フランス西海岸上に浮かぶ小島の修道院モンサンミッシェルは今では観光地の目玉の一つのようです。ここのサンマロ湾は潮の満ち引きの差が激しいそうで昔は引き潮時には自然に現われる砂の陸橋で陸と小島とを行き来できたとのことです。又満ち潮時には急激な波が押し寄せ多くの死者が出たという世にも恐ろしい場所であったらしいです。だからでしょうか19世紀後半には人口的に地続きの道路が作られたとか。何となくロマンチックじゃなくなったのでは・・・?今では巡礼の地にもかかわらず、観光バスがわんさと押しかけ、小島側に横付けです。観光客は引きも切らず、みやげ物の店々が連なり日本の観光地も顔まけです。なんだか興ざめです。でも、陸地側から遠く臨んだその姿は華麗にして荘厳、特に夕闇の中に見たそのシルエットは感動的でありました。ところで
このモンサンミッシェルの弟分がイギリスにそっくりあるのはあまり知られていません。イギリス南部コーンウオール洲に英語読みでセントマイケルスマウントはモンサンミッシェルと同じように満潮時には独立した島となるのです。この島へは船の発着場(Marazion)から小船に乗って島に渡る事が出来るのです。この島も古くはエドワード征服王が礼拝堂を建てたのが小修道院に、12Cには城塞にそして数ある戦争での要塞の場として利用されたとか。今ではナショナルトラストによって一般公開されているのです。そして、引き潮時には砂地が現われ人が歩いて小島に渡れるのです。モンサンミッシェルと比べて島への距離も近く満潮時であったとしても激流が押し寄せるという危険はなさそうです。ひたすらのんびりとそして海岸べりでは日向で泳ぐ姿もみられました。
面白い事にわざと人々の目を引くためか満ち潮時に服を丸めて頭のてっぺんに括りつけ、とことん水の中を歩き、その後は泳いで渡るといったヘンな人を見たのです。ひょっとしたらこれは人の目を引き付ける為のさくら?の役目として観光の一部となっているのかもしれません?
それにしても、およそ観光とはかけ離れ、のんびりとぶらりと“見たけりゃどうぞ・・”と言うかの如くいかにもイギリス的な景勝の地であります。
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