ニックネーム:レスカルゴ(KATATSUMURI)
都道府県:東京都
フリーランスのデザイナーです。独立後は美容、食品関係のお仕事を多くいただいていますが、建設会社や医療関係なども経験してきています。またアミューズメントやレジャーなども得意分野のひとつです。WEBデザイナー、コピーライターとのチームでホームページ企画制作も。

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バイオグラフィー
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2009年09月17日(木)
アイ・ウェイウェイ展

気づいたらもう秋。いつものことですが、月日の経つのははやいですね。
今年のお盆前後はバタバタしていたのですが、週末一日だけ休んであちこち出かけました。すごーーく前の話なのですが、この日訪れた展覧会はまだ開催中なのでご紹介です。

六本木の森美術館で開催中のこの「アイ・ウェイウェイ展」、休日の最初はここからでした。作品保存の講義での見学だったので自分で選んで見にいったわけではないのですが、これが思いもかけず(といったら失礼なのですが)とても面白いものでした。

アイ・ウェイウェイというのは有名なところでは北京オリンピックスタジアム設計にも関わった中国のアーティスト。大きな立体作品を中心に空間そのものを楽しめるように展示されていて、その一環なのか、一定のルールに従った写真撮影がOKなので、あちこちで写真を撮る姿が見られました(もちろん私も、講義が終わったあとで撮ってまわりました)。

入って最初に目につくのが大きな茶色い立方体。これがウーロン茶を固めてつくったものらしく、鼻を近づけると香りがします。他にもいろんな角度から観たり、感覚的に楽しめる作品があちこちに。

作品保存のテーマに沿って、輸送中にカビが生えてしまったなど裏話をききながらの、とっても贅沢な鑑賞でした。保存には素材の話が関わってくるので、その流れで、中国では古いお寺が壊されて、その廃材が捨てられている(それを使って大きな作品をいくつもつくっている)とか、古い壺などはネットで売られている(それを使った作品も多数)とか、作品と、中国での価値観と、そこから来る日本では(おそらく他の国でも)考えにくい作者の独特な素材の扱いやその意図など、耳新しくて興味深い話ばかり。気づくと生徒じゃないのに、何気なく近寄ってきて聞いてる人もちらほらと。

この美術館は六本木という場所柄や展望台と共通のチケットになっていることから、普段美術館に足を向けないような人も多く訪れる(観光などのついでとか)とのことで、客層が違うんだそうです。そういえば、この日も親子連れが結構いましたが、子どもたちも騒ぐことなく、それなりに楽しんでいる様子。もしかしたら普通の展覧会よりも、ウーロン茶の家や大きな器に盛られた大量の真珠など、理屈抜きで面白いと思えるのかも。むしろ大人が作品に触ってしまって注意される一幕を目撃しましたが、美術館での鑑賞に慣れていず、つい触ってしまう人は多いそう。

展示(→保存)という観点からは、大きな、そして特殊な形や素材の作品を、前述のように慣れない人が触ってしまったり、子どもがぶつかる危険も踏まえて、いかに会場に固定するかで、いろんな苦労や工夫がされているとのこと。固定の方法で作者と相談、なんてこともあったそうです。もしいらしたらそういう視点で見ると、さらに面白いかもしれません。(でも、くれぐれも触って確かめたりしませんように!笑)

美術館での講義のあとは一ヶ所寄ってから、今度はコピーライターの友人2人と、フラメンコを見に西日暮里へ。先日発表会に出演したMさんのオススメのお店で、もう1人は発表会を一緒に見に行ったTさん。当然、話題はフラメンコの衣装や練習の仕方を根掘り葉掘りから始まって、スピリチュアルものまで幅広く。朝の静かな美術鑑賞から夜のフラメンコまで、一日限り、でも充実した楽しい夏の休日でした。


「アイ・ウェイウェイ展−−何に因って?」 六本木、森美術館

つれづれ日記 
 Tさんのブログです。後半、フラメンコのお店についてはこちらもどうぞ。




作家:アイ・ウェイウェイ
この写真は「クリエイティブ・コモンズ表示・非営利・改変禁止2.1日本」ライセンスでライセンスされています。

(写真をブログで使うにあたってはクレジットを入れるのが決まりだそう。ルールに則って表示してみます)

一番上はウーロン茶の家。ウーロン茶のブロックが積み重なって出来ています。他にも廃材を組み合わせるものなど、なんと日本に持ってきてから組み立てるそうです。大変!下に敷き詰めてあるのもウーロン茶。この付近はすごく良い香り。
2009-09-17 17:18 | 記事へ | コメント(0) |
| イベント / 習い事 |
2009年08月23日(日)
国際子ども図書館
講座の続きで上野の子ども図書館に行きました。

ここでは明治に建てられた建物ごと(!)持ち上げてあとから設置したという免震装置と、屋根裏の補強を見せていただきました。普段は入ることのできない、曲がりくねった細い通路を障害物を避けながら通っての見学に一同ちょっとした探検気分。建設会社のパンフレット制作の経験があるので、免震装置は写真などですっかりおなじみだったのですが、実物を見るのは初めてです。懐かしいような、感慨深いような。しかもパンフレット制作当時は新しい建物に設置する比較的新しい技術だったのですが、これは既存の建物にあとから、という話に心の中で「おおお〜〜立派になったねえ」とちょっとおかしな誇らしい気分にも。

屋根裏のほうは古い建物に手を入れたのがもっとわかりやすく、木の古い梁に鉄筋などで補強を加えている様子が見学できました。隠れたところにれんがの壁があったのですが、これが良い具合に古びていて(なにせ明治なので!)、これが表に出てれば撮影のバックに良いのにな〜〜〜等とつい職業病が出てしまいました。

建物自体は帝国図書館として建設された明治、その後増築された昭和初めの雰囲気を残したまま改修されていて床や柱、天井などなかなか素敵だし、美術館等が集まる一帯から少しはずれた場所にあるので、とても静かで落ち着いています。古い本が保存されている書庫も見せていただいたのですが、戦前の紙芝居から子ども向けの本や雑誌(付録も!)がたくさんあって、18才以上なら閲覧可能とのこと。いかにも面白そうなので入ったらなかなか出てこられないかも。。。


国際子ども図書館 
 床下や屋根裏に入れるかどうかは?ですが、
 たてものコース、としょかんコースの見学ツアーも行っているとのこと。


手前のエントラスのガラス部分。左右があいているのに
正面が自動ドアかと思ってうろうろしてしまいました(恥)。

2009-08-23 02:05 | 記事へ | コメント(0) |
| 習い事 |
2009年08月04日(火)
アロマテラピー講座

道端にたくさんのひまわり。夏ですね!

習い事やセミナーなどで新しい話を聞くのが好きなのですが、最近まめにチェックしているのは区や地元の大学などが主催している講座や講演会。抽選というものも多いですが、最大のメリットは参加費が安い(無料というのも多い)こと。それからなにより会場が近いこと。若干の当たり外れはあるものの、普段行かない施設、例えば大学などに入れるというのも楽しさのひとつ。
地元の公共施設のHPや区報、図書館に置いてあるチラシなどでチェックします。特に図書館は情報の宝庫。

今回はやはり図書館のチラシを見て往復ハガキで申し込んだ「アロマテラピー講座」に参加してきました。抽選で、参加費は材料費として200円。場所も歩いて近くなので、さっと行って帰ってくることができます。会場はなんと高齢者センター。まだまだ関係ないところと思ってノーチェックだったのですが、高齢者以外でも参加できるプログラムを時々企画しているようで、それも発見でした。

場所柄もあってか終始和やかムード。セラピストの先生はボランティアだそうですが、2人体制でなかなか贅沢。基本のお話、様々な利用法についての説明に続き、参加者同士でおしゃべりしながら10種類の香りを試して好きなものを選んだり、自分たちでバスソルトを作ったりと、短い時間の割に充実の講座でした。

夏前後は特にいろんなところで企画があると思うので、ご興味のある方はぜひチェックしてみてください。土日や夜の時間帯のものも探すと結構みつかります。

2009-08-04 14:30 | 記事へ | コメント(0) |
| 習い事 |
2009年08月03日(月)
東京国立博物館

東京国立博物館へ行ってきました。

博物館や美術館など現場を見ながら教えていただくセミナーで、今回は校外での1回目。展示品そのものではなく、劣化を防ぐ展示法等についての講義なので私たちが見るのは展示品ではなく、ケースや台、照明、空調その他。ちょっと奇妙な一団です。

講義はまだ続くので、そちらの話はまた改めてさせていただきますが、上野駅を出て噴水を通り過ぎて向かううちに、そういえば“国立博物館って入った記憶がない”ということに気づきました。この近辺の美術館は最近はわりと訪れているのですが、「国宝 阿修羅展」も逃してしまったし。正門を抜けると中に池のある庭があり、囲むようにして本館をはじめ、平成館、法隆寺宝物館などいろんな建物があるんですね。ちょうど雨がちでベンチにも座れなかったけれど、お天気の良い日なら休憩しながらゆっくり散策にも良さそう。実際カップルで来ている人もちらほら見かけました。
東京都美術館や西洋美術館に直行してそのまま帰ることが多かったのでろくに見ていなかったのですが、向かう途中の噴水あたりも木々が鬱蒼としていて、こんなだったっけと若干の驚き。博物館の建物も古くて立派で美術館とはまた違った趣で新鮮でした。

染付展での講義が解散したあと、今度はひとりで展示そのものを見るために再入場。そのままを展示するだけではなく、食材を盛った様子や、朝食などのセッティング、茶室全部で見せる展示や様々な塗りの器をさわってみるコーナーもあってなかなか楽しい。見ている人もひとつひとつじっくりというより、気に入ったものの前で足を止めて、という感じでゆったりといい雰囲気。私自身は小さな小さな小物入れのようなものや、うさぎの模様の絵柄がいくつもあったのですが、それがかわいかったりモダンだったり大胆な構図だったりして気に入りました。それとなんとなくハクション大魔王を彷彿とさせる壺も発見。

でもそれより感動したのは、平成館の中をうろうろしているうちに見つけた考古展示室。イメージしていたよりずっと大きな銅鐸や埴輪、和同開珎など、昔教科書で見たことがあるようなものがこれでもかというほど惜しげもなくズラリ。国宝もあり、まさに宝の山。入るといきなり、見事な土偶(クリックすると拡大、前後左右の珍しい写真が見られます)がドン!と展示されていてしばらく見とれてしまいました。

印刷物の小さな写真でしか見たことのないものが、手の届くところに(もちろんケースに入っていますが)あって、今見ているのが私一人というのがすごく贅沢な感じがしたのですが、実物を見ると遥か昔のひとがつくったとは思えないほどとっても良くできていてなんとも言えない迫力がありました。土偶をはじめ、縄文時代の出土品は直接感情に訴えてくる気がします。

名画を集めた展覧会もいいですが、こういうのもたまには良いですね。東京国立博物館ではこの他に、「伊勢神宮と神々の美術」の特別展も開催中です(2階のショップには伊勢神宮絡みのものが盛り沢山!)。

東京国立博物館 
 ●特別展「染付−藍が彩るアジアの器」9月6日まで 
 ●日本の考古(平成館)

2009-08-03 13:45 | 記事へ | コメント(0) |
| イベント / 習い事 |
2009年03月23日(月)
加圧トレーニング
3連休中にキャンペーンがあったので、加圧トレーニングを体験してきました。

予定時間の前にストレッチと軽いウォーキングでウォーミングアップ、そのあとトレーナーの方と合流して15分のお試しコースが始まりました。カウンセリングをしてから、まずは脚の付け根にバンドを巻き付けます。最初なので少しゆるめにとのことでしたが、痛みやしびれはないものの、しっかりとした圧迫感。座ったまま慣らしの運動をして立ち上がり、マシンへ。歩くととても変な感じで、まるで自分がロボットみたいになったみたい。

加圧トレーニングはこのバンドで血流を制限することで、軽い負荷、短時間でも効果的にトレーニングできるというもの。この日もいつものマシンとかぶっていましたが、効果はかなり違うはず。

途中途中で加圧トレーニングの説明もしてくれます。成長ホルモンが大量分泌されるので、脂肪燃焼や筋力アップ、コラーゲン、ヒアルロン酸の育成にも効果があるとか。肌もキレイになるし肩凝りなどにもいいそうです。・・・それはすごい。「どれを期待しますか?」との問いに選べず、思わず「全部」と答えてしまいました。

但しその中でも机に貼り付いているので筋力アップがまずは一番の課題、さらに肩凝りも職業病と伝えると、「じゃあ、肩凝りに良いトレーニングもしましょう」と今度は腕の付け根にバンドを巻き付けます。再び座ったまま軽い運動をして、今度は上半身。マシンがあいていなかったので、フリースペースで軽いダンベルを持ったり、何も持たずにトレーニング。いつもはマシンの使い方に沿ってやってるだけなので、なんだか新鮮です。

プロの格闘家でもあるというちょっと強面の方でしたが、運動に縁のなかった私向けに、藤原紀香や杉本彩もだいぶ前から取り入れていることや、年齢に関係なく効果があること、このあとに有酸素運動をすると効果が大きいことなどいろいろお話ししてくれました。15分という短い間でしたが、きちんとトレーナーについてもらうとモチベーションも上がるし、やり方もきちんと確認できてその点でもメリット大。

週に2度くらい続けると効果が大きいみたいなのですが、予算や時間の関係もあってなかなか難しい。1ヶ月に一度とかでも効果はあるんですか?と聞くと、微妙な顔をされてしまいました。でも成長ホルモンを分泌させるという観点から言うと、それでも効果はあるでしょうね、とのこと。機会があったら集中して受けてみても良いし、たまにモチベーションを上げにパーソナルトレーニングを受けても良いなと思いました。
2009-03-23 14:06 | 記事へ | コメント(0) |
| 美容、健康、ファッション / 習い事 |
2008年12月09日(火)
紙・・・?
先日の紙すき体験の時につくったものが届きました。

乾いたら意外と良いのかも〜という期待はむなしく、つくった時のとっちらかった印象のまま(笑)。それでも楽しかった気持を思い出して妙に愛着を感じるのでした。

そのまま撮るとあまりに情けないので、先日購入したロクシタンのハンドクリームのチューブを置いてみました。左ははちみつ&レモン、右はローズ。冬の必需品です。

2008-12-09 21:15 | 記事へ | コメント(0) |
| 習い事 / イベント |
2008年11月27日(木)
紙すき
お客様でもある友人Iさんと紙のセミナーに行ってきました。

午前中は金銀の紙の種類や構造について。構造による仕上がりの違いやリサイクルできるか否かなど、いろいろ学べました。ゲスト講師が製紙会社の方だけあって、別注で生産してもらう時の流れや具体的な話も興味深く、会社案内もいただいて拝見できたりとなかなか新鮮。

ランチのあとは、特別企画の紙すき体験。最初に紙の基礎知識のお話をうかがったあと、実習に突入。さすがにデザイナーや印刷関係者だらけのこのメンバー、まぜものやトッピングに興奮気味。知らない者同士も材料の入ったコップをのぞきあい、あれこれワイワイ言いながら楽しいのなんのって、皆もう夢中です。

私は思いつきで加えたトッピングが裏目に出て、もはや紙とは思えない妙な仕上がりになっていましたが、皆さんお上手!個性的で色とりどりの紙が台に並び、それを見ているだけでも楽しめます。紙がどういうものでどうやってできているのか実感もでき、充実の一日でした。

ところで、午後の部が始まった時に、この寒いのに一番前に半袖Tシャツ一枚の人がいる!と思っていたら、デザイナーTさんでした。私以外は初対面でしたが、全部終わったあとに3人で喫茶店に入り、仕事のことやTさんが企画に関わり先日出版された2冊の本「世界はいっしょにまわってる」 「そのときあの人はいくつ?」の話をひとしきり。

こうやって人の輪、もしかしたら仕事の輪が少しずつ広がっていくのも、外に出る、いろんなところに首を突っ込むことのステキな副産物。メインの産物、出来上がった紙は乾かしたあと、送ってくださるとか。見たいような、見たくないような(笑)。








茅場町付近はレストラン欠乏状態!?やっとみつけた喫茶店のランチは、やけに充実。ベーコンエッグサンドは絶品でした。プレートはビックリするくらいの大盛りで、ナポリタンだけでも1人前以上。携帯電話のカメラでは入りきれません(汗)。コーヒー付きで900円。
2008-11-27 23:40 | 記事へ | コメント(0) |
| イベント / 習い事 |
2008年01月20日(日)
印刷表現のユニバーサルデザイン
トークイベントに行きました。テーマは「印刷表現のユニバーサルデザイン」。ちょうどシニア向けの販促物を2つ制作中なので、私にとってはとてもタイムリーなテーマです。

凸版印刷の方がレクチャーしてくれたのですが、今まさに進行中の制作物で問題となっている、文字の大きさや色の組み合わせの話が具体的に聞けました。見た目も大事にしながら、内容がきちんと伝わらなければ、といつも心がけてはいるのですが、高齢や障害によってどういうふうに見えてくるのか、また、どこまで気を遣ったらいいのか、調査をもとにした数字を具体的に示してもらったのは初めてでした。

シニア向けの制作物の時にかならず問題になるのが文字の大きさです。ただひたすらに、大きく、と要求されることも多いのですが、文字が大きくなるということは限られたスペースの中では情報量が少なくなるということ。また、当然文字の面積が大きくなるので圧迫感が生まれてしまいます。

こういうことは、その度に説明はしてきましたし、それで納得していただけるお客様も多いのですが、たいていはどこまで大きくするか何度もサンプルを出したり、情報量との微妙な駆け引きが行われます。ここで調査で出てきたこの大きさなら良しとされる具体的な数字を示せれば説得力が増すに違いありません。

また、色の見え方については、考慮したいと思っていても、どう見えるのかがわからなければ考慮もしようがないのですが、ここでは緑と赤が同じように見えてしまう人もいること、グラフを作る時もちょっとした工夫で見えやすくすることができること、などを教わりました。グラフの色わけについては今まであまり意識してこなかったので、早速今後に生かしていきたいと思っています。
2008-01-20 17:51 | 記事へ | コメント(2) |
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2007年11月21日(水)
紙のセミナーとわら半紙の思い出
紙のセミナーに行ってきました。

一日だけのミニセミナーだったのですが、どれも興味深い内容だったので本についてといろいろな実例についての2時間分を申し込み、午後の間ずっとお話をうかがいました。

いつもはやはり、そこそこ高級に見えるけれどリーズナブルな紙を求められることが多く、ファンシーペーパーと呼ばれる高級な紙をいろいろと試す機会はなかなかないのですが、それでも突然それを要求される時や、変わった印刷効果を求められることも時々あります。そして、そういう時はたいてい急ぎ。なので、こういう機会があれば積極的に参加して、少しでも情報を仕入れるようにしています。

それぞれ勉強にもなり面白かったのですが、印象に残っているのは実際の仕事とはあまり関係のない話。昔のわら半紙は新聞用紙の損紙でできていたということ。今はそれが出ないので、わら半紙がないのだそうです。

わら半紙、いつ頃から見なくなったのか。というよりも私が使わなくなったのがきっと先ですね。

子供の頃は普通に近所の店でわら半紙を売っていて、よく買っていました(でも個人的には何用に買ってたのかはイマイチ覚えていません・・・置いてあった棚まで覚えているのに。)。粗い紙でしたがそれが一番チープな紙というわけでもなく、片面印刷の折込チラシを集めて折り返してホチキス留めでノートにし、お話や絵を描いたりもしていました。思えばあれが原点だったような。

紙について、改めて新鮮な気持でいろいろ考えた一日でした。


2007-11-21 00:30 | 記事へ | コメント(0) |
| 習い事 / イベント |
2007年11月07日(水)
トロンプ・ルイユ

しばらく前から某カルチャースクールで「フランス美術史」の講義をとっています。これが思いのほか面白くてやめられません。

ルーブルで学んでいたこともある先生が、政治や宗教と深く関わっている美術の歴史を、当時の風俗や時代背景も交えて、時には脱線しながら話してくれるので、とても楽しいのです。

白状すると今まで「あまり面白くない、茶色っぽい絵ばっかり(我ながらあんまりな感想です)」と密かに思っていた中世の絵画も、モチーフの意味や構図の特徴などを知ると全く違って見えてきます。

それにその頃の画家って立場や仕事のすすめ方など、意外と現代の私たちデザイナーと似たところがあるのですね。受注の苦労や注文主の目的にあうようにあれこれ考えるところなども、他人事とは思えません。

画家が作品に求める効果も、デザインする時に意識することと共通することも多く、構図、アングル、手法なども、説明を聞くと「あれ?こういうことって今は普通にやってることだけど、当時は新しかったり流行だったりしたんだなあと、とても新鮮。

この夏制作したファッションカタログ。その刷り上りにも思わぬ発見が。始めて1時間くらいのパーティの散らかった感じを出したかったために、テーブルの上からはみ出したノートやお菓子の袋。

こういうシーンってどこかで見たことが。

講義で頻繁に出てくる、トロンプ・ルイユと呼ばれる技法と似ています。描かれたテーブルからフォークやナイフなどの食器がこちら側へはみ出たりしているのがわりと定番。先生にきいてみると、トロンプ(Trompe=だます)・ルイユ(l'œil=目)で、日本語では目だましとか錯視法とかいうそうです。

2次元の世界に3次元を表現する、また、それを描くだけの技術を持っているという画家自身の力の証明でもあったとか。写真では描く技術云々とはいきませんが、空間の広がり、奥行き感という点で効果を上げているといえると思います。

あとでネットでちょっと調べてみたら、トロンプ・ルイユの考え方は、のちにシュールレアリスムに多く取り入れられていったようです。長い長い間に、試行錯誤、流行や再発見を重ね、発達してきた美術の歴史のなかに、もっと他にもいろいろなヒントが隠されているかもしれませんね。


2007-11-07 01:36 | 記事へ | コメント(0) |
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