ニックネーム:へロン

»くわしく見る
橋田 壽賀子vs向田邦子
2011年05月13日(金)

”阿修羅のごとく、1部”を全部ではないが、第3話だけ観た。

佐分利信が演じる、お父さんの浮気現場の家、の前で、倒れてそのまま死んでしまう母。の話であった。

このエピソードは、2部でも、常に回想される重要な展開であり、また、身も蓋もない辛い話であった。

このドラマでは、主人公は4人姉妹、と母、とほぼ女性であるが、唯一、佐分利信のお父さんも主役であろう。

この人生の最後の方で、道を踏み外してしまった老人、の役が、佐分利、というのがかなり適役であり、素晴らしかった。

八千草薫、加藤治子、風吹ジュン、いしだあゆみ、は勿論、それぞれのやや歪んだ人生を凄く巧みに演じていたが、やはり、この父の存在との絡みがあって、なおさら、面白いドラマになっていた。

それと、意外なところでは、いしだあゆみ、の恋人役、宇崎竜童、がとても、ポイント高くて絶妙。とにかく、登場人物の絡みがたまらない作品であった。

さてさて。

橋田 壽賀子のドラマが、どんなに鬼畜な展開になっても、血のつながり、とか家族を信頼していることが根底にあるのに対し、向田邦子の、阿修羅のごとく、は基本的に血縁関係ほど油断のならないものはない、という概念が前提なのが対照的である。

あくまでも私見ですが。。。

どちらが正しい、とかではなく、この考え方を肯定できるか、どちらの考え方を指示するかで、どっちのドラマをおもしろいと思うか分かれるんだろう。

現実、殺人事件なんて他人同士より血のつながったもの同士のことが多い訳で、家族だから、心から憎まないとか、普遍の愛がある、みたいな事を幻想だと思う人は向田邦子派なのかもしれない。


ちなみに、TVドラマ、時間ですよ、のファーストシーズンは、橋田が関与していたが、肌が合わず、すぐに離脱。しかし、セカンドシーズンから、向田邦子が参加した(その後、寺内貫太郎、も向田邦子である)。
2011-05-13 21:09 | 記事へ> | コメント(0) |
| TV番組 |
阿修羅の如く
2011年05月12日(木)
阿修羅のごとくを観ていた。向田邦子。

NHKの放送?79年当時は観ていなかったな。八千草薫、吹雪ジュン、加藤治子、いしだあゆみ。の4姉妹。

しっかし、2部からの4話を全部、一挙放送で、5時間くらい?勿論、ライブの次の日の倒れている時でしかこんなのは観れない。

人生哀しいね、楽しいね、とは大概のドラマのテーマであり、みなそこを如何に絶妙に面白く表現するかなんだろうが、向田邦子は、やはりそこがダントツで巧かった。79年放送。

4姉妹の独立した家庭も、その実家も、まともにうまく行っている家はひとつも無い、それはドラマだから?いえいえ、現実も、何も問題ない家庭なんてありはしない。よな。

音楽に、突然、リッチーブラックモアズ・レインボウなんかが使われるところが時代を感じさせる?いやーどうでしょう、当時の流行りもんロックが突然使われるのは、相当変だったと思うです、当時も。

荻野目慶子が、高校生役?中学生かも、で登場するのが驚いた。

しかし、第二部から、というのがいかにも中途半端な鑑賞だった。。。一部放送を待つ。。。本格的な感想はそこで。

いや、本格的なんて無理だけど。
2011-05-12 10:40 | 記事へ> | コメント(0) |
| TV番組 |
時間ですよ1
2011年02月25日(金)
とうとうTBSチャネルで、女と味噌汁が終わり、次は、時間ですよ、の開始。

1970年製作の、このTV番組は、当時、大変な人気で、わしも小学生ながら観ていた。。。と言いたいのだが、残念ながら観始めたのは2ndシーズンからだった。

今回の1stシーズン、の第一話は観てないし、配役も若干、馴染みの無い人がやっている。お嫁さんの、芙美が、大空真弓、なのにはびっくりした(すぐに松原智恵子に代わるのだが)。


堺正章のクレジットは堺正章(スパイダース)だし、樹木希林は悠木千帆の時代。

トリオザ銭湯の娘役は、川口晶、と自分の知らない、時間ですよ、はなかなかに不思議な感じ。

しかし、今更ながらに思うのはドラマの面白さと斬新さ。

当時小学生だった自分がこの面白さを理解していたとは思えないが、脈絡の無いシュールなギャグも満載だし、子供でも面白さは味わえただろう。

銭湯シーンが満載なのはまさにこのドラマの斬新さを物語っている。今でも当時でも、こんな発想の展開はありえないと思う。

と、どこを追っても、驚きのドラマであるが、一番凄いのはやっぱり、森光子の素晴らしい演技。

演技というか、舞台?みたいな生々しさ、に息を呑む。

それに応える、船越英二もこれまた素晴らしく、森のアドリブのような自然な台詞に完全に調和し返す演技。

正直、第1話、ですでに完全に圧倒されました。。。

ありえない面白さです。
2011-02-25 09:50 | 記事へ> | コメント(0) |
| TV番組 |