ニックネーム:Acleris
年齢:おぢさん
都道府県:兵庫県
春の林で耳をすますと、パラパラと雨のようなかすかな音が聞こえませんか?それはいもむしのうんちだったりするんですが、ココではそういうチッコイ自然を紹介しようと思います。

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2014年08月29日(金)
トサカフトメイガの幼虫集団
8月に入ってからスッキリ晴れ渡った日曜日が全く来ない神戸であります。。

しょうがないので過去画像から。

ヌルデの葉っぱが糸で綴られていたので、
下から覗きこんでパチリ。
トサカフトメイガ Locastra muscosalis の幼虫 2014.8.17


ヌルデの他にはオニグルミにも付くそうだ。

まれに葉っぱを食い尽くした集団が、列を成して行軍していることがあるようだ。

さらに前、八幡さんにいた成虫。2014.7.27
トサカフトメイガ Locastra muscosalis の成虫
ケータイ画像なので画質悪し。

内横線の内側の鱗粉が鶏冠(とさか)のように立っている。
これがたぶん名前の由来。


同じ理由で名づけられた和名にトサカハマキなどがある。



おまけ
トサカフトメイガの♂交尾器
バルバを開いた状態


ファルスを外した状態で斜め横から


ファルス拡大


ファルスの内袋を引き出してコルヌツスを示す(右端の棘)。

1本なのでコルヌツス(cornutus)と言い、複数ある場合は複数形のコルヌティ(cornuti)を使う。

ではまた
2014年8月29日 | 記事へ | コメント(0) |
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2014年08月22日(金)
キアシハナダカバチモドキ
台風が過ぎた後も何だかスッキリしない天気が続きますが、
盆休み最終日の日曜日はなんとか雨が上がったので、
いつものお散歩コースへ2週間振りに行ってみた。

今回、おっ!?と思ったのはこれ。
キアシハナダカバチモドキ Stizus pulcherrimus

草がまばらに生えたような半裸地に巣を作る狩りバチ。

地中にトンネルを掘って、狩ってきた直翅目を運び込んで卵を産み付ける。

標本を前から見たところ。

前脚には太くて丈夫な毛が並んでいる。
これを使ってワシワシと土を掘る。

甲子園で負けたら、代わりに土を集めてもらうとイイかも?

ではまた
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2014年08月15日(金)
アミメキシタバの♀交尾器
8月に入ってからの日曜日は雨やら台風やらでネタが全然。。。

8月最初の日曜日に見た蛾。
アミメキシタバ Catocala hyperconnexa

アミメキシタバの前翅地色は一様に褐色だが、
♀の一部は画像のように内横線と腎状紋の間が
前縁から亜腎状紋にかけて帯状に白化する個体がいる。
と図鑑にあったので、白い紋は亜腎状紋と言うようだ。
キツネのお面みたいですな。

アミメキシタバの交尾器はこんなでした。

アミメキシタバ♀交尾器腹面
交尾嚢;コルプス・ブルサエ corpus bursae

アミメキシタバ♀交尾器背面
第7腹節背面は取り去ってある。

アポフィシスは腹節の前方から伸びる棒状の硬化部、筋肉の付着点
ドゥクツス・ブルサエは交尾嚢と交尾口をつなぐ膜状の管、
時に硬化した部分があったり、ねじれたりする。

ではまた
2014年8月15日 | 記事へ | コメント(0) |
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2014年08月08日(金)
キノコのお見合い会場
梅雨明けしたら日曜日に雨が降る、のは毎年のお約束。
と言う訳でろくに虫がいなかったので、ちょっと前の写真から。

稜線沿いの日陰に生えたキノコ。
時々黄色いハエが飛び回っている。
たま〜に休憩(矢印部)。
ヒメキイロコウカアブ Ptecticus sinchangensis 7月20日

複数いる場合はいつまでもいつまでも飛び回っている。
少し離れた所に交尾中のカップルをみかけたが、下になっている♀がひとまわり小さい。

写真は撮り逃したので標本写真。
ヒメキイロコウカアブ Ptecticus sinchangensis 左が♂で右が♀

標本があったのでついでに、、、、
同属のキイロコウカアブも同じ傾向。
キイロコウカアブ Ptecticus aurifer 2011年10月15日
左が♂で右が♀
ヒメキイロコウカアブに似ているが、一回り大きく、後脚の色彩が違う。


多くの昆虫では卵を抱えるぶん♀の方が♂より大きい傾向がある。
「ノミの夫婦」と俗に言いますな。
が、逆に♂が♀より大きい種類もいる。
そういうのはだいたい特定の交尾場所をめぐって競争が生じる種類である。

樹液に集まるカブトやクワガタがすぐに思い付くが、
アブにもそういうのがいるみたい、と言う話。

たぶんヒメキイロコウカアブにとってはキノコがお見合い会場なのだろう。
♂が集まり、たまにやってくる♀を強い(大きい)♂が順番に連れ去っている。。。。
て感じ?

キイロコウカアブの方はコナラの葉上ですでに交尾中だったものを採集したので交尾習性については判らない。
図鑑にはコウカアブ同様便池に集まるが分布は山地に偏る、
とあるので、こちらはうんちがお見合い会場だと思われる。
ちょっとヤダ。


おまけヒメキイロコウカアブの横向き標本

ではまた
2014年8月8日 | 記事へ | コメント(0) |
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2014年08月01日(金)
お手軽深度合成
日曜日のお散歩ネタが今一つ。。。
なので、梅雨明け直後の7月21日の写真から。

お散歩コースにエノキだかムクノキだかの大木があって、
昨年の台風でほとんど倒れた状態のがある。

今年になって新芽を吹いてきたのだが、やっぱり衰弱していると見えて
梅雨明けして日が差すと、いろんな虫が集まってきた。

わらわら集まってきて、そこここで交尾祭り。

シラホシナガタマムシ Agrilus decoloratus
学名はむし社の日本産タマムシ大図鑑にならった。
保育社の原色日本甲虫図鑑III に書いてある A. alazon と言う学名はシノニムで消えたようだ。


ヤノトラカミキリ Xylotrechus yanoi
こちらは産卵中の♀に♂が言い寄っているところ。


アシナガオニゾウムシ Gasterocercus longipes
たくさんいたが、結構大きさがバラバラで、交尾していたのは脚の長い大型の♂だった。
こいつの前脚はクワガタの大顎みたいなもんかね?

ゾウムシは採集してオリンパスのTG−3の深度合成モードでとってみた。
このデジタルカメラはピントを自動でずらしながら8枚連写して、
ピントのあった部分を合成して1枚の写真にする機能がある。
画像は最初の1枚と合成後の1枚が保存される。
個人的には合成後の画像だけでイイのだけど、それだと効果が判らないので2枚残す仕様になっているようだ。
以前はパソコンに取り込んでから画像処理ソフトでやっていた事が
カメラ単体で出来るとか、便利になったものである。


合成前の1枚。
前方から撮ったので後方がぼけている。


合成後の画像
全体にピントが合っている。チョー便利。
浮気のバレたオッサンみたいなので文字を入れてみた。

画像は縮小してますが、元の画像では複眼も解像してました。

ではまた
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