ニックネーム:chakotay
性別:男
年齢:40代になりましたよ
都道府県:大阪府
ニックネームは「スタートレック ヴォイジャー」というSFドラマの登場人物です。
2009年07月30日(木)
グラントリノ(今年観た映画を振り返る企画-5-)
以前、ミリオンダラー・ベイビーの感想で、

>イーストウッドの映画を見てるといつも受ける印象があるんですけど、彼は暗い話やバッドエンディングというだけで作品にドラマ性があると思っているのかな、と感じるんですよね。

と書いたんですけれど、今回もそういうイーストウッド節炸裂です。
硫黄島シリーズは、悲惨な戦争で実話が題材だったので、バッドエンディングも仕方ないかな、とは思ったんですが。

グラントリノというのは、古いアメ車の名前でイーストウッド演じる老人が自動車工として勤めていた設定というフォードの車です。

ただ、グラントリノは大事にガレージにしまっていてきちんと整備してピカピカにしているのに、普段はオンボロのピックアップ・トラックに乗ってるんですよね。

このイーストウッド老人はいろんなものを自分で修理したりするぐらいで、ガレージにも長年に渡って集めたいろいろな道具が揃っているんですけれど、普段乗ってるこのトラックだけはオンボロのままなんです。

それがとても奇妙で、その奇妙さは作品全体に感じる奇妙さでもありました。

イーストウッドの監督作や出演作にはいつもこの手の辻褄の合わない奇妙さがあるように感じます。
アメリカ人はこういうところは気にしないのでしょうか。

この映画も、頑固なイーストウッド老人が隣の家に住むアジア系の姉弟スーとタオと交流して心を開いて行くというの話なんですけれど、その姉妹にその姉妹の従兄弟を中心としたギャングのような不良グループが嫌がらせをするんですよね。
アジアからアメリカに移住してきたモン族という少数民族なのに、なぜ同胞を虐めるようなことをするのか理解できないし、しかもイーストウッド老人と共にその同胞達が対立して不幸な結末になってしまいます。

ラストシーンはイーストウッド老人の遺言でグラントリノを譲り受けた少年タオが颯爽と楽しそうにグラントリノを運転するシーンで終わりなんですけれど、「なんで爽やかな笑顔やねん」と思ってしまいました。

そういう辻褄の合わない奇妙さが満載のイーストウッドらしい作品でした。

若い神父役のクリストファー・カーリーという若い役者さんの演技は良かったです。

http://wwws.warnerbros.co.jp/grantorino/

2009-07-30 | 記事へ | コメント(0) |
| 映画・DVDガイド(ネタバレ御免) |
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