ニックネーム:Acleris
年齢:おぢさん
都道府県:兵庫県
春の林で耳をすますと、パラパラと雨のようなかすかな音が聞こえませんか?それはいもむしのうんちだったりするんですが、ココではそういうチッコイ自然を紹介しようと思います。

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2016年06月23日(木)
よく判らないヒメハマキ
梅雨の晴れ間の日曜日、というわけにはいかず、
梅雨らしい天気の日曜日。

家でジッとしていれる性分ではないのでお散歩に出る。
ササキリの赤ちゃんでも見れたらイイや、と思ったがハズレ。

地味なヒメハマキがいたので確保。



前翅前縁にギザギザ模様があるのでヒメハマキガ亜科なのは確かだけれども、、、


翅を拡げた状態。
展翅後の開張は14mm。

地色は焦げ茶色で黄土色の鱗粉を散らす。
外縁近くに鉛色の光沢がちらほら。

手持ちの図鑑類ではコレダ!というのが見つからなかった。
(あっても判らなかった?)

ではまた
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2016年06月17日(金)
ヒメコバチ科Eulophidae の1種 Apleurotropis sp.
6月上旬、ササの葉の葉潜り。
ウスイロカザリバ Cosmopterix victor の葉潜りの中身が黒っぽくなっていた。
蛹化しているようなので持ち帰り。

薄皮を注意深く剥がして中を見ると、、、
やっぱり蛹化していた。左側に終齢幼虫の脱皮殻がある。

ところが、1週間後。
在り得ないところに大穴が開いていた。

寄生されてたか〜

寄生蜂側面
メタリックグリーンで脚は色白の美人さん。

寄生蜂背面

途中の検索は置いといて、付節が4節とかの特徴からヒメコバチ科のよう。

そこでヒメコバチで検索すると、姫路のBABAさんや横浜のそらさん、明石のおちゃたてむしさんのブログ等で同一種と思われる美しい画像がいっぱい出てきた。

例えば、「ヒメコバチ科の一種(Apleurotropis sp.)
この記事では専門家の方から Apleurotropis 属は潜葉性の小蛾に寄生する。とご教示があったようで、生態面からもこちらの寄生蜂は Apleurotropis 属で間違いなさそうである。

シャボン玉並みに薄いのか、虹様の構造色。

玉虫色の胸部


玉虫色の顔



ではまた
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2016年06月10日(金)
この時期よくいるヒロズコガ
梅雨時になるとお散歩コースの稜線沿いの木で見かける小蛾。

ヒロズコガ科の1種 Tineidae gen. sp.
だと思う。

いつも梅雨時の曇った天気なのでロクな写真がない。
フラッシュ焚いてみた
樹皮が濡れているのでコントラストがつきすぎて私の腕ではキレイに撮れぬ。。。

頭が黄色いポワポワの帽子。
地味で模様があるかないか判らない翅。

毎年見かけるが種類がどうにも判らない。

標本♀
昨年の6月のもの
鱗粉が禿げやすくってあまりキレイナ標本がない。

新しい図鑑に交尾器がいくつか載っていたので標本箱から♂を捜す。

あった。
2006年6月採集の♂。

の交尾器側面


同腹面


斜め上から

ウンクスが水牛の角状。
ファルスに小さなトゲ(矢印左)
内袋の先に小さなコルヌティ(矢印右)
大きなコルヌティも見える。

と、、、
こんな交尾器は図鑑には載ってなかった。

というわけで普通種のくせに謎。

図鑑に無くてもどこかで記載されてるのかしらん?

ではまた。
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2016年06月03日(金)
キアシハラナガハナアブ
ちょっとバタバタしてるので今週は採った虫貼るだけ。

5月8日にお散歩コースで見かけた、シュッとしたハナアブ。


キアシハラナガハナアブ Brachypalpoides simplex

♂だったので腹端部は引き出してある。

ハナアブの世界 というサイトの絵合わせではそうなった。

あとは交尾器で検証できればいうことがない。。。
と思ったら手持ちの文献に良いのがあった。↓

「市毛勝義:キアシハラナガハナアブの脚の色彩変異について」(双翅目談話会会誌「はなあぶ」No.20)

↑の報文に♂の交尾器の図があった。
比べてみると、、、、どうも間違いなさそうなので、

以下交尾器の画像。


キアシハラナガハナアブ Brachypalpoides simplex ♂交尾器背面

ピントずらしながら5枚ほど撮って合成した画像。同様に、


キアシハラナガハナアブ Brachypalpoides simplex ♂交尾器側面


いくつかのハナアブの報文を見ると、側面図は上の画像とは上下逆に描かれているものばかりであった。
そういうお作法があるのかしら?

↑の報文は超省略すると、脚の黄色い部分は黒化する個体が見つかることがあるので注意。というもの。


ではまた
2016年6月3日 | 記事へ | コメント(0) |
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2016年05月28日(土)
葉上のピストル
日曜日、コナラの葉上に不思議な蓑が立っていた。
ピストルミノガの1種 Coleophora sp.

拡大


上から


いわゆるミノムシの仲間のミノガ科とは別のツツミノガ科に属する。

ツツミノガ科 Coleophoridae の日本産の種は Coleophora 属の
60種余りが知られているがさらに増える見込みであるとのこと。

ほとんどのツツミノガ科は文字通り筒状の蓑を作るが、
一部の種類はピストル型の蓑を作る。

図鑑からピストル型の巣を作るものを抜き出すと、
ヤナギピストルミノガ、
リンゴピストルミノガ、
シラカバピストルミノガ、
ミヤマピストルミノガ、
カシワピストルミノガの5種。

そのうち、ブナ科を食すのはミヤマピストルミノガ Coleophora quercicola
カシワピストルミノガ Coleophora melanograpta の2種。
でも2種の食樹はミズナラ、カシワ、クヌギなどでコナラの記録は無いようだ。

この2種は以前はナラピストルミノガの1種として扱われていた時期があったそうだ。

おもしろい蓑を作る種類であるが、成虫は科全体として地味で単調な模様の種類である。

成虫が出たら交尾器で判るような気はするが、
プレパラート標本を作るときに押しつぶしすぎると判らなくなる
とか微妙な差異を見る必要がある種類があるとかで、
一筋縄ではいかない気もする。

第一、未記載種の可能性もあるしぃ〜。

お持ち帰りしたものの、どうなる事やら?

ではまた
2016年5月28日 | 記事へ | コメント(0) |
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