ニックネーム:サト-ノリフク
ボクシング愛好会 サト-・ノリ・フク 女性3人の合同ブログなので「サト-ノリフク」!!

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2012年05月06日(日)
間合い
 相手と向き合ったとき、「間合い」ほど重要なものはないでしょう。距離の判断が違っていれば、マイク・タイソンのパンチを持っていたって、ちっとも倒せない。パンチが空を切る、近すぎてダメージを与えられない。
 自分の間合いに持ち込むには、まずはフットワークがものをいう。相手の打ち終わりにステップインしたり、フェイントで仕掛けておいて詰めたり。最近思うのは、こういうフットワークの技術とか身体能力に先立って、こころの問題がけっこう大きいなということ。間合いを詰めるということは、パンチをもらう危険をおかして入っていくわけで、たとえ打たれても、ひるまず踏み込む勇気が必要だ。
 剣の道に関する有名な古歌に次のようなのがある。
「切り結ぶ太刀の下こそ地獄なれ踏み込みゆけばあとは極楽
 身を捨ててこそ浮かぶ瀬もあれ」
 勝負は「胆(はら)」が肝心。ノリ
2012-05-06 20:11 | 記事へ |
2012年04月30日(月)
ランニング
「ランニングを極める」という本を読んだ。
 走る身体の基礎づくりから、レースへの取り組み方まで、さまざまなテーマで詳しく書いている。その中で、まさに“目からウロコ”だったのが、走り方の基礎のなかの四つ。
1.足の前部分で着地する。
2.身体の真下で着地する。
 かかと部分で着地すると、身体の前、重心より前に着地するからブレーキがかかってしまう。足の前部分で跳ねるには、ボクサーがするアリ・シャッフルのまねや、足の前部分で前後左右に跳ねるのがよい練習になるという。
3.地面から素早く足を離す。
 熱い砂の上を裸足で駆けているイメージ。地面に足が触れている時間が長いほど、自然なバネが失われ、重力の助けが十分に得られない。
4.地面から離した足は尻の下へ振り上げられる。

 走ることは退屈なことではない。走るたびに何かを学び、自らを発見する機会が得られる。走ることは創造的な行為なのだと言っている。
 朝、この四つを意識して走ってみた。不安定なうえ、ふくらはぎに負担がかかる感じはしたが、なんか懐かしい気持ちになった。若いころはこんな走り方をしていたのかと思ったりもした。スプリンターは軽いランニングをしていても、いつでもトップスピードにあげられるみたいに見える。走るフォームは遅くても速くても変わらないということか。
 朝のランニングがちょっと楽しくなってきた。ノリ
2012-04-30 22:50 | 記事へ |
2012年04月16日(月)
人の子
 ダルビッシュ投手の先発2戦目は2失点。まだ四死球が多くて苦労しているようすだ。前回のマリナーズ戦では、首をかしげることが何度かあって、汗を一杯かいていた。ダッグアウトでひっきりなしに水分をとっていたのも印象的だった。「彼も人の子ってことですよ」と感想を言っていたのは上原投手だったかしら。
 先日、ジムでのこと。相手選手のディフェンスの練習のために、あまり打ち込まないマスボクシングをしたところ、いつもより腕が伸びたいいパンチが打てた。そして、自分のパンチがどのような軌道を描いているかを意識することができた。つまり普段は、打ちはじめと打ち終わりしか意識にのぼっていなかったってこと。そのあいだは「無」。シャドーボクシングのときは軌道の修正が大事な練習ポイントだけど、相手がいると当てよう当てようと急ぎ、結果にしか思いが至らない。過程を、フォームを、いつも意識できるといいんだけど。がち“人の子”である私には難しい。ぼちぼちやるしかない。ノリ
2012-04-16 15:22 | 記事へ |
2012年04月10日(火)
助産師ボクサー
 富樫直美さんはキャリア10年の助産師で、WBC女子世界ライトフライ級チャンピオン。2月にたまたまラジオで富樫さんが話しているのを聴き、大きな病院に助産師として勤務しつつ、4年間もチャンピオンで居続けるなんてすごいなと思った。ところが富樫さんの「走れ!助産師ボクサー」を読んでみると、その日常のハードさは想像以上だった。
 朝6時から10キロ弱のロードワークをすませて、8時前には病院へ。助産師としての1日を終えて午後6時過ぎに病院を出て、寮の部屋で少し休息。ジムに着くのは夜8時くらい。そこから約3時間のジムワークだ。戻る頃には日付が変わっていることも多いそう。自炊する元気はないと、買ってきたもので夕食をすませて午前1時にはベッドに。この日勤のスケジュールとは別に月8回の夜勤と準夜勤が入る。夜勤の日は昼間に仮眠を取り、夜練習して11時前に病院へ。寝る時間が不規則になるのは相当こたえると思う。
 タイトルを獲った2008年。その暮れに決まった初防衛戦に向けて激しさを増していくトレーニング。このころ初めて真剣に「助産師をやめよう」と悩んだという。急激に分娩数が増え、連日極度の緊張を強いられるお産が続くところに、さらに走り込み特訓が始まり、歩くのもやっとという状態に。緊急の帝王切開手術があれば1分1秒を争って準備をしなければならない。助産師が「走れない」なんてことはあってはならない。悩み抜いて出した答えは、「自分の中に甘えがある」。動かない脚を動かすしかない。限界のラインを引くのはよそうということ。
 こんなにシンドイのに続けているのは、どちらも好きだからという。そして、助産師は「人のため」、ボクサーは「自分のため」、両方とも得られるものが多いからと。プロボクサーをやっていて一番好きな瞬間は、終了のゴングが鳴り、勝者としてレフェリーに腕をあげられているとき。嬉しいというよりホッとしたような安堵感が全身に満ちてくる。この感覚は試合を経験した人じゃないとなかなか伝わりにくいかもしれないという。
 選手によっては、その瞬間を、ものすごい幸福感に叫びだしたくなると言った人もいる。それに引きかえ自分には、その安堵感も幸福感も味わうチャンスがないなあと少し寂しく思う。でもしばらくしたら、「そうだ、自分の中での晴れ舞台は、ここジムのいつもの練習なんだ」と思えてきた。だから、いつも目一杯楽しもう。遊び心を持って何でもやってみようじゃないの。ノリ

2012-04-10 18:00 | 記事へ |
2012年03月15日(木)
ダルビッシュと足の形
 レンジャーズのダルビッシュは昨日のオープン戦で2失点だったみたい。でも心配ないでしょう。
 1度目に先発したパドレス戦のとき、ニュースで流れた投球フォームを見たんだけど、それを見て目を見張った。真横からの全身のフォームが映っていた。ハッとしたのは足の形。大きく振り出した左足。前方の地面に着くちょっと前から、踵とつま先の間が彎曲してアーチを描いていた。つまり土ふまずがへこんでいたのだ。野球のシューズって柔らかいのかな?まるで地下足袋でも履いてるような、しなやかな弓形だった。ピッチャーも足で地面をつかむのが大事なのかな?
 ジムで練習をしているとき、フットワークでつま先を使えていない私に、畠山会長が言ったことを思い出した。会長自身は、つま先を意識して使っていると、あとで土ふまずがだるくなることがあると。
 なぜ土ふまずがだるくなる?ただ単につま先から床をふんでいてもうまく力が床に伝わらない。もちろん土ふまずがだるくなるなんてことはない。
 そうだ、アーチ型の足だ!これだ!
 もう少し暖かくなったら家ではスリッパじゃなく草履を履こうと思う。鼻緒をつま先ではさむと足の底は弓形に曲がりやすくなるから。 ノリ

 
2012-03-15 23:58 | 記事へ |
2012年02月27日(月)
目的は?
「なぜボクシングをしているの?」「ボクシングをしている目的は?」などと聞かれることがある。女で年くってて、試合には出られない。なのにどうして?という疑問だ。
 それには、「ボクシングを始めて人間のカラダの不思議さに気づかされたからだ」と答えたい。入門したての頃から、ちょっとした意識で、こんなに自分の体、動きが変わるのかと驚くことがたくさんあった。それにハマるというか、すっかり夢中になってしまった。もちろんボクシングが上達すること自体も大いなる喜びだ。
 身体能力を鍛えて反復練習で技術を習得するだけでは、そんなにボクシングは上達しないと思う。本来、私たちのカラダは、身体と心(心理、意識)が合わさって存在する。肉体的なものと心理的なものは一体となっている。体をうまく使うには心がとても大事だ。たとえば、力一杯打とうとすると強いパンチにはならない。適切な緊張があるリラックスが大切だ。また、体全体を使って動くには、全体をコーディネートする意識が必要だ。
 最近ためしているのは、動くときに首と頭で「方向づけ」をするということ。頭で引っぱる感じだ。そうすると、歩いていても走っていても、急に体が軽くなりスピードが増す。チーターのイメージかな。ジムの練習では畠山会長のダッキング、ウィービングを思い浮かべながら、自分の体を頭で引っぱるように意識している。
 ホント、人のカラダってオモシロイ!ノリ
2012-02-27 17:30 | 記事へ |
2012年02月23日(木)
ミリオンダラーベイビー

 職場で映画の話題になり、観たいと言われたDVDを貸した。アカデミー賞を獲った女性ボクサーの映画、「ミリオンダラーベイビー」だ。クリント・イーストウッド監督・主演。ボクサー役のヒラリー・スワンクは、とても上手で様になっていた。映画公開当時、私はボクシングを初めて3年だった。3ヶ月特訓したというヒラリー・スワンクのほうが、どうみてもカッコよくって、ちょっと悔しかった。
 映画のDVDは2枚しか持っていない。もう1枚は、「燃えよドラゴン」だ。ノリ
2012-02-23 21:50 | 記事へ |
2012年02月20日(月)
あこがれの動き
 最近よく観ているのは、畠山会長の防衛戦と、もう一つ、手持ちのビデオにあった2008年7月のWBA世界フライ級タイトルマッチ、王者坂田健史に挑戦した久高寛之の試合。久高選手は、フットワークが素晴らしく、ディフェンス技術に優れ、ハンドスピードがめっぽう速い。坂田選手の圧力に押されて大差の判定で負けてしまったけれど、これだけ動けたら楽しいだろうなと思わせられる。こんなふうな身のこなしが少しでもできたらと思う。
 映像を利用してのイメージトレーニングで面白いのがあった。マリナーズとマイナー契約した川崎宗則選手のメンタルトレーニングを担当していた人が、2006年、打率低迷で軽いスランプに陥っていた川崎選手に勧めたことは、サバンナを駆けめぐる野生動物や、他の競技のアスリートの精悍な動きを繰り返し観ること。全力疾走するチーターの映像をスローモーションで再生したり、サッカーのロナウジーニョ選手の神業的ドリブルや絶妙なラストパス。これらは潜在意識に働きかけ、脳は自分の成功体験として内在化するという。スランプのときはまったく異なるジャンルのビデオを観るのもポイントだそうだ。
 ボクサーだったら、どんな映像がいいだろう。一流ピッチャーの肩が分離した投球フォームや、相撲の立ち合いなんか力の方向がイメージできそう。それにダンサーの軸のぶれない動きなんかもいいと思う。ノリ
2012-02-20 14:55 | 記事へ |
2012年01月30日(月)
びっくりパターン
 突然大きな音がしてびっくりしたとき、体はどんな反応をするか。
 首の筋肉が縮み、肩が持ち上がり、胸や膝が緊張する。個人差はあまりなくて誰もが同じような反応を引き起こす。それを「びっくりパターン」と名づけて、タフツ大学心理学部のフランク・ジョーンズ教授が研究したそうだ。
 恐怖、不安、疲労、痛みなどのストレスを感じたときに見られる悪い姿勢は、すべて、「びっくりパターン」の変形だという。落ち込んだり、苦痛の期間をすごすと、頭、首、胴体のバランスが乱され、それが固定してしまったりする。体を使おうとしたときに、このような無用の緊張があると自由な伸びやかな動きは望めないし、肩こりや腰痛の原因にもなるだろう。これを改善するには、自分のどこに緊張があるか気づくことだけれど、まず、首の後ろの筋肉に注目して、ここをゆるめると、頭が上に前に行き、背中が長く広くなるという。ここがポイントらしい。普段からゆるめることが身についてくると、身長まで伸びるそうだ。(「ボディ・ラーニング」マイケル・ゲルプ)
 先月の健康診断で、身長がなんと2cmも低くなっていてショックを受けた。首を伸ばして背骨も伸ばして2cm分かせいで、1年後には元の身長に戻したい。
 シャドーボクシングをしているときは、楽に遠くまでパンチを飛ばせるのに、リングに上がって相手がいると、縮こまったパンチになっているように思う。やっぱり「びっくりパターン」の変形だろうか。リングで意識してゆるめることはなかなか難しい。日常生活で筋肉のリラックスを維持できるようになれば、少しは変わるかな。ノリ
2012-01-30 17:50 | 記事へ |
2012年01月17日(火)
こんなDVDがあったら
 2002年、畠山会長が奪取した日本ライトフライ級タイトルマッチを観た。どんどんパンチを繰り出す、10ラウンド休みなく。コンパクトでありながら、スピードも伸びもある連打。
「畠山昌人の基礎練習」という教育DVDがあったらな。赤坂マネージャーの解説つきで。パンチの打ち方、コンビネーション、ディフェンスでの体の使い方などなど。会長の動きは一つ一つ迫力がある。そんなDVDがあったら、ぜったい毎日みてミラーニューロンを活性化させて真似っこするんだけど。ノリ
2012-01-17 18:00 | 記事へ |
2012年01月16日(月)
イメージする
 2012年が明けてだいぶ立っちゃったけど、今年の目標、いっぱい「イメージする」ことで目的をもったメリハリのある練習をする。
 イメージトレーニングの効用がよく言われる。自分でやってみて、思った以上にこれはすごいぞ、と思っている。ある動きをうまくイメージできると、まるで何回も繰り返し練習したみたいに実際に動けることがあるのだ。
 脳の前頭葉にあるブローカ野には、ミラーニューロンと言われる神経細胞が存在するらしい。他人の動作を見ると、自分の脳でも、その動作をする神経細胞が活動するという。鏡に写したように反応するからミラーニューロン。ラケットを持ってテニスのボールを打とうとする人がいるとする。その人の脳ではもちろん手を制御する領域が活性化している。で、その動作を見ている人の脳でも、活性化のレベルは低いが、やっぱり手の運動を制御する領域が活性化しているんだそうだ。
 ボクシングの映像で自分が上達したい動きを見る。それを頭の中で再現する。つぎに、自分がその動作をしているつもりになってイメージする。毎日はジムに行けなくても、イメージ力を鍛えれば、びっくりするくらい巧くなれるかもしれない。ノリ
2012-01-16 17:52 | 記事へ |
2011年12月26日(月)
なます
 ちょっと早いけれど、おせち用のなますを作った。菜切り包丁で大根を千六本に。肩の力を抜いて手首を柔らかく、包丁の重さを利用してリズミカルの切っていく。ジャズを聴きながら時の立つのも忘れて1時間半、特大の大根2本の千切りが完了。 出来も上々。
 こんなふうに力が抜けて拳の重さを利用してパンチを出せたときは、3ラウンド目一杯動いても疲れが少ないんだ。力みはスタミナさえ奪ってしまう。ノリ
 
2011-12-26 17:40 | 記事へ |
2011年12月18日(日)
ディープピープル
 2009年5月にNHKで「ディープピープル」というトーク番組が始まった。初回のテーマはボクシングで、浜田剛史、畑山隆則、長谷川穂積という3人の世界チャンピオンが出演した。今年の4月、初回のほかに柔道、競泳背泳ぎの3回分の放送が、未公開部分を加えて本になった。
 いろいろと「へぇー、なるほどな」と思う話が出てきた。
 会心のパンチというのは、「本当に力を抜いて打ったんだけど、全く手に感触がなくて…」(ウィラポン戦の右フック・長谷川選手)。畑山さんもまた、ほとんど肩の力が抜けてて「えっ?こんなパンチで倒れるの?」というのが多かったそう。逆に浜田さんは、肩まで衝撃があるくらいで「よし、効いたな」という感じがしたという。
 畑山、長谷川の両者とも筋力トレーニングは一切やらなかったと言う。一方、浜田さんはよく筋トレをしたそうだが、かならずスピードのトレーニングもしたと。
 また、長谷川選手がフェイントについて言っている。「ここに顔をもっていけば相手がこのパンチを打ってくるとか、こう動けばこうくるという法則のようなのがあって、そうやって相手のパンチを誘ってカウンターを打つっていうこともやっている。経験上、大体7割ぐらいが打ってきてくれるんです。自分はボクシングが好きだから、少しでも長いことしたいというのがあるんで、一生懸命考えられる部分を考えて、生き延びれるように…」それを聞いた畑山さんが、「やっぱり8度も防衛しているチャンピオンは言うことが違いますね。すごいな」と、心底感心している。また、「自分は相手の呼吸を見ながら試合しているんです。吸ってるときぐらいで打ったらよく当たるんですよ。要は相手がディフェンスできないタイミングというんですかね」と長谷川選手が話すと、浜田さんが、「息を吸ったところ、今だと思ったときには遅い。それを前から読んでおいてのタイミングだから、これはやりながらつかんだタイミングだと思うんだけど、さすがだよね」と誉める。3人とも自分を飾らず、率直なトークを繰り広げている。
「ボクシングはただ拳を振り回しているだけではない。一瞬一瞬のタイミングを見て、いろんな計算のもとでやっている。1秒あればいろんなことを考えられる」「あらゆる格闘技の中でボクシングというのは二つの拳だけを使って、オフェンスとディフェンスをこなす競技。こんな高度なテクニックを有するスポーツというのはそうそうない」
“ボクシングは芸術だ”ということで、3人が一致した。ノリ
2011-12-18 22:19 | 記事へ |
2011年12月15日(木)
 高橋選手と股関節
 今週のフィギュアスケートGPファイナル。ショートプログラムで5位だった高橋大輔選手が、フリーでは、4回転こそ飛べなかったけれど素晴らしい演技で2位と巻き返した。
 高橋選手は、2008年10月31日に練習で右膝前十字靭帯を断裂し、手術と過酷なリハビリを克服して、1年後に大会に復帰、昨年のバンクーバー五輪では銅メダルを獲得した。
 その4ヵ月半に及ぶリハビリの辛さは、よく知られているように、2週間行方不明になったほどだ。病院の近くに部屋を借り、1日8時間ものリハビリに毎日通ったという。高橋選手の手術を担当した医師、そしてリハビリを担当した理学療法士、管理栄養士、みな超一流の人たちだったそうだ。
 理学療法士の吉田さんが言っている。「フィギュアスケートの選手が前十字靭帯を断裂させることは極めて稀です。普通ならコケる。踏んばったから切れた。踏んばらなきゃならん原因は重心が後ろにあったからです。股関節が硬いと重心が前に移動してきにくい。柔らかくして重心を正しい位置にもどすことを考えました」
 高橋選手は体が全部硬くって、足首も異常なくらい硬かった。それもリハビリで改善していった。復帰後は、以前だったら考えられない姿勢でスピンが出来るようになったりしたけど、ジャンプの感覚が違っていて苦労したらしい。
 股関節の硬さと重心…ハタと思い当たった。いつも赤坂マネージャーから注意される。「ストレートで重心が前に移動してこない、上体が残っている」と。確かに自分は股関節が硬い。なんとかしなきゃ。そこで、股割りみたいなことを始めてみた。足を開いて床に両手をつく。そのまま後ろに倒してお尻をつける。最初、あまりの痛さに「ギャー!」。どうかなったかと思った。2回目からはお尻が当たるところに座布団を二つ折りにして置くことにした。その結果はというと、1回目には効果が感じられたんだけど、その後はあまり変化なし。
 座布団をはずす勇気がなかなか出ない。ノリ
2011-12-15 22:15 | 記事へ |
2011年12月07日(水)
グローブ
 グローブを外したときに手の臭いを嗅いでみたら、犬の足の肉球の臭いがした。嫌いじゃないけど…。ノリ
2011-12-07 00:35 | 記事へ |
2011年12月06日(火)
レバーのせいで
 人間の身体って、外面はほとんど左右対称なんだけど、人体内部の内臓を見てみると、心臓や腎臓の位置なんか、ぜんぜん対称じゃないし、とくに重い肝臓が右腹部、右の骨盤に乗るような位置にあるものだから、それが人の重心にだいぶ影響を及ぼしているらしい。
 人は、ただ立っていると知らず知らず右に重心を寄せていることが多いそうだ。先日、東急デパートの靴売り場にいたら、立ったときに足裏のどこにどれだけ圧がかかっているか知ることができる機械があった。ためしに乗ってみた。私の場合、右の親指の付け根あたりに一番圧がかかっていた。係りの人が、「右に重心が片寄っている人は多いですよ」と言っていた。
 身体の左右のバランスの違いはトップアスリートの走り方にも現れている。100mの福島千里選手は右腕だけ横に振っている。マラソンの高橋尚子選手や野口みずき選手の特徴的な右腕の動き、これも左右への重心移動のバランスをとっているということなんだ。
 右手に重い荷物をぶらさげて、目をつぶって歩くと、ほとんどの人が体幹を左に倒しながら自然と左に寄っていく。階段を下りるときに、左回りだと素早く下りられる。陸上のトラックやスケートのコースも左回り。
 つまり、スポーツでは重心を左に置くと前方への力を働かせることができるという話なんだ。ボクサーも同じ、左重心がいい。でも、オーソドックススタイルとサウスポーとの違いがあると思うんだけど、どちらも左の股関節に重心を置いて打つことが大事で、そうするとパンチが乗るという。
 今までサウスポーと闘うときは、お互い有利不利とかなくて五分五分だと思っていたんだけど、違うんだって。オーソドックスの左フックは確かに破壊力があるんだけど、サウスポーの左股関節の押しを利用したノーモーションの左のストレートは強力で、いろいろ考え合わせると相対的にサウスポーのほうが有利だそうだ。
 そんなことを思いながら、ジムのサウスポーSさんのミット打ちを見ていたら、いきなりの左ストレートがやけに速く見えた。
 相手の利点と自分の利点を考えて有効打を選択することも大事なんだろうな。〜「左重心で運動能力が劇的に上がる!」(織田淳太郎著)より〜ノリ 
2011-12-06 01:05 | 記事へ |
2011年11月17日(木)
時計遺伝子
 明日は休みだと思うと夜遅くまで何だかんだと起きていて、翌朝は1時間以上の遅起きが習慣の私。これってとてもいけない習慣であったらしい。それを先月末のTV「家庭の医学」でやっていた。毎日同じくらいの時間に起きることで、体内の時計遺伝子なるものが活性化して、1日の血圧やら体温やらホルモンを適正に調整してくれるんだそうだ。時計遺伝子が働くと、てっきり衰えてしまったものと思われていた記憶力や体力がぐんと回復するそうだ。
 何気なく画面を見ていた私が、「おおっ!」と身を乗り出したのは、まるでスポーツと縁がなさそうな中年男女が、バッティングセンターで150キロのスピードボールを打っている場面。3週間前にはまったくバットをかすりもしなかったのだ。3週間の間に何をしたでもなく、ただ、週末も平日と同じ時間に起きただけ。
 う〜ん、お金も時間もかからないし、これはうまくいったらもうけもんやと、早速やってみた。2回の週末を経て、つまり同じ時間に起きること18日目。変化があった。午前中でも頭すっきり、仕事テキパキ。1番違うなあと思ったのは、午後の長距離運転。昼食後の運転は必ず眠気がくるので、コーヒーとガムが欠かせなかったのが、なんと目はパッチリでぜんぜん必要がなくなった。ところで肝心のボクシングはというと、動きがよくなったと喜んだ日もあれば、またガチガチで落ち込む日もあるという次第で、時計遺伝子の効果はまださだかではない。ノリ
2011-11-17 22:57 | 記事へ |
2011年11月10日(木)
強さが心の支えに?
 知り合いの女性が最近ボクシングを始めた。「こんな楽しいこと初めて!」と、すっかりはまってしまった様子。聞くところによると、むちゃくちゃスタミナがあるし、トレーナーにもパンチ力が半端じゃないと言われたらしい。
 先日、こんなことを語っていた。「私、このごろあまり腹が立たなくなったんです。理不尽なことがあっても、いざとなれば自分のほうが強いと思えるから」。日常ずいぶん憤りを覚えることがあるんだなあと思うと同時に、男性と比べて非力な女性は、意識下で抑圧を感じているのかなと改めて思った。腕力なんて関係ないところでね。たとえば上司に一方的にミスを叱責され、でも本当は上司の手落ちだったり、なんてことはよくある話。そこで、ちょっと頭をよぎる。“私のストレートで鼻の骨を折ってやれる”。
 思い起こせば私も、ボクシングをはじめた頃、強くなったような気になったことがあった。でも、あっという間に消えた。全然強くないとすぐわかったから。
 こんど彼女に言っとかなくちゃ。「もし暴漢に襲われたら、まず、逃げるんだよ」。ストリートファイトするには、別な技術と覚悟がいるよね。ノリ
2011-11-10 23:27 | 記事へ |
2011年10月24日(月)
このごろ思う、やっておけばよかったこと
 もしもボクシングを始めたころからずっと続けていたら、今頃すごい身体になっていたのではないかと思うことがある。それは、日常の動作の中の、たとえば、掃除。掃除機をかける、モップで拭き掃除をする、といった前後の動作のとき、下腹をぐっと絞めて、足先で床を押し、身体全体を前後に動かす。また、左右の動作、窓を拭く、テーブルを拭く、犬の体にブラシをかける。こんな時も、下腹を絞めて足裏で左右に床を押すことで身体を動かす。けっして肩から先だけを動かさない。
 毎日ちょっとだけ意識して続けていたら、ボクシングで相当いい動きができるようになっていたのではないかと思う。女性のほうが、よりこういう家事をしているから男性より得だとも言える。「ベストキッド」というカンフー映画の一場面が思い出される。
 というわけで、遅ればせながら毎日期待をこめつつ家事をしている。
 もう一つ、前からやっておけばよかったと思うのは、ロープを跳ぶとき、足先が着いた瞬間、キュッと足指で床をつかむこと。意識しなくてもフットワークで床をつかめるようになるんじゃないかしら。ノリ
2011-10-24 17:23 | 記事へ |
2011年10月07日(金)
このごろわかったこと
 ジムで練習していると、毎回、自分の調子というか、切れが違っていて、その幅がけっこう大きい。練習メニューにかわりはないのに。だから考えてしまう。なんでカラダが重たいんだ。きのうの夕食に何食べたかな? 睡眠はどうだったかな? 今日の仕事、きつかったっけ?
 そういう単純な理由じゃないんだ。たぶん、脳(意識)と身体の問題だと思う。
 ロープを跳ぶ。日によって妙にロープが軽いときもあるし、いい感じに重い感覚のときもある。軽いときは、重く感じるように体幹をいろいろ調整する。
 鏡の前でシャドーボクシング。フットワークでは膝の力を抜くことを意識する。パンチでは、肩の力みがすっかりとれるように一つ一つ振り返る。とれたと思っても油断してはいけない。もっとバランバランになるはずと思って追求する。そして下腹を絞める。
 サンドバッグの練習で、また力みが出てしまうことがよくある。拳を当てる部分を意識すると肩に力が入ってしまう。体幹の回転と前方への重心移動によって、肩から腕がすっ飛んでいくような感覚が大事。どこに当たるかは拳に聞いてくれーっという感じ。
 そうやって意識によって身体の感覚を理想に近い状態に近づけてから、リングに上がる。リングではとにかく余計な雑念が浮かばないように相手の動きに集中する。こう攻めてみようなんて具体的に頭に浮かんじゃうと、とつぜんバランスの悪い動きになったりする(浮かぶと同時に打てばいいんだけど)。逆に、リズミカルな音楽がかかると急にフットワークがよくなったりもする(たとえばAKBとか?)。脳は本当にデリケートで、ある意味、単純。100メートル走でゴールを10m先に移動するとタイムが速くなるというんだから。いかに脳をだますかを研究するのって、けっこういいかもしれない。赤坂マネージャーが、ジャブ・左フックの速い連打について、ジャブ・ジャブを打つつもりで最後の最後にフックに変化させるとうまくいく、という指導の中で、「脳をだます」のだと言っていた。
 ともかく私の場合は、膝、肩が柔らかくて、力を入れるときに下腹が絞まる身体に持っていければ、総じて切れがいい状況を作れることがわかった。食べたものも飲んだものも関係ないのさ。ノリ
2011-10-07 20:34 | 記事へ |
2011年09月26日(月)
ゴールをゴールと思わない
 2008年の北京オリンピックのときのお話。
 競泳・日本代表の平井伯昌コーチらは、本番4ヶ月前の代表選考会の頃から、北京オリンピックではメダル獲得は厳しくなるんじゃないか、という危機感を持っていた。それは、ゴール手前の50mで失速する選手が目立っていたから。世界記録を上回るペースだった北島康介選手も最後の50mでスピードが落ちた。体力や技術以外に原因があるかもしれないと考えた平井コーチは、「勝負脳の鍛え方」という本を出していた脳神経外科医の林成之氏に意見を聞こうと考え、強化合宿に招いて選手たちの前で講義をしてもらった。
 林医師は講義の中で、「ゴールをゴールだと思ってはいけない」と言ったという。ゴールが視界に入るなどして、「もうすぐゴールだ」という情報が脳に伝わると、そのとたん、集中した状態が途切れてしまって、最高の運動能力が発揮できなくなる。「やった!勝った!」と思うことも、同じ作用をもたらすという。
 脳のそういうメカニズムを聞き、平井コーチは、自分が普段から選手に指導していることと共通している部分もあると感じ、練習でもゴールを意識せず泳ぎ切ることを徹底して指導した。そして北京オリンピック直前に北島選手たちに、「林先生が言っていたように、オリンピックでは、ゴールにタッチをして、振り返って、自分の記録と順位を電光掲示板で確かめるまでがレースと考えよう」と伝えた。
 100mの決勝レース。1位でゴールした北島選手は、振り返って、厳しい表情のまま新記録を確認して、やっとガッツポーズが出た。その場面がいまでも目に浮かぶ。あれは、平井コーチの指示を実践したってことなんだ。
 林医師のゴール理論を知った福島大学陸上部の川本和久監督は、試しに練習でゴールを10m先に設定してみたところ、みな、タイムが上がったという。(「本番で負けない脳」善家 賢 より)
 2006年トリノで開催された冬季オリンピックでは、荒川静香選手が金メダルを獲得した。彼女は、「順位はまったく考えていませんでした。新しい採点法に対応するために、演技ごとに自分の欠点を明らかにして、一つ一つをいかに完璧にこなすかに集中していました。1位になれたことにびっくりしました」とコメントしたそうだ。緊張状態のなかで実力を発揮するためには、結果を意識するのではなく、それを達成するために必要な技や作戦に気持ちを集中させることが大事なんだそうだ。
 あのときの荒川選手の演技は、いかにも伸びやかで、まるで女王様のようだったなあ。
 ジムでは、残り30秒を知らせるブザーがなる。ここからだぞって思っても、なかなかいい動きにはならない。脳をコントロールするのは難しい。ノリ
 
2011-09-26 16:00 | 記事へ |
2011年09月11日(日)
ドーパミン
 このあいだの日曜日、「脳卒中・リハビリ革命 脳はよみがえる」という番組をやっていた。
 脳卒中の後、リハビリに励んで数年が立った男性の患者さん。だんだん効果が見られなくなって意欲が低下していたんだけど、あることで、ぐっと回復して短期間で退院。どうしたのかというと、それは、彼のリハビリの努力を病院のスタッフたちが「ほめる」ことによってだった。なあんだと軽く見てはいけない。ほめられると脳内にドーパミンが発生して、その運動をつかさどる神経の成長をうながすんだそうだ。ほめると脳は、そのことをより効率的に的確にやれるように自分を変えていくのだという。もちろん、ほめられたり励まされたりすると嬉しくて、自分で工夫しながら自主トレしたりするから、その影響もあるとは思う。

 ドーパミンで思い出した。この脳内「快楽」物質、つまり、気持ちいいーって感じる物質は、とっても面白いんだ。中脳の報酬系と言われる部位から放出されるんだけど、どういうときに出てくるかというと、たとえば、美味しいものを食べたときとか、好きなお酒と飲んだときとか、人からほめられたりとか、お金をもらったりとか。さらには、そういう直接の報酬だけじゃなく、トンカツを食べたいと思って歩いていて、トンカツ屋の看板が目に入ったという場合にも、看板が一つの報酬となってドーパミンが放出されるんだそうだ。
 驚くことに、いや経験からすると当たり前かもしれないけれど、ドーパミンがより多く放出されるのは、ギャンブル的な要素がある状況だ。うまくいくか失敗するか、確率は五分五分のとき。100%手に入るとわかっている状況より、いけるかもしれないしダメかもしれないというワクワク感のとき、ドーパミン細胞から長い時間放出されるんだそうだ。素敵な人と出会って、恋愛が成就するかどうかわからない、でも相思相愛までいけそうってときなんか、きっとすごい量が出るね。人間は不確実性を好むと言われているんだけど、それは、厳しい環境で生きのびるための、生物としての適応から脳が行なってきたことと言われている。自然の中で餌を求めて歩き回っている人間が、ある場所に行けば必ず食べ物があるし、危険もないとわかっていれば、そこは確実な報酬源だ。だけど、いつまでもあるとは限らない。常に新しい食べ物のありかを探し求める必要がある。だから不確実な報酬を探す行動もとれるように、不確実性が嬉しいというか、ギャンブルは楽しいっていうように脳は設計されているらしい。
 倒すか倒されるか、打つか打たれるか、怖いけど、でも、うまくやれるかもしれないっていうとき、私の脳内は快楽物質のドーパミンに満たされていると思う。
 盛大に開催されたムチャぶりボーリング大会。赤坂ジムの出場選手たちの脳内もドーパミンむんむんだったことだろう。なんたって、罰ゲームで口の中も胃の中も大変だったのに、それでも雪辱戦が行われるなんて、絶対、ドーパミンのしわざだ。ノリ
 
2011-09-11 21:50 | 記事へ |
2011年08月30日(火)
中学校の体育
 来年度から中学校の保健体育で、武道が必修科目になるんだそうだ。今までは選択だったんだけれど、男子も女子も、柔道・剣道・相撲のどれかを選ぶんだそう。相撲を選ぶ女子、いるかな。柔道が多そうね。事故が心配だわ。
 安倍晋三内閣のときに持ち上がった構想で、「美しい国、日本」というスローガンのもと、「武道には日本固有の文化が息づいている」からですって。でも、現在の武道は、武士の時代とちがってすっかりスポーツ化しているから、文化が息づいているなんて言えるのかしら。それを伝えられる指導者はごく限られているでしょうし。
 礼儀とか相手を尊重する、あるいは一対一の攻防を通じて自己をみがくということを教えたいなら、ボクシングはいいよ。50億円もかけて武道場を整備する必要ないし。ノリ
2011-08-30 23:31 | 記事へ |
2011年08月29日(月)
フロー状態
 よく「ゾーンに入る」という言葉を聞くけれど、心理学用語では「フロー状態」というのだそうだ。
 スケートの清水宏保選手が調子のいいときには、自分の走っているコースが光の点になって見えたそうだ。モーツアルトが一瞬のうちに交響曲を構想してしまうとかもそう。無意識のうちに流れるように生み出してしまうというか、究極の集中状態になって最高のパフォーマンスを発揮できる状態。
 以前、仕事で原稿を書かなくちゃいけないとき、締め切り間際まで追いつめられると、不思議とさらさら文章が出てきた。だからギリギリでいいやと悪い習慣がついてしまうのだが。「火事場のバカ力」とも言うし、追いつめられることが一つの鍵なんだろうか。すごく興味がある。
 茂木健一郎氏によると脳科学的には、フロー状態とは「脱抑制」だろうと考えられているそうだ。つまり無理に何かを脳にやらせるというのではなくて、脳にふだんかかっている抑制をうまくはずしてやると、脳が自動的に作り出す。体の動きだったり作品だったり。脱抑制ができるためには、セーフベースが重要なんだそうだ。たとえば、充分なトレーニングを積んで技術的にはピアノを弾くことは問題なくできる、というのもセーフベースで、そのときはじめて抑制をはずせて創造性が発揮できる。
 アメリカでは、いかに前向きに生きるかというコンサルティングをやっている人たちの間で、いかにフロー状態をもたらすかということが一大産業になっているそうだ。でも、とてもまれにしか起きないし、今のところ研究の成果は上がっていないらしい。
 充分なトレーニングを積むことが条件であるなら、世界チャンピオンに高い確率でフロー状態が生まれるのだろうか。チャンピオンじゃなくてもそれなりに起きるかもしれないと信じて、それを楽しみに練習しよう。ノリ
2011-08-29 14:59 | 記事へ |
2011年08月01日(月)
アスリートの夢
 なでしこリーグの入場者数がすごいらしい。昨日のINAC神戸と岡山湯郷戦は、無料試合とはいえ21236人。W杯前の6月11日にあったINAC神戸の試合では448人だから、50倍近い。
 W杯のアメリカ戦は奇跡だという人が多いようだ。先行されても落ち着いていて、体がよく動いているのがすごいと思った。帰国後の選手たちの話を聞くと、冷静に状況を分析していて、お互いの信頼が強かったのがわかる。
 脳科学者の茂木健一郎さんが言っていたんだけど、本番で力を発揮するには、リラックスしながら集中するのが大事で、それは日本人が苦手とするところなんだって。
 モハメド・アリがかつてまだカシアス・クレイといっていたころ、史上最強といわれていたヘビー級チャンピオン、ソニー・リストンに挑戦した。後年、アリは、「俺は怯えていた。彼の強打を知っていたから恐ろしかった」と打ち明けているのだが、試合になると1ラウンドから華麗なフットワークを駆使し、ロープ際でパンチをかわし、左右のストレートを的確に当てていった。そのときアリは相手の耳元でさかんにささやいていたという。「俺はいま完璧だぜ」
 試合後の勝利者インタビューで、「全能の神が俺についたんだ!」と叫んだそうだ。窮地に追いつめられたとき、神の力かと思うようなパワーが発揮される瞬間がある。完璧な瞬間、アスリートの夢。ノリ
2011-08-01 16:20 | 記事へ |
2011年06月09日(木)
急所
 左アゴの先に犬の頭突きをくらった。鼻がツーンとして脳が締めつけられるようなショック。石頭のコヤツは、「どしたの?」って顔で見上げる。1時間ばかり頭が痛かった。
 翌日、鼻の真ん中を頭突きされた。一瞬のうちに顔の面積が2倍になったかのような衝撃。
 人間の急所を犬に教えられている。ノリ
2011-06-09 22:12 | 記事へ |
2011年06月07日(火)
不安定だから
 「不安定だから強い」という本を読んだことがある。
 最近読んだ合気柔術の保江邦夫氏の本でも、不安定が強いことを証明する同様の例が載っていた。
 正座をした二人が向かい合い、一方の人は両手を伸ばして掌を重ねてしっかり構える。もう一方の人が相手の掌にパンチを打つ。力一杯突いても相手を後ろに倒すことはそうそうできない。次に、打つほうは膝と踵をあげて蹲踞(そんきょ)の姿勢になる。不安定で頼りない感じだが、そんな姿勢から実際に打ってみると、なんと正座した相手は勢いよく後ろに倒れてしまう。ぐらぐらの姿勢からなんで倒せるのか? 実は、蹲踞の姿勢から突くと、前方への力のほかに、足の親指の付け根を中心とした回転運動の力が加わるからだという。
 二人が立った状態でも、片足立ちになって足首を中心に回転して前に倒れこむようにパンチを放つと、普通に突くよりも断然強い。
 さてボクシングの場合は、一撃必殺で自分が前に倒れ込んでしまっては、かわされたらおしまいだ。だから片足になるというわけにはいかないけれど、スタンスにおける重心のかけ方、前足に6、後ろ足に4というセオリーも、ある程度不安定な状態のほうが、素早く、強く動けるからだろうか。
 人は無意識のうちに不安定を恐れるもの。不安定のほうが強いんだという意識をもって練習したら、克服できるかな?ノリ
2011-06-07 22:05 | 記事へ |
2011年05月28日(土)
具志堅さんの視界
 ようやく藻岩山が上まで萌黄色に色づいてきた。近所の庭もいっぺんに花が咲き出した。ツツジがきれいだ。

 世界タイトル13度防衛の具志堅さんが雑誌で、試合をやるたびに相手の動きがぜんぶ見えてくるんだ、と語っていた。7度目の防衛戦でベネズエラのマルカノと対戦したときは、足の親指の動きまで見えて、まっすぐ踏み込んでくるのか、サイドに回りこんでくるのか、ぜんぶわかったそうだ。親指まで視野に入るなんて、すごい。
 人間の視界は、上に60度、下に75度、左右にそれぞれ100度とけっこう広い。親指とまでいかなくとも、せめて腰とか膝くらいまでの動きをとらえて、相手が何をやろうとしているか感じられるようになりたい。ノリ
2011-05-28 16:51 | 記事へ |
2011年04月30日(土)
風船と砂袋
 バシン、バシンと重いストレートでサンドバッグを揺らしている人を、すごいなあ、と思って見ていた頃があった。でも、ことはそう単純ではなかった。
 サンドバッグが揺れるというのは、バッグに拳が接触している時間が長いからだ。逆に接触時間の短いパンチ、いわゆる「切れのいい」パンチでは、バッグはあまり揺れない。頭のように軽くてぐらくら動く部分を打つときには、力強く押し込んでも、のれんに腕押し。風船だとただ弾き飛ばされるだけ。風船に衝撃を伝えるにはパンチのスピードが大事だ。拳を走らせて、素早く腕を引く。
 それに対して、ボディのように動きにくく重い部分を打つときは、押し込む力が効いてくる。砂袋を軽く速いスピードで打っても、衝撃力は吸収されてしまう。だからボディの場合は、肩、肘、手首を固めて身体の重さを伝えるように打つ。
 今週はJさんのボディが炸裂! ナックルが返って前腕の向きがパンチの方向と一直線になっていて、身体の重さが載った迫力ある打ち方だった。ノリ
 
2011-04-30 15:37 | 記事へ |
2011年04月19日(火)
思わぬ変化が
 鏡で横向きのスタンスを見る。足裏で力強く床を踏めていない感じ。何がいけないんだろう。そのとき、ふと新潟に帰ったKさんのスタンスが目に浮かんだ。しっかりと床をとらえている彼の後ろ足。どこが違うのか? ハッと、ひらめいた。膝の向きだ。前に絞り込まれている。それにともなって足先も外側に開かず絞られている。
 さっそくやってみる。いい、いい、見た目にかっこいい。
 動いているうちに意外なことに気づいた。ウィービング、ダッキングしたとき、前より素早くスムーズに動けるのだ。その差は非常に大きい。右膝を絞ることで股関節がロックぎみになって、上体が分離して動けるからだろうか。
 なんにしろ一石二鳥の発見だった。ノリ
2011-04-19 22:30 | 記事へ |
2011年04月16日(土)
春だ
 衣替えをした。
 10年くらい前に買ってほとんど着ていない革のジャケットがでてきた。手を通してみたら、もともと袖が長くて3.8センチ折り返してあったのが、今は折り返さなくてぴったりになっていた。7年間のボクシングトレーニングで腕が伸びたんだ。
 継続は力なり。体は変えられる。ノリ
2011-04-16 23:05 | 記事へ |
2011年04月12日(火)
プロ野球開幕
なんだかいろいろあって長かったなあ。

見せましょう、野球の底力を。


サトー
2011-04-12 10:03 | 記事へ |
2011年04月03日(日)
丹下段平
「あしたのジョー」で丹下段平を演じた香川照之。30年ボクシングを見続けてきた香川さんは、ボクシングに関しての演技にはこだわりを持って“ボクシング監修”というほど演技指導をしたらしい。というのを知って映画館に行った。
 計量時、伊勢谷友介のあばら骨、人間、あんなに一部が飛び出すものなのか!? そしてジョーとの一戦、だんだん伊勢谷さんが力石徹に見えてきた。とくにギョロ目が。そして、やっぱりボクシングは香川さんの段平が一番うまかった。ノリ
2011-04-03 23:44 | 記事へ |
2011年04月02日(土)
香川さんのボディブロー
 俳優の香川照之が、ちょっとみないほどの極めつけのボクシング好きだったとは!1ヶ月くらい前のテレビ番組で知ったのだけれど、ボクシング関係者の間では有名な話らしい。番組では、後楽園ホールを訪れたり石垣島で具志堅用高に会ったりしていた。数々のタイトル戦について延々と語り続けるその豊富なボクシング知識もさることながら、サンドバッグもすごく様になっていた。ジムに通ったことがなく独修の結果だとは驚きだった。具志堅さんから、「もう一度ボディー打ってみてよ」「すっごいねぇ、練習してるねぇ。うちの選手にもそんなボディー打てるのいないよ」と言われていた。それが社交辞令とは思えないくらいかっこよかった。
 私には「あこがれのボディブロー」がある。それは、たたんだ腕から弾が発射するような勢いで繰り出され、腕が硬質のゴムになったみたいに引き戻されるパンチ。香川さんのボディブローにはそれに近いものがあった。
 野木丈司トレーナーはパンチ力についてこう言っている。「パンチ力のない選手は自分の体で出力を分散してしまっている。パンチが当たる過程において、手首、肩、肘、腰、足首といった関節部分で力が分散し続けている。そうした衝撃を逃がしている箇所、水漏れ部分を見つけて、そこを一つ一つ矯正していく意識が必要」。
 ジムでは、弱っちい自分の左ボディについて、上体(背・胸)のバネが使えていないと指摘された。闇雲にただ打ちやすいように打っていても、強いパンチにはならんのよね。ノリ
2011-04-02 16:57 | 記事へ |
2011年03月22日(火)
できること
 先週のこと、4、5人が集まっていつものようにフィジカルトレーニングをしていた。いろんなジャンプをしながら古今東西をする。動きながら頭を働かせる訓練だ。「現役の大リーガーは?」。「イチロー」「松井秀喜」「ボンズ」。いや、ボンズは引退した。間違った人にはペナルティが課される。次、「被災地のためにできること」。「節電」「募金」「物資を届ける」「ガソリンの節約」…。
 ほかに何ができるかな?“買いだめをしない”とか、今なら“風評被害に流されない”とか。毎日のようにホウレン草をバリバリ食べている。
 自分に何ができるか。精神科医の香山リカさんが言ったことに共感が広がっている。「まずすべきことは、自分で自分を守ること。食事をきちんと取り、お風呂に入って体をあたためる。後ろめたく思う必要はない。“あなたの力が必要”と言われるその日に備えて、心身の健康を保って、力を蓄えておくことが、今、私たちにできる最大限のことではないだろうか」と。ノリ
2011-03-22 17:26 | 記事へ |
2011年02月27日(日)
フィールドシート
4月8日の楽天vs日ハムのフィールドシート席が取れた。

いつもすぐに完売してしまうので取れた時は緊張してめっちゃ体がプルプルしてた。

試合を見に行くまで身体に気をつけて人生を過ごしていきたい。


サトー
2011-02-27 14:53 | 記事へ |
2011年02月24日(木)
最近、見た夢
 いつもマスボクシングの相手をしてくれていたプロの人が、故郷の新潟に旅立った。それから10日ほどして夢をみた。彼が出てくる何とも鮮明な夢だった。
 私は広い空き地でトレーニングをしている。足首までの長いスカートをはいて。どうやら結婚式に出席した帰りらしい。
 そのうちバンデージも巻かずにグローブをつけ、やおら彼とマスボクシングをはじめた。私、すべるような異次元の華麗なフットワーク。達人になった気分。そのとき彼が言った。「すみません、これからナニワTVの取材があるもので」。彼…いなくなった。下を見ると黒い地面に私の赤いグローブがハの字に落ちていた。(バンデージを巻かなかったからや!)
 夢の中の彼の表情は、旅立つ数日前ジムの更衣室で「もう相手できなくなります」と、すまなそうに言ってくれたときのままだった。ノリ
2011-02-24 22:09 | 記事へ |
最近、悔しかったこと
 リーチがほとんど変わらないのに、相手のジャブは当たって私のジャブはちっとも届かない。体の回転や肩の硬さとかじゃない。相打ち覚悟で同時に打てば当たるから。やっぱり細かいフットワークとタイミング、呼吸なんだろうな。
 ブロッキング、パーリング、ウィービング、ダッキング、スウェー、防御の技術はいろいろあれど、何より優先するのはフットワークだと改めて思った。ノリ
 
2011-02-24 21:53 | 記事へ |
2011年02月19日(土)
手が先か、足が先か
 先週のミニマム級タイトルマッチ、井岡一翔選手は強かった。試合前から自信にあふれた顔をしていた。隣の叔父さんの会長のほうが心配で泣きそうな表情だった。
 ノックアウトパンチ、全然見えなかった。左ボディ一発。軽い階級ではボディで倒すというのは珍しいことではないだろうか。フットワークもよかった。下がってはさっと前に出る。切り替えが速かった。数日後、TVでフェンシングの太田選手を観たとき、同じように切り替えの素早いフットワークだった。ロンドンで金メダルをとる自信があると言っていた。
 フェンシングといえば、ブルース・リーはフェンシングに多大な影響を受けていて、とくに1920年のアントワープオリンピックで4回メダリストとなったアルド・ナディの著書から非常に多くのことを取り入れている。たとえば、前手でのリードパンチは、ジークンドーの絶対的な基本のパンチで、かつ非常に威力あるパンチとされている。ボクシングではジャブにあたるが、ジークンドーでは利き手が前だから右半身の場合が多く、そして、このリードパンチは常に“手が足より先”に動かなくてはならないと教えられる。それは、ナディの“剣を突き込むときは右足が動くより先に腕を伸ばさなければならない”という記述からのようだ。拳を打ち出した数ミリ秒後に、後足の母指球で強く床を押して飛び出す。それが相手に気づかれない強力なパンチとなる。
 日本の剣術にも似たようなくだりがあった。柳生宗厳の新陰流は、体が動いてから刀が動くのではなく、刀が先に行くべきところに行き、そこに体を持っていくような感覚で動くという。刀を腕の延長として筋力に頼らない刀の操作法を身につけるのだそうだ。ノリ
 
2011-02-19 15:57 | 記事へ |
2011年01月29日(土)
意外や、イチローの食卓
 イチローは、オフで神戸にいるときは、ほぼ毎晩、牛タンの店で食事をとるんだそうだ。16年前から行きつけの落ち着ける店だそう。「…僕、基本は肉食なんです。肉を欲しない体って不健康なんじゃないですかね。肉を食べにいくわけじゃなくて、体が肉を欲しがる感じ。健康な人ってそうなんじゃないですか。草ばっかり食ってるヤツは、力がないですよ。お年寄りでも元気な人って、肉を食べてるんじゃないですか」
「Number」に載ったイチローの言葉だ。栄養学の知識もないし、勉強したこともないと彼は言う。好きなものを、そのとき体が欲するものを好きなだけ食べる。「食べることで大事なのは、僕が美味しいと感じること。そこは外せない」
 長谷川穂積もそう。減量に入る前は、食べたいものを普通に食べるタイプだ。
 一方、サッカーの三浦和良は、2004年から栄養士のアドバイスをとりいれて、脂を極端に減らし、食生活を一変させ、体のキレを取り戻した。フィギュアスケートの高橋大輔も、栄養士のサポートで怪我からの復活を果たした。
 アスリートもさまざま。食についてのいろんな考え方がある。ノリ  
2011-01-29 16:58 | 記事へ |
2011年01月10日(月)
今年の目標
 今年の目標は初心に返って「力を抜くこと」。真のリラックスを目指したい。
 ボクシングを始めたころは、一にも二にも力みをとることを考えていた。ジャブを打って肩が外れそうなくらいに肩関節が伸びたときは、よっしゃー、これだ!と思ったものだ。それがいつの頃からか、力みが抜けきらなくなっていた。意識して練習してても、力の抜ける度合いは毎回いろいろ。たぶん頭で考えるだけではだめなんだろう。

 中国拳法をやっている人は、とくに脱力を強調する。そして多くの中国拳法家が脱力を体得する方法として、甩掌(スワイショウ)を勧める。コマのように体軸を保持して腕を振り回すだけだから、簡単そうに見える行法だ。肩幅程度に足を開き、膝をゆるめて、腕を右、左に振り回す。でんでん太鼓のように両手がパタンパタンと身にまとわりつく。全身が脱力していることが大事。時間は数分間でいいそう。
 やってみると、軸はぐらぐら、腕は鞭のようなしなやかさとはほど遠い。なかなか難しいものだ。ノリ
2011-01-10 20:42 | 記事へ |
2010年12月27日(月)
亀田兄弟の世界戦
期待を裏切らない結果だった。

これで興毅はレフトフライ、フライト、バンダム級の3階級制覇か。


サトー
2010-12-27 15:01 | 記事へ |
2010年12月19日(日)
マッチョなジイサン?
 今年の夏のこと、着替えているときにそばにいた娘が、すっとんきょうな声をあげた。「なにそれ ?! マッチョなジイサンになってる!」。え!なんのこと?彼女が言うには、私の体が、そこそこ鍛えたおじいさんの体みたいに筋ばった体になってしまっているんだと。どこがジイサンだっつうの?
 う〜んと、首の下、僧帽筋と胸鎖乳突筋が浮き出て筋張っているかな。これって、もしかして、ボクサーの筋肉の付き方とはちょっと違うんじゃないかしら?
 右手で左の僧帽筋をつかんでジャブを出してみる。リラックスして伸ばすと僧帽筋は柔らかいまま。肩に力を入れて伸ばすと僧帽筋は硬くなる。私ってば、自分の意図と違ってずっと肩に余計な力を入れ続けてきた?だからこうなった?

 リング下から声がかかる。「肩に力が入っててガチガチ!」。ああそうなんだ、力、抜かなきゃ、と思う。でも、リング上で相手がいてパンチを受けるのに精一杯の状況で、どこにどれだけ力が入ってて、どう抜けばいいのか。打たれ慣れれば余裕が生まれるのか、あるいは別の越えるべき何かなのか。
 敵に相対するからこそ見えてくる己の弱さ、ボクシングの奥深さを痛感する今日この頃である。ノリ
2010-12-19 02:03 | 記事へ |
2010年12月10日(金)
前鋸筋、見い〜つけた!
 肋骨の延長かと思ったものが、微妙に角度が2、3度下向き。ボクサーの写真と見くらべて、ああこれだなと。そんな大したもんじゃないけど。
 女性ボクサーは、胸がやせたときに探してみましょう。ノリ
2010-12-10 01:10 | 記事へ |
2010年12月09日(木)
齋藤佑樹
今日札幌ドームに行こうかちょっと迷った。

サトー
2010-12-09 14:05 | 記事へ |
2010年12月03日(金)
ボクサー筋
 肩の下、肋骨に張りついているみたいな筋肉を前鋸筋といい、ボクサー筋とも呼ばれているそうだ。パンチを出すとき、前鋸筋を収縮させて、それで肩甲骨を開いて腕を繰り出すと、威力のあるパンチになるという。
 自分の前鋸筋、触ってみてもあるんだかないんだか、さっぱりわからん。それで雑誌の写真からボクサーの前鋸筋を探してみた。
 これぞ前鋸筋というようなのもあった。

 いままでこの筋肉を意識したことはなかったけれど、胸から始動する感じでパンチを出してみると、なかなか良い。スピードが増して、肩の負担が少なくなったように思う。ノリ

2010-12-03 16:33 | 記事へ |
2010年11月07日(日)
顔色が変わるとき
 広州で開催されるアジア大会に向けて1ヶ月前、競泳の日本代表選手たちが3週間の合宿をした。ヘッドコーチは、北島康介のコーチだった平井伯昌さんだ。彼はこの合宿で、映像を使って選手同士が泳ぎを分析しあう試みを行ったんだそうだ。そうすると面白いことに、「私がすでに指摘していたことでも、選手同士で指摘されると顔色が変わった」そうだ。
 最近、これとちょっと似た経験をした。

「一発、ノーモーションのいいパンチが当たったね」と、相手をしてくれた選手から言われた。じゃあ、ほかはみんな見え見えのパンチなのかと聞くと、当然という顔。だから簡単に受けられるんだと。なんと、当たらないのはパンチのスピードが遅いからだとばかり思ってたけれど、どうやら、打つとき一瞬とまるらしい。
 その日、どうすればノーモーションで打てるかを考えた。相手をだますには、自分をも裏切るような動きができればいいんだけど。それには…そうだ、驚いたときにビクッとするような動きだ。アチッ!ビクッ!という感じ。
 それからは、打ちそうなときに打たない、打ちそうもないときビクッと飛ばすことをやってみた。すると、前よりガードの間を抜くことができるようになった。
 実はこの欠点、何度も指摘されてたことなんだ。「打ってやろうという気持ちが出過ぎて相手にパンチを見切られている」「当たらなくても、顔の前にするどくジャブを突き出されると嫌なもの。軽いフットワークで動きながらすばやく」などと言われた。実際にやって見せてももらった。なのに自分の動きにつながらなかった。
 相手選手に、あんたのパンチはテレフォンパンチだよと言われると、そりゃ顔色変わるわね。
 最近、うとうとすると、腕がビクッと前に伸びて、ハッとして目が覚めることがよくある。ノリ
 
2010-11-07 23:10 | 記事へ |
2010年10月25日(月)
THIS IS BOXING
昨日は久々に面白い試合が沢山見れて楽しかった。

もしセリーグのCSが昨日まで長引いてたらチャンネル変えまくって大変なことになっていただろう。

西岡選手の試合の時は千葉ロッテの西岡選手の応援歌が頭の中に流れっぱなしだった。

しかしスピードキングとスピードスターってキャラ被ってるなぁ。


サトー
2010-10-25 15:13 | 記事へ |
2010年10月15日(金)
体幹トレーニング
 最近よく耳にする体幹トレーニング。サッカー日本代表の岡田監督が選手たちに勧め、とくに長友選手が熱心にやっていたというトレーニングだが、ほかにも、阪神タイガースの下柳投手や広島東洋カープの石井選手、またラグビーの東芝などは、体幹を鍛えて強くなったチームだと言われているそうだ。実際どんなものかと、ピラティスの体幹トレーニングについて読んでみた。
 自分の体の重さ、とくに脚を負荷として、いろいろなバリエーションのトレーニングをする。一見、昔やっていた腹筋、背筋を鍛える運動に似ている。サッカーをしていた頃、1日おきに夜40分ずつ続けた時期がある。当時は脚を組んでいられないくらいの太ももだったから、非常にきつかった。でもおかげで当たり負けしない身体になった記憶がある。それと似てはいても大きな違いは、背骨をそれぞれのトレーニングにあった適切な位置に保ちながら行うということと、常にお腹を凹ませて腹圧を高め、胸式呼吸で行うということ。それから、ほとんどの動作はゆっくりとコントロールしながら行う。
 体幹とは、四肢と頭を除くすべての部分であると定義していて、首の強化もする。また、深層筋も表層筋も含めて体幹としている。とはいえ、アスリートの多くは表層筋の依存度が高いから、深層筋、インナーマッスルをイメージしてトレーニングすることは重要だ。
 興味深いのはお腹を凹ませながらの胸式呼吸だ。腹圧をかけて横隔膜を下げずに呼吸しつつ動作することを習得できれば、競技中でも軸が安定し、大きなパワーを発揮できるという。そうなれば、息を吸ったときにボディを打たれても平気だ。ノリ

 
2010-10-15 15:07 | 記事へ |
2010年10月03日(日)
チャンピオンの日常
 世界戦が続いてボクシングファンにとってはこたえられない2週間だった。とくに20日は内山高志のフィニッシュに感動、河野公平に判定で勝ったトマス・ロハスの体さばきに感嘆。河野は惜しかった。
 その2日前、NHKで内山の日常や試合前の様子を放映していた。
 ロードワークから戻ったその日の彼の朝食は、スイカとキウイとホウレン草のジュース。豪快にミキサーのガラスボトルからぐぐっと飲み干す。冷蔵庫には9種類の果物をきれいに切って保存。栄養学の専門書を参考に自分で考えた食事をしているという。
 内山のパンチは硬くて強いと言われ、その秘密を分析している映像もあった。彼のパンチは、ナックルの人差し指と中指の根元の狭い部分を確実に当てている。そこの骨がこぶのようになっていた。うちの畠山会長の拳も同じ部分が出っ張っている。広い部分より狭い部分が当たるほうが相手に強い衝撃を与える。これは誰でも意識すればできることだろうか。
 食事については我が意を得たりって感じ。もう1年になるが、朝は果物、昼夕は生野菜たっぷり、ほとんど肉なしの食事を続けている。そのときからぴたっと風邪を引かなくなった。それまでは年に3、4回は喉が腫れて、こじらせて寝込んでたのに。
 とくに肉を我慢しているわけではないけど、ときどきハンバーガーなんかをガブッと食べたくなることはある。言ってるうちに…。久しぶりにチャーシューたっぷりのラーメン食べに行こうっと!ノリ
2010-10-03 22:31 | 記事へ |
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