|
2012年01月07日(土)
ハーバード大学サンデル教授の白熱教室がNHK教育でTV放送されるなど、アメリカの教育制度のあり方に関心が高まっているようだ。
私も、職業柄、自分の専門分野については、アメリカの大学で利用されている教科書を買って自分の授業の参考にしたり、大学院の授業で使ったりしている。アメリカの教科書を使ってみて気づくことは(専門分野によっても違うのだろうが)、月並みだが、日本の教科書の圧倒的な「つまらなさ」だ。サミュエルソンの「経済学」やファインマンの「物理学」を例に挙げるまでもなく、アメリカの大学の教科書には、専門外の人間が読んでも面白いと感じるストーリー性がある。これに対して、日本の教科書は、知識を効率的に伝えることを最大の目標とし、薄いほど良い教科書とされているのか、読むことを想定した記述とはなっていない。読んで面白いとか、わくわくすることがない(この辺りの事情は、ファインマンが「ご冗談でしょう、ファインマンさん」の中で、ブラジルにおける物理学の教育について書いているところが参考になる)。もっとも、最近では、徐々にではあるが、読むことを想定した教科書も出版されるようにはなっているが...。
続きを読む... |