ジョン・レノン & ジミ・ヘンドリックス・バンド(?)
何気なくYouTubeを観ていたら、“John Lennon & the Jimi Hendrix Band”と題する映像があった。あのジョン・レノンとジミ・ヘンドリックスが共演しているのかと思って観てみた。
ご覧いただければお判りのように、これはジョン・レノンと「ジミ・ヘンドリックス・バンド」の共演ではない。
しかし、これは今ではもう二度と見られない豪華な組み合わせによるセッションである。冒頭のジョン・レノンとミック・ジャガーの会話からも解るように、ジョン・レノンとともにギターを演奏しているのは、若かりし頃のエリック・クラプトン(Eric Patrick Clapton CBE、1945 - )であり、ベースはローリング・ストーンズのキース・リチャーズ(Keith Richards, 1943 - )である。そして、ドラムスがミッチ・ミッチェル(Mitch Mitchell, 1946 - 2008)で、彼がジミ・ヘンドリックスと活動をともにしていたのである。
エリック・クラプトンの紹介のときに、“Cream”が登場するのが、この映像収録時の時代を物語っている。クリーム(Cream, 1966 - 1968)は、クラプトンとジャック・ブルース、ジンジャー・ベイカーの三人で結成されたイギリスのロック・グループで、イギリスのロック・シーンを語る上では無視できない大きな存在である。
なお、ジョン・レノンとミック・ジャガーの会話で、ミックがジョンのことを“Winston”と呼んでいるのは、ジョン・レノンの本名が“John Winston Lennon”だったからであり、後に“John Winston Ono Lennon”となる。また、ジョンがミックのことを“Michael”とか“Mike”とか呼んでいるのは、彼の本名が“Michael Philip Jagger”だからであり、今ではさらにその前に“Sir”が付くのである。
クラシック音楽界ではジョン・エリオット・ガーディナー、コリン・デイヴィス、ロジャー・ノリントン、ネヴィル・マリナーらがこの称号を授与されており、もう亡くなったけれど、ゲオルグ・ショルティもそうであった。ビートルズのポール・マッカートニーも“Sir”と呼ばれる「ナイト(Knight)」のうちの一人である。
私はイギリスのこの制度について詳しく知らないが、日本の文化功労者に与えられる称号のようなもので、イギリス中世の騎士階級に由来しているそうである。「不良少年」も、漸くその功績が認められたということか。
なお、エリック・クラプトンの名前の後についている“CBE”は、“Commander of the Order of the British Empire”の略で、「大英帝国第三級勲位」のことだそうである。
なお、今日の NIKKEI NET の報道によると、ビートルズのメンバーは1965年に“MBE - Member of the Order of the British Empire”「大英帝国第五級勲位」を授与されたが、ジョン・レノンはヴェトナム戦争に対する英政府の支持などに抗議して、1969年にその勲章をエリザベス女王に返還しており、それがセント・ジェームズ宮殿で先頃見つかったそうである。
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2009-01-07 21:13
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