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2011年10月17日(月)
現代アート探求:<世界制作の方法>
従来の枠組みから脱出: 現代アート
絵画や彫刻というこれまでの形式から飛び出しながら美術館に存在する作品がある。「何やこれは?」と思うが、すべて日本人の作品なので、何となく記憶のどこかに見たことのある懐かしい風景が展示空間に浮かび上がる。
中之島の国立国際美術館に行った。
展覧会のタイトルは一見難しく<世界制作の方法>(注)、アメリカ20世の哲学者の本の題名からとられたもの。館内には9つの現代アートの展示室が、「展示空間を表現の場」としてそれぞれが異なった世界を作っている。
数多くの異なった世界: 現代アート
白いビニールの天井から黒い糸で結びつけた空間、下から見上げて中を動くと、洞窟というよりは人間の体内・胃や腸の中を浮遊しているような不思議な気持ちになる。
■大西康明<体積の裏側>
壁面、天井、床面、展示空間の中の至る所に描かれた<パラモデル>。展示期間中なにの、まだまだそれは増殖中である。それは子供の電気機関車を動かしたプロモデルが連結して、出来上がる世界。その増殖活動に人間による地域や世界の開発といった、イメージにも重なってくる。子供が集まって制作するそんなワークショップもできそうだ。
■パラモデル<paramodelic-graffiti>
ありふれた身の回りにある日常的なものが、沢山集められテーブルの上に島を作っている。それら一面を白い雪で塗り消したような展示の世界。地域性もあるだろうが、場所とものと関係性をどう考えるのか?そんなことを人々に問うているようだ。
■金氏徹平<白地図>
真っ暗闇に浮かび上がる影、時間と共に部屋が360度で変化する影絵の世界。モノトーンの懐かしさもある、次はどんな影絵が生まれるのか、そんな期待が生まれる。自分も他の鑑賞者も影絵として浮かび上がる。暗闇の中の影絵にずっと引き込まれる。
懐かしさ、面白さに、離れがたい感動が生まれる。
■クワクボリョウタ<10番目の感傷(点・線・面)>
今、中之島が面白い: 現代アート
「数多くの異なった世界がある」この言葉の世界を日本人だけで探求できるか?という疑問がある。しかし、今回の企画展が、日本人からのチャレンジであり、一つの問題提起として、世界中に広がれば面白い。
作品は少ないし、観客もそう多くないので、ゆっくり気楽に見られる。
町の中を巡る映像によりサウンドとイメージが向き合う作品、アルバニア出身者「ANRI SALA展」もある。「中之島コレクションズ(大阪市立近代美術館&国立国際美術館)」も同時に1枚のチケット見れる。
お得な展覧会だ。
<世界制作の方法:Ways of Worldmakinng> http://www.nmao.go.jp/
2011.10/4-12/11:国立国際美術館(大阪中之島)
(注)
ネルソン・グッドマン:<世界制作の方法>記号論的方法で「世界の複数性」を論じた
2011-10-17 11:31 |
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