SMのレストアで知られる、ガラージュ・ドナーのスタンドに展示された赤(Rouge de Rio)のSM。搭載されているのは、V6ではなくV8エンジンである。74年の秋、モデナのマセラティでは来るべきクワトロポルテ-IIに積むべきエンジンの開発が進められていた。SMより大きく重いクワトロポルテ-IIにはより強力なエンジンが必要と考えたのである。そこでアルフィエリは1台のメラク用3LV6エンジンの前2.5気筒と、もう1台の後ろ1.5気筒を繋ぎ合わせた4L V8エンジンのプロトタイプを製作した。
今週末開幕のRETROMOBILEに展示予定の、EURO SM CLUBの"SM GOLD"。愈々完成したようです。向かって右側が同クラブのパーツ責任者フィリップ・クニウ氏。しかしボンネットに挟まれた白い大きな発泡スチロールの立方体は一体何やろか?と思って良く見ると、これからボンネットのヒンジとステーを取り付けるので、これで暫定的にボンネットを支えているのであった。
SM Mont Blanc(SMの1/12のスケールモデル)を使って作ったSM TissierのミニチュアがWEBに出ている。元々機械工で、パン・アールのディーラーであったピエール・ティッシエが、DSベースの最初の積載車(plateau)を製造したのは1972年のことであった。その後、彼は主としてCXベースの積載車などのバリエーションを次々と世の中に送り出したのだが、1979年、SMベースの積載車(SM 10roues - 10輪車と呼ばれる)を1台だけ製造した。
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今月22日から開催されるRetromobile会場の、EURO SM CLUBのブースの完成予想図。展示車"SM GOLD"は完成間近です。また1/24の模型も販売予定です。ブースは入り口から比較的近い「シトロエン村」のコマC2に設営されます。Retromobile見学に行かれる方は是非立寄ってあげて下さい。ワインくらいご馳走して貰えると思います!今年は何故か開催時期が早く、例年ですと建国の日の連休を絡ませて休みが取り易いのですが、今年はそうは行きません。今年はフランス初め欧州各国とも記録的な寒さのようなので、暖かくしてお出かけ下さい。
ラスクという洋菓子がある。もっとも私などはラスクと聞くと、直ちに昔の米国のラスク国務長官(David Dean Rusk, 1909-1994)を思い出してしまう。ケネディ大統領に指名されて、冷戦真っ只中の61年から69年の長きに亘って国務長官を務め、当時ソ連の外務大臣であったグロムイコとの間で虚々実々の駆け引きを繰り広げたのであった。因みに、同時代フランスの外相はモーリス・クーヴ・ド・ミュルヴィル(Maurice Couve de Murville)という、実に発音のしにくい名前の大臣であった。その5代後に外相になったジャン・ソヴァニャルグは駐西独大使時代にSMを大使公用車に使用したので知られている(知られてないか)。当時、西独ではカバーガラス付きのSMのヘッドランプでは形式認定が下りなかったのだが、ソヴァニャルグ大使の尽力で、ドイツのミネラルウォータ『アポリナリス』のフランスへの輸出許可と引き換えに、欧州仕様SMのドイツへの輸入が可能になったのである。
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