チューリップ賞勝ちのハナズゴールが回避したものの、現状ではほぼベストのメンバー構成。昨年からの有力馬がステップレースでそれなりの結果を残して参戦しており、波乱的な要素は比較的少ないめずらしい年と思える。上位人気をボックスで買っておけばとりあえず何とかなりそうな感じもする。
今年の主要レースの勝ちタイムを見ると昨年の阪神JFが1.34.9、フィリーズレビューが1.22.8、クイーンCが1.36.6、チューリップ賞が1.35.5、フラワーCが1.53.3、アネモネSが1.39.6。グラワーC、アネモネSは共に重馬場での結果なのでタイムは参考にならないが、他のステップレースでも速い時計はほとんど見られない。これは各馬がそれぞれ底を見せていないという事と、ただの短距離馬ではない事を示している。
こうなるとどれだけ阪神1600mに適しているかというのを過去のレース振りから判断するしかない。
とりあえずステップレースの内容からして脚を余して負けた感のあるジェンティルドンナを中心にしてみたい。
そのチューリップ賞4着は傍から見ると力負けに見えるが、実は中間の熱発の影響と最内枠の影響で直線で前が壁になって中々進路を確保できず、ようやく抜けたと思ったらゴール前100m付近で時すでに遅しという内容だった。シンザン記念で牡馬を負かした実績と、そのときに記録したタイム1.34.3はメンバーの中でも持ち時計最上位なのは後押しできる材料だし、ちょっと掛かるような感じを見せていて逆にそれが1600m向きという風にも捉えることは出来る。
あとは阪神JFの上位組との力関係がカギにはなるが、阪神JF優勝馬のジョワドヴィーヴルとはチューリップ賞で0.1秒差。お互い本調子ではなかったと考えれば、阪神JF組との力関係は問題にはならないだろう。
ジョワドヴィーヴルの前走(チューリップ賞3着)は意外な内容だったが、本番前で余裕残しの仕上げでしたと言われればそれまで。追ってからの反応が鈍く、阪神JF時とは全く異なっていた。叩いての上積みは当然見込めるし、大外枠なのが逆に思い切って外差しに徹する事ができるのはプラスだろうか。
サウンドオブハートも過去のレース内容からみるとマイル向きの印象あり。紅梅賞で見せた末脚からもしっかりと折り合って直線進路を確保できれば十分に勝機はありそう。後はレース振りが大人びて堅実ぶりが目立つアイムユアーズ、レース内容的に人気になりにくいタイプのエピセアロームも内枠はプラスになる可能性が大きい。
穴は前走は道悪に泣いたが1600mで1分34秒台が2回あるのは強みのトーセンベニザクラだろう。
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2012年4月7日 14時50分
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今年は新しくなった中京競馬場での開催。2010年までとは若干違うコースになるだけに、過去のデータがどこまで通用するのかが問題。なにしろ直線の半ばに坂が出来た影響はどこまであるのかが一番気になるところ。
あくまで個人的な感想だがTV中継などを見る印象から東京競馬場と同じような雰囲気があると思う。さらに直線の坂については、各馬(各騎手)最後のが坂を意識している分だけかなり余力を残すように心がけて乗られている気がする。そのせいか先行馬も意外と残っているし、差し馬も勝ち切れないシーンも多々見られている。また短距離戦では各馬仕掛けのタイミングが一致してしまう影響だろうか、2010年までと同様に4角ではかなり馬群が固まる傾向があり、大外を回すとかなりの距離ロスが生じるレースが多い。差し馬でも大外を回すのは避けたいところだろう。また開催が進み内枠も馬場が荒れてきているので、単純に内枠有利だとも言い切れない状況ではある。
各馬の枠順を考慮にいれるが、コース云々を抜きにした場合でも1枠1番のロードカナロアの能力は飛びぬけていると見る。とにかく着差がつきにくいとされる短距離戦で2着に0.2秒差(約1馬身半)以上をつけての5連勝中だから文句なし。決して差し馬ではないだけにコースロスの少ないこの内枠もプラス材料で、有力馬のほとんどが外枠に行った分だけさらに有利になった感じがある。荒れた馬場も血統的背景からもそう問題にはならないだろう。ただ唯一の不安点は坂のあるコースと左回り実績がない事。坂に関しては今までのレース内容を見ても、ゴール前の脚色や後続に0.2秒差以上をつけている点を考えれば大して問題ないと見れる。左回りに関しては経験がないだけに何とも言えないが、大きく崩れないことを願って本命に指名。
相手候補としてはいろいろ揃っているがどれも決め手に欠ける印象。そこで連勝の勢いと左回り実績、さらに多少なりとも時計のかかる馬場になれば一発さえ有り得る・・・と見えたサクラゴスペルを対抗に抜擢。
実績的にはカレンチャンなどは本命、対抗候補筆頭だが、牝馬だけにこの時期は少し評価を下げたい。サンカルロは大外枠がちょっと…。好走時は内々を立ち回って直線で馬群をうまく裁くタイプなのでこの大外枠では少し割り引きたい。ジョーカプチーノも同じく大外で評価を下げた。左回りで直線の長くなった中京の1200mはベストの条件だけに期待はしているが…。
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2012年3月24日 14時19分
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今年はグランプリボスなど芝からの転戦組などがいるが、基本として昨年からのダート界の勢力図に変わりはないように思える。この捉え方だと昨年の覇者でもあるトランセンドであったり、JCダートで2着のワンダーアキュート、同3着のエスポワールシチーがそのままこのレースでも…と考える事ができる。最近のフェブラリーSはJCダート、東京大賞典からの直行組が圧倒的優勢(本来は川崎記念も含まれるが今回は川崎記念からの参戦馬はいない)で、先ほど挙げた3頭はデータ的にも後押しが可能なのも強みだろう。
しかしトランセンドはJCダートに続いて大外枠。行ききってしまえば…という馬だけに思い切って行きたいだろうが、内枠にも速い馬はいるし、何よりも昨年JCダートでの1コーナーでやや強引な一面があったので少し手加減せざるを得なくなる可能性もある(このあたりは強気な鞍上のさじ加減一つだが)。ハナを切らなくても強い馬ではあるが、2番手追走時とハナを切ったときでは競馬の内容に随分と差があるような感じではある。そういう意味でもやはりハナが理想だが、そうなるとこの大外枠がどうなるか。その点が唯一の不安であり、他馬には唯一付入る隙になるはず。
エスポワールシチーは前走のJCダートがトランセンドとは違って好位からの競馬もできるし有利では…?という感じで見ていたが、結果としてトランセンドを追い詰めるどころか突き放されて完敗。1600mへの距離短縮、東京コースに代わってまた違う展開になると期待を掛けたいところだろう。しかし4〜5歳時の抜群の行きっぷりと迫力を知っているだけに、最近のレース振りを見ていると大きな期待を掛けるのは贔屓目に見てもちょっと無理があるように思える。大崩はないだろうが…。
ワンダーアキュートはここ数戦で重賞級からG1級へと変貌を遂げた馬。2走前のJCダートはスタート直後に躓く展開だったが結果として脚を貯める事になり、直線は最内強襲の形で2着。前走は2、3番手追走から最後はスマートファルコンを追い詰めるなどどんな展開にも対応できそうなのは強み。だが言葉は悪いが、このどっちつかずの脚質が少し不安。今回は直線も長いし、脚を貯めるほうが爆発力がありそうな気がするのだが。
ダノンカモンはもう言い訳はできない正念場。今回はやや外目の絶好枠でこれでダメなら…という感じだろう。だが相手関係がさらに強化されてるだけに強気に推せない。
以上のように人気馬に付入る隙が十分にあるのではないか?という視点から2枠3番のシルクフォーチュンを狙う。
とにもかくにも末脚の安定感は抜群で、さらに切れ味も鋭い。前走の根岸Sで上がり34.9秒で後方一気で差し切ったのは印象的だが、前走までにダートでの上がり34秒台を7回も記録している。その前走でダノンカモン、テスタマッタなどの馬を一気に差し切ったのだから今回も候補の一角を担ってもいいはずだし、昨年秋の東京1600mで行われた南部杯で勝ち馬トランセンドから0.1秒差の3着だからある程度の期待はかけれる存在だろう。確かに距離はぎりぎりのラインだし、展開次第の一面もあるし、何よりこの内枠から最内強襲にせよ、大外に回すにせよどう馬群を裁くかという問題もある。しかしG1を制している馬相手にはこの馬くらいのインパクト(破壊力)がないと太刀打ちはできないだろう。
相手は実績のある馬を中心にして馬連、3連複と手広く流したい。
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2012年2月18日 15時09分
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今や有馬記念の優勝賞金は2億円。5着でも2000万円という賞金が取得出来るためにここに挑む陣営の本気度も一昔前とは異なる。その為かかつては有馬記念が秋4走目という馬が多かったが、ここ数年は4走目となると疲労度の問題を意識してかぶっつけで天皇賞秋に臨んで、ジャパンカップ、有馬記念というローテで秋3走目という馬が多くなってきた。
やはり疲労度(目に見えない部分も含めて)は重要なのだろう。
あとこのレースでは道中の位置取りとコース適性も重要。過去の例を見てもコース適性のある馬は位置取りに関係なく(ほとんどがマクリ気味に)来るが、コース適性、実績のない馬が有馬で好走するパターンは決まって先行策が功を奏している。
1人気濃厚のブエナビスタは昨年と同じローテで秋3走目。今回で引退となるが今まで大きな故障もなく牝馬らしからぬタフな一面がある馬で、疲労の問題はほとんど無いのではないだろうか。
ただこの馬の最大のポイントは中山コース適性。一昨年が最内枠から上手く立ち回ったが2着。昨年は後方待機から猛然と追い込んだが届かずに2着。中山はこの2走だけで、戦績は【0.2.0.0】だから適性そのものは悪くないように思える。しかし東京コースであれだけのパフォーマンスを見せられると、どう考えても中山はこなせるという範囲だけで得意とは言い切れないだろう。一昨年のように(枠も当時と同じ最内枠だし)先行して上手く立ち回って…というのが理想かもしれないが、先行してもいつもの脚が使えるかは疑問だし、引退レースという事もありこの馬の末脚を活かす為にも後方待機策に出る可能性の方が高いのではないだろうか。ただ中山の直線はこの馬にとっては短すぎる。どちらにせよ枠順的には中途半端な位置取りは危険で、この辺りは鞍上次第か。
今年の三冠馬が1人気になれない可能性もあるオルフェーブル。こちらも菊花賞TR→菊花賞と来ての秋3走目での有馬参戦。菊花賞での三冠達成が最大目標だったはずで、有馬をピークに持ってくることはちょっと無理があるのは仕方ない。こちらもブエナ同様に中山コース適性が微妙で、本格化前の2歳時に芙蓉Sで2着があるだけ。通常クラシック三冠馬は中山の皐月賞を制しているはずで中山コース適性が疑われる心配はないのだが、今年は震災の影響で東京開催での皐月賞となったのがポイント。あの時期に東京2000mであの結果を残したからこそ早くも3歳世代最強を認められたのだが、対古馬、さらに中山コースが舞台という条件にすると強気に出れないのは事実。兄のドリームジャーニーが中山が得意だったからというだけで適性があると見るのは到底できないし、2歳時の芙蓉Sの内容がとても良かったという訳でもないところが悩みどころ。ただ神戸新聞杯、菊花賞で見せたようにある程度先行できるようになっているのはプラス材料だろう。
トーセンジョーダンも秋3走目(ただし8月に札幌記念を使っているが)。天皇賞の大レコード勝ちはフロック視された傾向があるが、続くジャパンカップでは一転して先行策で2着して能力の高さを見せ付けた。ブエナのように東京コースでのパフォーマンスが物凄い印象なので、中山では…と思いがちだが中山コースは【3.0.0.1】の成績。中山以外でも札幌、函館、福島など小回りコースの成績がよく、コースに関しては得意にしているというのはブエナ、オルフェーブルに比べるとかなり有利。だが天皇賞秋のあのレコード勝ちの反動というか疲れは少なからずあるだろう。そのせいかこの中間の追い切りも若干緩めの印象を受ける。
様々な条件を考えて、春のグランプリホースであるアーネストリーを推してみたい。この馬は今回で秋2走目。前走の天皇賞秋は大外枠から出遅れ気味になり、追っつけて行くとシルポートの作る速い流れに乗せられてしまい直線半ばで力尽きた内容で、敗因はハッキリとしている。今年の宝塚記念を先行してレコード勝ちした内容からもここでも当然好勝負できるはず。肝心の中山実績は【1.0.0.1】で今年のオールカマー勝ちの実績あり。イメージとしては広々としたコースで直線は持続的な脚を使って突き放す感じなのだが、京都内回りの金鯱賞勝ち、札幌記念勝ち、中日新聞杯勝ちなど実際は直線の短いコースを得意としている節がある。とにかく先行して強いだけに、コーナーが多く直線の短い中山は条件的にはピッタリなはず。7枠12番も内枠の馬を見ながら2.3番手を追走しようとするには都合がいいだろう。もしかしたら強気な鞍上の事だから逃げに出る可能性もあり、こうなるとかなり面白いだろう。
秋2走目でとにかく中山が得意なヴィクトワールピサが相手筆頭、疲れ心配も中山適性からトーセンジョーダン、三冠馬の能力を信じてオルフェーブル、中山実績は皐月賞の2着しかないが意外と小回り適性があるのではないかと思えるヒルノダムールまでを候補としたい。
*今年1年間お付き合いありがとうございました。来年度も細々と予想の掲載をしていきたいと思いますので、どうぞよろしくお願いいたします。
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2011年12月24日 16時06分
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このレースは01年からの10年間で7回が1分33秒台での決着。舞台が中山1600mというのもあるだろうが、かなりのスピード勝負の雰囲気があるのをしっかり把握しておきたい。
スピード勝負となると持ちタイムが非常に重要になるが、今年は各ステップレースの時計があまり速くない。
今年はデイリー杯が1.34.9、東京スポーツ杯2歳Sが1.52.7、京王杯2歳Sが1.22.1のタイムとなっている。その他OPクラスでは萩Sが1.48.1、野路菊Sが1.48.7。東京スポーツ杯は不良馬場だったので度外視するとしても、ここ最近ではデイリー杯が1分33秒台、京王杯2歳Sも1分21秒台、その他1800m戦でも1分47秒台の時計が普通となっているだけに、今年の各レースのタイムはやや物足りなさを感じる。
ただでさえ混戦模様で人気を荷う馬の1頭が大外に入ったこともあってかなり難解なレース。とりあえず持ち時計上位の馬を中心にして、近年は東京1400m戦をステップにした馬の好走例が多いこと、そして中山1600mは外枠不利というのを考慮して予想したい。
未勝利戦ながら1600mで1.33.4の時計があるショウナンラムジを中心にして、東京1400mのくるみ賞で1.21.4があるトウケイヘイロー、1600mで1分34秒台が2回あるローレルブレット、最内枠と京王杯2歳Sで2着の実績を買ってサドンストーム、前走は度外視できるクラレントまでを候補として組み立てたい。
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2011年12月17日 14時37分
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