ニックネーム:太田たこす
いわゆる一つの同人オタク。現在の活動ジャンルはアニメ・ゲーム・マンガ(「ぱにぽに」など)のパロディ中心。元コミケスタッフ(館内担当)

»くわしく見る
2010年09月24日(金)
いや「青空コミケ」て・・・
まだコミケスタッフやっていた頃ですが、

「ビッグサイトより広い会場がもうないのなら、
 広大な空き地でも借りてやればいいのに」


なんて意見を耳にしたことがありました。
その時は皆で一笑にふしたわけですが、
先日「現実に屋外で同人誌即売会が企画されている」
という話を紹介しましたし、
実はすでに屋外での同人誌即売会を数年前に行っていた所もあったそうで…
そこで、改めて「コミケットは屋外で開催可能か?」
と言う話を取り上げてみようかと。
結論から言えばまず無理だと思うのですが、
一応少し細かく検討してみます。

(以下「続きを読む」内で)


まず先日も書きましたが、
雨、雪、強風などの荒天時に、ほぼ開催不可能になります。
理由はいうまでも無いですよね。
メインで扱われている品が本、つまり紙ですから水に弱く、
薄い本が多い為風で飛ばされやすいからです。
急な雷雨が降った際、シャッター周辺のサークルに雨が降りかかり、
かなりの被害が出てしまった事が実際にありました。
一応屋内ですらそうなのですから、むき出しの屋外では何をかいわんや。
つまり、企画してサークルを集めたとしても、荒天時中止が前提になります。
当日中止した場合、サークル参加費を返金するか否かも問題になるでしょう。
私見ですが、全額、または一部手数料を引いて返金という形にせざるを得ないかと。
そうでないと参加申し込みするサークルも減るでしょうし。
しかしそうなると、
その中止になった日に参加したすべてのサークルに返金となるので、
準備会はかなりの損失を覚悟で開催しないといけなくなります。
それを避けるためには、
会場費はサークルに返金しないで良いと言う合意の上で参加を募るしかないのですが、
現状でもサークル参加費の殆どは会場費に充てられているので、
殆ど返金されない形になりかねず…サークル参加減るんじゃね?と。
(会場費がいくらになるかにもよりますが)
また一般参加の側から見ても、荒天時中止は大きなリスクになり、
足を遠のかせる要因になりえます。
(詳しくは先日の記事参照)

雨でも大丈夫なように対策を取れば良いと言う意見も出るかもしれません。
例えば、屋外の会場と言うことで、
サークルブースに車を乗り入れる事が可能な場合、
ワンボックスカーに在庫を積んで、車の中から外に向けて頒布する。
もっと単純に、テントを用意するという手も。
これらの対策を取れれば雨から在庫が守られるので、
“多少の雨なら”開催は可能になるかもしれません。
しかし、買う側の一般参加者が濡れるのは避けられませんし、
本の受け渡し時に多少濡れてしまうのは避けられないでしょう。
(これは現状でも外に並ぶサークルで時々起きていますが)
また降り方がひどくなれば在庫が濡れる危険が増す上に、
一般参加者の負担がとんでもなく大きくなります。

以上の事を鑑みると、
仮に規模が拡大しすぎて屋外開催となったとしても、
参加のハードルが上がって参加者が減少、
「これなら屋内でも出来るんじゃね?」となって出戻りになる可能性が。
戻ったらまた参加者が増えて入りきらなくなり…とループに陥るかも(笑)

次に、そもそも肝心の屋外会場はどこがいいか?と言う話ですが…
これに関しては全く知識がないのではっきりした事が何も言えません(ぉ
屋外でイベントが出来る広い会場については、
縁がないので具体的な名前もほとんど出てきませんので。
そんな訳なので、具体例は後回しにして、
コミケ会場になるにはどんな条件があるかを書いていきます。

この話題は、
「コミケの規模が拡大してビッグサイトに収まり切れなくなった場合」
が前提条件になっている為、
「1日か2日、あるいは現状と同じく3日で、
 今より多いサークルを参加させることが可能で、
 なおかつ一般参加者も十分余裕を持って収容できる事」

が必須条件になります。
また屋外で広ければ何でも良いということは無く、
「イベント会場として設営が可能で、
 多くの人が踏み荒らしても問題の無い場所である事」

も必須条件になるでしょう。
それにくわえて、
「交通の便がそれなりに良い」
「周辺に十分な宿泊施設がある」

なども必須とまではいかずとも重要な要素になってくるでしょう。
こうして列挙してみると、屋外とはいえ結構条件が厳しいと言うか、
中々見付からない可能性が高そうです。
(仮に条件にあう場所があっても貸してもらえるとは限らないですし)

ぱっと思いつくのは、FUJI ROCK FESTIVALと同じくスキー場なのですが…
使えるのは夏だけ(スキーのオフシーズン)の上に、交通の便にも厳しい物が。
そして山は天気が変わりやすいのでコミケ会場に向かないと思われます。
ちなみに、FUJI ROCKの第1回は台風直撃の為2日目が中止になっていたり。
1日目は暴風雨の中敢行したそうですが、コミケの場合は無理でしょう。
今の苗場スキー場に移ってからも、雨が降る事は多いそうですし。
郊外型フェスが可能だからコミケも・・・と簡単にはいきそうにありません。
そうすると街中、または近郊の大きな公園、
何らかの理由で使われていない空き地等の中から、
条件に合う場所を探す事になりそうです。

まとめ。
青空コミケは開催・参加の為のハードルが高く、
開催できても規模の縮小を招き本末転倒になる恐れもあるため、
無理して挑戦する意義があるのか疑問だな…と。
絶対に不可能だとまでは言いませんが、
今以上に参加者の十分な理解と協力を得ることが必須になりそうです。
個人的に、本当に行き場所がなくなった時以外では、
賛成できかねる案ですね(笑)
2010-09-24 19:50 | 記事へ | コメント(0) | トラックバック(0) |
| コミケ・同人誌関連 |
トラックバックURL:http://blog.zaq.ne.jp/iwasere/trackback/1113/
コメントを記入  
お名前(必須)
 
パスワード:
 
メール:
 
URL:
 
非公開:  クッキーに保存: 
※非公開にチェックを入れると、管理者のみにコメントが届きます。
ブログの画面には表示されません。
captcha


※画像に表示されている文字を入力してください(半角・大文字/小文字の区別なし)。
文字が読みづらい場合はこちらをクリックしてください。
小文字 太字 斜体 下線 取り消し線 左寄せ 中央揃え 右寄せ テキストカラー リンク