惚れ直したぜ!
その次の夜、主人が元気がない私を見かねて「猫、見に行くか?」と言ってくれた。
「今から?」「行きたくなかったらええけど・・・」
晩ご飯を終えて10時も過ぎていた。
慌てて、厚手の服に着替え、懐中電灯片手に駆けつけた。
山って都会では信じられないくらい夜は暗闇に包まれる。
何が出てきても不思議ではないくらい不気味。肝試しみたい。ひぇ〜!
寒さも肌にしみる。
ようやく、伯父の家にたどり着き、ギシギシ軋む戸を明けたがいつものように走ってこない。
どうやら警戒してるらしい。
そっと探し回ると例の場所にうずくまっていた。
私たちを確認すると慌てて駆け寄り、主人の懐にすっぽり潜り込んだ。
主人を少し警戒していたのに、迎えに来てくれたと勘違いしたのかすっかり落ち着いている。
びっくりしたのは主人でまんざらイヤな様子もなく、むしろ嬉しそうだった。
その夜を境にほぼ毎晩のように猫を見に連れて行ってくれた。
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2005-04-06 22:30
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『はじめまして。クロ』物語 |
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