松本龍の態度について 内田樹の話
☆前復興相の松本龍さんの問題になった画像を見たとき思ったのは、
ああ、この人は普通いつもこういうやり方で人と接してきたのだなと。勤め人をしていた時、上司や他部門のエライさん、そしてお客さんの上の方の人でよくこのタイプの人間と出会ってきた。
この人たちは結局は勝つか負けるか、上になるか下になるかの物差ししかもっていない。一言で言えばガキどうしの喧嘩なのだが、成人となってもガキのままで、人と共に仕事をするということが出来ない。
しかし世の常識人の中では、そのまま恫喝が結構通用するように本人は思い、世間もさわらぬ神に祟りなしで通してしまう。
そういう人たちが上の方の役員や幹部になっている会社や役所は結構ある。思いがけない状況が起きたとき、そういう連中はどこかに隠れて姿を消すが・・。内田樹さんが早速書いてくれた。☆
暴言と知性について
一部引用・・
怒鳴りつけられたり、恫喝を加えられたりされると、知性の活動が好調になるという人間は存在しない。
だから、他人を怒鳴りつける人間は、目の前にいる人間の心身のパフォーマンスを向上させることを願っていない。
彼はむしろ相手の状況認識や対応能力を低下させることをめざしている。
どうして、「そんなこと」をするのか。
被災地における復興対策を支援するというのが、復興大臣の急務であるとき、被災地の首長の社会的能力を低下させることによって、彼はいったい何を得ようとしたのであろうか。
人間が目の前の相手の社会的能力を低下させることによって獲得できるものは一つしかない。
それは「相対的な優位」である。
松本復興相がこの会見のときに、最優先的に行ったのは、「大臣と知事のどちらがボスか」ということを思い知らせることであった。
動物の世界における「マウンティング」である。
ある種の職業の人はこの技術に熟達している。
大臣のくちぶりの滑らかさから、彼が「こういう言い方」を日常的に繰り返し、かつそれを成功体験として記憶してきた人物であることが伺える。
それ自体はいいも悪いもない。
ひとつの政治技術である。
それが有効であり、かつ合理的である局面もあり、そうでない場合もある。
全文はこちら。
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2011年7月6日
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チャットで跋扈する「マウンティング」を好む種類の人間については、常々苦労していました。
個人的には避ければ良いのですが、委縮してしまう種類の参加者が多く、その分だけ、雰囲気もあれてしまいます。
一人一人のスキルが向上すれば、人数分の視点が、地域の情報に対して向けられ、さらにチャットルームが楽しくなる。
内田樹さんのサイトを紹介頂き感謝します。
議論が勝つか負けるかのレベルにあることが多いですね。
折角違う意見を持っている人がいるのに、その話を読み取る気がない、
あるいは読み取る能力がないのは勿体ない話です。
内田さんのブログからは、彼の多くの著作が生まれています。
こういう人が同時代にいてくれてありがたいことです。