ニックネーム:Acleris
年齢:おぢさん
都道府県:兵庫県
春の林で耳をすますと、パラパラと雨のようなかすかな音が聞こえませんか?それはいもむしのうんちだったりするんですが、ココではそういうチッコイ自然を紹介しようと思います。

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2008年01月28日(月)
冬越し虫 2題
ここのところ、ずっと冬らしい天気が続いている。
神戸でも、休みになると雪がちらついています。
積もる程ではないのですが、寒いです。

そんな天気ではハエも飛んでいないので、いろいろとのぞき込んだりひっくり返したりしながら散歩しています。

シロダモの葉っぱにあった、クモの古巣。
のぞき込んで見ると、、、、、

ツヤアオカメムシGlaucias subpunctatusが冬越し中。もっと暖かいところを探せばいいのに、、、、、
すみっこにはヒメヨコバイも避難中。(矢印のとこ、写真を拡大して初めて気がついた。)


谷間の斜面のコケ。
こういうところならコケごと持って帰らなくても、下に網を受けておいてコケを手でなでて落ちてきたゴミを持って帰るだけでよい。

う〜〜サブサブ。あとは、おこたでゴミを見る。

虫眼鏡の下で見つけたのは、テントウムシのような甲虫。
シルエットはだるまさんのよう。
保育社の甲虫図鑑(II)で調べると、
シコクチビマルトゲムシSimplocaria shikokensisのようだ。
この子は、マルトゲムシ科Byrrhidaeと言う小さなグループの1種だ。
コケや石の下で見つかるそうで、コケに関係が深そうなムシだ。
この種類も、コケグンバイ同様、後翅が退化して飛べないそうだ。
将来細分化されるのだろうか?
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2008年01月23日(水)
丸いグンバイ・・・・マルグンバイ
日曜日は雪の降る寒いお天気。でも風は弱いので体感的にはそれほどでもない。ということで、午前中はいつものお散歩コースへ。
この間、大移動していたオオワラジカイガラムシ達は多くの者がアラカシに取りつき、甘露(つまりおしっこと言うかうんちと言うか、要するに排泄物)を落として付近をべたべたにしていた。



さて、今回は少し方角を変えて、北側の団地を造成する際に切り崩した山ののり面に足をのばしてみた。植生としては面白くないところなのだが、一部に岩盤が露出して、地下水がしみだし、コケが生えている所がある。
ちょっと目的があって、そのコケをひとつかみ持って帰った。雪も降っているし、長居は無用である。

その目的というのがこれ。


コケにつく、マルグンバイの仲間だ(左;♂、右;♀)。

グンバイムシの仲間は、相撲の行司さんの軍配ににているからその名があるのだが、このグンバイ、丸いのである。かわいいのである。コケにつく変り者の虫だ。
2年ほど前に、豊岡市の方で初めて見たのだが、本ブログは一応地元の虫を紹介する事にしているので、貼ることができなかった。

このマルグンバイの仲間は現在日本産が4種記録されている。その中で体型の丸いのは3種類。で、その3つは縁の膜質部で区別するそうだ。つまり、1列がマルグンバイ、2列がミヤモトマルグンバイ、3列がツルギマルグンバイなのだそうだ。以前かめむしBBSで教えていただいた情報だ。

ただし、まだこの仲間は調べ尽くされていないようで、この分類方法は暫定的と言うか、将来的に変更されるかも、ということである。一応2列の部分(青矢印)があるので
ミヤモトマルグンバイAcalypta miyamotoi
ということにしておきます。

この虫は飛べないそうであるが、近所の団地や道路にかこまれた狭い山地に生き残っているのにチト感動した次第。
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2008年01月16日(水)
笠かむり
今回のお散歩の必須アイテムは、100円均一で購入した洗濯ネット。

これに落ち葉や腐葉土を放り込んでポリ袋の中でガッサガッサと揺すって小さな生き物(土もだが、)を袋に集める。洗濯ネットに残った大きな枯葉などはその場に戻す。
で、ポリ袋にたまったものを持って帰って、虫めがねで観察するのである。

ジィィ〜ッ・・・・(観察してます。^^;)

今日の目的はササラダニ。人知れず落ち葉を食べて土に戻す「ありがたい」ダニである。
ひとくちにササラダニと言っても、将来的には日本産800種を超えるだろうという大きなグループである。

前回の流れもあって、今回は脱皮した殻を背中にかぶって生活しているササラダニをご紹介。

ウズタカダニの1種Liodes sp.

ダニの中では大型の方で、1mmチョイある大きさだ。
ウズタカダニの仲間は、背中に幼虫、第1若虫、第2若虫、第3若虫の脱皮殻をつけたまま成長し、親になると4枚の笠をかぶった状態になる。(青矢印)
ササラダニ類には偽気門器官(ぎきもんきかん、胴感盃(どうかんはい)とも言う)が前体部背面にある。(黄矢印)

また、生殖口と肛門には観音開きの扉がついていて、それぞれ「性扉(せいひ),矢印@」「肛扉(こうひ)矢印A」という。ほとんどのササラダニ類は全体が硬い殻でできており、卵を産むときや、うんちをするときは、これらの扉が開いて用を足すのである。


ウズタカダニは比較的乾燥に強く、樹上で見つかることも多い。
過去にはお寺のわらぶき屋根で大発生して、毎日おちょこ1杯分降ってきた事例もあるようだ。
そういえば、以前豊中市の緑地公園で、高床式倉庫の床の裏面にビッシリついているのを見たことがある。


お散歩コースのウズタカダニについて、細かい種まで調べたかったがよくわからなかった。
日本産ササラダ二類目録(日本ダニ学会誌,1993)によると、日本産ウズタカダニ科Liodidaeは、

エゾウズタカダニLiodes kornhuberi
北海道、神戸
シワウズタカダニLiodes zimmermanni
式根島
ヒラタウズタカダニPlatyliodes japonicus
東京、神奈川、山梨
ヒメヒラタウズタカダニPlatyliodes macroprionus
山梨、神奈川、長野

の4種が確認されているそうだ。
その中でも、ヒラタウズタカダニ類は背中が平たいので違う。
お散歩コースのは、Liodes属の1種ではあるようだ。

もしわかる人いたら、教えてチョ。
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2008年01月11日(金)
今回はトゲつきコナジラミ
コナジラミシリーズの最後を飾るのは、ミカンの葉裏で見つけたトゲトゲさん。


ミカントゲコナジラミAleurocanthus spiniferus

以下図鑑引用
蛹殻:光沢のある黒色。背面は縦に隆起。
外縁は白色ロウ質の分泌物で縁取られる。
背面に棘毛を持つ。亜縁部に♂で11対、♀で10対。胸部の背面に10対、腹部背面に10対、管状孔の基部と尾端にも各1対。
管状口はハート形で隆起。近縁種にクストゲコナジラミ。
引用部おわり

棘毛から、わずかに粘りけのある透明な液体を出す。甘露か?
この虫がつくと、すす病が出やすいそうである。
甘い汁がすす病菌の栄養になっているんでしょうね。

背中にコシャッとしたものを付けている。脱皮したときの殻を被っているようだ。

脱皮殻を被る習性というのは、いろんな生きもので観察できる。
いもむしではリンゴコブガ、甲虫ではイチモンジカメノコハムシの幼虫など、、、、、そうそうダニの仲間にも脱皮殻をかぶって生活しているヤツがいる。
今度の休みはそいつでも探してみようか。

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2008年01月10日(木)
アフリカのお面というより、ミニミニ三葉虫?
コナジラミの仲間のつづきです。

アオキの葉をめくるとくっついていたが、小さくて老眼の来た私では肉眼ではわかりにくい。。。。。

アオキコナジラミAleurotuberculatus aucubae

以下図鑑の抜粋。
黒色。約0.8mm。ほぼ楕円形、腹端にむかって狭くなる。背面に「竿」型の蝋物質を分泌する。アオキ、ミカン、ツツジ、クワ、トベラ、サクラ、イヌビワ、エノキ、ヒサカキ、ネズミモチ、イヌツゲ、ウメなど多種の樹木の葉裏に寄生。名前のアオキコナジラミは最初アオキについていたもので命名記載されたからで、いろんな樹木から見つかるそうだ。
同属で黒色の種:イヌツゲクビレコナジラミ(ヒコサンコナジラミ)、ヒサカキコナジラミ、ナチグロコナジラミなど

文中の「竿」の竹かんむりは、図鑑中では「人人」になってました。
そんな漢字は当用漢字にはないって、、、、
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