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2010年03月11日(木)
民主主義は明治以来、日本の国是
小林よしのりの「昭和天皇論」から、明治以来、民主主義は国是であり、昭和天皇がそのことを強く意識されていたことを示す記述があったので、太田テーゼの典拠として保存しておきたい。

ところで、本件は太田ブログの中で、昭和天皇の歴史観として幾度となく言及(refer)されている。
例えば
http://blog.ohtan.net/archives/50954013.html
http://blog.ohtan.net/archives/50955222.html
http://blog.ohtan.net/archives/51325859.html

「昭和天皇論」に載せられているのは、昭和52年8月23日会見 高橋紘『陛下、お尋ね申し上げます』より転載されている箇所である。

(転載はじめ)
http://www.chukai.ne.jp/~masago/ningen.htmlより転載
(「昭和天皇論」170−171頁にも記載されている)

日本の民主主義は戦後の輸入品ではない

記者
 ただそのご詔勅の一番冒頭に明治天皇の「五箇条の御誓文」というのがございますけれども、これはやはり何か、陛下のご希望もあるやに聞いておりますが。

天皇
 そのことについてはですね、それが実はあの時の詔勅の一番の目的なんです。神格とかそういうことは二の問題であった。

 それを述べるということは、あの当時においては、どうしても米国その他諸外国の勢力が強いので、それに日本の国民が圧倒されるという心配が強かったから。

 民主主義を採用したのは、明治大帝の思召しである。しかも神に誓われた。そうして五箇条の御誓文を発して、それがもととなって明治憲法ができたんで、民主主義というものは決して輸入のものではないということを示す必要が大いにあったと思います。

 それで特に初めの案では、五箇条の御誓文は日本人としては誰でも知っていると思っていることですから、あんなに詳しく書く必要はないと思っていたのですが。

 幣原がこれをマッカーサー司令官に示したら、こういう立派なことをなさったのは、感心すべきものであると非常に賞讃されて、そういうことなら全文を発表してほしいというマッカーサー司令官の強い希望があったので全文を掲げて、国民及び外国に示すことにしたのであります。

記者
 そうしますと陛下、やはりご自身でご希望があったわけでございますか。

天皇
 私もそれを目的として、あの宣言を考えたのです。

記者
 陛下ご自身のお気持ちとしては、何も日本が戦争が終ったあとで、米国から民主主義だということで輸入される、そういうことではないと、もともと明治大帝の頃からそういう民主主義の大本、大綱があったんであるという……。

天皇
 そして、日本の誇りを日本の国民が忘れると非常に具合が悪いと思いましたから。日本の国民が日本の誇りを忘れないように、ああいう立派な明治大帝のお考えがあったということを示すために、あれを発表することを私は希望したのです。

(『陛下、お尋ね申し上げます』、高橋紘+鈴木邦彦、徳間書店)
http://www.chukai.ne.jp/~masago/ningen.htmlより転載
(転載おわり)

別のブログ氏から転載する。

(転載はじめ)
http://blog.goo.ne.jp/heywa/e/b976c7d86ddb379b8d79f86be8a9ee78より転載

・・・すなわち、昭和天皇がこの「年頭の詔書」を出した目的は、

(1)「五箇条の御誓文」を再確認することが第一の目的であり、「神格とかそういうことは二の問題」であった。
(2)日本にはすでに明治憲法によって民主主義が存在していたのであって、あらためてアメリカから輸入するものではない、ということを示す。・・・
http://blog.goo.ne.jp/heywa/e/b976c7d86ddb379b8d79f86be8a9ee78より転載
(転載おわり)

福岡国際問題研究所Twitter
http://twitter.com/fifa5963

2010-03-11 21:47 | 記事へ |