のんたとマジック その2
高校生の夏から、のんたはマジックを家族以外の人にも、
見せるようになりました。
汗を吸い、1.5倍の厚さになったトランプを使って…
いい迷惑ですね(笑)
いい迷惑といえば、そのころののんたのマジック自体がそうでした。
マジックのトリックは練習して覚えました。
たしかに不思議な現象は起きました。
簡単マジックの記事の中でも何度か書いていますが、
マジックというのはトリックを覚えて、それを見せることではありません。
トリックをいかに面白く演出してみせるか、その工夫があって、
はじめてマジックになるのだと思います。
でも、当時ののんたは、マジックに演出が必要だなんて知りませんでした。
退屈なパズルのような見せ物だったかもしれません。
優しい友人や親族は、そんなことは言わなかったですけれども。
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さて、トランプを「買い替える」ことを知ったその年の正月です。
母方の親族は毎年1月2日に田舎に集まります。
のんたは新しいトランプを持って、意気揚々と乗り込みました。
そして、親族30人の前で、覚えたてのマジックを披露しました。
もちろん、そんな大人数の前でマジックをしたのは始めてです。
披露したマジックは「アウト・オブ・ジス・ワールド」
→こちらの記事にもちょっと書いています。
トリックは成功しました。
演出の工夫がなくても、不思議な現象は起きるもの。
みなさん、ビックリしてくれてのんたはいい気分でした。
そして「もう1回やって」とリクエストが。
マジシャンは、このリクエストにけっして応えてはいけません。
これは、観客のためですし、マジシャンのためでもあります。
(最初から「もう1回やる」「繰り返しやる」演出のマジックならいいですが)
2回目、観客は何が起きるのか、もう知っています。
観客の意識は「それ」がどうやって起きたのかに集中します。
そんな中で、マジックを成功させるハードルは上がりますし、
観客も、純粋に不思議を楽しむことは、難しくなります。
のんたは…もう1回やりました。
そして、観客は分析を始めました。
「このときはまだこうなんやなぁ…」
「あ、そこでこうなったんか!」
「後ろから見ていい?」
そんな中で、マジックになるわけがありません。
さらに、
「…もう1回やって」
計3度の「アウト・オブ・ジス・ワールド」を見せて、
のんたは退散しました。
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これ、全ては当時ののんたが悪いんです。
いちばんの原因は、のんたがマジックの目的をはき違えていたこと。
マジックはマジシャンが賞賛をあびるためにするのではなく、
観客を楽しませるために、しなくてはなりません。
そして、マジックはパズルではなくて
「驚きをつくりだす技術」なんです。
そう考えれば、同じマジックを2回演じるという失敗もしなかったでしょう。
2回目は1回目と同じように、観客を驚かせ、楽しませることはできません。
この出来事で、すっかりマジックに嫌気がさしたのんたは、
しばらくマジックから、遠ざかることになります。
つづく…
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2009-03-15 05:03
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だからその魔法を自ら解いてはいけないわけですね。
解かれてもなお、魔法であることはありますが・・・
(マクドのストロー・・・どうやってもできない。魔法だ
ぽちぽち。
マクドのストロー、覚えてて下さってうれしいです!
私の場合、まず妹に見せていましたが、身内はダメですね。
ネタを見抜くことだけに集中して見られてしまいます。
もう一度やって、は必ず来ますね。
冷静にそれを拒否しないといけないのですよね。
そうですよね。身内は難しいです。
遠慮がないですもんね…(笑)
ぜひ、またマジックやってください。
マジシャン友だちが増えると楽しいですから!