2010年01月16日(土)
明けましておめでとうございました・・・
半月も経ってこの挨拶は、どーなんだ・・・w
というわけでもうじき更新復活予定です。
コメント返事や、記事の続き、今話題のあのネタも、今しばらくお待ちください。

こんな調子ですが、今年も当ブログをよろしくお願いします。

2010年1月16日 01時05分 | 記事へ | コメント(4) | トラックバック(0) |
| 海上保安庁 / その他 / 更新中 |
トラックバックURL:http://blog.zaq.ne.jp/blueocean/trackback/622/
※ブログ管理者が承認するまで表示されません
2009年12月31日(木)
更新できないまま、年が暮れる・・・・
皆様お久しぶりです。なんというか今年もやってしまいましたね・・・・更新途中で、まさかの年越しそうな感じです。
すいません・・・。

更新途中であり、さらに記事にできそうなねたをいくつも抱えながらこの体たらく。いやはや、申し訳ない。

クリスマス前後も普通に仕事がありまして(まぁ、無ければ無いでほかの予定が入ることも無いんですが(涙)年末の仕事が終わった直後に、実家に帰ることになったために、文字通りネタや資料は置きっ放し状態です。

記事更新をお待ちの方やコメントを下さった方は今しばらくお待ちください。では次は2010年にこのブログで会いましょう。皆様、お体には気をつけて、よいお年を。



紅白に水樹奈々が出るのを待ちながら実家にて


2009年12月31日 19時58分 | 記事へ | コメント(6) | トラックバック(0) |
| その他 |
トラックバックURL:http://blog.zaq.ne.jp/blueocean/trackback/621/
※ブログ管理者が承認するまで表示されません
2009年12月22日(火)
日本版Modern Warfare 2はステンバーイできなかった
皆様お久しぶりです。更新を放置している間に、アクセス数は以前の半数以下に落ちてしまいました。こういうのは結果にすぐ出てくるモンなんですね・・・。こんな状況でも、チェックしてくださる方々はいわば選ばれし古強者ということになります(違

まぁ、この程度の放置プレイはここではよくあること(爆

で、今回の原因の8割方は表題のゲームにあります。ここ1ヶ月ほど、CALL of DUTY4 MODERN WARFARE(CoD4:MW)とその続編に当たるCALL of DUTY MODERN WARFARE 2にはまっていた訳です。



このゲームがどんなものかは、知っている方も多いでしょうが、一応紹介しておくと、FPS(一人称視点シューティング)と呼ばれるジャンルのゲームです。通常のCALL of DUTYシリーズはWWUの世界観でしたがMWはそのタイトルどおり現代戦を舞台としています。

 ただし既存のシリーズが史実の戦場を扱っているのに対し、架空のストーリーが展開しプレイヤーはその中で英SAS隊員や米海兵隊員となって戦い抜くのです。プレイヤーキャラクターは戦場の無名の兵士ではなく特定の登場人物(”ソープ”マクタビシュやポール=ジャクソン)であり、作中の演出もあいまって映画の主人公になった気分が味わえます。脚本家は人気ドラマの「24」や「海軍犯罪捜査局:NCIS」のシナリオライターが関わっており、音楽にいたっては実際にハリウッドの大作を担当した人が作曲。これらも作中への没入感を増大させる要因と言えるでしょう(逆に言えばリアルな戦場よりもストーリーの演出が優先されているとも)。
 
 内容やシステムについての詳しい紹介については人気ゲームだけあっていくつか大手サイトにレビュー記事があります。ここではそのひとつを紹介するので、そちらも合わせてご覧ください。

PS3/Xbox 360ゲームレビュー「コール オブ デューティー 4 モダン・ウォーフェア」

 世界で空前のヒットを記録したCoD4:MWですが日本語版に関しては大きな問題がありました。誤字・誤訳です。上記リンク先にも言及があります。
 見出しで全てを語ってしまったが、日本語版としての肝である日本語テキストに関しては、すぐ気づく箇所に誤訳が散見され、残念な内容だった。翻訳担当者にミリタリーゲームを世に送るために必要な思い入れと知識が明らかに足りていないだけでなく、ローカライズに必要な時間がなかったのか、チェック不足も散見された。

 テキスト関連で言うと、ミリタリーファンのやる気を削ぐのに十分な誤訳がプレイしていると飛び出してくる。具体的には米海兵隊員がアル・アサドを追ってビルの中に突入する際に「Blow the charge! 」と叫ぶ台詞を「チャージを爆破しろ!」と表記したり、「海兵隊員」を「海軍兵」と表記したり勘違い・間違いが散見される。

 特に「海軍兵」という表記はかなり頻繁に出てくるため、とても違和感を感じる。少なくともゲームの主人公の1人は海兵隊員であり、ゲーム中でもそのように表記されているのだから海軍兵という表記は、プレイ中かなり気になった。

 また、意味不明の文字列がメッセージに表示される個所を序盤で1カ所見つけた。おそらく翻訳したテキストをゲームのプログラムに流し込む際に、大概Excelを使って日本語の言語ファイルをつくるのだが、何かしらの手違いで変な文字が入ってしまい、そのまま放置されたか、気づいたけど時既に遅しのどちらかの状態で出荷されたと思われる。
 このため、自分はコンシューマー日本語版ではなく、PC日本語マニュアル版(英語版)を購入しました。というのもPC版はMODやSkinなどユーザーのカスタマイズに対応しているため、その機能を利用して有志によって日本語字幕が作成され導入が可能となっているのです。

Call of Duty 日本語字幕 Wiki

 もっともこちらもSEALs TEAM6が「第6特殊部隊」と謎翻訳になっていたりしますが、本質的な誤訳ではないので正式な日本語版よりは大分マシに成っています。

 このCoD4:MWは世界中でヒットしましたが、日本では海外ゲームが「洋ゲー」として敬遠されがちで、FPSというジャンル自体そこまでメジャーでないのか大きな話題(社会現象)とはなりませんでした。当時はアクティビジョンの日本法人が販売していたのですが、後に日本市場から撤退しています。MW2の発売前にPS3/Xbox360用ソフトが再販されましたが、スクウェア・エニックスの商品となっています(この再販品に関して問題があるが、後述する)。再販版は2500円前後で販売されていますが、PC版は再販されておらず英語版および日本語マニュアル付属版が4800円前後、問題の日本語版にいたっては10000円前後で中古購入するしかない状態です。

 世界でのヒットに反して日本ではいくつかの問題があり、他の作品と変わらないFPSゲームとして埋もれていたCoD4:MWですが、その続編が出るということになって、大きな動きがありました。前述した大手ゲームメーカーであるスクウェア・エニックスが日本語版の製作と販売に乗り出したのです。しかし、これが悲劇の始まりでした・・・。
2009年12月22日 03時22分 | 記事へ | コメント(2) | トラックバック(0) |
| アニメ・コミック・ゲーム・映画・TV / 更新中 |
トラックバックURL:http://blog.zaq.ne.jp/blueocean/trackback/620/
※ブログ管理者が承認するまで表示されません
2009年12月05日(土)
見送られた貨物検査法案と厳しくなる海保予算
 本格的に動き始めたはずの貨物検査法案ですが、ここに来て見送られることになりました。

北朝鮮対象の貨物法案成立を断念 郵政法案は12月1日衆院通過

 この件に関しては海保と税関に権限を付与する政府案と、自衛隊による海上警備行動を準用できる規定を盛り込んだ自民党案がありました。違いとしては自衛隊の関与を明文化していないのかどうか、という点です。逆に言えばそれ以外は条文に至るまで違いがほとんどありません。そのため、野党となった公明党は両案に賛成するという方針に出ました。

公明:政府案も自民案も「賛成」 船舶検査で苦肉の策
 公明党は26日の中央幹事会で、北朝鮮に出入りする船舶を検査する貨物検査特別措置法案(政府案)と、北朝鮮特定貨物の検査等に関する特別措置法案(自民党案)の両案に賛成する方針を決めた。政府案は海上保安庁が検査を行うが、自民党案は自衛隊の関与も認めている。公明党の対応には、民主、自民両党との距離感を測りかねる苦悩が反映されている。
 自民案とほとんど違いがない上、公明も賛成しているにもかかわらず、なぜ今回の成立を断念したのでしょうか。

 やはり与党内の社民党の存在がネックになっているようにも思えますが、実は社民党も早期成立に同意しています。冒頭の記事でも
 国会が12月4日まで4日間会期延長されることを受け、与党3党は30日午前の国対委員長会談で、貨物検査など2法案を成立させる方針をいったん確認。
というように書かれていました。しかし、別の理由を思わせる内容の記事があります。

貨物検査法案、継続審議へ=郵政凍結法案の成立優先−民主
貨物検査法案は、自民党が参院国土交通委員長を握っていることから、継続扱いとせざるを得ないと判断した。
 結局のところ直接の与野党対立ではなく、説得することを自ら放棄しただけのようです・・・。現時点で既に、成立のタイミングをかなり遅らせている「貨物検査法案」を、港も簡単に諦めてしまっていいのでしょうか・・・?

 また、自民党も実質的には貨物検査に影響しない「自衛隊の参加」が明文化されていない点について反対しているとすれば、この法案の本質をなんら理解していないことになります。結局のところ、法的根拠を求める現場の声などはどうでもよくて、政治的駆け引きの道具でしかないのでしょう。

貨物検査法案 先送りは国際責務の軽視だ(12月2日付・読売社説)
 北朝鮮に核放棄の道を歩ませるには、関係国がそろって制裁決議を着実に履行し、圧力をかけ続けることが不可欠だ。その国際包囲網に日本が加わる前提が、貨物検査特措法案の成立である。

 通常国会に続き、臨時国会で法案を成立させられなければ、国際責務を担う日本の意思と能力に疑問符がつきかねない。政府・与党にはその危機感が欠けている。
(略)
 自民党が自衛隊条項の削除を問題視するのは、緊急時への備えとして当然だ。だが、自民党も、それ以外の法案内容では与党と一致しながら、成立させないのは国益を損ねる。与野党は、もっと建設的な協議をすべきだった。
 この国際包囲網がどの程度北朝鮮への圧力になっているのかは、彼ら自身が証言してくれました。

北朝鮮、IMO総会で国際社会の「海上封鎖」非難
 北朝鮮は27日に英ロンドンで開かれたIMO総会に、高能斗(コ・ヌンドゥ)局長を団長とする国家海事監督局代表団を派遣した。高局長は総会演説で、「特定国の政治的動機により強要された他国への経済制裁と封鎖で、近ごろ平和的な貿易貨物船(コンテナ船)の自由な航海と船員の安全を脅かす事件が発生し、国際社会の大きな懸念を呼んでいる」と指摘。その上で、「国際海事の実践において、国際法と国連憲章の原則を無視した主権侵害行為は絶対に許されるべきではない」と主張した。
 「特定国の〜」「国際社会の〜」などといっていますが、彼らの主観世界ではない実際の世界ではその言葉は逆に入れられるべきです。平和的な貨物貿易船は実際にはミャンマーへの武器輸出を行っていたと思われる北朝鮮籍貨物船でした。これだけ北朝鮮が文句を言うということは、それだけの効果があると見るべきでしょう。

 北朝鮮船籍の貨物船は確実に疑われますし、貨物を第三国経由や第三国船で輸出入するにしてもそれだけの手間と費用を北朝鮮に負担させるという障壁となります。

 日本は以前からの独自制裁で北朝鮮籍船の入港ができませんが、この包囲網に参加できないことによって第三国経由での抜け穴になっている可能性もあるのです。


 更新停止中に、各地の海保での装備や施設の話題が出てきました。
2009年12月5日 00時12分 | 記事へ | コメント(2) | トラックバック(0) |
| 海上保安庁 / 北朝鮮問題 |
トラックバックURL:http://blog.zaq.ne.jp/blueocean/trackback/619/
※ブログ管理者が承認するまで表示されません
2009年12月03日(木)
フェリーありあけを転覆させたのはFreak Wave!?
 しばらく更新をお休みして申し訳ありませんでした。体調不良からはとりあえず回復したのですが、年末に突入したということもあって公私共に忙しくなってまいりました・・・。あーでも、年が明けたら、今度は期末や年度末ですか・・・。

 非正規雇用の仕事で週6勤務だと、就職活動もできないよ!準研究員の話をもらったけど、どう考えても生活がよくなるようには思えない・・・どっちにしろ参加資格ないけどね!

・・・まぁ、個人的な愚痴はこのくらいにして、久々の更新です。まぁ、間隔がかなりあいたせいでニュース性はかなり薄れてしまっているのですが・・・。


 「フェリーありあけ」転覆事故の原因に関して興味深い報道がありました。それはまじめな事故分析ということだけでなく、別の意味でもこのブログにかかわりのあるものだったのです。

フェリー横転は「フリーク波」原因か 局地的に異常巨大波
 三重県御浜町沖の熊野灘で13日、フェリー「ありあけ」(7、910トン)が横転した事故で、局地的に突然起きる巨大波「フリーク波」が発生したため、船体が急激に傾き荷崩れを起こし、事故につながった可能性があることが専門家の指摘で分かった。尾鷲海上保安部(同県尾鷲市)でも関心を寄せている。
 救出直後から船長の「巨大な波に襲われた」というような証言もありましたが、その波が事故の大きな原因であった可能性が高いようです。

 ちなみにこの巨大な波=フリーク波に関しては、このブログの古くからの読者にとっては聞き覚えのあるものかもしれません。というのも、当ブログのメインコンテンツ(だったはず)のアニメ二次創作小説が、まさしくFreak Waveというタイトルだったのです(笑 この件に関しては、ブログのかなり初期のエントリで触れています。

過去記事:新企画・タイトル
Freak wave(フリーク波)というのは、Treat from nowhere(突然襲来する水の壁)やHole in the Ocean(海洋の穴)と呼ばれる危険な波の異常現象です。
なぜ、このタイトルにしたかというと、たまたま最近読んだ「船と海のサイエンス」に載ってたからですw
 まぁ、これだけなんですけどね。しかもタイトルと内容の関連性がないという・・・。というわけで、当時たまたま読んだその「船と海のサイエンス」を引っ張り出してみました。自分のところには毎期無料で届くのですが、実はすべての内容をネット上で見ることができます。

海技研ニュース2005-3「海と船のサイエンス」
船を呑みこむ海洋の穴
−海洋の異常波浪(フリーク波)の研究−


今日も世界中の海を大小様々な船が行き交っています。船舶による輸送は依然として世界の経済・物流の大動脈といえます。このような船の活動の場である海洋はまた大小様々な波浪の存在する場でもあります。なかでもThreat from nowhere(突然襲来する水の壁)あるいは Hole in the ocean(海洋の穴)とも呼ばれる異常現象が近年明らかになってきました。これらの危険な波の発生を予測し、被害を回避しようという研究が海上技術安全研究所と東京大学との協力で推進されています。
 この記事は硬い論文調ではなく、学生と教師による対談型式で書かれているので、読みやすいと思います。
2009年12月3日 00時13分 | 記事へ | コメント(0) | トラックバック(0) |
| 海上保安庁 / Freak Wave関係 |
トラックバックURL:http://blog.zaq.ne.jp/blueocean/trackback/618/
※ブログ管理者が承認するまで表示されません
2009年11月22日(日)
更新の進まない韓国海軍NLL戦力・小型艦艇
 今月の10日に黄海で発生した南北警備艇による銃撃戦の正式呼称を韓国国防部が発表しました。マスメディアで先行して使用されていた「大青海戦」という名称をそのまま正式名とするようです。

南北銃撃戦:国防部、「大青海戦」と命名
 韓国軍当局は16日、今月10日に西海(黄海)で発生した南北の戦闘艦による交戦を、「大青海戦」と呼ぶと決定した。国防部のウォン・テジェ報道官は同日、「第1次・第2次延坪海戦の前例もあり、海軍将兵の士気も考慮した」という趣旨の発表を行った。
 警備艇同士の銃撃戦で、歴史的な海戦から見れば小競り合いかもしれませんが、以前の西海交戦では韓国側も多くの戦死者を出しており、この海域での戦闘をこう呼称するのは彼らにとって特に違和感がないのかもしれません。ちなみに「大青」というのは、発生海域にある大青島のことです。

 ところで、士気を考慮したとしていますが、今回の「大青海戦」に関しては海軍将兵から不満の声も出ているようです。

南北銃撃戦:勝利の広報に消極的な国防部
 今月10日に西海(黄海)で起きた銃撃戦では、韓国海軍の高速艇が北朝鮮の警備艇からの先制攻撃に遭いながら、逆に大きな被害を与え撃退した。ところが当の国防部は、一貫して「広報」には消極的な態度を取っている。交戦を繰り広げたチャムスリ(オオワシ)型高速艇の艇長や編隊長など、現場の指揮官に対するインタビューも許可しておらず、これらの人物を紹介する報道資料も出していない。表面的には、「北朝鮮の追加挑発の可能性に備えなければならないなど、まだ作戦は完全には終わっていないため」と説明している。
(略)
 軍消息通は「真の背景」について、「北朝鮮を刺激しないためだ」と説明している。銃撃戦が発生した後、李明博(イ・ミョンバク)大統領は、「今回の事態と関連して南北関係が影響を受けないよう、そして北朝鮮が追加の挑発をしないよう、毅然かつ慎重に対応するように」という趣旨の指示を行ったという。これにより、大統領府(青瓦台)や国防部も、今回の交戦の広報では「ロー・キー(低水準)」を維持する、との方針を定めたというわけだ。これに対し、北朝鮮の警備艇による挑発を防いだ第2艦隊や海軍は、やや不満げな反応を示しているものと思われる。軍のある関係者は、「南北関係も重要だが、政治的理由で軍の士気を押さえつけるのでは、過去の政府と何が違うのか」と語った。
 戦死者の遺族に不遇な対応をし、彼らを国外へ追いやった第2次延坪海戦のときですら、広報活動は活発に行われていました。しかし、今回は戦闘時の写真や映像は一切公開されず(そのためニュースでは延坪海戦のものが使われていた)、関係者への取材も禁止されています。それらは、韓国側の勝利アピールによって北朝鮮側を刺激し報復を引き起こさせることを防ぐことや、南北関係のこれ以上の悪化を避けるためということのようです。

 今回、オバマ米大統領の訪韓に合わせて、何らかの報復行為が行われるのではないかという推測もありました。そして、訪韓を控えた15日に実際にその兆候があったのです。

北、西海でミサイル発射の兆し…韓国側軍艦一時緊急待避
韓国軍が15日、西海(ソヘ・黄海)延坪(ヨンピョン)島以北、北朝鮮地域に配置された地対艦ミサイル基地からミサイル発射の兆しを捕らえ、非常警戒態勢に突入したことを明らかにした。

軍の関係者はこの日「午後1時ごろ、延坪島以北の北朝鮮海岸地域に多数配置された地対艦ミサイル基地でミサイル発射の兆しが見られた」とし「そのため韓国軍はペンリョン島と延坪島など、北朝鮮側近接地域に配置された哨戒艦などを安全区域に移動させた」と述べた。北朝鮮軍は1時間、ミサイル発射の兆しを見せ、以後、追加の兆しはなかった。韓国軍は特殊装備を通じて北朝鮮群のミサイル発射の兆候を把握した。

北朝鮮軍はミサイル発射のためのレーダーは稼働させなかったと軍の関係者は伝えた。ミサイルと連動したレーダーが作動すればミサイル発射が切迫したものと見なされる。通常1時間以内に標的を決め、ミサイルを撃つことができる。
北の海岸砲部隊、射撃統制レーダーを一時稼働
 軍当局は15日、北朝鮮が黄海道甕津半島一帯に配置しているシルクワームなどの地対艦ミサイルおよび海岸砲部隊が、一時射撃統制レーダーを稼働させた兆候をとらえ、艦艇を待避させるなど、非常警戒態勢に入っていたことが分かった。

 韓国軍消息通は「午後1時ごろ、長山串とその南方の海岸一帯に配備されている北朝鮮の地対艦ミサイルおよび海岸砲部隊の射撃統制レーダーが稼働している兆候をとらえた。そのため大青島や延坪島付近で、北朝鮮のミサイルおよび海岸砲の射程圏内にいた海軍の哨戒艦(1200トン)と高速艇を、射程圏外に待避させた」と語った。
 北朝鮮側が対艦ミサイルや沿岸砲のFCSを一時的に使用していたというのです。通常の訓練の一環ということも考えられますが、「大青海戦」の後ということで、そうであっても警戒せざるを得ません。

 シルクワーム対艦ミサイルや130mm沿岸砲は古いとはいえ、韓国海軍の小型艦艇にとっては厄介な存在です。対艦ミサイルに対してチャムスリ級は有効な迎撃手段を装備していません。ポハン級は76mmや40mmの砲を使って対空射撃ができ、またミストラル近SAM発射機がありますが、後者はMANPADSを架台に乗せただけのもので、本格的な個艦防空システムがあるわけではないのです。130mm沿岸砲もポハン級が搭載する砲熕兵器の射程をはるかに上回ります。

 韓国海軍はこれらの攻撃に備えて、ある程度のエリアディフェンスが可能なイ・スンシン級駆逐艦(KDX-U)を2隻、同海域に前進配備しました。しかし、本来はこの海域に配備される小型艦艇自体にある程度の個艦防空能力が備えられるようになるはずだったのです。


 第2次延坪海戦の結果を受けて、韓国海軍ではより強力な小型艦艇を求める声が上がっていました。つまり、北朝鮮警備艇の攻撃を受けない遠距離からの攻撃能力と、沿岸砲兵の対艦ミサイル攻撃を迎撃できる防空能力が備わった艦艇を必要としていたのです。そうした要求から次世代高速艇PKXと次世代フリゲイトFFXの計画が始まったのです。しかし、その計画はいまだ実現しているとは言いがたい状況になっています。



 実はPKX計画のミサイル艇は昨年から就役を開始していました(一番艇「尹永夏」は2008年12月17日に就役)。しかし、今回の大青海戦に参加したという報道は一切ありません。いったい、なにをしていたのでしょうか。
2009年11月22日 20時33分 | 記事へ | コメント(9) | トラックバック(0) |
| 韓国海軍 / 北朝鮮問題 |
トラックバックURL:http://blog.zaq.ne.jp/blueocean/trackback/617/
※ブログ管理者が承認するまで表示されません
2009年11月21日(土)
海保・海自がソマリア沖海賊対策でIMOから「勇敢賞」
 どうも体の調子が悪いので、仕事を休んで病院にいきました・・・もしや、噂の新型インフルエンザなのではないかと・・・そうなれば、法律上も内規上も出勤してはいけないことになります。
 で、発熱相談センターとやらに電話をかけると、二三回たらい回しされたあげく、結局直接病院へ行けということに・・・じゃあ、なんで「直接診療には行かずに必ず事前に電話連絡してください」なんて書いてあるんだよ!!
 しかも2時間近く待合室で待たされた結果、簡易検査で反応なし。ただの風邪だった・・・?(先生によると罹り初めでまだ反応が出てないのかも、とも)なんか、感染リスクだけ高くしに行ったようなもんでは・・・orz とりあえず、連休中に治したいですね。みなさんも、体調管理はぜひお気をつけ下さい。


 自分が風邪かインフルかよく分からない症状に悩まされている間も、更新すべきニュースが溜まっていました。


 なんと、以前海賊に襲われ船長を人質に取られつつも米海軍特殊部隊SEALsによって無事開放された、コンテナ船「マースク・アラバマ」が再び海賊に襲撃されたというのです。

貨物船が海賊に応射、撃退 今春襲撃受けた同じ船 ソマリア沖
 アフリカ東部、ソマリア沖で海賊対策に当たる欧州連合(EU)多国籍艦隊司令部は18日、米船籍のコンテナ貨物船マースク・アラバマが同国沖で海賊の襲撃を受けたものの船上の警備員が応射して追い払ったと述べた。
 マースク・アラバマは今年4月、同じソマリア沖で海賊に襲われて一時乗っ取られ、船長が拉致されていたものの米海軍特殊部隊が作戦で救出する事件に遭遇していた。

 18日の襲撃事件はソマリアから東部へ約648キロ離れたインド洋上で発生。海賊が発砲しながら接近したものの警備員が応射や大音響が出る装置などで反撃し、攻撃をかわしたという。民間警備会社の警備員とみられる。乗組員に負傷者はいなかった。同船はデンマークの船会社が運航している。
 4月の事件で海賊は、船長を同船から引き離し、小型ボートに連行して拉致していたが、事件発生から5日後、海軍特殊部隊が急襲して海賊3人を射殺、1人を逮捕していた。
 しかし、今回は違います。なんと民間の武装警備員が同乗しており、撃退に成功したのです。
 IMOの公式見解(MSC86)では船員の非武装が定められていますが、保安要員に関しては旗国・沿岸国の規制に従うことを前提として完全に否定はされていません。また米国は船員の武装に関しても「旗国の判断によるべき」と主張していました。
 さすがに、以前襲撃された以上、会社としては乗員・積荷・船体の安全を確保しなければならないので、何も対応しないわけには行かなかったのでしょう。それが、今回のLRADや警備員だったというわけです。
 ただし、今回これでうまくいったからといって今後も同様だという保障があるわけではありません。以前乗っ取られた商船には警備員が同乗していたものも含まれています。

 「マースク・アラバマ」が海賊撃退に成功した一方で、北朝鮮の船員が運航していたケミカルタンカーは・・・

セーシェル沖で海賊が化学タンカー乗っ取り、北朝鮮乗員28人
 ソマリア沖で海賊対策に当たる欧州連合(EU)多国籍艦隊司令部は17日、アフリカ南東部のセーシェル沖合で16日、化学タンカーが海賊に襲撃されて乗っ取られ、北朝鮮乗組員28人が拉致されたと述べた。

 現場は、セーシェルから北西へ約290キロ離れたインド洋上。タンカーはケニア・モンバサへ向かっていたが、乗っ取られた後、北部へ針路を転じたという。ソマリア沖合へ向かっているとみられる。搭載している物質は不明。
 同司令部によると、このタンカーはMVテレサVIIIで、シンガポールを拠点にしているという。バージン諸島の企業所有とされるが、米領バージン諸島、英領バージン諸島のいずれなのかは不明。
 以前、北朝鮮の船員が海賊の撃退に成功した例がありました。

過去記事:<北朝鮮>北貨物船がソマリア沖で海賊を撃退−中国報道

 この撃退例をして、「北朝鮮船員は徴兵されて軍事訓練を受けているから海賊よりも強い」などという風潮が一部にありましたが、実際にはそうではなかったことになります。撃退の成功は、偶然の結果でしかないのです。

海賊の襲撃受けた北朝鮮の船長死亡、米貨物船は撃退に成功
ソマリアの海賊が北朝鮮タンカー乗っ取り、スペイン漁船は解放
2009年11月21日 17時36分 | 記事へ | コメント(0) | トラックバック(0) |
| 海上保安庁 / 海上自衛隊 / 海賊関係 |
トラックバックURL:http://blog.zaq.ne.jp/blueocean/trackback/616/
※ブログ管理者が承認するまで表示されません
2009年11月18日(水)
貨物検査はPSIよりCSI?税関のWMD拡散阻止
 最近、めっきり話題を聞かなくなった北朝鮮に対する制裁としての貨物検査法案ですが、1週間ほど前に米オバマ大統領来日に先立って行われた日米外相会談で言及があったようです。

日米外相会談の要旨
【シンガポール共同】11日の日米外相会談の要旨は次の通り。
(略)
【北朝鮮】
 クリントン氏 ボズワース特別代表が近く訪朝し、6カ国協議への復帰を促す。

 岡田氏 今後も連携して対処していきたい。(北朝鮮関連船舶を対象にした)貨物検査特別措置法案の早期成立を図っている。
 以前より早期成立を主張していた岡田外相ですが、今でもその姿勢に変化はないみたいですね。与党内で早期成立は困難と言われていた同法案ですが、手続きを省略して成立を目指した審議に入るとのこと。

インフル審議入り、給与法は19日 貨物検査は委員会付託
北朝鮮に出入りする船舶の貨物検査をしやすくする特別措置法案は本会議での趣旨説明を省いて衆院国土交通委員会に付託、実質審議に入ることでも一致した。
 いよいよ成立に向けた動きが活発になってきたわけです。

 一方でこのような制裁措置を国際社会が講じているにもかかわらず、北朝鮮は大量破壊兵器WMDやミサイル関連技術の輸出拡散を諦めていないことも判明しています。

核・ミサイル物資、北が制裁決議後も偽装輸出
 北朝鮮による今年5月の2度目の核実験を受けて、国連安全保障理事会の制裁委員会を補佐するために設置された専門家グループの中間報告で、6月の制裁決議1874実施後も、北朝鮮が、制裁回避のために偽装工作を行い、核・ミサイル関連物資などを輸出しようとしている実態が13日、明らかになった。
(略)
 具体的には、弾道ミサイル関連物資の輸出に携わる北朝鮮の「朝鮮鉱業開発貿易会社」が子会社を通して業務を続けている例や、制裁対象の「端川(タンチョン)商業銀行」や「朝鮮ヒョクシン貿易会社」の代わりに業務を行っている北朝鮮関連の銀行の実名を挙げている。

 また、報告書は、北朝鮮による偽装工作の手口として、貨物目録の偽造や虚偽のラベルの使用も指摘した。

 さらに、報告書は、国名には触れていないものの、8月に、アラブ首長国連邦(UAE)で北朝鮮関連の船舶から武器が押収された例でも有名な海運会社の利用や、複数回にわたる貨物の積み替えで偽装工作があったことを明らかにした。
 北朝鮮の貿易赤字額が決議以降さらに膨らんでいることから制裁の効果はあるようですが、それゆえに北朝鮮側としても今後なんとしても輸出して外貨を確保しようとするでしょう。今後も国連側は専門家で構成されるパネルによって履行状況や制裁の効果を調査し、不十分であれば改善していくようです。

北制裁「来春までに現地調査」 国連専門家パネルの浅田教授
 パネルは安保理が5月の北朝鮮の再核実験後に採択した決議に基づき設置された。浅田教授はパネルが決議履行は不十分と判断した場合などに「安保理に直接(改善を)勧告できる点が重要」と強調。来年5月12日までに安保理に提出する最終報告には勧告や助言が盛り込まれるほか、随時、勧告を行えるとした。

 そのためにはパネルとして独自の調査が不可欠と指摘。来年3月には最終報告作成に取り掛からねばならず、それまでに行うのが望ましいとした。場所は今後の検討課題だが、制裁に反発している北朝鮮国内で「調査を行うのは不可能だろう」と述べた。北朝鮮に出入りする貨物への検査の現場や中朝国境での実施が検討されるとみられる。
 このように日本が法案成立をもたつかせている間にも国連は制裁の実効性を高めようとしているわけですが、国内ではこの問題は自衛隊が参加できるかどうかにしか焦点が当てられていません。

 しかし、この貨物検査に関しては海自が行う必然性はありません。それどころか状況によっては海保すらも関わらないこともありえるのです。
2009年11月18日 02時03分 | 記事へ | コメント(0) | トラックバック(0) |
| 北朝鮮問題 / アメリカ税関・国境警備 / 海上保安庁 |
トラックバックURL:http://blog.zaq.ne.jp/blueocean/trackback/615/
※ブログ管理者が承認するまで表示されません
2009年11月17日(火)
28年ぶりの大航海、「うらが」は「はやと」に
 前回のエントリで紹介したように、十管のヘリ搭載型巡視船「はやと」PLH-04が海賊対策の一環としてインドネシアに派遣されます。

東南アジアへの巡視船はやとの派遣について〜インドネシア共和国にて同国海上保安機関との連携訓練等を実施〜
 海上保安庁では、アジア各国との海賊及び海上テロ対策に関する相互連携協力推進の一環として、次のとおり、巡視船をインドネシア共和国へ派遣します。
 派遣期間中、往路復路の公海上においては、巡視警戒・情報収集活動、必要に応じて海賊行為への対処を行うとともに、インドネシア共和国においては、同国海上保安機関との連携訓練、海賊情勢・対策に関する意見交換等を行うこととしています。

派遣巡視船
巡視船はやと(総トン数 3,100トン、ヘリコプター1機搭載)
第十管区海上保安本部鹿児島海上保安部所属
船長:大和 秀一 (やまと しゅういち)
鹿児島海上保安部船艇紹介より


 「はやと」は「おおすみ」PLH-03とともに十管の鹿児島海保に配備されているヘリ1機搭載型巡視船で、番号から分かるとおりPLHの中でももっとも古いグループに属します。同保安部は海上保安庁の中で横浜と並んでPLH型が2隻配備されている、数少ない部署です。この2隻は周辺海域の救難などではヘリの運用能力を生かして活躍することも多いと思われます。
 とはいえ初期型PLHということもあって兵装(20mm多銃身機関砲は搭載されていない)や通信設備が後続船に劣り、ヘリテレ能力などが重視される尖閣諸島警備などには積極的に配置されていないようです。PLH1番船である「そうや」とともに早期の近代化もしくは代替が望まれる船であると言えるでしょう。

 今回は、そのような老朽船がなんと東南アジア・インドネシアまで派遣されてしまうのです。PLHとしては最も若い部類に入る「りゅうきゅう」PLH-09は何度かフィリピンなどに派遣されていますが、新しいとはいえ国外での活動には苦労していると聞きます。ましてや、今回は船齢が30近い船です。35mm機関砲身を「発射」してしまった(4年ほど若い)「せっつ」PLH-07ではないですが、何か起きてしまわないかと不安を覚えます。余計なお世話ですがw


 こんなことを書いていますが、実はこの船が東南アジアまで行くのは今回が初めてではないのです。就役間もないころ東南アジアを親善訪問していました。そのころは今と船名も違っていたのです。当時の記事を見てみましょう。
2009年11月17日 05時53分 | 記事へ | コメント(0) | トラックバック(0) |
| 海上保安庁 / 海賊関係 |
トラックバックURL:http://blog.zaq.ne.jp/blueocean/trackback/614/
※ブログ管理者が承認するまで表示されません
2009年11月16日(月)
各地で海上保安庁のお仕事
転覆した「フェリーありあけ」船内の状況が公表されました。

横転フェリーの船内写真を公開
 調査では、第3管区海上保安本部(横浜市)の特殊救難隊員と4管鳥羽海上保安部の潜水士の計7人が左舷にヘリで降下し、ロープを使って船内に入った。フェリーは右にほぼ横倒しの状態で、写真では甲板や床が壁のように見える。操舵(そうだ)室の写真からは、室内の右舷側が海水に漬かっているのが分かる。

 荷崩れが起きているとされる船倉は、安全面を考慮して調査しなかった。隊員らは、燃料タンクとエンジンをつなぐパイプの弁を閉めるため、緊急遮断装置を作動させたが、重油の流出は止まらず、装置が壊れている可能性もある。
横になったフェリーの船内で、壁に乗って作業する海上保安庁の特殊救難隊員
=15日、三重県御浜町で(第4管区海上保安本部提供)

三重沖で横転「ありあけ」船内の写真公開
 公開されたのは、15日に第3管区海上保安本部の特殊救難隊員らが実施した船内調査の際、撮影されたうちの5枚。隊員らは、ありあけ左舷の舷側からブリッジ後ろの甲板に進み、操舵(そうだ)室内部などを調査した。今回の横転は、船倉の積み荷が荷崩れしたのが原因とみられているが、安全な進入路が見つけられず、船倉には入れなかったという。
特殊救難隊が船内調査を行った際の「ありあけ」内部
=第4管区保安本部撮影


三重・熊野市沖フェリー横倒事故 座礁したフェリーの内部写真を公開

 横倒しになった通路、水没した船橋・・・まさにハリウッド映画の世界。しかしこれは実際に起きた事故なのです。

 事故原因を紐解く鍵となるであろう、車両貨物デッキは安全性が確保できないとのことで今回入ることができなかったようです。
2009年11月16日 23時19分 | 記事へ | コメント(0) | トラックバック(0) |
| 海上保安庁 / 海賊関係 |
トラックバックURL:http://blog.zaq.ne.jp/blueocean/trackback/613/
※ブログ管理者が承認するまで表示されません
次へ