ニックネーム:○○○
性別:男
2006年12月25日(月)
相手を欺く
                    枝をくわえて歩くミツコ
 天王寺動物園では、おやつの時間にサトウキビがまかれ、チンパンジーが争奪戦を繰り広げています。チンパンジーにも序列があり、おやつの時間にも順位の低い個体はサトウキビを手に入れる事が出来ません。
 天王寺で順位が一番下のミツコは、いつもサトウキビにありつけませんでした。自分の近くにサトウキビが落ちていても拾って食べようものなら順位の高いアップル母ちゃんに攻撃され横取りされてしまいます。
 でも、サトウキビは食べたい!!ミツコは考えました。
 金曜日の事、自分の近くに落ちたサトウキビにミツコは知らんふり。本当は気づいているんだけど、まるで何もなかったように振る舞います。ミツコの反応を見たアップルは、「ミツコの近くのサトウキビは誰かに取られたんだな、じゃあとりにいっても意味ないわ」と諦めて違う場所にエサを探しに行ってしまいました。
 アップルが見えなくなるとミツコはこっそり目星を付けていたサトウキビを持ってアップルから見えない場所へ移動しておいしそうに食べていました。
 オランダの動物園などで報告がある事は知っていましたが、実際に見たのは初めてでした。
 ミツコの行動はアップルが何を考えているのかを推測して、アップルを欺いた事になります。相手を欺くためには、相手が何を思い、何を考えているのかという他者の心を理解しなければなりません。チンパンジーは相手の悲しみや喜びまでもを共有する事が出来るのだろうか?彼らの高い能力を知れば知るほどチンパンジーの不思議な部分が見えてきます。今まで、チンパンジーを分かったつもりになって思い上がっていたのだと反省する毎日です。
2006年12月25日 22時06分 | 記事へ | コメント(2) | トラックバック(22) |
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2006年12月16日(土)
親子対決!!
 金曜日の「おやつの時間」。メニューはサトウキビでした。それを知って色めき立つチンパンジーたち。一つでも多く手に入れようと運動場の場所取りから真剣です。
 その中でも、目立つのがアップル母ちゃん。「あんたサトウキビ取ったらどうなるか分かってんの』とまずミツコを威嚇。その後、レックスを牽制して万全の体制でサトウキビ獲得にのぞみます。
 サトウキビが運動場にまかれると、その権利を主張して猛然と突進するアップル母ちゃん。もうこうなると誰にも手が出せません。
 ところが、アップルがサトウキビを手に入れる寸前に小さな黒い影がサトウキビをゲット。なんとレモンが涼しい顔をしてサトウキビを頬張っています。
 百戦錬磨のアップルも、これは想定外。自分の娘レモンに足下をすくわれるとは・・・怒る事も出来ず、静かに引き下がりました。これがミツコだったら噛み付いていているだろうに。チンパンジーも自分の子供には甘いんですね。
 サトウキビ争奪戦に出現した思わぬ強敵レモンに、アップル母ちゃんがどのように打って出るのか?チンパンジーたちから目が離せません。
 とはいえ、子供のワガママが許されるのもお尻の毛が白いうちまで。レモンの天下も長くはなさそうです。
2006年12月16日 07時27分 | 記事へ | コメント(0) | トラックバック(33) |
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2006年11月27日(月)
サトウキビ争奪戦
 天王寺動物園では11時半と13時半にチンパンジーの「おやつ」の時間があります。チンパンジーの一番楽しみな時間。おやつの時間にはサトウキビが与えられる事があります。
 このサトウキビがチンパンジーは大好き。しかし、サトウキビを食べれるのは順位の高い個体だけ。サトウキビがまかれると、強いやつがたくさんとって、弱い個体が手に入れられない事もしばしば。やっと手に入れても横取りされたりとチンパンジーも結構大変です。
 飼育担当者も全員にわたるように配慮はしているのですが、どうしても強いやつが取ってしまいます。
 長らくサトウキビを独占するのはアップルという順位の高いメスだったのですが、最近は若かったオス(レックス)が力をつけて、アップルとサトウキビ争奪戦を繰り広げています。
 以前は運動場にまかれたサトウキビはアップルの物と言った感じで、レックスはアップルの見えないところのえさを食べる感じだったのですが、近頃どんどん勢力を拡大して運動場の半分に落ちたサトウキビの獲得の権利を有するようになりました。
 日曜日はアップルが左半分、レックスが右半分のサトウキビを獲得。面白い事にちょうど真ん中の境界線付近に落ちたサトウキビは両者が遠慮して取りにいきません。どうなるかな?と見ていると大人の争いに無頓着な子供のレモンが獲得。その日のレモンは小さいのに4本もサトウキビを手に入れました。
 もう一人のミツコはというと一本もとれず、レモンとレックスに一本譲ってくれと懇願するも断られ、結局、アップルが食べ終わって捨てたサトウキビのかすをかじっています。チンパンジー社会も甘くはないようです。
 サトウキビを与えだしてから、強い者から弱い者への横取り、それにともなう争い、弱い個体は取る事が出来ないなどの問題も増えて来ています。
 天王寺動物園にこられたら、チンパンジーのサトウキビ争奪戦をお楽しみください。時間は11時半と13時半、場所は入り口入って右側のチンパンジー舍です。
2006年11月27日 21時26分 | 記事へ | コメント(2) | トラックバック(25) |
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2006年11月03日(金)
親の七光り
 親の七光りという言葉があります。親の権力に助けられ、子供が恩恵を受けることですが、これは人間の世界だけのことではないようです。
 チンパンジーの世界にも親の七光りはあるようで、天王寺の子供チンパンジー(レモン)はちゃっかりと第一位メスである母親の権力を利用。イタズラ・横取りは朝飯前。まさにやりたい放題です。「虎の威を借る狐」ならぬアップルの威を借るレモンといった感じです。
 レモンのイタズラは日に日にエスカレートし、ジュースをなめているミナミの近くに寄っていってはジュースなめの道具を横取りしたり、プテリばあちゃんの後ろに忍び寄って頭を叩いて逃げたり、もはや見過ごすことはできない状態になっています。小さい頃は大目にみられたかもしれませんが、レモンはもう3歳。イタズラをしたら怒られ始める年頃のはずです。
 それを知ってか知らずかイタズラに精を出すレモン。プテリなどはイタズラをされると激怒しレモンを追いかけますが・・・身軽なレモンはスルスルとプテリの追跡をかわしアップルの背中に隠れてしまいます。
 「躾がなってない」とアップルに抗議するプテリにタジタジの親バカアップル。一瞬とまどうも、「そんなの知らないわよ!!」とプテリに逆切れ。トラブルになることもしばしば。
 悪いのは明らかにレモンながら、そうはならないのはチンパンジー社会の複雑なところ。結局、プテリが泣き寝入りということになります。
 その後、アップルはプテリを毛づくろいして謝りますが、レモンがイタズラをして背中に隠れると、どうしてもかばってしまうようです。
 ここら辺は人間と似ているようないないような・・・。激怒してレモンを追いかけるプテリを見かけたら、二頭の関係だけではなくアップルも視野に入れてみてみてください。
2006年11月3日 17時44分 | 記事へ | コメント(0) | トラックバック(23) |
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2006年10月23日(月)
対立から融和へ・・・

俺は強いんや!!アピールするレックス
 覇権争いを続けるアップルとレックス。昨日もレックスがアップルの部屋の入り口を封鎖。大暴れして力を誇示。覇権争い再び・・・と思っていると、アップル怒ってレックスを追いかけたものの、レックスが逃げたところで終了。攻撃を伴う戦いはありませんでした。
 以前ならあの状況になるとアップルは間違いなくレックスを攻撃していたのですが、最近は攻撃してもレックスの反撃に押され気味ということもあり、攻撃は見送ったようです。最近の力関係を見ると妥当な判断ともいえます。
 しかし、攻撃の見送りはレックスへの譲歩を示し、レックスの乱暴な行動を黙認することにもなりかねません。実際にレックスはアップルの目の前で大暴れ。擬木を揺らし、ロープにぶら下がって「俺様は強いんやっ!!」と強烈にアピール(写真二枚目)。挙句の果てにはリッキーの部屋の戸を叩いて「俺と勝負しろ」と言っているかのようです(面と向かってはいえないと思うけど・・・)。
 アップルはこのようなレックスの行動を見て見ぬふりといった感じ。見たくないので目をそむけているようにも見えます。以前なら力で押さえにいっていたものの、もはや台頭するレックスを力で抑えるのは難しくなっているようです。
 そんな折、自分からレックスの近くによっていくアップルの姿が多く見られるようになりました。前からなかったことはないのですが、以前はアップルが近づいてくるとレックスは緊張しアップルへあいさつといったパターンが主で、接触には緊張が伴っていました。最近の二人は緊張はするものの、結構リラックスして毛づくろいしたりしています(毛づくろいの方向は依然としてレックスからアップルが主なので今のところアップル優位)写真上。
 長らくチンパンジーのリーダーを務めたアップルもレックスの力には勝てず、対立路線を修正し融和への道を探り始めたのかもしれません。リーダーの座をレックスに譲っても実質的な政治は自分(アップル)が担おうという意図があるのかも。覇権争いは新しい展開に進んでいるようです。
 
 
 
 
2006年10月23日 20時28分 | 記事へ | コメント(0) | トラックバック(25) |
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2006年10月18日(水)
祝三歳!!
 今日、10月18日はレモンの誕生日。悪ガキ、レモンも三歳になります。子供の印のお尻の白い毛もだんだんと少なくなってきて、周りからも少しずつ大人扱いされるようになって来ました。
 お母さんから離れてみたり、大人のチンパンジーの真似をしてお客さんを威嚇(しているつもり)してみたり、レモンも少しずつ大人への階段を登っています。
 とはいえ、まだまだ子供。レックス父ちゃんと遊ぶ姿は元気いっぱいです(写真)。
 そんなレモンに会いにきてください。天王寺動物園で待っています。
 
2006年10月18日 00時00分 | 記事へ | コメント(9) | トラックバック(22) |
| レモン |
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2006年10月12日(木)
アップル体制崩壊
 天王寺のチンパンジー舎は長らくアップルの独裁が続き、アップルの恐怖政治のもとで群れの均衡が保たれていました。ところが最近、レモンの父ちゃんのレックスが台頭。アップルに戦いを挑み、リーダーの座を争う覇権争いに発展しています。
 今まで力に任して好き放題していたアップルも、レックスの台頭にはあせりを隠せず、レックス以外のチンパンジーがレックスに従わないようにさせるのに必死。そんなアップルの努力も空しく、群れの中でのアップル離れはとまりません。
 最近は中立であったミツコがレックスに急接近。レックスと一緒にいるところが度々観察されています。それどころかレモンまでもがレックスとミツコと行動を共にすることも多くなってきました(まあこれは遊んで欲しいだけで深い意味は無いのですが)。
 そうなると面白くないのがアップル母ちゃん。レックス・ミツコ・レモンがともに行動すると一人ぼっちです。かといって自分より下の順位のグループに頭を下げて入れてもらうようなことはしたくありません。そんなアップルのイライラは募る一方。それを知っていてあえてアップルを試そうとするレックスがいます。
 アップルの前で運動場で大暴れしてみたり、餌の時間に第一位のアップルに以前ほど気を使わず餌を食べてみたり。アップルを挑発して力勝負に持ち込もうとしているようにも見えます。
 そうなるとアップルの怒りは爆発するわけで、チンパンジー舎を揚げての大喧嘩が始まります。喧嘩を仕掛けるのはいつもアップル。以前は向かう所敵なしでしたが、この頃レックスにおされ気味です。そればかりか、本当はレックスに腹を立てているのに、レックスに怒ることが出来ず、ミツコに八つ当たりするなど、第一位としての余裕が感じられません。
 日曜日には、アップルがミツコに八つ当たり。ミツコは恐れの表情をし、レックスに助けを求めに行こうとします。それが気に入らなかったアップル母ちゃん。さらにミツコを攻撃。 ミツコはレックスのところへ。助けを求められたレックスもどうしていいかわからず興奮するばかりで役に立ちません。
 ミツコはアップルの怒りを必死でかわそうとしたその時。どさくさに紛れてレックスがアップルを攻撃。いつの間にかレックスVSアップルの構図が出来上がっていました。
 喧嘩は激しく途中でレモンが耐え切れずアップルの背中から降りるほどでした。振り落とされたレモンがアップルにしがみついたところで喧嘩は終了。結果的にレモンが二頭を仲裁した形になりました。
 それでは喧嘩の様子を写真でご覧ください。

アップルに襲われレックスの方へ逃げるミツコ

ミツコ(中央)がレックス(右)に助けを求めるが役に立たない

どさくさに紛れてレックス(手前)がアップル(奥)を攻撃

アップル応戦

レックス(左)とアップル(右)のにらみ合い

「もうやめて」と言っているかは分からないが振り落とされたレモンがアップルにしがみつく。

 
 
 
2006年10月12日 01時10分 | 記事へ | コメント(2) | トラックバック(24) |
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2006年10月06日(金)
微妙な関係
 周りにいる人によって言うことが変わる困った人がいます。こんな困った奴、チンパンジーにもいるんです。
 チンパンジーのコミュニケーションで重要な位置を占めるのが毛づくろい。この毛づくろいを観察しているとさまざまな関係が浮き彫りになってきます。
 まず、毛づくろいの方向。つまり毛づくろいのやり手と受け手。一方的に相手を毛づくろいすることもあれば、同時に2人で毛づくろいすることもあります。
 この毛づくろいの方向を見ていると、順位の低い個体は上位の個体によく毛づくろいをしてお世辞を使っています。でもお世辞を使っても上位の個体は毛づくろいを返してくれるとは限らないのが悲しいところ。
 ミナミとプテリの毛づくろいを観察していると面白いことに気づきました。普段のミナミは一方的にプテリに毛づくろいをさせて自分はプテリにお返しの毛づくろいをすることは稀です。ところが、近くにアップルがいるとプテリに毛づくろいを返しているんです。アップルが遠ざかると、またプテリに威張って毛づくろいをさせています。
 これは、ミナミの思惑の中に、アップルとプテリは仲がいいからアップルの目の前でプテリを邪険にあつかうのは良くないという発想が働いたものと予想されます。
 う〜ん。こんな人間いるよな。チンパンジーもこんなことするんです。動物園にきたらこんなところも観察してみてください。
2006年10月6日 12時50分 | 記事へ | コメント(2) | トラックバック(16) |
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2006年10月01日(日)
レックス支持?
 先週の金曜日はアップルとレモン親子がお休み。ミツコとレックスの2頭だけでした。アップルがいないせいか運動場の様子が少し違います。ミツコとレックスの仲が良くなっているようなのです。
 普段、ミツコとレックスはアップルが見張っているため、仲良くできません。二人が徒党を組んで自分に立ち向かってくると面倒なので、アップルは二人を仲良くさせないよう目を光らせているのです。
 金曜はアップルおばさんがいなかったため、二人は仲良く毛づくろいをしたり一緒に行動したり、普段とは違う動きを見せていました。いつもは一人でアップルに気を使っているミツコも心なしか楽しそうに見えます。
 主導権争いを続けるアップルとレックスの間でミツコはどっちつかずの態度を守り続けていましたが、今日の様子やこれまでの様子を見ていると、少しレックスの方に気持ちが傾いているようにも見えます。
 もしかすると、主導権獲得レースにおいてミツコが大きなカギを握っているのかもしれません。
 
2006年10月1日 22時12分 | 記事へ | コメント(0) | トラックバック(25) |
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2006年09月28日(木)
ご先祖様?
 「ほら、よく見てみ。ご先祖様やで・・・」チンパンジー舎にいるとこんな会話が聞こえてきます。この会話、チンパンジーが聞いたら激怒すること間違いなしです。
 人間とチンパンジーは共通の「ご先祖様」からそれぞれ別に進化をしたことは有名です。ご先祖様から人間は長い年月を経て進化し現在の私たちがあります。これはチンパンジーも同じことで、彼らもご先祖様から進化して今のチンパンジーがいるのです。
 だから、チンパンジーは私たちの「ご先祖様」ではなく「親戚」にあたります。これからは「ご先祖様」ではなく「親戚」と呼んでくださいね。
 私たちの親戚。チンパンジーを調べることによって、「人間らしさ」や「人間の起源」を探ろうとしている人たちがたくさんいます。
 チンパンジーと人間が両方持っている特徴はチンパンジーと人間の「ご先祖様が」もっていたであろう特長であることが予想できます。これは「人類の起源」につながります。
 逆に、人間がもっているけどチンパンジーがもっていない特徴は「ご先祖様」から分かれてから人間だけが獲得してきた特徴、すなわち「人間らしさ」につながると考えられます。
 動物園に来たら皆さんが研究者です。チンパンジーを詳しく観察して、新しい事実を発見してください。何か分かったら、こっそり教えてくださいね。
 
2006年9月28日 18時49分 | 記事へ | コメント(0) | トラックバック(23) |
| チンパンジー全般 |
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2006年09月25日(月)
直球勝負!?
 チンパンジーは自分のウンコや土のかたまりを観客に向かって投げることがあります。お客さんにとっては迷惑な話ですが、チンパンジーからすると遊びの一環。
 天王寺のウンコ投げ常習犯はミナミ。しょっちゅう毛を逆立てて興奮して物を投げてきます。このコントロールがいいことといったら・・・。
 このミナミの「投てき」。以前は放物線を描くゆったりとした物でしたが、最近は真っ直ぐ直球勝負です。
 理由はチンパンジー舎の屋根。この七月に観客通路に日陰の屋根がつきました。放物線を描いて投げていたのでは、屋根に引っかかって、お客さんに命中しないのです。これでは面白くないチンパンジー。すぐに新しい手段を考えてきました。
 ミナミの爆撃から逃れる方法はただ観察すること。一人で毛を逆立てて興奮したチンパンジーが土を持って木に登ってきたら警戒してください。
 もし投げられても「キャー」とかいったらだめですよ。調子に乗ってまた投げてきますから。「お前何やってんの」ぐらいの気持ちで無視してください。
 
2006年9月25日 07時07分 | 記事へ | コメント(2) | トラックバック(24) |
| ミナミ |
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2006年09月17日(日)
変化の兆し
           アップル左がレックス右に毛づくろいをする。
 大喧嘩の末にどうにかレックスを押さえたアップル。しかし,勝負はほぼ互角。結果的にレックスに自信をつけさせることになってしまいました。
 そんな中で,天王寺のチンパンジーたちにとってターニングポイントとなる事件が起こりました。天王寺の権力者アップル母さんがレックスに毛づくろいをしたのです。
 これまでは,レックス→アップルの毛づくろいは見られても,アップル→レックスの毛づくろいは見られませんでした。
 アップル母さんの順位がレックスをはるかに上回っていたため,アップルはレックスから毛づくろいを受けっぱなしで後は無視。レックスは毛づくろいはするけどアップルに返してもらえないという状況が続いていました。
 ところが,レックスが力を付けてきたため,アップルもレックスを無視できなくなったのでしょう。金曜日の昼下がり,アップルがレックスに毛づくろいをしている姿が確認されました。
 大人になって初めてアップルから毛づくろいを受けたレックスがうれしそうな顔をしているのとは対照的にアップルの表情はさえません。
 アップルがレックスを毛づくろいをする(対等につきあう)対象と認めたことによって,天王寺のチンパンジー舎ではリーダーを誰にするのかという動きが始まりました。
 天王寺のチンパンジーを率いてきたアップル。それに取って代わろうとするレックス。この二人の駆け引きの行方は天王寺のチンパンジーたちにとって将来リーダーが誰になるのかが決まる重要事項です。
 他のチンパンジーもリーダー決めにはかかわってくるでしょう。これから二人の関係はどうなっていくのか。その行方は誰にも分かりません。ただ,天王寺のチンパンジーたちにとって今が変化の時期にあるのは確実なようです。
 
2006年9月17日 08時19分 | 記事へ | コメント(2) | トラックバック(28) |
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2006年09月16日(土)
主導権争い
                   激怒したアップルがレックスを追う
 最近、力をつけて自信満々のレックス。金曜日は「天王寺の影の権力者」アップル母ちゃんに挑戦。
 朝アップルが運動場に出てくる時に「オレ様に従え!!」とアップルの部屋の出口を封鎖。毛を逆立てて足を踏み鳴らしてアップルに挑みます。一瞬躊躇したアップル母ちゃんも「なにを若造が!!」とレックスを蹴散らしにかかります。
 以前なら、アップル母さんの圧勝で事態は終息に向かったのですが・・・なんとレックスがアップルに反撃。天王寺チンパンジー舎の主導権を争う大喧嘩に発展しまし。
 喧嘩の内容は、まだまだアップルが押してはいるものの、レックスの力のつけようは目を見張るものがあります。
 チンパンジーの群れは本来、雄が率いていくもの。そういった意味ではレックスの台頭は望ましいのですが、なにしろ青いレックス君、まだまだ経験不足で、なんでも力で解決しようとしてしまいます。
 そんな暴君レックスを抑えられるのはアップル母さんだけ。そのアップルの力すらレックスは追い越そうとしています。
 暴走するレックスをどのように止めるか。天王寺のチンパンジーたちは頭を悩ませています。
 

昨日の出来事


レックスを引き摺り下ろそうとするアップル

レックスはパンチで反撃
まだまだ負けません。と意気込んでは見たものの・・・


疲労の色は隠せないアップル母ちゃん。

 
2006年9月16日 17時29分 | 記事へ | コメント(0) | トラックバック(11) |
| チンパンジー全般 |
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2006年09月14日(木)
もはやライバル!?
 昨日の動物園は雨。雨が降るとやることがなくなったチンパンジーたち。晴れている日に比べてグルーミング(毛づくろい)に割く時間が多くなってきます。
 チンパンジーにとって、グルーミングとは井戸端会議のようなもの。日常生活を円滑に進めるのになくてはならない動作です。順位の低い個体には上位個体にお世辞をつかって媚を売るチャンスでもあります。
 昨日のこと。順位の低いミナミは影の権力者アップルに近づきお世辞グルーミングを始めます。そこに破壊魔2歳10ヶ月のレモン登場。「母ちゃん遊ぼう」と遊び顔でアップル母ちゃんをバシバシ。ついでにミナミもバシバシ。このままではせっかくのお世辞が台無しです。
 かなり迷惑そうなミナミ。どうするかな?と見ていたら、アップル母ちゃんの目を盗んでレモンを足で押さえつけ追っ払ってしまいました。
 追い払われたレモンは「あの姉ちゃん最近厳しいな」と思っているとかいないとか。ミナミにとってレモンは保護すべき「お子ちゃま」から「ライバル」に変わってきたようです。
 大人への階段を一歩ずつ登っていくレモン。お尻の白い毛が無くなっていくにつれて、お得意のイタズラも大人から叱られるようになってきています。レモンの成長をお見逃し無く。
 
2006年9月14日 10時36分 | 記事へ | コメント(0) | トラックバック(26) |
| ミナミ |
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2006年09月13日(水)
屋久島写真4
調査地からの夕焼け2
2006年9月13日 18時13分 | 記事へ | コメント(0) | トラックバック(20) |
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2006年09月11日(月)
暴君レックス
 日々力をつけている若者レックス。一年前には、アップルに追い掛け回されて泣きっ面をしていました。今では筋肉モリモリになり、その面影はありません。
 力をつけてきたのはいいのですが、気に入らなかったら暴れてみたり、順位の低いミツコをいじめてみたり、最近、ちょっと横暴です。
 チンパンジーの若いオスはメス達を力でねじ伏せようとするところがあるようです。あまりに横暴が過ぎると、メスから相手にされなくなり、攻撃を受けることもあるようです。
 まだまだ青いレックス君。年上の女性たちとどのような付き合い方をしていくのでしょうか。天王寺動物園にきたらレックスの男としての成長ぶりを見守ってください。
 
2006年9月11日 17時46分 | 記事へ | コメント(0) | トラックバック(19) |
| レックス |
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屋久島写真3
調査地へ行く途中の沢
2006年9月11日 17時11分 | 記事へ | コメント(2) | トラックバック(22) |
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王子動物園
 世間では天王寺動物園の新施設オープンが取りざたされる中、王子動物園に行ってきました。
 駅から降りると、普通の街の雰囲気で少し安心。天王寺の歓楽街を突っ切るのは少し気合がいります。
 動物園の印象としては、多くの施設がガラス越しの展示で、動物を近くから見ることが出来ました。チンパンジー施設もガラス張りで、観覧通路にはクーラーがきいています。涼しいのは嬉しいんだけど、動物との空気がガラスによって遮断されるのは残念。やはり、動物の鳴き声、臭い、雰囲気などを五感で感じるのが動物園のいいところだと思うのです。
 とはいえ、シロクマ舎やアシカ池はガラス越しに動物の行動を観察することが出来るようになっていて、アシカの泳ぎ方やシロクマのダイブを間近で見ることが出来ます。北の国まで行かなくても、関西で迫力のある動物の動きを見ることが出来ることは大きな魅力だとおもいます。
 写真展も行われており来園者の方々が撮った見事な写真を見ることが出来ます。歩きつかれたら立ち寄ってみては。
2006年9月11日 16時41分 | 記事へ | コメント(2) | トラックバック(17) |
| 動物園 |
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2006年09月08日(金)
屋久島写真2
調査地は雲の上・・・
2006年9月8日 12時26分 | 記事へ | コメント(2) | トラックバック(19) |
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2006年09月07日(木)
親離れ・子離れ
 自分の子ども(レモン)のことが気になって仕方なかったアップル母さん。そんなアップル母さんも、最近、レモンを子離れさせようと手を打ち始めました。
 土曜日には、「おんぶしてぇ〜」と甘えてくるレモンの要求を無視。心を鬼にして子離れの訓練を始めたようです。
 レモンからすると、寝耳に水。お母さんは自分だけのものだと思っていたのに・・・そのお母さんから無視されるとは・・・。箱入り娘レモン。ショックを隠しきれません。
 最初は呆然としていたレモンも、作戦を考えたようで、無視をされると大げさに悲鳴をあげて手足をばたつかせアピールするようになりました。その姿は玩具をねだる人間の子どもとそっくりです。
 子どもに騒がれたら甘くなるのは人間もチンパンジーも一緒のようで・・・。アップル母ちゃんレモンの作戦に敗北。結局、レモンを背中に乗せてやることになりました。
 そんなこんなで、人間もチンパンジーも親離れが遅れるのでしょうが・・・。天王寺動物園にきたらアップルが子離れに手を焼いている姿を観察してみてください。
2006年9月7日 21時20分 | 記事へ | コメント(0) | トラックバック(20) |
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屋久島写真
調査地からの夕焼け・・・
2006年9月7日 20時28分 | 記事へ | コメント(0) | トラックバック(15) |
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2006年09月05日(火)
屋久島に行ってきました
 去年に引き続き、1週間、屋久島のヤクシマザル調査に参加しました。普段は動物園のチンパンジーを観察対象にしている僕には貴重な野生動物と接する機会です。
 調査地は世界遺産の森。まさにもののけ姫の世界。そこにいる、ヤクザルは、なかなか姿を見せてはくれません。これが動物の本来の姿なのでしょうか、一日粘って見れたのは15分ぐらいでした。
 待てば待つほど期待というものは大きくなっていき、会えたときの喜びは大きくなります。最初に声が聞こえて、枝を折る音が聞こえてくる、そして最後にヤクシマザル(ニホンザルの亜種)が現れました。
 現れたヤクザルは森の中を堂々と歩き、僕の存在に気づくと「お前誰や」といった顔をして逃げていきました。屋久島の森や、そこに住む動物達にとって、僕は招かれざる侵入者であったようです。
 森には森の生活があり、僕の生活とはかけ離れている。少しでも森の生活に近づこうとした1週間でした。
 まあ、そんなこんなで帰ってきたわけですが、動物園に行くとチンパンジーたちは大喧嘩の真っ最中。朝っぱらからギャーとかキャーとかフフォーだとか大騒ぎです。その姿を見ていると、やっぱりチンパンジーって人間に近いんだなと感じました。
 彼らにも野生の生活があるわけで、この瞬間にもアフリカではチンパンジーたちがオッゥオッゥと挨拶したり、アハアハと笑ったりしているのでしょう。いつか野生のチンパンジーに会ってみたい。動物園からの帰り道にそんなことを考えました。
2006年9月5日 07時03分 | 記事へ | コメント(2) | トラックバック(25) |
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2006年08月13日(日)
戦時中の動物園展
 天王寺動物園で16日水曜日まで(月曜休園)「戦時中の動物園展」〜戦災で逝った動物たち〜が開かれています。戦争中に逃げ出したら危険という身勝手な理由で、処分という名の下に殺された動物たちの記録が展示されています。餓死したアジア象。毒で殺されたライオン・ヒョウ・クマなど。動物を育てておきながら自らの手で命を奪わなければならなかった飼育担当者の気持ちの告白とともに展示されています。
 重たい内容ですが、目をそむけてはならない現実でもあります。是非一度足を運んでいただきたいと思います。
2006年8月13日 08時11分 | 記事へ | コメント(2) | トラックバック(21) |
| 動物園 |
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2006年08月11日(金)
一人で出来るもん
 最近、暑いですね。動物園の動物達もだれ気味です(元気になった動物もいますが)。チンパンジーも日中は日陰でのんびり昼寝。そんな中、一人元気なのが子どもチンパンジーのレモン。日差しが強くとも、気温が高くとも、元気に遊びまわっています。
 レモンが一人で行動するのが心配で仕方がなかったアップル母ちゃんも、レモンの行動に干渉をしなくなりました。レモンが一人で遊んでも問題ないと考えているようです。
 レモンの方も、母親から離れても、誰か違うチンパンジーのところに行っている事が多かったのですが、最近は単独行動が目立ちます。他のチンパンジーに頼ることなく、一人で行動することにより、ひとり立ちの準備をしているようにも映ります。
 単独行動中のレモンは、チラチラアップル母ちゃんの方をこっそり確認。強がって一人で行動してみたものの、やはり一人は不安なようです。
 動物園で単独行動中のレモンを見かけたら、優しく見守ってください。「一人で行動しながらアップルの方ばかり見てるやないか」なんて言ったらダメですよ。レモンは見つかっていないつもりなんですから。
2006年8月11日 08時06分 | 記事へ | コメント(1) | トラックバック(20) |
| 母子関係 |
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2006年07月16日(日)
祝 一億人
今日、天王寺動物園に入園されたお客さんの中から一億人目のお客さんが出るそうです。記念すべき一億人目の方には素敵なプレゼントがあるそうです。セレモニーに参加されたかたにもプレゼントがあるそうです。私こそはという方。まだ間に合いますよ!
2006年7月16日 10時28分 | 記事へ | コメント(0) | トラックバック(27) |
| 観察者 |
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2006年06月30日(金)
浪速っ子?
                     木の上でしばし瞑想
 すっかり雄として自信をつけてきた浪速っ子リッキー。皆には浪速っ子で知られているけれど、実は静岡っ子だったりする。
 朝出てきた時は、マンホールを踏み鳴らし、ガラスに飛び蹴りをかまして「俺様がリーダーだ」と主張。その迫力と言ったらもう・・・。時々失敗して足を怪我しているのはここだけの秘密です。
 一通り暴れた後は・・・しばし瞑想。何を考えているんでしょう?

                         大人気なく餌を独占  
 餌の時間には大好物のミカンを独り占め。「全部俺のミカン」と言っているとかいないとか。そんなことしてるからメスたちにもてないんだよな俺。
 リッキー君も一生懸命です。さてさて、これからどうなる事やら・・・。
2006年6月30日 22時14分 | 記事へ | コメント(0) | トラックバック(19) |
| リッキー |
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動物園の困ったさん
 天王寺動物園は世にも珍しい「空からバナナが降って来る動物園」。バナナが降って来る確率は降水確率より高いとか高くないとか・・・。
 異常現象の原因はというと、なんのこっちゃない、お客さんが餌を投げているだけなのです。この餌やり、飼育担当者は非常に迷惑しています。
 「動物に餌をやらないでください」園内各所に張り紙や看板が置いてあるのに、依然として餌やりはやみません。
 お客さんの与える餌が原因で虫歯になり、歯茎まで穴があいたオランウータンがいます。そのオランウータンの前には「肥満虫歯で困っています」の看板。そんな看板を目にしても、反応が面白いから・可愛いからという自分勝手な理由で餌をやる人が絶えません(写真は袋ごと投げ入れられたポテトチップスの袋をなめるチンパンジーの子ども)。
 あなたは自分の子どもが可愛いからと言ってお菓子を与えますか?看板は一人空しく訴え続けています。いつか来るであろう、お客さんがルールを守って動物を見てくれる時代を信じて。
2006年6月30日 21時12分 | 記事へ | コメント(4) | トラックバック(20) |
| 動物園 |
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お母さんはベースキャンプ
             アップル母さんの胸の中でくつろぐレモン
 アップル母さんはとっても子煩悩。2歳7ヶ月になる愛娘レモンが可愛くて仕方がありません。目に入れても痛くないほどの娘。出来れば自分の手元から手放したくないというのが本心のようです。
 レモンは、自立心が芽生え、母親のアップルからどんどん離れていきます。最近はお母さんといるよりも、年の近いミツコやミナミといることが多くなっています。レモンにとってお母さんとは、いつも一緒にいて見守ってくれる存在から、不安になった時に胸に飛び込む居場所を作ってくれるベースキャンプのような存在になってきたようです。
 このことが大いに気に入らないアップル母さん。レモンと遊んでいるミツコにレモンを返すように圧力をかけたり、レモンに自分のもとに帰ってくるように促したり、それでも帰ってこなかったら自らレモンを迎えに行ったり。全く子離れが出来ていません。
 アップルにとって初めての子ども。気持ちはよく分かるのですが、もう少し気楽に構えればいいのに。少しでもレモンの近くにいたいアップル。お母さんから離れることで少しずつ自分の世界を形成して来たレモン。両者の駆け引きは続きます。
2006年6月30日 20時33分 | 記事へ | コメント(0) | トラックバック(21) |
| アップル |
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2006年06月25日(日)
遊びの天才
 子どもは遊びの天才。大人が見ると何でもないものでも、遊び道具にしてしまいます。天王寺動物園の子どもチンパンジー(レモン)も遊びに夢中です。
 タイヤの中にもぐってみたり、ぶら下がったり、飛び跳ねたり。タイヤ一つでも様々なバリエーションの遊びを考案します。遊んでいるレモンの表情は満面の笑み?うらやましい限りです。人間でもそうだけど、子どもが遊んでいる姿というのは微笑ましいですね。
 ところで皆さん。チンパンジーの笑い声を聞いたことはありますか?
 チンパンジーは遊んでいる時に「ハッハハッハ」というような声を出しています。動物園でチンパンジーが遊んでいるのを見かけたら静かに耳を傾けてみてください。
2006年6月25日 20時20分 | 記事へ | コメント(0) | トラックバック(26) |
| レモン |
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2006年06月12日(月)
飛び散る火花!!
 土曜日のこと。大親友のプテリとアップルの様子が何だか変です。朝から挨拶もしませんし、恒例の毛づくろいも見られません。どうしたんでしょう?
 あれれ?と思っていると、ミナミがアップルの所へやってきて毛づくろいをはじめました。
 実はプテリとアップル、最近、仲が悪いんだそうです。屋内で喧嘩したり、屋外でも火花を散らせたり。少々、深刻なようです。
 原因は不明ですが、僕はレモンが原因であると予想しています。最近のレモンはアップルから離れて色んな所で余計なことをしています。レモンはまだまだ子ども。大概の悪さなら許されますが、大きくなるにつれてやってはいけないことも増えてきます。
 レモンはプテリの餌を横取りしたり。まさに、やってはいけないことを繰り返していました。おとなしいプテリ、最初は多めに見ていましたが、このごろは激しく怒るようになりました。怒られたレモンはと言うと、身軽にプテリをかわしアップルの背中へ。アップルはというとプテリに謝るどころか知らん顔。本来ならレモンはプテリや他の雌たちに捕まって、大人の洗礼を受けるのでしょうが、何しろ母親が第一位メスのアップル。皆が遠慮してプテリは思い通りになりません。アップルも力が強いことを盾にプテリへの謝罪をしません。プテリはそこら辺が気に入らないのでしょう。
 この動きを第三者が見ると、悪いのは明らかにアップル・レモン親子です。でも、結果的には要領の悪いプテリが孤立。アップルはプテリと仲が悪いミナミと手を組んで間接的にプテリに圧力をかけています。ここら辺は人間と似ているような、いないような・・・。
 アップルとプテリの争いに乗じて順位アップを狙っているのがミナミ。一生懸命アップルに毛づくろいをして媚を売っています。でも、そんなにチンパンジー社会は甘くないわけで、あまり相手にされません。
 チンパンジー仲間の前では、プテリ相手に強気に振舞うアップルも、夕方には、こっそりプテリと毛づくろい。仲直りするのも時間の問題かもしれません。プテリとアップルが仲良くしているのかどうかは動物園で確かめてください。プテリは火曜・木曜・土曜にでています。
 
 
 
 
 
 
2006年6月12日 00時23分 | 記事へ | コメント(0) | トラックバック(18) |
| チンパンジー全般 |
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2006年06月06日(火)
脱母親宣言?
 やんちゃ盛りのレモン。子育ても一段落のアップル。両者の母子関係に変化が見えてきました。それはレモンの自立。このごろ、お母さんと別行動をする光景が観察され始めています。
 以前から、母親のアップルと離れて遊んでいたんじゃないの?そんな声が聞こえてくるかもしれません。でもね、以前にレモンが遊んでいるときは、母親のアップルが一定の場所に(動かず)留まっている。移動するときは声をかけて呼んでくれる。その2つの条件が整った上で初めてレモンの遠出が成り立っていたんです。
 最近はというと、アップルとレモンが連れ立って歩いていても、アップルはアリ塚でジュースなめ、レモンは水飲み場へといったように平気で違うところへ行きます。アップルはジュースなめをした後に木の上で仲間と毛づくろいするかもしれませんし、レモンは誰かと遊び始めるかもしれません。そうなると互いに相手の居場所、行動が確認できなくなります。
 相手の行動を確認するという行為によって、母親のアップルはレモンが危ないことをしていないかを確認できますし、レモンは母親の居場所を確認して安心感を得ることが出来ます。
 あえて、その作業をしなくなったということは、母親のアップルはレモンが一人でやって行けると認め、レモンも母親への依存度を徐々に低下させていることが予想されます。
 二人の母子関係も次のステップに移行しようとしているようです。授乳シーンも段々減ってきていますし、写真のようにアップルとレモンがベッタリくっついている光景を見たい方はお早めに。これからは、自立心がどんどん高まっていくのではないかと思います。レモンの成長を温かく見守ってください。
2006年6月6日 11時56分 | 記事へ | コメント(0) | トラックバック(14) |
| レモン |
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2006年06月05日(月)
チンパンジー掲示板
 チンパンジー掲示板を作って半年。最近、チェックを怠っていると2件の大切な質問が入っていました。質問してくださった皆様、申し訳ありませんでした。
 今更ですが、質問に回答しました。もし、「もっと知りたい」などの疑問がありましたら、掲示板もしくはコメント欄にお願いします。。
 皆さんも、チンパンジーに対する疑問がありましたら遠慮なく質問してください。掲示板でもコメント欄でも構いません。掲示板に書いて、返事がない場合は、忘れている場合がありますので、コメント欄にお願いします。
 チンパンジーもしくは動物園での動物の観察に興味があるけど、どうしたらいいのかわからない。そんな質問がありましたら非公開コメントに連絡先を書いて送ってください。コメント欄で非公開にチェックを入れると管理者のみにコメントが届きます。ブログには表示されません。
 
2006年6月5日 21時31分 | 記事へ | コメント(0) | トラックバック(15) |
| 観察者 |
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ミツコお姉さん
                   ミツコお姉さんの背中で運ばれる

                 「お姉さん遊ぼぅっ」ミツコを慕うレモン
 群れにカムバックしたミツコ。そんなミツコがレモンはお気に入りです。ミツコが移動しようものなら、「どこ行くの」とばかりについて行って遊んでもらったり、毛づくろいをしてもらったり。たまに、背中におんぶしてもらって甘えたり。お母さんにべったりだったレモンも、年の近いお姉さんと過ごすことを好むようになりました。お姉さんのミツコの方もレモンを温かく受け入れています。
 保護者のアップルはというと、最初はレモンとミツコが一緒にいることを許しませんでしたが、最近はミツコのことを認めて許容しているようです。それでも、若輩者のミツコに大事な我が子を預けるのは不安なようで、二人の行方をしっかりと見守っています。「そんなことしたらだめじゃないの」と手を出しに行こうとしますが、そこは我慢。レモンに社会へ出て行く訓練をさせています。とはいえ、最近はレモンも本当に危ないことの区別が出来るようになったので、アップルの心配も減ってきているわけですが・・・。
 この動きが気に入らないのがレックス。良き遊び相手であったレモンがミツコにべったりで、全然遊びに誘ってもらえません。「俺だって遊びたいのに」と時々二人の遊びを邪魔しに行きます。まったく、困ったオヤジですね。まだまだレックスも子供なのです。
 
 
2006年6月5日 14時07分 | 記事へ | コメント(0) | トラックバック(21) |
| ミツコ |
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2006年05月31日(水)
自立心
 近頃、レモンとアップルが別行動をとる姿が見られます。
以前までも、二人のやりたいことが違う時はありました。そんな時は、どちらかが相手に合わせていました。最近になって、親子が一緒に行動していても、アップルはアリ塚へ、レモンは水を飲みに行ったりと、お互い譲らない時があります。
 別行動が成り立つには、アップルがレモンの一人歩きを許容しなければなりませんし、レモンだって何かあっても母親がすぐ助けに来てくれないという恐怖を乗り越えなければなりません。お互い勇気のいることなのです。
あえて別行動をとることによって、アップルはレモンに自立の準備をさせているようです。遊び盛り・イタズラ盛りのレモンも一歩ずつ大人への階段を登っています。
2006年5月31日 17時41分 | 記事へ | コメント(0) | トラックバック(19) |
| 観察者 |
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2006年05月30日(火)
ただいま!!
 先週の水曜日からミツコが群れに復帰しています。去年の暮れから長期休養をへての復帰です。最初は他のチンパンジー達と仲良くやっていけるか心配されましたが、どうにかやっているようです。
 子どもチンパンジーのレモンはというと・・・久しぶりに会ったミツコに興味津々。「ねぇ私と遊ぼっ」と言ってるのかは分かりませんが、しきりに遊びに誘っています。腰が重いおばさんよりも、若いミツコは遊び相手に最適なようです。ミツコも結構乗り気ですし、レモンを通して母親のアップルとの接点も出来るのでいいことだと思います。とはいえ、アップルはこのことが気に入らないわけですが・・・。最近は怒るのがしんどいのか諦めモードです。
 そんなこんなで、天王寺のチンパンジーたちは仲間とも再会し、仲良くとは言えないまでも、それなりに生活しています。ミツコに会ったら「おかえり」とでも声をかけてみてください。いつもの泣きっ面でなにか返事してくれるかもしれませんよ。
2006年5月30日 22時23分 | 記事へ | コメント(0) | トラックバック(24) |
| ミツコ |
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2006年05月29日(月)
影響力低下
 長年、天王寺のチンパンジーを率いてきたリーダーのアップルに挑戦者が現れました。その名はレックス。レモンのお父さんです。なんだ夫婦喧嘩かと思われるかもしれませんが、問題はそれほど単純ではありません。
 チンパンジーは通常、オスの方が強いのですが、天王寺ではオスのレックスがまだ若いこともあり、メスのアップルが実権を握っていました。しかし、オスのレックスが大人になるにつれて、レックスは自立心が旺盛になってアップルの言いなりにはならなくなりました。
 恒例になっていた朝のアップルへの挨拶もしませんし、餌の時間もアップルのお下がりを食べていたのが、今ではアップルに気を使っているとはいえ、自由に好きなものを食べています。
 こうなると、争いは避けられないわけで・・・。昨日、大きな争いがありました。朝出てくると、アップルへの挨拶もそこそこに、早速、ディスプレイで大騒ぎをするレックスに、アップルが襲い掛かりました。以前ならレックスが襲われて終わりだったのですが、昨日はアップルを返り討ちに。両者は激しく争いました。決着はつかず、後でレックスがアップルへ謝りに行くことで事態は収束しましたが、アップルは自分から仕掛けたとはいえ、表情は恐れの表情をしていました。順位の交代も近いのかもしれません。
 アップルに挑戦的な態度をとるレックス。レックスの成長に焦りを募らせるアップル。動物園に来たときは二人の関係をお見逃しなく。
2006年5月29日 14時47分 | 記事へ | コメント(0) | トラックバック(25) |
| アップル |
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2006年05月25日(木)
レモン人質作戦
 このごろミナミのプテリいじめが激しくなっています。土曜日にはプテリが食べていた餌を横取り。プテリは怒ってアップルに応援を要請します。プテリだけならまだしも、アップルに追いかけられたらミナミもたまりません。おとなしく横取りした餌をプテリに返還しました。
 その日は、それだけでは終わりませんでした。午後の餌の時間にも、ミナミはプテリの餌を再び横取り。プテリの悲鳴を聞きつけてアップルは応援に駆けつけます。それを見たミナミはアップルの子どものレモンを毛づくろいし始めました。つまり、アップルの子どもを人質にとったのです。かわいい我が子を人質にとられると、さすがのアップルも手出しできません。
 レモン人質作戦によって、ミナミはまんまと餌の横取りに成功。プテリはかわいそうに餌をとられてしまいました。
 でも、話はこれだけでは終わらないと僕は予想しています。チンパンジーの騒ぎが起こった時、ミナミは理由もなく蹴られたり、叩かれたりします。まあ、自業自得ってやつですね。今回も、そうなると思います。ミナミも人工保育。チンパンジー社会のルールに疎く、同情の余地は大いにあるのですが・・・。
2006年5月25日 07時00分 | 記事へ | コメント(0) | トラックバック(18) |
| ミナミ |
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2006年05月24日(水)
声で抱く
 電車に乗っていると、赤ちゃんが泣いていました。一生懸命あやすお母さんも大変そう。人間の赤ちゃんは泣くのが仕事。でも、チンパンジーの赤ちゃんはめったに泣きません。なぜでしょう。
 その謎を解く鍵は母子間距離にあります。人間では、お母さんと赤ちゃんのは離れていることが多くあります。それに対してチンパンジーの子供はお母さんの胸や背中で運搬されます。
 すなわち、人間の赤ちゃんはお母さんの愛情を受けようと思ったら「近くに来て」と泣くことで合図しなければいけません。それに対して、チンパンジーは、そんなことする必要は無いのです。
 では人間は、チンパンジーがやっている子供を抱いて愛情を注ぐという作業を怠っているのでしょうか?
 ご心配なく。人間は赤ちゃんに「○○ちゃん、いい子だね」とか「よしよし」とか話しかけていますよね。それは子供と声でコミュニケーションを図っているのだそうです。つまり声で抱いているんですね。
 直接的なチンパンジーの子育て、やや間接的な人間の子育て。チンパンジーのレモンも、電車の中で泣いていた赤ちゃんも、お母さんの愛情をたっぷり受けて大きく成長しますように。
2006年5月24日 13時08分 | 記事へ | コメント(0) | トラックバック(20) |
| レモン |
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2006年05月17日(水)
ミナミの外交戦略
 チンパンジー舎に来るとよく見られる毛づくろい。「なんだノミ取りか」と馬鹿にする無かれ。なかなか奥が深いのです。
 例えばミナミは全員と毛づくろいをします。その中でも多い相手が女ボスのアップル。やはりお局様には色々と気を使っているようです。
 まあ、そこまでは予想できたのですが、意外だったのは(ミナミが自分より下だと思っている)プテリへの毛づくろい。ミナミの近くに(プテリの親友の)アップルがいるときにはミナミ→プテリの毛づくろいと、プテリ→ミナミの毛づくろいが見られます。しかしアップルが近くにいない場合はプテリ→ミナミの毛づくろいがほとんど。ミナミがプテリに毛づくろいをすることは無いのです。
 ミナミは順位の高いアップルが近くにいるかいないかで態度を豹変させていることになります。詳しく言うと、プテリとアップルは親友だから女ボスのアップルの前で一方的にプテリに毛づくろいをさせておくのは自分へのアップルの評価が低下するのでまずい。でも、本当はプテリなんかに毛づくろいはしたくない。ということだと思います。
 ミナミのこの行為は第三者の目を意識する非常に高度な行動だといえるでしょう。でも、そんなことしてるから信用されないんですが・・・。
2006年5月17日 13時09分 | 記事へ | コメント(0) | トラックバック(15) |
| ミナミ |
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2006年05月16日(火)
間違った存在?
 昨日観察をしていると、とんでもない話が聞こえてきました。専門学校の先生とおぼしき人が生徒にチンパンジーの説明をしていたのですが、「え〜あそこで遊んでいるのがレモンという個体です。あれはシンガポールから来たチンパンジーの雄と間違って出来てしまった個体なんですね。すなわち亜種間雑種(チンパンジーには4種類あって動物園では雑種の問題が議論されています)なのです。だから、レモンは、すでに繁殖をさせないことが決定しています」。
 お断りしますが、レモンは亜種間雑種でもなければ、繁殖をさせないと決定されてもいません。まあ、とんでもない話です。
 専門学校の言うことが間違いだらけなのはいつものことなのですが、それ以上に僕が疑問を感じたのは専門学校の教員が(亜種間雑種と思い込んでいるレモンを)間違って出来た個体と表現したことです。周りにはお客さんも沢山いる中で、信じられないほどの大声で・・・。果たして間違って生まれる命などあるのでしょうか?
 動物園とは動物の魅力を一般の方に伝える場所であると僕は思っています。そんな動物園でかけがえの無い命に対して間違った存在と定義する。僕には理解できません。
 それに、雑種なら間違いなのでしょうか?邪魔者のように亜種間雑種を表現する教員に、疑問を感じました。
 亜種間雑種の問題は最近明らかになってきた問題で議論も煮詰まっていません。実際に天王寺にも亜種間雑種のチンパンジーはいます。でもそれだけ、邪魔者でもなんでもありません。たいせつな仲間です。
 そもそも亜種間雑種とは人間が各地のチンパンジーを動物園につれてきたため発生した問題です。臭いものにはフタで済む問題ではないと思うのですが・・・。
2006年5月16日 15時50分 | 記事へ | コメント(2) | トラックバック(24) |
| レモン |
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亜種間雑種って何だろう
 亜種間雑種。聞きなれない言葉ですが、日本にいるチンパンジーにとって非常に大きな問題です。
 そもそも、チンパンジーはアフリカで暮らしていました。アフリカにあるチンパンジーの暮らす地域は4つ。彼らは4つの地域に分かれて、それえぞれが独自に子孫を残してきました。最近になって、チンパンジーは4つの地域ごとに微妙に異なった種類であることが分かってきました。
 違いがあったとはいえ姿形は4種類とも似ており、それらの違いを長い間見つけることができませんでした。そのため、動物園でも一緒に飼育されていました。
 長い飼育の歴史の中で、違う種類同士が子孫を残し、亜種間雑種のチンパンジーが誕生しました。 
 現在の動物園の役割として、種の保存。すなわち、野生で生息数が減っているチンパンジーなどの動物の生息数を維持し、もし野生個体が絶滅した場合、動物園の個体を野生復帰させることが議論されています。そのためには各地に元からいた種類のチンパンジーを復帰させる必要があります。そうなると亜種の管理が必要になるというのが亜種間雑種の問題です。

 僕自身の意見としては、亜種管理は仕方がないのかと思うところもあります。でも、もし知っているチンパンジーが亜種間雑種であった場合、僕には「お前は雑種だから断種手術をする」などということは言えません。大きな流れから見ると、そんな単純な問題ではないのでしょうが、そんな問題であるとも思う今日この頃です。

*出来るだけ分かりやすく書こうと思い、種類という表現を使いました。専門的に言うと不適切である可能性があります。
  
2006年5月16日 11時51分 | 記事へ | コメント(1) | トラックバック(20) |
| チンパンジー全般 |
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2006年05月14日(日)
ただいま奮闘中
 チンパンジーより人間に興味を示したり、チンパンジーの輪の中に入れなかったり、苦労が絶えなかった人間に育てられたリッキー。そんなリッキーがチンパンジーらしくなってきました。
 昔は苦手にしていたチンパンジーとのお付き合いも、最近は自然体でできるようになりました。
 そして昨日、リッキーがミナミにプロポーズしました。ミナミはリッキーの激しい求愛に戸惑い気味。ミナミも人工保育なのです。
 5分ぐらいだったでしょうか、リッキーは求愛しながらミナミを追いかけ続けました。ミナミも観念したのか、大人しくなり(恐れの表情をして拒絶の姿勢はとり続けていましたが)、ついに交尾の瞬間が!!と思ったら・・・リッキーも躊躇したのか?やはりやり方がわからなかったのか?一瞬の間が空きました。その間にミナミは「ギャヒャー」と何ともいえない声を上げて逃げ去ってしまいました。
 そのことに対してリッキーは激怒!!ミナミに向かってディスプレイをしながら突進していきます。それを見たアップルとプテリはミナミを応援。「あなた、もう少しジェントルに振舞いなさい」とでも言っているかのようです。アップルとプテリの参戦によって形勢は逆転。リッキーは小さくなって隅の方ですねていました。
 しかし、立派な一物はそそり立ったまま。その後も事あるごとにミナミに近づき性皮を覗き込んでいました。ミナミ、リッキーともに人工保育ですが、性皮の点検のやり方は自然に育ったアップルとレックスのやり方と比べても遜色ありませんでした。さて、これからどうなるんでしょうね?
 
 僕が観察を始めた一年前は、リッキーはほとんどを一人ぼっちですごしていました。そんなリッキーにレモンが近づき、アップルが近づき、だんだんリッキーの周りに他のチンパンジーの輪が出来るようになりました。今では自分から他のチンパンジーに近づき、求愛までするようになったことを僕は本当に嬉しく思っています。
 皆さんも動物園でそんなリッキーをおうえんしてあげてください。火曜日・木曜日・土曜日に運動場で待っています。
 なお、運動場でリッキーが何かしていた、などの情報がありましたら、僕、もしくは飼育担当者、におしらせください。このブログにコメントを書いていただいても構いません。よろしくお願いします。
2006年5月14日 07時30分 | 記事へ | コメント(2) | トラックバック(19) |
| リッキー |
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2006年05月08日(月)
芽生えた殺意?
 リッキーが力をつけて群れへの影響力が低下中のアップル。昼の餌の時間にも昔のように食べ物を独占できません。最近、面白くないというのが本音でしょう。
 そんなアップルに謀反の疑いありです。木曜日のこと、運動場におかれているタイヤを枝の頂上まで持って上がりました。何をするのかな?と見ているとタイヤを下に落とそうとします。なにやら狙いを定めている様子・・・よく見るとしたにはリッキーが・・・。リッキーも気づき「何すんねん」みたいに避けましたが、もしリッキーが気づいていなかったらと思うと恐ろしくもあります。
 アップルがリッキーを亡き者にしようとしてタイヤを落とそうとしたのかどうかはアップルに聞いて見ないと分かりません。でも僕は殺意のようなものを感じました。人間と近いチンパンジー。確かにかわいいですが、人間と同様に恐ろしい部分や嫌らしい部分を持ち合わせています。
2006年5月8日 05時46分 | 記事へ | コメント(0) | トラックバック(24) |
| アップル |
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2006年05月04日(木)
みさき公園月曜講座
 5月8日の月曜日に、みさき公園にて月曜講座が開講されます。時間は13:30分からです。今回の話はフラミンゴ。フラミンゴの雛が生まれてから大きくなっていく過程や野生下での姿などをスライドを使って説明されるそうです。講座の終わりには、みさき公園で生まれたワシミミズクの子どもとの触れ合う機会も設けられるようです。月曜講座は色々な人が意見を出し合い手作りで用意されています。飼育担当者や獣医さんも参加されているので話を聞いてみるのもいいかもしれませんね。年齢制限がありますが、(何か言われたら)このブログを見たと講師の方に伝えてください。入れてくれると思います。
2006年5月4日 23時14分 | 記事へ | コメント(0) | トラックバック(14) |
| 観察者 |
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手袋が人気です
 チンパンジーに手袋がプレゼントされました。レックスは恐る恐るはめてみます。でも、抜けなくなって少しびっくり(写真)。アップルは少し小さめの手袋を器用にはめていました。チンパンジーの手には少し小さすぎたようです。「もう少しぴったりの手袋はないのかしら?」。
 その後の手袋の運命は・・・。齧られたり、レモンとアップルの遊び道具になって、最後には水につけられてお客さんの方へヒョイ。そして、お客さんの頭に命中!!お客さんもチンパンジーも大喜び。大当たりのお客さんも笑って許してくれました。


どう?似合う?でも抜けないんだなぁ・・・

水に浸して・・・その後、手袋はお客さんの方へ
 
2006年5月4日 07時40分 | 記事へ | コメント(0) | トラックバック(28) |
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2006年05月03日(水)
ドンコロス
 チンパンジーたちの「おやつタイム」は11:30と13:30分です。飼育担当者が屋根の上から細かく切ったくだものや野菜を運動場にまいている光景をご覧になった方も多いことでしょう。
 しかし、それだけではありません。写真でレモンが足でつかんでいるのはドンコロスという麻袋です。このドンコロスも「おやつタイム」にチンパンジーにプレゼントされます。
 レモンはドンコロスを使って色々な遊びを考案しました。マントのようにかぶってスーパーマンのように走ってみたり、顔にかぶって下に飛び降りてみたり(危ないぞ)、一人遊びに飽きたら大人をドンコロスで叩いて遊びに誘います。
 チンパンジーが餌を食べ終わったからって違う所へ行くのではなく、もう少し、よく見てみてください。
 
2006年5月3日 06時53分 | 記事へ | コメント(0) | トラックバック(27) |
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2006年05月02日(火)
タイヤの行方
          写真:あら意外と重いのね
 日曜日、チンパンジーたちの運動場にはタイヤが置かれていました。最初に見つけたアップルは、少し警戒。臭いをかいで、少しかじって・・・しばらくすると安心したのか運び始めました。さすがはチンパンジー、推定数10キロのタイヤを片手で軽々と運んでいます。まあ、それはいいんですけど、転がしたら楽なのに。
 お前ら転がすと言う発想はないのか?と思っていたらレックスが転がし始めました。それを見たアップルも・・・。タイヤ転がす文化はどんどん広がっていきます。
 想像力豊かなチンパンジーのこと、これからもタイヤを使った独創的な遊びを考案してくれることでしょう。動物園に来た時は運動場にある大きなタイヤに注目です。


転がしたら楽だよ

なるほど、こうしたら楽なのね
2006年5月2日 18時42分 | 記事へ | コメント(2) | トラックバック(23) |
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2006年05月01日(月)
気になるあの子
 昨日は暑かったですね。この暑さはチンパンジーにもこたえたらしく、昨日は一日の大半を日陰で過ごしていました。アップルはコンクリートの床でグター。レックスとレモンは横で元気に遊んでいます。
 ここで皆さんに、チンパンジーを涼しく見る方法を少し。それは地下通路。あっこは風が通るし涼しいです。しかも、チンパンジーを自分と同じ目線で見ることが出来るんです。チンパンジーたちもガラス越しに人間観察をすることもあるんですよ。リッキーなどディスプレイの時にはガラスに飛び蹴りをかまします。ガラスを隔ててるとはいえ、それはもうド迫力です。
 旭山まで行かなくても、都会の真ん中でもダイナミックな行動を見ていただけます。そりゃ旭山はすごいですけどね。連休中、お金をかけずに子どもを喜ばせる場所。動物園へお誘いあわせのうえお越しください。(写真:君達何してるの?人間観察をするレモン)
2006年5月1日 09時15分 | 記事へ | コメント(0) | トラックバック(12) |
| レモン |
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2006年04月30日(日)
18歳になりました
 私ミツコ。天王寺の「お年頃チンパンジー」。私も昨日で18歳。チンパンジー世界では、もう、大人の女性なの。レックスなんて私に目がないんだから。でも、チンパンジーの男って浮気性なのよね。この前、私にプロポーズしたかと思うと、最近はアップルに求愛してるんだから。まあ、乱婚方社会のチンパンジーの宿命ね。
 昨日は屋内運動場にいたんだけど、皆が誕生日を祝ってくれたの。本当にありがとう。
 
2006年4月30日 06時59分 | 記事へ | コメント(2) | トラックバック(20) |
| ミツコ |
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2006年04月28日(金)
ZOO 〜愛をください〜
 満員電車の中、FMを聴いているとタイトルの曲が流れていました。愛を下さい oh... 愛を下さい ZOO♪という歌詞を聴いただけで元気が出ました。
 そうなんです、動物園は今、愛でいっぱいです。チンパンジー親子の暖かい愛情に触れるのもよし、鳥の楽園で「マガモ親子の保父さん」を探すもよし。そのほかにも動物園には魅力がいっぱい。久しぶりに、童心に帰って動物園に来て見ませんか?
 
2006年4月28日 06時38分 | 記事へ | コメント(0) | トラックバック(24) |
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