ニックネーム:太田たこす
いわゆる一つの同人オタク。現在の活動ジャンルはアニメ・ゲーム・マンガ(「ぱにぽに」など)のパロデマンガと評論・情報系文章本。元コミケスタッフ(館内担当)

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2011年08月18日(木)
コミケと消防署の力関係
コミックマーケット80三日目販売中止のお詫び 【AKABEiSOFT2 Official Web site】様

上のリンク先の内容を大雑把に説明すると、
企業ブースに出展していた企業が、
消防署の指導で三日目の販売を中止せざるを得なくなったという話。
展示ブースの素材が防災上問題になったという事で、
おそらく「これは燃えやすい素材を使っているのでは?」と消防の査察で指摘され、
それを完全否定することが出来なかったのでしょう。
(企業側は問題ない素材だったと主張していますが、証明ができなかった)
消防署には、防災上の対策が適切でないと判断したら、
たとえイベント当日であってもそのイベントを中止させる事が出来る、
非常に強力な法的権限を持っています。
(これは実は警察にはありません。まあなくても結果的に中止に追い込む事はありえますが)
イベント内の一ブースに対しても、当然その強権は行使できるでしょう。

そんなわけで、コミケット準備会は消防署の査察に対して、
非常にデリケートな対応をしています。

コミケ期間中、ビッグサイトの防災設備の近くは赤いテープで枠が描かれ、
コミケスタッフが「赤枠内で立ち止まらないでください!」
と何度もしつこく言って周り、
立ち止まったり休憩している参加者を排除して周ります。
「少し位いいじゃねーか」「うるせえなあ」と不満に思う人も多いでしょうが、
あれは防災上必要な行為であって、やっていないと消防署から指導が入るのです。
最悪「当日開催中止」を言い渡されても文句が言えなくなるのですよ。
まあそんな事がなくたって、
非常時に防災設備がすみやかに使えないと困るので、
赤枠内での座り込みや長時間の立ち止まりはやってはいけないのですが。

またサークル参加していて、突然スタッフに
「テーブルクロスを床から○○センチ以上離してください」
などと今まで言われた事のなかった指導をされる事があります。
これもその時査察に来た消防署の職員が、
「厳しく指摘する人」だった場合に起こりえる事なのです。
なので「前と基準が違うじゃないか!」とスタッフに怒る前に、
事情を聞いてあげてください。
査察に来た消防署の職員の指導は、
基本的に受け入れて即時対応するしかないのですから。
(甘い人が来ると前は駄目だたったのが大丈夫な場合もあるらしい。
法的な明確な基準に沿ってないのだろうか?と不思議)

以下余談を「続きを読む」内で。

☆余談その1
当日中止に出来ると言っても、
コミケ規模の巨大イベントを当日中止にすると、
返って大事故が起きるほどの混乱を生じかねないため、
そうそうその強権を発動する事はないだろうとは思います。
が、絶対にないとは言えませんし、
そもそも消防署の指導はイベントを安全に開催する為の物なので、
基本的に従うのが筋であろうと思います。

☆余談その2
警察に当日中止の権限はないと書きましたが、
何らかの事件・事故が起きた場合、
捜査の為に中止を要請する事は出来るでしょうし、
それを完全に断るのは社会通念上難しいでしょう。
また事故だった場合、
コミケ開催に必要な重要人物を複数逮捕されるなどして、
結果的に当日中止にせざるを得ない状況になる可能性も否定できません。
2011年8月18日 20時35分 | 記事へ | コメント(0) | トラックバック(0) |
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