ニックネーム:太田たこす
いわゆる一つの同人オタク。現在の活動ジャンルはアニメ・ゲーム・マンガ(「ぱにぽに」など)のパロデマンガと評論・情報系文章本。元コミケスタッフ(館内担当)

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2011年04月10日(日)
コミケ参加者に知っておいて欲しい災害時の集団心理
防災・危機管理心理学【防災システム研究所】様

「多数派同調バイアス」と「正常性バイアス」、
これらが非常時の判断を狂わせると言うお話。
火災などが発生しても、周りの人が避難しないと自分も避難しようとしなくなる。
逆に周りが逃出すと何が起こっているか判らずとも自分も逃げる。
そうやって周りの多数派と同じ行動を取る事によって安心しようとする心理、
これが「多数派同調バイアス」。
「正常性バイアス」は、
非常時なのにその事が認識できない、または信じることができなくて、
「これはバーチャルだ・事実ではない」などと、
「今は緊急時である」と正しく認識できなくなる心理。
(詳しくはリンク先をご覧ください)
コミケでもし避難が必要な事態が発生した時、
いっせいに逃出してパニックになる事も怖いですが、
非常事態と思えず避難が遅れるのも恐ろしいなあと。
気づくのが遅れて多くの人が逃げ遅れ、
そこでさらに出口付近で集団パニック発生だと目も当てられません。
ですから、こういう事例があるという事を知っておいて欲しいと思って紹介した次第。
特にリンク先の「川治プリンスホテル」の事例はぜひとも読んでおいて頂きたい。
状況を冷静に見極めて、適切な行動を取ることの重要性がわかりますので。

(以下「続きを読む」内で)


この「多数派同調バイアス」と「正常性バイアス」ですが、
私自身が直接それっぽい事例をみた経験があるので、かなり信憑性が高いと思っています。
20歳くらいの頃、我が家から50m程の家で火災がありました。
現場に駆けつけた私はガスの臭いに気がつき、
集まった野次馬に「ガス臭いから逃げた方がいい!!」
と警告して周ったのですが、
野次馬たちはお互いに顔を見あわせるだけで誰も動かず、
同じく危険だと判断したご老人が一緒に言って周ってくれて、
ようやく少し離れる人が出始めたことがありました。
結局2〜3分後に到着した消防隊員が改めて人払いするまで、
20数名の野次馬の半数くらいしかその場を離れていなかったのです。
「火災現場付近でガス臭い→ガス爆発などの危険がある→逃げる」
と言う当たり前の判断が出来なかったのは正常性バイアス、
危険性を指摘されても数名が動き出すまでほとんど逃げなかったのは、
多数派同調バイアスが働いた実例だと思われます。

なお、上のリンク先の記事は、
イベント主催側にとっても非常に参考になる内容です。
避難誘導や災害時のマニュアル作成の際役に立つかと。
またイベントスタッフなど、
参加者の安全に責任を持つ側がこれらのバイアスに陥ると、非常に危険です。
参加者への避難誘導の遅れという恐ろしい事態になり得ますから。
コミケスタッフ他、イベントスタッフの皆様も重々お気をつけいただきたいところ。
2011年4月10日 00時12分 | 記事へ | コメント(0) | トラックバック(0) |
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