各地で海上保安庁のお仕事
転覆した「フェリーありあけ」船内の状況が公表されました。
横転フェリーの船内写真を公開 調査では、第3管区海上保安本部(横浜市)の特殊救難隊員と4管鳥羽海上保安部の潜水士の計7人が左舷にヘリで降下し、ロープを使って船内に入った。フェリーは右にほぼ横倒しの状態で、写真では甲板や床が壁のように見える。操舵(そうだ)室の写真からは、室内の右舷側が海水に漬かっているのが分かる。
荷崩れが起きているとされる船倉は、安全面を考慮して調査しなかった。隊員らは、燃料タンクとエンジンをつなぐパイプの弁を閉めるため、緊急遮断装置を作動させたが、重油の流出は止まらず、装置が壊れている可能性もある。 横になったフェリーの船内で、壁に乗って作業する海上保安庁の特殊救難隊員
=15日、三重県御浜町で(第4管区海上保安本部提供)
三重沖で横転「ありあけ」船内の写真公開 公開されたのは、15日に第3管区海上保安本部の特殊救難隊員らが実施した船内調査の際、撮影されたうちの5枚。隊員らは、ありあけ左舷の舷側からブリッジ後ろの甲板に進み、操舵(そうだ)室内部などを調査した。今回の横転は、船倉の積み荷が荷崩れしたのが原因とみられているが、安全な進入路が見つけられず、船倉には入れなかったという。 特殊救難隊が船内調査を行った際の「ありあけ」内部
=第4管区保安本部撮影
三重・熊野市沖フェリー横倒事故 座礁したフェリーの内部写真を公開
横倒しになった通路、水没した船橋・・・まさにハリウッド映画の世界。しかしこれは実際に起きた事故なのです。
事故原因を紐解く鍵となるであろう、車両貨物デッキは安全性が確保できないとのことで今回入ることができなかったようです。
 
今回の事故調査に関しては、もともと別の管区から潜水士を乗せた特救船が派遣される予定でした。しかし、その別の管区でも海難が発生し、特救船と潜水士はそちらに派遣されることになったとか。
済州沖で船舶衝突…7人が行方不明事故海域には大型の警備艦艇2隻と、日本海上保安庁所属の艦艇1隻、ヘリコプター2隻などが投入され合同で捜索作業が進行中だが、風浪注意報が発令されて捜索が困難をきたしている。
船衝突:香港貨物船と韓国漁船、4人死亡3人不明 長崎沖 第7管区海上保安本部に入った連絡によると、14日午後10時ごろ、長崎県の福江島西方沖約130キロの公海上で、香港籍の貨物船「JOSHU MARU」(J号、3843トン)と韓国籍の漁船「3 DAE KYONG」(D号、29トン)が衝突した。海上保安庁や韓国海洋警察庁などが巡視艇や航空機を出して周辺の海域を捜索し、15日午前、約9キロ南東の海上で水没したD号を発見。韓国海洋警察庁のダイバーが、船内から乗組員4人の遺体を収容した。 派遣予定の船は七管の「でじま」だったと聞いています。韓国漁船と香港貨物船の衝突事故がなければ、わざわざ長崎から太平洋側まで出なければならなかったわけで、ある意味、こちらの事故のおかげで「フェリーありあけ」の調査は最高の人員と機材ですばやく行うことができた、ということになります(不謹慎ですが。
一方で、韓国漁船の事故に関しては海洋警察と七管が連携訓練したばかりということもあり、調整連絡はスムーズだったのではないでしょうか。以前の事故では韓国側は救難船1隻と潜水士1名しか派遣せず、海保側がほとんどの作業をやる羽目になりましたが、今回は韓国に近いこともあって力を入れていたようです。
もちろん海保の任務は海難救助や事故捜査だけではありません。最近、ほとんど話題に出なくなりましたが海賊対策も重要な任務のひとつです。特に東南アジアやマラッカ海峡周辺には定期的にPLH型巡視船やジェット機LAJが派遣されています。今回はインドネシアに派遣されるとのこと。で、肝心の派遣される船とは・・・
東南アジアへの巡視船はやとの派遣について〜インドネシア共和国にて同国海上保安機関との連携訓練等を実施〜 海上保安庁では、アジア各国との海賊及び海上テロ対策に関する相互連携協力推進の一環として、次のとおり、巡視船をインドネシア共和国へ派遣します。
派遣期間中、往路復路の公海上においては、巡視警戒・情報収集活動、必要に応じて海賊行為への対処を行うとともに、インドネシア共和国においては、同国海上保安機関との連携訓練、海賊情勢・対策に関する意見交換等を行うこととしています。
派遣巡視船
巡視船はやと(総トン数 3,100トン、ヘリコプター1機搭載)
第十管区海上保安本部鹿児島海上保安部所属
船長:大和 秀一 (やまと しゅういち)
十管の「はやと」PLH-04です。このような海賊対策訓練などでヘリ1機搭載型が派遣されるのは十一管区の「りゅうきゅう」PLH-09に次いでとなります。しかし、このフネが東南アジアに派遣されるのはこれが初めてではないのです。
次回のエントリに続きます
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2009年11月16日 23時19分
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