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■何も決められない国会が、開店休業の状態って、なに?
4月26日のフジテレビが「民主党元代表・小沢一郎被告裁判 午前10時に東京地裁で判決へ」のニュースを報道していました。
民主党元代表・小沢一郎被告(69)が、政治資金をめぐり強制的に起訴された裁判の判決が、26日午前、東京地方裁判所で言い渡される。
小沢被告は、資金管理団体による土地取引をめぐり、収支報告書にうその記載をしたとして、検察審査会の議決で強制的に起訴された。
判決の焦点は、うその記載について、小沢被告と元秘書との間に「共謀」があったかどうか。
東京地裁は、小沢被告の関与を認めた元秘書の供述調書について、「検事の脅しがあった」として、大部分を証拠採用しない決定をした。
これに対して、検察官役の指定弁護士は、間接的な証拠を積み重ねて立証し、「共謀は明らか」として、禁錮3年を求刑している。
(一部抜粋、引用は以上)
テレビ朝日の情報番組に元検察官が出演し、裁判の焦点などを解説していました。
その中で、「政治資金規正法のこの裁判というのは、形式犯の裁判なんですよね」と言っていました。
番組の司会者が、「形式犯って何ですか?」と尋ねなかったので、番組ではスルーされてしまいました。
形式犯とは、「実質犯」の対語です。
たとえば、車の運転に関して、「運転免許を取得していない」のが「実質犯」です。
それで車を運転すれば、無免許運転であり、なにより、事故を起こす危険性大です。
一方、形式犯とは、運転をする際に携帯を義務付けられている免許証を携帯しなかった場合、専門用語では「免許不携帯」といいますが、それが形式犯です。
その人物は、車の運転に関して、資格は有しているが、その時点で免許証を身に着けていなかったという罪です。
免許不携帯には、社会に対する“実害”は、ほぼありません。
情報番組の元検察官は、こう説明をすべきだったのです。そして、司会者もそれを引き出すべきでした。
2009年に政権が自民党から民主党へ移ろうとする時、検察は、特に東京地検は、小沢氏を建設会社からの収賄で逮捕しようとやっきになり、秘書を逮捕したりして、行動を起こしました。
民主党が政権を取ったら、民主党の議員が法務大臣を務めることになり、捜査がやりにくくなると考えたのでしょう。
そして、世論を煽るため、読売新聞などに捜査情報を連日、流しました。
たとえば、「逮捕した石川議員の押収物である手帳の中に、賄賂が手渡された日の予定に、“ホテル”の記載がある」というような情報です。
賄賂は、紙袋に詰めてホテルで手渡したと検察は決めつけていたので、「これは確かな証拠だ!」と読売新聞は書きたてました。
しかし、後日、紙袋を手渡したとされる建設会社の社長が、「そんなことを言った覚えはない」と否定、手帳にもそんな記述はなかったことが明らかになりました。
捏造情報でした。
読売新聞も東京地検に踊らされた“被害者”なのです。
もっとも、読売新聞の方でも、ジャーナリズムの基本に戻り、ダブルチェックをしてから報道するという「裏取り」さえしていれば、恥ずかしい記事は書かなくて済んだのです。
ということで、本日(26日)午前10時に小沢氏の判決が出ます。
もし、無罪となれば、それは読売新聞にとっても大打撃。
なぜなら、2009年夏の総選挙で、民主党は勝利して、政権を自民党から奪いますが、小沢氏の「政治とカネ」問題などで、翌2010年の参議院選挙で大敗します。
この原因は、新聞による「小沢はクロ」報道の影響が大きいのです。
そうなのです、「何も決められない“ねじれ国会”」は、読売新聞が主導して作り上げたようなものです。
それは、世論操作の枠を超えた、「日本の政治を捻じ曲げる」キャンペーンでもありました。
もう少し読売新聞に見識とビジョンがあれば、こんなことにはならなかったでしょう。
小沢氏の判決は、読売の報道体制への判決でもあります。
心して、聞いてください。
そして、もし、「無罪」と出たなら、しっかりと反省をしてください。
いま、日本は明治維新、第二次大戦の敗北以来の国家の危機に瀕しています。日本の現状を正しく国民に伝えることが、国民の意識を変える最優先事項です。
新聞メディアの果たす役割は大きいのです。
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