先日、他界された大和明氏。bobさんのエントリで紹介されていたのがきっかけで、氏の著書である「ジャズ / 歴史と名盤」を最近手にしました。残念ながら絶版のようなので、古本を入手しました。

モダンジャズ中心の自分には、スイング時代の記述に特に興味をひかれました。
〜この録音順に収録されている三十六曲のビリーの歌を鑑賞していくならば、一流の器楽奏者のアドリブに劣らないジャズ的センスに溢れた、内容豊かな見事なフレージングによって、その歌のオリジナル・メロディを超越していく冒険をやった初期の器楽的唱法時代から、歌詞内容の伝達を従来以上に重視し、表現力の深化を目指した全盛期に入っていった彼女の偉大な音楽的過程が浮かび上がってくるだろう。〜
(〜部は,同書 p114 から引用)
この一文を読んで購入したのが「ビリー・ホリデイの肖像」(CBS 36AP 1507~8)
三十六曲を聴き進めていく上での案内役であるライナノーツ、これも氏が担当されています。著書の続きを読むような感じで、演奏にまつわるエピソードなどを知ることが出来ます。もちろん、耳で楽しむのが第一でしょうが・・・

本書と共に楽しませてくれているのが、JENSENです。70年前の録音を良い雰囲気でプレイバック。ビリーの歌声にプレスのオブリガートが優しく寄りそう。その空気感が、たまらなく心地よいです。
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