寒中お見舞い申し上げます。 皆様新しい年をどのように迎えられましたでしょうか。
涙と共に種を蒔く人は喜びの歌と共に刈り入れる。
種の袋を背負い、泣きながら出ていった人は束ねた穂を背負い喜びの歌を歌いながら帰ってくる。 詩編
2010年12月31日午後10時、年賀状も書き終わり、年越し蕎麦も食べ、いつものようにNHK紅白歌合戦を楽しんでいた時、 電話が鳴りました。突然の義母の死を知らせる電話でした。取るものもとりあえず、妻は実家へ。その様な2011年の幕開けでした。
3月11日東日本大震災。知人からの電話でラジオとTVのスイッチを入れるとその惨状の凄まじさに息をのみました。4月16日の「今、旅立ちの時」というテーマで大阪でのコンサートにむけて準備をしていたさなかの出来事でした。50歳になり今までの様々な方々との出会いに思いを馳せながら感謝の気持ちを込めたコンサートにするべく選曲をし、構想が固まり、準備万端整って「さぁ、これから」と思った矢先の出来事でした。迷うことなく「震災の追悼コンサート」へと内容を変更し、改めて準備をし直しました。しかし・・・「歌が歌えない・・・」震災で亡くなられた方々の名前が読み上げられ、 人数が報じられていくのを耳にしながら・・・阪神淡路大震災の時は歌うことが出来たのに・・・日常の会話は普通に出来るのに歌だけが歌えない。この様な体験は初めてで、本番まで一カ月足らず、気持ちは焦るばかりでした。歌うことが出来ないというなんとも言えない 無力感の中で只、時間だけが過ぎてゆきます。しかし時というのは 偉大なもので少しずつ歌を歌えるようになっていきました。自分で コントロールしているのではなく、人知を越えた大きな力によって 回復させて頂いたことを実感した出来ごとでした。4月16日のコンサートも無事終り皆様からの寄付金もNPOシャローム(福島県)へお送りすることが出来ました。
9月3日、台風12号による和歌山、三重での大災害、以前何度かお招きを頂いたことのある地域でもあり、人ごととは思えませんでした。この日は予定していたコンサートを中止せざるをえませんでした。そして、11月は長年親しくしていただいたA氏、12月29日には友人のTさんの訃報に接し、身近な方々を失うという悲しさと、自然災害の凄まじさに圧倒された一年でした。
「風はおもいのままに吹く♪」時田直也ニュースレターNo12 より
時田直也ニュースレター・コンサート案内を御希望の方は時田直也音楽事務所までお知らせください。このブログのコメント欄でもOKです。
|