ニックネーム:太田たこす
いわゆる一つの同人オタク。現在の活動ジャンルはアニメ・ゲーム・マンガ(「ぱにぽに」など)のパロデマンガと評論・情報系文章本。元コミケスタッフ(館内担当)

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2011年04月24日(日)
コミケで災害発生時に一般・サークルはどうするべきか?
こちらのエントリの続き的内容。
前回「…コミケや同人イベント参加中の災害発生時にどう動くか?
なんて話もしておいた方がいいのですが」と書きましたが、
「コミケで災害発生時にどうするか?」と一口に言っても、
コミケ会場は広く場所によっても状況が変わりますし、
災害の種類もいくつもありますので、
とても全部について細かく検討は出来ません(汗)
そこで、何処でも共通の心得と、人でごった返すホール内にいる時に、
火災や通り魔などの「避難が必要な状況」になった時に関して書きます。
またスタッフ側の対応まで触れるのは手に余るので、
一般・サークル参加者についてのみで。

(以下「続きを読む」内で)

◆基本は「見て」「考えて」「動く」
コミケの様に人が多いイベントで火災等が発生した時、
一番怖いのはパニックによる群衆事故(将棋倒しなど)ですが、
以前書いた「正常性バイアス」により避難が必要なのに反応が遅れて、
手遅れになるのも怖いことです。
それらを防ぐ上で重要なのは、
火災でも地震でも事件でもいきなり動き始めるのではなく、
まずは「状況の確認」をする事。
いきなり動くのは危険な場合の方が多いので、
「今何がおきているか?」「動くべきか?その場に留まる方が安全か?」等を見極める。
これにより、パニックと正常性バイアス、両方の危険を遠ざける事が出来ます。
何も考えず状況に流されておどおどするよりは、
「周りを見て状況を確認しよう」という“行動の指針”を持つだけで、
冷静になりやすいのです。
無論この事を知っている人が多ければ多い程、集団でのパニックは起きづらくなります。
(まあ見て考えた結果、手詰まりでパニックと言う場合もあるでしょうが(汗))

そして避難が必要と判断したら、
自分のいる場所から最も近い出入り口、
そこまでの最適なコースなどを確認してから逃げる。
…なんて言っても、
とっさにそこまで冷静に判断して動ける人は少ないですけどね。
火や煙が迫っている時や通り魔が追いかけて来ている時なんかは、
こんな悠長な事は言っていられませんので、
あくまで理想としてはそうしましょうという話です。
ただこれを覚えておくのと全く知らないのでは差が出てきます。

◆ホール内で避難が必要な事態に遭遇したら?
・地震の場合
強い地震の時は逃げようとすると返って危ないので、
頭をカバンなどで保護し、転倒して怪我をしないようにしゃがむ。
しゃがめない程密集している場合はとにかく頭だけ守り、
後は無事を祈るしかないかと(汗)
サークル参加者は机の下にもぐる…と言いたいところですが、
机の下も荷物がある場合が多いですし、そもそも全員は入りきらないので、
入れたら入るという程度で。

・火災・通り魔などの場合
人が多い場所で緊急に避難する必要が生じた時は、とにかくあわてない。
映画館などと違って、
コミケのホールにはあちこちに広めの出口(シャッター)がありますから、
通常よりも逃出しやすいのです。
それを思い出して冷静になるように心がけてください。
「常時開いたままのサークルが配置されてないシャッター」
がホールに一つは必ずありますし、さらにその横に非常口も用意されています。
サークルが配置されているシャッターでも、
開いているのならそこから逃げてもいいでしょう。

そして逃げる際は絶対に前の人を押さない。
これは群集事故(将棋倒し)の原因になり、逆に犠牲者を増やす事に繋がります。
また余計な私語も慎みましょう。
避難誘導の声など、重要な情報を聞きそびれる原因になります。
小学校の避難訓練で習う、
「お、か、し」→「おさない・かけない・しゃべらない」
「お、は、し」→「おさない・はしらない・しゃべらない」
などの標語には、そういった意味が有ります。
火災の時は煙を吸わないようハンカチなどを口にあて、
出来るだけ姿勢を低くするのも忘れずに。

「出口に近い人からスムーズに外に出る事」
が最も犠牲者を出さずに済む方法なので、
自分が出口に近かったら即座に外に出る事。
その際できれば周りの人にも避難を促すよう声をかける。
出口から遠かったら走ったり周りの人を押しのけたりせず、
しかし出来るだけ速やかに移動する。
これはホールなどの広い場所でもそうですが、
東西間のブリッジなど狭い場所の場合はより重要な事なので、
覚えておいてください。
特に大勢の人間が狭い出口に殺到すると、将棋倒しなどの事故に繋がるので注意。
まあこれは一人が注意しても無駄なので、
周りの人が冷静である事を祈るしかないですが(汗)

そして外に出たら、出来るだけより広く人のいない空間を見つけて移動する。
出口付近に避難してきた人がたまってしまうと、
出口をふさいで後から避難してくる人の邪魔になります。


またサークル参加していて避難する場合、在庫などは置いていきましょう。
そうしないと確実に避難の邪魔になります。
一般参加の場合でも、
カバンいっぱいの同人誌を持ったままでは避難が難しくなる局面もあるかもしれません。
場合によってはそれを捨ててでも逃げる覚悟も必要です。
いや、買ったばかりの「お宝」を手放す辛さは良く判りますが(汗)、
本当の非常時には自分と周りの人の命を優先する決断をお願いしたい。

え〜大した事は書けませんでしたが、
とりあえずコミケで避難が必要な事態になった際にどうするべきか?
(特にスタッフの指示が無い・聞こえない場所にいた場合に)
の大雑把な指針くらいにはなったかな?と。
なってなかったらごめん。
なお本当に大災害の場合はより大掛かりな避難が必要になり、
それについて書くのは手に余るので省いています。
スタッフか会場、あるいは行政が主導しての物になるでしょうし。

◆参考
「防災意識を持つ事」の重要性については、以下のリンク先を参照のこと。
小中学生の生存率99.8%は奇跡じゃない
コミケの場合インフラに頼ったハード面からの防災はほとんど不可能なので、
参加者各自が気をつけるソフト面からの防災対策が必須かと。
2011年4月24日 18時48分 | 記事へ | コメント(0) | トラックバック(0) |
| コミケ・同人誌関連 |
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