ニックネーム:Acleris
年齢:おぢさん
都道府県:兵庫県
春の林で耳をすますと、パラパラと雨のようなかすかな音が聞こえませんか?それはいもむしのうんちだったりするんですが、ココではそういうチッコイ自然を紹介しようと思います。

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2014年09月18日(木)
昆虫界のカメレオン?
カメレオンと言えば、周囲の色に合わせて皮膚の色を変化させ、
隠蔽擬態することで有名ですが、今回は捕食行動の話し。

日曜日に採ったハネカクシ
メダカハネカクシの1種 Stenus sp.

普段は隠している下唇を引っ張り出してみた(矢印部)
やたらに長い。

拡大

矢印部で2重になっている。
紙パックのジュースについている、伸びるストローな感じ。

この下唇の機能については、以前ツイッターで「まめだぬき先生」に教えて戴いた。

この下唇の先端は粘着状になっていて、トビムシをくっつけて食べるそうである。

この話を聞いて、カメレオンみたい、と思ったものである。

暇が出来たら、トビムシを捕食するところを観察してみたいものだ。

ではまた
2014年9月18日 | 記事へ | コメント(0) |
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2014年09月12日(金)
セヅノアリバチの♂
日曜日のお散歩コース、9月に入ってようやく、休日と天気のタイミングが合ってきた。
かと言って、良い虫にパカパカ会えることはないケドね。

さて、お寺の廃材置き場
小さなハチが飛んできた。
セヅノアリバチ Yamanetilla nipponica の♂
なんということでしょう。。。
マクロレンズだというのにうまく写らない。
ストロボの使い方がイマイチ判ってないのだろうけど。。。

黒、赤、黒の配色でアリバチ科だろうとは思ったが、
もちろん現地で種名が判るはずもなく、持ち帰って同定した。

「つねきばち」と言う雑誌の4号にあるアリバチ科の検索で同定してみた。

アリバチ科は♀に翅が無く、♂では普通に翅があるので雌雄の形態差が大きい。
そのためアリバチ科の検索表は♂♀別々に作ってある。

以下は検索表にあったセヅノアリバチ亜科の特徴。

腹部側面。

第2節に微毛に覆われたフェルト腺がある。
目立たないけれど、楕円で囲んだ部分のこと。
これがないのはアリバチモドキ亜科 Myrmosinae になる。

顔面
複眼の内縁はえぐれる
えぐれないのはウスヒダアリバチ亜科 Myrmillinae

前翅
翅脈は翅の外縁に達していない。
(外縁に達するものはアリバチモドキ亜科)

亜縁室は2個のみ
3個あればナミアリバチ亜科 Mutillinae

胸部背面。
盾板後角部にツノがある。
和名の由来はこれだろう。
♀にはこのような特徴は無い。

セヅノアリバチ亜科 Ephutinae は日本産はセヅノアリバチ1種のみ分布するそうだ。

要約すると、胸部背面の後角部に1対の突起があれば、
検索するまでもなく、セヅノアリバチの♂で決定。
と言うことだそうだ。

ではまた
2014年9月12日 | 記事へ | コメント(0) |
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2014年09月05日(金)
ヨツボシホソバの♂
8月最後の日曜日に見た蛾。
ヨツボシホソバ Lithosia quadra ♂成虫
名前に反して「四つ星」がありません。

四つ星があるのは♀。

6月に♀を紹介しましたが、模様が違います。性的2型です。
該当記事-->「ヨツボシホソバは2種類いるそうです」

ヨツボシホソバの♂交尾器、バルバを展開した状態。

バルバの下方の硬化部をサックルス、
毛の生えた膜質部をククルスと呼びます。


ヨツボシホソバの♂交尾器、側面。


最近日本での分布が確認されたウンナンヨツボシホソバでは
ウンクスの幅(黄色の矢印)が写真のように太くならず、
サックルスの先端(水色矢印)がヨツボシホソバでは上方に曲がるのに対し、
ウンナン〜では後方に向いています。

ヨツボシホソバの♂交尾器、ファルス。


ヨツボシホソバの♂交尾器、内袋を反転したファルス。
太〜いコルヌツスが1本。

ではまた
2014年9月5日 | 記事へ | コメント(0) |
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2014年08月29日(金)
トサカフトメイガの幼虫集団
8月に入ってからスッキリ晴れ渡った日曜日が全く来ない神戸であります。。

しょうがないので過去画像から。

ヌルデの葉っぱが糸で綴られていたので、
下から覗きこんでパチリ。
トサカフトメイガ Locastra muscosalis の幼虫 2014.8.17


ヌルデの他にはオニグルミにも付くそうだ。

まれに葉っぱを食い尽くした集団が、列を成して行軍していることがあるようだ。

さらに前、八幡さんにいた成虫。2014.7.27
トサカフトメイガ Locastra muscosalis の成虫
ケータイ画像なので画質悪し。

内横線の内側の鱗粉が鶏冠(とさか)のように立っている。
これがたぶん名前の由来。


同じ理由で名づけられた和名にトサカハマキなどがある。



おまけ
トサカフトメイガの♂交尾器
バルバを開いた状態


ファルスを外した状態で斜め横から


ファルス拡大


ファルスの内袋を引き出してコルヌツスを示す(右端の棘)。

1本なのでコルヌツス(cornutus)と言い、複数ある場合は複数形のコルヌティ(cornuti)を使う。

ではまた
2014年8月29日 | 記事へ | コメント(0) |
| 昆虫-チョウ・ガ / 交尾器(genitalia) |
2014年08月22日(金)
キアシハナダカバチモドキ
台風が過ぎた後も何だかスッキリしない天気が続きますが、
盆休み最終日の日曜日はなんとか雨が上がったので、
いつものお散歩コースへ2週間振りに行ってみた。

今回、おっ!?と思ったのはこれ。
キアシハナダカバチモドキ Stizus pulcherrimus

草がまばらに生えたような半裸地に巣を作る狩りバチ。

地中にトンネルを掘って、狩ってきた直翅目を運び込んで卵を産み付ける。

標本を前から見たところ。

前脚には太くて丈夫な毛が並んでいる。
これを使ってワシワシと土を掘る。

甲子園で負けたら、代わりに土を集めてもらうとイイかも?

ではまた
2014年8月22日 | 記事へ | コメント(2) |
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