取り組みを発展させている住民協議会もあります。

 八王子市では人材発掘のための「種まき」の取り組みも充実していました。「市民との協働によるまちづくり」の具体的取り組みとして基本方針に基づいて数多くの「団塊シニア世代の地域参加支援事業」に取り組み、NPO法人と地域自治組織の出会いの条件作り、地域ファンドの育成、マネジメント講座などの設定も計画的に行われていました。 

 豊中市でイメージしている「地域自治組織」のモデルとは地域規模や方向性も若干異なっていますが、拠点とする「館」があることの強みを生かした地域ごとの課題から出発するとの行政の「自主性重視」も参考になりました。八王子市内には300近くのNPO法人があり、多くの団塊の世代の地域デビューを獲得しているとのこと。地域自治組織とのつながりが深まれば、様々な取り組みの展開があることでしょう。

 霙の降る寒い東京でしたが、受け入れていただいた両市の議会事務局・理事者の皆さんに感謝しての視察でした。


 帰ってみると朝刊には、橋下府知事の「賛成3割でも強気」の見出し。池田市で行われた「空港問題タウンミーティング」で、廃港賛成の市民は3割程度、知事は「自信は深まった。反対論はこの程度かと」との発言であったとか。懲りない方です。
2010-02-16 21:53 | 記事へ | トラックバック(23) |
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