強度計算偽装見逃し事件ーようやく本来の原因追求へ
国交省(旧建設省)は何とか我が身に降りかからないようにと、マスコミ操作を含めてあらゆる手を使って「建築確認申請の強度計算[見逃し]」にライトが当たらないようにしてきた。しかし、とうとう法廷の場でこれが論争されることになった。これまで小嶋進さんが終始一貫、「本件の根本原因は建設省の確認申請の手抜き審査にある」と述べてきたことが表面に浮かんできた。(前回の記事はこちら)
強度不足のマンションを買ってしまったクニタミが、何故そんなマンションを買わざるを得なかったのかと単純に原因をさかのぼれば、原因は「偽装計算を見逃して」建築事務所からの建築確認申請を合格にしたお役所にあることに行き着いたのだろう。
「耐震偽装で国を初提訴 マンション住民、建て替え費用など請求
耐震強度偽装事件に絡み、姉歯秀次・元一級建築士(51)=実刑確定=が偽装した分譲マンション2棟の住民57人が6日、民間検査機関の監督を怠ったとして、国と自治体などを相手取り、建て替え費用など計約10億4500万円を求める訴えを東京地裁に起こした。被害住民が国を訴えたのは初めて。
提訴したのは東京都世田谷区の「グランドステージ(GS)千歳烏山」と、川崎市の「GS溝の口」の住民。
訴状によると、住民側は国の責任について「偽装が容易な構造計算プログラムを認定したり、民間検査機関の監督を厳正に行わなかった」と指摘。国、世田谷区、川崎市のほか、両マンションの建築確認をした「イーホームズ」(廃業)にも損害賠償を求めた。
提訴後に会見した原告代表の会社員、西川智さん(38)は「明らかに人災の事件。国の監督責任を明確にしなければ安心してマンションに暮らせない」と訴えた。(06日 23:01) NKKEINETから引用。
♪普通に働いていたクニタミ小嶋進さんがある日逮捕され、保釈を何度申請しても証拠隠滅、逃亡の恐れありと却下された。そして11ヶ月の長期拘留を受けた。裁判の結果、彼は実刑にならず執行猶予付きの判決が出た。その11ヶ月の間、ある意味彼は「口封じ」されていたようなものだ。
小嶋さんがマンションの住人に直接働きかけて提訴に持ち込んだわけではないと思うが、小嶋進さん、貴方の11ヶ月の拘置所の中のお上との不撓不屈の戦いがこの提訴に結びついたと思えば、もって瞑すべしではないですか。
それにしても小嶋さん、あなたの人相がもう少し良かったら「某みのもんた」とやらにテレビで悪人、犯罪者と悪罵痛罵されずにすんだものを!
以下余談ながら(司馬遼太郎風に)、江戸時代には市中引き回しの刑というのがあったらしいが、現今はテレビのワイドショーというのが、判決が出る以前に被害者や加害者、その家族も含めて全て「全国引き回しの刑」に処してくれる。
アメリカ建国時代の西部で、他所者が犯罪者と見なされると、巡回判事が回って来る前に、住民が町外れの木に彼を吊す西部劇を何本か見た。その木は「ハンギングツリー(首吊りの木)」と呼ばれた。
「私刑ーリンチ」と言うのは、自分に降りかからない限り、今も昔も見世物や娯楽としては最高だ。視聴率を稼ぎたいテレビ局の役員さんたちは誰も「ハンギングテレビショー」を止めない。
テレビ会社の社長や役員の奥さん方も、番組スポンサー会社のエライさんの奥方たちも、夫の会社の製品愛用ということで、毎日「ハンギングワイドショー」を楽しんでいるのでしょうね。
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2008年10月7日
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こんなことあんなこと |
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