ニックネーム:Acleris
年齢:おぢさん
都道府県:兵庫県
春の林で耳をすますと、パラパラと雨のようなかすかな音が聞こえませんか?それはいもむしのうんちだったりするんですが、ココではそういうチッコイ自然を紹介しようと思います。

»くわしく見る
2014年09月26日(金)
金色の羽毛・・・・・蛾です。
祭日挟むと仕事が押して押して、、、
虫貼るだけにします。

祭日に見かけたチッコイ蛾。

シラホシトリバ Deuterocous albipunctatus

トリバガ科 Pterophoridae に属す。

幼虫はブドウ科のおもに花や花芽を食べる。
成虫越冬。
分布は、千葉県と福井県以西の本州、四国、九州、対馬、屋久島、奄美大島、沖縄島、石垣島、西表島。国外では朝鮮半島南部、中国に分布。

図鑑には体全体が金色に輝く、とある。

執筆者の贔屓の引き倒しのような表現であるが、
白っぽい地味な模様が多いトリバガ科の中では
確かに美麗種である。

本種はシラホシトリバ亜科 Deuterocopinaeに含まれ、
前・後翅ともに3裂するのが特徴。
特に前翅が3裂するのはこの亜科のみ。
日本産はシラホシトリバとタイワンシラホシトリバ(石垣島)の2種を産す。

斜めから


正面から


オリンパスTG−3のお手軽深度合成機能で撮影。
後脚の距(きょ;可動のトゲ)がよく目立つ。

ではまた

2014年9月26日 | 記事へ | コメント(0) |
| 昆虫-チョウ・ガ |
2014年09月18日(木)
昆虫界のカメレオン?
カメレオンと言えば、周囲の色に合わせて皮膚の色を変化させ、
隠蔽擬態することで有名ですが、今回は捕食行動の話し。

日曜日に採ったハネカクシ
メダカハネカクシの1種 Stenus sp.

普段は隠している下唇を引っ張り出してみた(矢印部)
やたらに長い。

拡大

矢印部で2重になっている。
紙パックのジュースについている、伸びるストローな感じ。

この下唇の機能については、以前ツイッターで「まめだぬき先生」に教えて戴いた。

この下唇の先端は粘着状になっていて、トビムシをくっつけて食べるそうである。

この話を聞いて、カメレオンみたい、と思ったものである。

暇が出来たら、トビムシを捕食するところを観察してみたいものだ。

ではまた
2014年9月18日 | 記事へ | コメント(0) |
| 昆虫-その他 |
2014年09月12日(金)
セヅノアリバチの♂
日曜日のお散歩コース、9月に入ってようやく、休日と天気のタイミングが合ってきた。
かと言って、良い虫にパカパカ会えることはないケドね。

さて、お寺の廃材置き場
小さなハチが飛んできた。
セヅノアリバチ Yamanetilla nipponica の♂
なんということでしょう。。。
マクロレンズだというのにうまく写らない。
ストロボの使い方がイマイチ判ってないのだろうけど。。。

黒、赤、黒の配色でアリバチ科だろうとは思ったが、
もちろん現地で種名が判るはずもなく、持ち帰って同定した。

「つねきばち」と言う雑誌の4号にあるアリバチ科の検索で同定してみた。

アリバチ科は♀に翅が無く、♂では普通に翅があるので雌雄の形態差が大きい。
そのためアリバチ科の検索表は♂♀別々に作ってある。

以下は検索表にあったセヅノアリバチ亜科の特徴。

腹部側面。

第2節に微毛に覆われたフェルト腺がある。
目立たないけれど、楕円で囲んだ部分のこと。
これがないのはアリバチモドキ亜科 Myrmosinae になる。

顔面
複眼の内縁はえぐれる
えぐれないのはウスヒダアリバチ亜科 Myrmillinae

前翅
翅脈は翅の外縁に達していない。
(外縁に達するものはアリバチモドキ亜科)

亜縁室は2個のみ
3個あればナミアリバチ亜科 Mutillinae

胸部背面。
盾板後角部にツノがある。
和名の由来はこれだろう。
♀にはこのような特徴は無い。

セヅノアリバチ亜科 Ephutinae は日本産はセヅノアリバチ1種のみ分布するそうだ。

要約すると、胸部背面の後角部に1対の突起があれば、
検索するまでもなく、セヅノアリバチの♂で決定。
と言うことだそうだ。

ではまた
2014年9月12日 | 記事へ | コメント(0) |
| 昆虫-その他 |
2014年09月05日(金)
ヨツボシホソバの♂
8月最後の日曜日に見た蛾。
ヨツボシホソバ Lithosia quadra ♂成虫
名前に反して「四つ星」がありません。

四つ星があるのは♀。

6月に♀を紹介しましたが、模様が違います。性的2型です。
該当記事-->「ヨツボシホソバは2種類いるそうです」

ヨツボシホソバの♂交尾器、バルバを展開した状態。

バルバの下方の硬化部をサックルス、
毛の生えた膜質部をククルスと呼びます。


ヨツボシホソバの♂交尾器、側面。


最近日本での分布が確認されたウンナンヨツボシホソバでは
ウンクスの幅(黄色の矢印)が写真のように太くならず、
サックルスの先端(水色矢印)がヨツボシホソバでは上方に曲がるのに対し、
ウンナン〜では後方に向いています。

ヨツボシホソバの♂交尾器、ファルス。


ヨツボシホソバの♂交尾器、内袋を反転したファルス。
太〜いコルヌツスが1本。

ではまた
2014年9月5日 | 記事へ | コメント(0) |
| 昆虫-チョウ・ガ / 交尾器(genitalia) |
2014年08月29日(金)
トサカフトメイガの幼虫集団
8月に入ってからスッキリ晴れ渡った日曜日が全く来ない神戸であります。。

しょうがないので過去画像から。

ヌルデの葉っぱが糸で綴られていたので、
下から覗きこんでパチリ。
トサカフトメイガ Locastra muscosalis の幼虫 2014.8.17


ヌルデの他にはオニグルミにも付くそうだ。

まれに葉っぱを食い尽くした集団が、列を成して行軍していることがあるようだ。

さらに前、八幡さんにいた成虫。2014.7.27
トサカフトメイガ Locastra muscosalis の成虫
ケータイ画像なので画質悪し。

内横線の内側の鱗粉が鶏冠(とさか)のように立っている。
これがたぶん名前の由来。


同じ理由で名づけられた和名にトサカハマキなどがある。



おまけ
トサカフトメイガの♂交尾器
バルバを開いた状態


ファルスを外した状態で斜め横から


ファルス拡大


ファルスの内袋を引き出してコルヌツスを示す(右端の棘)。

1本なのでコルヌツス(cornutus)と言い、複数ある場合は複数形のコルヌティ(cornuti)を使う。

ではまた
2014年8月29日 | 記事へ | コメント(0) |
| 昆虫-チョウ・ガ / 交尾器(genitalia) |
次へ